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和製EWF

スペクトラムというバンドをご存じだろうか? 活動期間わずか2年と短期間であったが70年代終りにど派手な甲冑コスチュームで度肝を抜いたバンドである。

ブラスのホーンセクションを中心においたファンクバンドであるが特徴のある3人のボーカルをメインに繰り広げられ 曲と曲の間のパフォーマンスも面白い 大方の人はこのバンドを見て アース・ウィンド&ファイヤーのエピゴーネンと見るようだが長いスタジオミュージシャンとしてのキャリアに裏付けられたしっかりした演奏技術 新田一郎のファルセットボイスのボーカルはど派手な衣装とパフォーマンスとは真逆のファンク臭さを消す高貴な雰囲気を醸し出す ロックともとれるしジャズにも対応でき さらには歌謡曲の範疇にもある不思議なバンドなのである。実際歌謡曲、アイドル全盛期だった70年終りから80年初頭 大多数アイドルが出演する歌番組にもこのスペクトラムを見かける事は多かった(違和感はあったのは確かだが('◇')ゞ)

昔 夜のヒットスタジオでこのスペクトラムを初めて見た時 司会の吉村真理と井上順がこの甲冑のファッションが1000万相当かかっていると話をしてドン引きしたのを覚えている。まだ歌が始まる前の段階だったので衣装にそれだけ金をかけ見せかけだけのバンドか!と思ったが実際演奏が始まると これが予想を反する出来でこれまた驚いてしまった…とにかくスピード感があり演奏も上手い トランペットをクルクルまわし前蹴りのアクションが入るなど歌だけではなく見せるバンド エンターテイメントを全面に出している その後前述したように歌謡曲の歌番組にもよく出演するのを見かけ興味を持つことになった。

その当時プロレス好きでもあったキタサンだがちょうどスタン・ハンセンが新日から全日に移籍した頃 そのスタン・ハンセンの出場テーマソングがこのスペクトラムの「サンライズ」という曲である。スタン・ハンセンは長く日本のマットで活躍しファンではなくてもそのテーマ曲を聞くとスタン・ハンセンを思う人も中にはいるだろう ただこの曲を演奏しているのがスペクトラムというのは殆ど知られていない。

78年解散したキャンディーズのバックを務めていたボーカールの新田一郎だがキャンディーズが解散してまもなくミューズの大里さんのお世話になる事になる このミューズというのは今を時めく芸能事務所のあのミューズである 福山雅治やサザン、パフューム、ポルノ・グラフティなど有名人を抱える大手だ その創業者の社長 大里さんの娘さんがミーちゃんというらしく(あだ名、呼び名?)そのミーちゃんとの会話が入った歌と言うかインストルメンタルを曲にするなどコミックバンドさながらの曲を作ったりと その頃から歌だけではなく芸能という人を楽しくさせる精神は持っていたようで のちに現在芸能事務所の社長としてその手腕を発揮することになる。

登場する時代が早すぎた感も否めないスペクトラム 新田さんのみならず同じくボーカルの西さんや渡辺直樹さんなど有名アーティストのプロデューサーなどして個々に活躍されている(再結成してくれないかな~) ちなみにこのバンドは音楽だけではなくパフォーマンスが見て楽しい オーディオ装置でも映像を兼ねたAV機器で見たい数少ないアーティストなのである。

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この2枚目のアルバムが好きだ 文中にある「ミーチャン GOING TO THE HOIKUENN」も収録 「サンライズ」「F・L・Y」「IN THE SPACE」など人気曲もある 中でも 「侍S」という歌詞は無いインストルメンタルはかっこいい! スペクトラムの真骨頂といえる。

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by kurama66644 | 2018-11-30 20:28 | 歌謡曲 | Comments(0)

個人的な趣味

このブログでは何度も言っているがオーディオはごく個人的な趣味であると思っている。
正解や際限がなく個人の感覚で行っている割合が多い つまらなくなってきたと最近感じるのはSNSの発達で自称評論家やオーディオ業界の人の発信を多くの人が見れるようになり お互い知らないもの同士交流?(オフ会等)出来るようになったことも関係していると思う 発信力の強い人の意見が正解とされ それに右にならえ状態で均一化されてきているように思える。

上記のようなSNSの負の部分を挙げたがメリットも沢山ある 自分だけの力では知りようもなかった事が分かるようになったとか どこで手に入れるか教えてもらったとか 何より同じ趣味を通じて交流が出来色々な意味で幅が広がった事など有意義な面も多々ある。

考えてみると家庭でのオーディオなんて同じ条件で再生など不可能でそこにソフトの違いもあり 他の人がこうなった こう聴こえるようになったと言ってもそれと同じ方法が自宅で通用するかどうかも分からない ましてやその時の個人の体調、心理状況にもより大きく変わってくるので「こうだ」と断定されてもブラシーボ効果でそう聴こえたり感じたりすることも多いと思っている。 怖いのはベテランになるほど自分の経験から「こうだ、こうあるべき」と断定してしまう事だ  その経験は確かに貴重で正しいのだろう ただそれが万人にあてはまるかどう疑問である。SNSの発達で自分のやっている事が容易に発信でき不特定多数の人が見れる 意思の弱い人や夢中になっている人などその意見を鵜呑みにして信じてしまう それは若い人だけではなく老若男女すべての人が対象となる。

