ここ1~2週間オーディオの配置換えから始まり色々弄っている…キタサンの癖でいったんやり始めると止まらなくなってしまう。
これはオーディオを始めた時もそうだったのだがスイッチが入ると時間は関係なしに行ってしまう ゲームやギャンブルも そういうのめり込む性分があるのでやらないようにしているだけで 基本的には好きなのである。
今回弄ったのは原点回帰でオーディオデザイン社のアンプの再登場である。前回書いたが聴く感覚がミニコンポ時代の奔放な音を求めて聴いていたその時分に戻ったのでそれならばとオーディオを始めた時の初期の機器を今聴くとどんな感じになるか試してみたのである。(※今年のお正月にも登場させたが本当に一時的であった その時のタイトル「忘れられていたプリアンプ」
https://andokan.exblog.jp/27993043/ その記事と被る部分があるがご勘弁を…)
オーディオデザイン社は日本の(ガレージ)メーカーで最初はラインセレクターなど小型のハードを作っていた それが2007年頃自社初のプリアンプを製造、その後パワーアンプを作成し現在に至る。
キタサンがオーディオを始めたのが2007年からでそれから1年ぐらい分不相応(身の程知らず?)にハードを次々と買い替えて行った。オーディオ機器にせいぜい5万程度(総額)投資するぐらいが長年普通(上限)と思っていたのが最初から金銭感覚がマヒしてしまっていた もちろん100万単位のものは生活が破たんしてしまうので買う選択肢はなかったがそれでも云十万という機器類を買いかえていた オーディオの事を何も知らない初心者がその金額の物を買い続けるのは傍から見るとおかしいと思うだろう。現にその時知り合った私のオーディオの師匠のIさんは「キタサンは買い替えるのが早すぎ もう少し聴いてからにしたほうが良い」とたしなめられた(;´・ω・)
その頃出会ったのがオーディオデザイン社のプリアンプDCP-105である。有楽町交通会館のオーディオフェアー 小さなブースに陣とられた各メーカーは人を呼ぼうと大きな音量で音楽をかけ人目を引こうと必死であった そういう中 小さなおとなしめの音だがすがすがしい音をさせていたブースを発見 人もまばらで聞いたこともないメーカーであったがとても新鮮な音が漂っていたのを覚えている そのブースでしばらく社長の大藤さんのアンプの説明を聞いていたが技術的な事はよく分からなかったが音を聴いてただのアンプではないと直観した 翌日には所有していたプリとパワー合わせて100万近くするセパレートのシステムを売却してこのプリアンプを購入 価格は半分以下だった その時点でパワーはまだ発売されていなかったのでパワーが発売されてから手持ちのパワーも売却 セパレートシステム合わせても40万強のものに変わった。
価格は所有していたアンプの半分以下だがとてもキレのある低音と繊細な音も出すこのアンプに満足していた。同時にオーディオ機器は単純に価格だけでは判断できないと諭してくれたアンプでもあった。
そういう恩人ともいえるDCP-105もラックスマンの名機c-06α、最後のプリアンプCROWN IC-150、英国の良心QUAD44とアナログに回帰したキタサンの琴線に触れるアンプ群の活躍で 棚の奥でジーッと2軍生活を余儀なくさせていた…申し訳ない
そういうわけで前置きは長くなってしまったが再再登場
当然 対になるパワーアンプもオーディオデザイン社製DCPW-100 こちらは時々使っていた。ただこのDCP-105プリのボリューム部分にガリ発生 当時殆ど固定した音量でしか聴いていなかったせいもある セイデン社製のLパッド型の優れものなのに残念である しばらく使っていなかったのでとにかくボリュームをグルグル回すとガリは少し減ってきた それにしても適当な配置である 暫定でつなげたのでRCAケーブルも長い物しかなく電源コードも昔使っていたフルテックのいいやつ(笑) 4万ぐらいしたなぁ 今はケーブル類に殆ど無頓着 お金はかけていない状態 改めて以前はケーブルに何万もかけていたんだと回想する…(※フルテックの電源ケーブルを隣で使用しているユニゾンリサーチ付属の電源ケーブルに替えると音の厚みが薄くなった…ケーブルの違いを確認 どちらが良いかは別として)
接続は終り 早速CDとアナログ両方かけてみると このアンプを使っていた時の音が蘇った あの頃はワイドレンジで切れ味の鋭い響きが豊かな音を好んでいたことを思い出す ここ何年か使ってきたアンプはこのようなSP間の外側からも音が鳴り渡るような事は無く SP間で上手く鳴っていわゆる箱庭的だったがこのアンプを使用すると現代的な音に聴こえる ユニゾンリサーチのアンプに比べると濃さは減少するがそれでも豊かに鳴り響く ユニゾンリサーチが鉈の切れ味だとするとこちらは日本刀の切れ味である。ラックスマンC-06αをプリにこちらのオーディオデザインのパワーを使っていた時期も長いがやはり同じメーカー同士の方が年代的にもマッチしていると改めて感じる。
以前はこの組み合わせとモニタースピーカーを使いCDをメインで聴いていた ケンウッドのアナログプレーヤーもつなげたがアナログはユニゾンリサーチの方が合っているように思う そして完成度としてはQUAD+トーレンスの組み合わせの方がアナログの場合 高いように感じた。
いずれにしても暫定的に設置したが時々しか使わないのはもったいない それには見た目も多少は考えないと… RCAケーブルを適当な長さの物を見つけるか(ベルデンの5mの物を使用しているのでとぐろを巻いている状態である) そしてパワーの置き場所はここしかない 狭い部屋なので仕方がないのである。
たまにこうして弄るのも面白い オーディオマニアの気持ちはよく分かる ていうかこんなことをしている自分もマニアなんだろうなぁ('◇')ゞ