より艶やかさを求めて
2014年 10月 19日
バリレラは1ミルと0.7ミルの二つの針が付いていて自由に変えられる。50年代のモノラルカッティングされた盤を聴く事が多くなってきたので
その当時のカッティング溝に合わせてバリレラ針で聴いていたが 特に問題は無かった。
最近購入したラックスマンのプリアンプC-06αが昔のラックストーンと現代のラックストーンの端境期に作られたアンプで艶があるが現代風のカッシリした音色も出る。
艶っぽい音色に徐々に魅せられてきた私は より艶が出るようにはどうしたらよいか思案した。
私のオーディオの師匠がトーレンスにSPUのカートリッジをつけて聴いたピアノジャズがやけに生々しいと言ってくれていた。
現在はトーレンスにはバリレラモノラル針を使っているがモノラルらしい勢い豪快さは出るのはよいが どこか木質の乾いた音色である。
もう一度トーレンスにSPU(ステレオ針ですが)を使って新しいプリアンプで鳴らしてみたい衝動にかられ 久しぶりに取り替えてみた。

ディック・モーガンのこのアルバムを聴いてみる。

暫くはバリレラには お休みいただく。SPUをつけていたケンウッドのプレーヤーには オーディオテクニカのモノラル針を装着。バリレラのような陰影さはないが現代風の元気のある音である。ケンウッドのプレーヤーがダイレクトドライブである事も影響しているかもしれない。
今持っているステレオ盤のアルバムを全部 聴き直してみたくなった。