気になる記事が某コミュの中にあった ある若手の有望株?のご実家でリフォーム計画があるらしい。両親が終の棲家にする機会に 与えられた自身の部屋も一緒にリフォームするという計画のようだ オーディオをやる人にとって部屋はものすごく大事らしい? 「?」をしたのはキタサン自身もオーディオを始めた時に部屋の事で相当悩んだ ただ今はオーディオをやるのに部屋はそれほど意識しないという風に変わっている そう意識しだしたのはここ1~2年位の事でそれまではかなり部屋についてコンプレックスを持っていたし同じオーディオをやる人の整備された部屋 調音された部屋をみて羨ましく思っていた。

予想通り沢山のコメントが付いた コメントしている多数は自宅を改装したり専用のオーディオルームとやらを作ったりしている人達である。経験に基づいた具体的なアドバイス等ありご本人にとってありがたい情報ばかりだろう 書いている内容はその通りだと思った。そこで気になるのが肯定的な意見が多い事 オーディオマニアのコミュなので当たり前と言えばそれまでだがリフォーム自体両親の持ち家でその若手の物ではない もしその若手が所有する家ならその人の勝手で好きなようにすればいいだけ ただその若い彼がこの先オーディオを続けるのか 将来もそこに住むことになるのか未知数である。ましてや部屋ありきのオーディオとなると音楽が置いてけぼりにされる危険性も感じる その彼もSNSの発達で交流も増え特殊な?オーディオの世界に踏み込もうとしている 失礼だが音楽が先にあるわけではなく(元々は音楽が先にあったような気もするが)オーディオ機器や部屋など音楽とは別に派生しているものに流れていっているようである…

オーディオなんてやれている人はある程度余裕のある人である それがいつまで続くかは分からない 現にキタサンも50歳手前で職を無くしその他色々なものを失った たまたまオーディオは続けているが止める選択肢もあった(金銭的にも) コメントの中で一人だけその人の将来の事も考えたアドバイスをしている人がいた 両親が考えているのは壁紙や床の材質などオーディオ用にリフォームする事は想定していないとか その彼の先々 結婚や仕事の事 移住地を変えなければいけない事もあるなど その場だけの楽しみだけで考えるべきではないなど(確かこんな内容だったかな?)キタサンもその人の意見と同じである。

オーディオは所詮音楽を聴く手段である 「若い頃から音楽に日ごろ接していないと部屋の事だけではなく機器にも凝りだし音楽は疎かになる そうなると歳をとってからだと取り返しがつかなくなります」と知り合いのベテランオーディオファイルが言っていた
自分は長年家庭ではミニコンポやラジカセで聴いていたので本格オーディオには疎いしそこまで執着はない 中には別に音楽ありきじゃなく機器を弄るのが好きな人もいるし部屋こそオーディオの音と言っている人もいるし色々な考え方はあるとは思っているがベテランオーディファイルが「取り返しがつかなくなる」といった意味はこの歳になりよく理解できる。

普通の音、普通のシステムで音楽を聴きたいと最近取り組んでいるのもごく個人的な事 大げさすぎず お気軽にとまではいかないが品のある適正価格の機器類で普通にオーディオを行っている人が余りいないように感じているので自分の身の丈に合ったオーディオをしたくなっただけである。適正価格と言っても1台辺り4桁クラスを適正というのか5桁あるいは6桁以上を適正というのかこれも人により様々 自分の考える普通のシステムは単純に価格では判断できないがおおよその目安として機器類は1台辺り10万以下 それでも少し高いかな?という感覚である あとアクセサリー関連は適材適所 何もしない場合もあるしボードを少し置いたりすることもあるぐらい そうなるとアマトールやトーレンスなど予算オーバー(笑) どうしようかなこれら…

真面目な一途な人ほどのめり込みやすい 見栄をはる人ほど人のいう事は聞かなくなる ただ所詮他人事 余り人の事をとやかく干渉するのもお節介なのかもしれない。
自分としては焚き付ける事、煽る事はしないように静観の構えでいよう。

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このアルバムの中の曲「ハイ・プレッシャー」は80年代後半 よくサックスの課題曲として練習した。サックスを演るきっかけとなったのはMALTAである サックスを辞めて暫くはMALTAが使っていたのと同じマウスピース デュコフを飾ってあった(今はメイヤーとオットーリンクが飾ってあるが…) ジャズというよりフュージョン色が強くなってきたこの頃のMALTAだが キタサン自身それに相反してその後モダンジャズに傾倒していった。久しぶりに買って聴いたこのアルバム 若い時分を思い出す。それにしても380円とは…フュージョンは人気が無いとはいえこのアルバムそんなに価値はないのかなぁ?

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by kurama66644 | 2018-11-25 10:10 | オーディオ | Comments(6)

普通のシステム

オーディオコミュなんかに参加しているといやはやものすごいシステム、凝りようで驚かされる事ばかりである。趣味なので個性が合って面白いのだが最近はいささか疲れてきた(-_-;) もう少し普通のシステム、部屋で鳴らせている人がいないかと見渡すが殆どいない…案外サブシステムと称して使っているものがそれに近いがそれさえも結構金をかけて凝ったシステムにしている まぁ普通だと面白くないのだろう オーディオを始めてから11年経つが貧乏性のせいか結局は普通の音に帰結するようになった よくいわれる自然な音とは違う 普通の音である事が重要 自然な音が出せるほどスキルもないしそういう環境もない、家庭で聴く分には疑似的な音でも構わないと思っている。

そこで普通の音を出すにはやはり普通のシステムでないといけない ごく当たり前の話である。

今のうちの機器のラインナップでは以前簡易的に設置した歌謡曲システムが近いhttps://andokan.exblog.jp/28841540/
ただしこのシステムは今は無い!(;'∀') 前にも書いたがアナログオリジナルと共にオーディオも処分し始めている。別にオーディオを止めるわけではない今の自分の身の丈に合ったオーディオをしたいだけである。

アナログプレーヤーはKP-1100改良版で健在であるがオーディオデザインやラックスマンは旅立っている…アンプは自作中華製真空管よりQUADがいい(笑) 名機E-06のフォノイコはキタサンには贅沢品であった うちには合研ラボのフォノイコがある こちらも決定、スピーカーは万能なMinima、さてCDプレーヤーだがQUAD66もいいのだがアナログと違ってデジタル機器としてはちょっと古いかも?…普通の音を出すのに適したプレーヤーとは…キタサンが選んだのはこちら
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ジャーン! 英国クリーク社のエントリー品エボリューションCDプレーヤー キタサンにとって 比較的新し目の製品である それでも販売されて10年は経過している(;'∀')
ちょっと天板に線傷があるがきれいな製品 しかし付属のリモコン オープン、クローズが効かない その他の機能は問題ないのだが…まぁ開けたり閉めたりはどちらにしろ本体で操作するので余り気にしない(笑) 中古で安かったし…安かったついでにこのシステム 価格を公表するとすべて2~6万位の間 総額20万ちょっとかな?Minimaは15万ぐらいしたからSPも合わせると35万ぐらい。ちょうど自分がオーディオを始めた11年前 JBLのSPが25~30万ぐらいしてアンプやらプレーヤーやら合わせて50万位のシステムを組んだ。ミニコンポやラジカセで何十年も家では聴いていたのでそれを考えると大奮発 誇らしげにしていたがよくよく周りを見るとアンプやらスピーカーどれか一つでこのシステムの総額以上の物を揃えている人が沢山(笑)中にはアクセサリー一つで軽くそれを超えている剛の者も結構いる 何ともはや井の中の蛙状態である まぁそれはともかくとしてオーディオを始めた当初より価格的には更に安くミニマムになった。 スピーカーがMinimaだからミニマ(ム)なんて親父ギャグをいっている場合ではない(-_-;) 

ところでCDプレーヤーのクリーク社だがそういえば自分の周りにはこのメーカー品を持っている人を見たことが無い…マイク・クリークさんが創業者で1981年設立 もう40年近くなる中堅メーカーである 日本では社名も余り聞かないしちょっと地味な存在 ただこのCDプレーヤーの音 とても品がある 音が舞うように軽やかでそしてシャープである 音の軌道がちょうど流線形に流れる感じで硬質だけど聴き疲れない こりゃー日本のオーディオには出せない音 ちょっと驚いた(笑) 同じく英国のQUADのアンプを初めて聴いた時も衝撃を受けたがこのCDプレーヤーの音は日本酒で言うと純米辛口淡麗という表現がピッタリだ しかもこれエントリー機だぞ おいおいどこが普通の音だよ しばらく聴き続けると紅茶が飲みたくなった いや紅茶の香りを欲するのである このプレーヤーを聴いていると自然とそうなってしまう 珈琲ではなく紅茶 なんだか今まで自分が聴いていた物とは正反対かも(-_-;) クリーク社を気に入ったのは「家庭で音楽を聴くのに大げさな装置はいらない」というポリシーである ちょっとした上位機種だとすぐ7桁台になり筐体も大きくなりがちで見栄をはるところだが価格も一定以上に抑えている もっともクリーク社に限らず家庭で楽しんで音楽を聴くその姿勢は英国人の気質からきているのかもしれないのだが…

まぁ家に一つぐらいは気品ある音が出る製品が置いてあってもいいかも(笑) そのかわりアナログはシュアーの出力の高いカートリッジでゲインも高めに設定 ジャズをガンガン鳴らそう ただし普通にである 無理に低域を増幅する必要なし ベースブンブン、ドラムダァーンドン、シンバル シャッキーンと必要以上に強調する事もしない。

クリーク製CDプレーヤーだが80年代の製品なら純英国製だと思うが2000年も過ぎた辺りからおそらく中国か他の国で組み立て製造していると思われる 以前所有していたモニターオーディオも英国製だが中身の製造等は中国と聞いた 価格等考えると仕方がない事なのかもしれない それでも出来上がりはクリーク社のテイストが十分に感じられ好感が持てる それにしてもこれだけ惹きつけられる音は久しぶりである。ちょっと硬めの音のようで長時間聴くと疲れるように思うが時間が経つのを忘れてしまうほどだ オーディオマニアが普段見向きもしない価格帯の製品だが以前使っていた数十万はする国産プレーヤーがかすんでしまう 流石 音楽先進国の英国 奥が深い。
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当初は中華製アンプで十分かと思ったが何せ接続端子が一つしかないのでアナログとCDをいちいち繋ぎ変えるのも面倒なのでQUADのプリとパワーを使う。シンプルにプリメインの方が普通っぽいのだが まぁこれは後で又 考えよう。

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by kurama66644 | 2018-11-24 09:47 | ジャズ | Comments(2)

夢を見させてくれるアンプ

タイトルから皆さんが思い浮かぶイメージと自分がこれから書く内容は乖離しているかもしれない ご了承願いたい。

先日10年ほど使っていたオーディオデザイン社のアンプが我が家から旅立って行った。
4年周期で機器の入れ替えをする事は以前の記事でも書いたhttps://andokan.exblog.jp/28641944/ オーディオ歴がまだ11年(来年で12年)と短いのだが10年と言うとほぼ始めて間もない頃から使っていたことになる。

日本のガレージメーカーのアンプなのだがオーディオショーで何気に聴いたその音に清々しさを感じた。セパレートアンプとしては各20万台の価格というのも余り無いように思う セパレートと言うと初心者ではなく中級者向け以上の方が使う?のでそれなりに価格も高くなる キタサン的には20万というと大金になるがアンプに6桁 いや7桁使う人は周りにも結構いる オーディオを始めた当初はその金銭感覚に驚いた、それなりのオーディオをやるにはその程度の投資は当たり前という風潮に別世界に来てしまったのかと思うようになった。

オーディオを始めて1~2年の頃だと何にでも興味津々でオーディオイベントや試聴会にもよく足を運んだ そこには自分の想像を超えるような高価な機器類もあり それらの音を聴くことも出来た すごいと思ったり いや価格の割には大したことないとか よくよく聴くと味わい深いとか 素人感覚の批評を心の中で行っていた。その基準となるのは自分のその当時のシステムの音である オーディオデザインのアンプは20万台の価格にわりに時として7桁以上の価格のアンプに負けない音をしている…いわゆるコストパフォーマンスは高い このアンプでまだまだいい音が出せる! そういう可能性を秘めたアンプでとても満足のいくものであった。


昔ある下級武士がいて長屋に住んでいた 偶然にも名刀といわれる刀を手に入れる事が出来た。 その名刀は怪しい輝きを持ちその武士を虜にした 「この名刀を納めるのに適した立派な鞘が必要だ」そう考えた武士は立派な鞘を職人に作らせた 次は鍔(つば)も同じように名刀に合ったものにしなければいけない そうだ下緒も必要だ 名刀は益々輝きを持ち 周りの武士からも注目を浴びた 「自身がみすぼらしい恰好でもいけない」高価な羽織袴も新調した 「そうだこんな長屋に住んでは品位が劣る 立派な屋敷に住もう」最終的には立派な屋敷に住むことになったが ここまでもちろんただではない 借金を繰り返し、知り合いの武士、あるいは商人等から金銭を調達した。

人は世間体を気にする 体裁だけ繕っても すぐに偽物、まがい物と周りは感ずるものである  中身が伴っていないと逆に滑稽にさえ見えてしまう。
この武士のように名刀に合わせようと体裁を整える事はある程度自然な流れである ただそれが本当の名刀かどうか世間だけの評判だけで判断し名刀かどうかの価値、基準を判別しようとしなかった事自体にこの武士が名刀を持つ意味は無かったように思う。

オーディオの世界では運よく?この武士のように刀に合わせた関連機器の買い足しをすることはなかった 買い替えはしたが下手に高いアンプだとそれに合わせた関連機器の類を揃えてしまうとこだがアンプとしてある程度普通の価格帯のセパレートの価格(むしろ安めかもしれない)である事が幸いした。ところがジャズオリジナルのアナログの世界では失敗した…見た目の価格により心が動かされその演奏の本質を見極められていなかったように思う 音の違いは確かに存在するしマニアが手に入れようと必死になる理由も分かった ただし自分がそこに踏み込んではいけない世界でもあった。ある程度生活に余裕のある富裕層が入れる世界でもある 前回書いたブログの「普通の音」を再び聴けるようになって改めて思うようになった オリジナルもたまに聴くが再発盤のアルバムを頻繁に聴く毎日 その普通の音がとてもシックリくる。
オーディオデザインより更に安い?QUADのシステムでも時として過剰に聴こえる事がある 普通の音を聴くのに現在使用しているアンプは2万円で自作した中華製アンプ…以前は馬鹿にしていたものだが案外よく鳴ってくれる(でもQUADの方がやっぱりいいかも(笑))
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現在アナログオリジナルだけではなくオーディオ機器も整理処分しだしている 断捨離と称して更に高価な買い物をしている人を某コミュでみかけたが凄いと思った まさに自分なんかが踏み込めない壁の向こう側の世界である。
夢を見させてくれるオーディオは素晴らしいのかもしれない ただ現実から逃避するほど夢見心地にさせてくれる危険性もはらんでいる。
自分なりのある程度ゆとりのある範囲内で進めていかないと 初心に戻ったつもりで再スタートをきっている 次回から「普通のシステム」編に突入。 

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by kurama66644 | 2018-11-23 08:59 | オーディオ | Comments(2)

普通の音

アナログに回帰した5年前 アナログ機器の操作もおぼつかない頃 家に人を呼んで聴いてもらったことがある。機器はトーレンスTD521に欲しかったラックスマンE-06のフォノイコを使用していた まだオリジナルには殆ど手をつけていなかった時である。 感想をきくと「普通の音」というものだった。

ちょうどジャズは力強く激しさがなくてはジャズではないというジャズオーディオに共感していた時期でもある 同時にオーディオは普通では面白くないという風潮も何となく感じていた。人と違ってこそ個性がありその人独自のオーディオの世界を作れる 自分もそんな世界にあこがれていたのかもしれない。

そういう中 モノラル特にオリジナルの世界に足を踏み入れてしまった…専用針で聴くモノラルオリジナルは今まで聴いてきたCDの世界とは違っていた。激しく、太い音 塊がドーンと体に当たるようで快感でもあった 使っていた装置自体はハイエンドでもないビンテージでもない機器類だったがこれまで経験してきたオーディオの世界と別の世界に感じられた。
機器類もよりその時代に近いものに代えオリジナルを探す旅も本格化してきた。再発盤やCDと聴き比べてもオリジナルの方が良く聴こえる、やはり何度もマスターリングを繰り返しているとそれを行う人の情熱や最初に作った時の意気込み等 変化し音は変わるようだ オリジナルを求めるマニアの人の気持ちもよく分かった。

最近は歌謡曲を聴く事も多くなり歌謡曲のレコードなんかも買ったりしている 実は今レコードの整理をしている…特にジャズオリジナル等を処分している。
この5年間追い続けていたものが虚構に感ずるようになったからである 現実に目覚めたというか我に返ったという感覚である それは金銭的にもである。
歌謡曲の中古のレコード価格を見てそう思い 昔テレビやラジオで慣れ親しんでいた歌手などの歌声を 捨て去られたように置いてあるエサ箱の中から探したレコードで聴きフッと立ち止まり考える。「随分 身の丈に合わない事をしてきたなぁ」「無理してきた…」
整理しているとこんなレコードが出てきた
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キャノンボールのリバーサイド盤 もちろん日本盤の再発である パンチングホールがついており廃盤でもある ペラジャケットで湿気もありフニャフニャだ。
売っても二束三文にもならないものである。QUAD3兄弟にトーレンスをつなげて聴いてみた。このオリジナルも以前は持っていてその音は覚えている 聴いてみると「普通の音」であった オリジナルと確かに音は違っている でも虚構の音ではなく現実の今の音 この狭い部屋での普通の音が一番良いと感じている。

周りを見ると音を良くしようと必死である 音を良くしようというのは誰かと、何かと比較してそうするわけでもある。本当は比較なんて出来るわけがない それぞれ条件が違うのだから…無差別級の戦いで小さいものが大きいものに勝つ、柔よく剛を制すで注目を浴びる場合がある オーディオなんてそもそも戦いではない(異論のある人もいるかもしれないが…)無差別級なんか存在しないし階級制も存在しない 誰と誰を比較する事なんて無意味である。

SNSの発達で容易に人のオーディオを見れるようになった そして実際聴くことも出来るようになった。人と人のつながりが出来喜んでいる人もいる 逆にペースを乱される人もいる その捉え方で各人進んでいた道を大きく変えるケースも出てくる。

生で聴いてきた好きなアーティストがどんどん鬼籍に入り直接聴くことが出来なくなった そういうタイミングでオーディオを始めたが心の中では実際聴いたその感触を再現してほしいと望んでいたのかもしれない そうして家庭内で聴くオーディオやアナログオリジナル等 分不相応に進めてきた…真面目にオーディオをやられている方から怒られそうだがやはり虚構の世界と感じざる負えない(決して無意味であるとか馬鹿にしているわけではない)自分には余り合っていないと思うだけである…
オーディオの音を聴いていい音だなぁとか素敵な音、心地よい音だと感じたことは沢山ある ただそれで感動したことはない。ため息が出るだけである…その幻想の世界に連れ去られることにである 心の弱い人はその幻想の世界に連れ去られ現実を忘れてしまう 無用に高額の物を求めさまよう 身の丈に合わず無理をしているように思われる人が幾人も見受けられる。

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TD124自体 昔は大衆機だった それが今では高価な額で取引されている 高額に取引されればされるほど自分には無縁な存在に思えてくるがこの機械仕掛けのプレーヤーとても巧みに作られている やはりそれなりに価値はあるのだろう ただ最後にこの機器が自室に残るかというとそれほどの思い込みは無くなった。LINNのプレーヤーもそうだが今の自分の身の丈に合っていない高価な物だと思っている。
大衆化されなくなったオーディオと言う趣味は一部のゆとりのある人、富裕層の趣味と化している そこには目に見えない壁が存在する。自分のような貧乏人はその壁を超すことは出来ないし越したくもない 普通の音を聴いて結果的にそれで良かったと思っている。


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by kurama66644 | 2018-11-16 20:01 | ジャズ | Comments(0)

歌謡曲再生システム

狭い部屋に2系統のシステムを作って自分でも呆れてしまうのだが歌謡曲を聴けば聴くほど同じブルース感覚でもジャズと違うと分かってきた。
これが昔のようにテレビやミニコンポ等のお気楽システムだとそれほど気にかけなかったのだが今のジャズを聴く感じとは多少違う風にしないと上手くいかんと思い 機器の組み合わせ等を変え再生してみた。
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上流機器をオーディオデザインのプリとケンウッドのプレーヤー、ラックスマンのフォノイコの組み合わせ ケーブルの長さが丁度いいのがなくフォノイコの上でとぐろを巻いているのはお愛嬌…

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パワーアンプを同じくオーディオデザインのパワーにした。ジャズはある程度いい加減にやっているのだが歌謡曲は価格はともかくとして基礎部分がしっかりした機器類を使いたくこれらを選んだ 感情表現が下手な日本人の歌を西洋風に起伏激しく再現してもとたんに下品になってくる それこそ音源を素のままでが理想かと思っている
もっと理想を言うとスピーカーも日本製にしたかった…カートリッジも含めスピーカー以外は日本製である。そしてこの時はスピーカーもアマトールからMinimaに変えている アマトールは癖があり より西洋風に濃くなってしまうからである('◇')ゞ

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久しぶりのMinimaの登場 やはりキタサン部屋の狭さにはMinimaがジャストフィーリング(笑)

レコード等の音源がジャズが多いのでどうしてもQUAD3兄弟とトーレンスで聴くケースが多いが歌謡曲はこのシステムがややよく感じる。

QUADのアンプは元々 このMinimaのように低能率のアンプをドライブするのに適している アマトールはとても不思議なスピーカーで驚きの連続だったが現実的な選択肢としてはこのMinimaが価格的にもシックリくる。今は2系統として少し遊んでいるがもうそれほど複雑なシステムはいらなくなっている あくまでも一時的に試してみただけ ジャズのソフトも減らすことはあるがもうこれ以上増える事もない 歌謡曲は面白がって最近買っているがいずれ落ち着くことになると思う そうなると2系統も必要なくなり縮小されることであろう  ソフトだけではなくオーディオ機器ももうこれ以上必要ない 最後に残るものは何か ある程度自分の中では予想がついている

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by kurama66644 | 2018-11-11 08:39 | オーディオ | Comments(0)

経験

スケートのザギトワを見ていつも思う 誰かに似ていると…そうはるか昔 おおよそ50年前に見たあの歌手に。

歌手の名前は「辺見マリ」当時小学生だった自分には刺激すぎるお姉さまであった。このくだりは前にブログで書いた「夏木マリ」と同じパターンである(-_-;)
奇しくも同じ「マリ」の芸名でありセクシー歌謡の歌手として売り出し中であった。デビューシングルの「ダニエル・モナルーム」そして第二弾「経験」そこで歌う「やめてぇー」の歌詞は世の男性諸君の心を虜にするほど悩ましかった その時彼女はまだ20歳 成熟しすぎだろう…

これはデビューアルバムの「マリとあなたの部屋」である。
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どうですか…この貫禄と妖艶さ このジャケットの写真写りはあまりよくないので多少ケバく  (失礼)見えるが実物はとても美しい人なのである。
「経験」「めまい」「私生活」などタイトルからして隠微な想像を掻き立てる曲がヒットしたが 俳優の西郷輝彦と72年に結婚 引退したので歌手としての活動は短かった
辺見マリを単なるお色気歌手として見る節はあるがデビュー前 歌謡界の大御所 浜口庫之助の下でレッスンし名門渡辺プロに入るまで下積み生活をしていた苦労人である。もっともこの頃の歌手は下積みは当たり前のことで ある程度の音楽の素養がないとプロで生きていくことは出来なかった 更にヒットするかどうかは運も影響し それにより天と地の差があるぐらい芸能界は厳しい世界なのである。今の芸能人?も厳しい世界を潜り抜けてきたかもしれないがその美しさからは想像できないそれこそ泥水をすすりながらでも生きていく体験をしていたと感じられる辺見マリ それが歌の表現に自然と現れるのである。

物まね番組を昔はよく見ていたがご本人とそっくりにあるいはデフォルメして上手く似せたなぁと思う物まねも多数ある それはそれでエンターテインメントとして面白い ただある番組で沢山の方からそっくりだといわれた物まねをする方が言っていたが細部にわたって似せる事はできたが「艶」の部分だけはどうしても真似できないと語っていた。その物まねをする人の歌に感動する人も多く称賛されていたが「艶」の部分だけは本人だけがもつオリジナルであり唯一のもののようだ。「艶」があるないで芸能人としての資質まで判断出来ないが辺見マリにはその「艶」があるのは確かである それは彼女の生き方が醸し出すものであるように思う。

芸能界引退後 離婚、金銭トラブル 熟女ヌード等色々話題になったが二人の子供も大きくなり芸能界にも復帰 活躍されているようだ。
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by kurama66644 | 2018-11-09 10:05 | 歌謡曲 | Comments(0)

CD再生が好調な理由

QUAD44プリの後期型を迎えてからCD再生が好調である。オーディオを始める前からミニコンポ等でCDは再生していたがその期間も含めてここ何十年かの中で今が一番シックリきている。現在と違いオーディオを始めた当初は分不相応にCDプレーヤーも数十万のものを使っていた その時に比べても今の再生の方が良く感じる。

前にも書いたがQUAD44の後期型はゲインを3つ選べるそれが上手くはまった事とアンプ(プリ+パワー)とCDプレーヤーが同じ時期のQUAD製で統一できたからだと思う。
厳密にいうとQUAD初のCDプレーヤーと後期型のプリはシリーズが違うがほぼ同じ時期の物であるそしてこのCDプレーヤーはマルチビット方式のスイングアーム搭載のプレーヤーである 現代の制振性を強化した強固なプレーヤーと違い筐体も弱く そばに近寄るとディスクが回転する音も聞こえる(笑) ただ出てくる音は実にアナログっぽい優しくそして激しいものだ 現代のプレーヤーでは表現できない世界がある それを今までの機器類等の組み合わせではアンマッチ状態でプレーヤーが持っている本来の力を発揮できていなかったのではないかと想像する。もちろん電源環境を変えた、部屋を変えた等 変化する原因はいくらでも作る事は出来る ただそういうのは自分はそれほど興味がなくマニアの方にお任せする事案なのである。

上記にも書いたがCDがアナログっぽいとはどういうことなのか…色々人によって感じ方があると思うが音色が柔らかいとかきついキンキンした音がしない、ゆったりした浸透する音がするなどあるが自分が感じたことは「音が混ざる」という事ではないかと思う。
音が混ざる、混濁するなんてオーディオでは余りよいイメージはない 特に現代ハイエンドはこれでもかと言うぐらい音の分離がハッキリし音像が手に取るように分かるのを善しとしているように感じる 俗にいうリアルにとか目の前で演奏しているかのようにとか言われる。

そもそも集団で音楽を鳴らすのは各個人の音色をブレンドし新たなものを作るのにそれを分離させてどうするのかと常日頃思っている。特にオフ会など行くと混ぜるより分離する方向のお宅が殆どである それはテレビや映画などの影響で「見る」事に慣れたせいもあるかと思う 音は聴くもの感じるものが目で確認できる「音像」を出すのがすごいオーディオとなっている もちろんそれはそれですごい事なのだが本来は感じる聴き方をして見る聴き方はしていなかったのではないだろうか?そう思うようになったのはアマトールを導入してからより感じる。アマトールは音像を出さない 傍目には何となくどこで鳴っているか分からない感覚に陥る 定位がシッカリするのが現代スピーカーの絶対条件のようだがそれと相反する それでは無指向性スピーカーかというとそれとも違う 無指向性スピーカーは逆に定位がハッキリしている。

誤解があると困るのだが分離が悪いわけではない むしろ分離することで情景がより分かるので良いことでもある これはあくまでも個人の嗜好の問題で否定ではない。
しいて言うならば音だけ聞く分には分離されていたほうがハッキリ分かり気持ち良いのかもしれないがまぜこぜになった音楽も面白いということである。

えーっと何の話していたのだっけ? CD再生が好調な理由でしたね… アナログっぽい音がするから好調 と言っても最近はアナログブームとやらでその再生の考え方が昔とは違っているようにも思うので形だけアナログでも実態はデジタルに酷似した再生もあり区別がつかなくなってきているようにも思っている…

結局は何となく好調に感じているというただそれだけ…
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QUAD3兄弟である。普通の木製の棚使用 専用の高価なラックでしっかり置くなんて そこまで要求していなかった時代の物 本来はこれぐらいで十分。
今は やりすぎの人が多い、これとスピーカーがあればあとはもういらないかも?と思える今日この頃。

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by kurama66644 | 2018-11-04 10:19 | オーディオ | Comments(2)

SPEAK LOWを聴く (ジャズじゃないやつ)

電車の座席中央あたりに座っている 隣は20代後半から30代の若者である うつむきLINEとやらに夢中だ ヘッドフォンからシャカシャカと電子音のリズムが漏れ聴こえる…
ヘッドフォンの漏れ音は迷惑だがどんな音楽を聴いているのか興味で聴き入る事が多い 正直つまらない音楽だ(個人的感想) 音楽だか音だかよく分からない 数駅が過ぎ反対側の隣にお爺さんが座って来た ドアが開いた瞬間にダッシュで座る とても元気だ 座る必要があるのだろうか? 座れて安心したのか肩幅以上に脚を広げる おかげでこちらは窮屈だ…少しずれ音漏れLINE野郎のそばに近づく事になる(;´・ω・) こんな不快な状況だがなぜか顔はほくそ笑んでいた それはカバンの中に先ほど購入したあるアルバムがあるからである 探していたが中々見つからず偶然発見できたのである。

「SPEAK LOW」確かこのブログでも4年前に記事にした タイトルは「無人島に持って行く1枚だけのピアノトリオアルバム」https://andokan.exblog.jp/23162270/
ジャズのアルバムである。バップピアノのウォルタービショプJrの渾身のアルバムでジミーギャリソンのベースが重戦車のように縦横無尽に大地を揺らす ジャズ好きならお持ちの方も多いと思う そういうキタサンもCDで持っていた そして今はユニオンの復刻版のアナログを持っている。  なにオリジナルじゃないの?
当然である コレクターの陰謀か 販売業者の策略なのか 評論家の過大評価なのか原因は分からないがオリジナルは大体30数万円で取引されている('◇')ゞ

もちろん1枚の値段である キタサンの今のプリ、パワーアンプ それにCDプレーヤやらアナログプレーヤー合わせても30数万なんてしない…昔のアナログオリジナルでこのような価格で販売されるものは結構ある 普通でも数万するものも珍しくない 何という事だ! オーディオと同じでジャズオリジナルも富裕層の独占だ それがいやでジャズオリジナルは諦めた というより嫌気がさした。

いかんいかんジャズオリジナルの話になると怒ってしまう…もっと冷静に
話は「SPEAK LOW」に戻る 実は今回探していたアルバムもタイトルが同じく「SPEAK LOW」なのである ただしジャズではない そう歌謡曲なのである そのアルバムがこちら
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南 佳孝4枚目のアルバム「SPEAK LOW」南佳孝って誰? ウォンチュー~スローなブギにしてくれの人である(笑) 知っている人は知っているのである!
79年CBSソニーから出たこのアルバム あのYMOも参加 全曲 南佳孝作曲 作詞は松本隆と来生えつ子である ベースは松原正樹に小原礼 悪いわけはない!
B面の1曲目にヒット曲の「モンローウォーク」が収録されている 佳孝さんの最大の魅力は声の艶 色気にある 同性の自分が言うのもなんだが声量はそれほどあるわけではないが色っぽい歌い方をする 甘くない艶のある声色 これにはまいる。

詞は松本、来生にまかせ編曲は坂本龍一と佐藤博が担っている これが又良い 南佳孝は曲の人で無理して詩を書くことはない この分業効果がアルバムの質をより高めていると思う。

このアルバム探しても中々見つからなかった ネットで800円で販売され目をつけていたが某アナログショップで「380円」エサ箱の目立たない場所にひっそりと置いてあった… ジャズの「SPEAK LOW」の千分の一の価格 どちらも同じオリジナル 盤質は南 佳孝の方はAからB+である。南 佳孝の価値は千分の一 そんなわけない
キタサンは思わずこのアルバムを抱え込んでしまった ひょっとすると誰かに取られてしまうのではないかと…

価値観の違い これはどこの世界でもいえる事 オーディオの世界でも似た事象がいくらでもある。価値観の違いにしてはあまりにもその落差は大きい。

声を潜めて聞いてください(SPEAK LOW) 「変な世の中 不条理な世の中 上手くいかない事もある それでも信じて行けば素敵な事もある」

380円のレコードを見つけた時は自分にとってとても素敵な瞬間だった。無人島に1枚だけ持って行くなら南佳孝の「SPEAK LOW」を持って行く!



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by kurama66644 | 2018-11-03 10:03 | 歌謡曲 | Comments(4)

いざ昭和歌謡館へ!

最近歌謡曲を聴くことが多くなった しかし所有しているディスク(アナログ、CD等)は9割がジャズである…だから相変わらずジャズをかけてその合間に聴いているという感じである。コレクターになろうとは全く思わない フッとした拍子に聴いてみたい曲やアルバムを思い起こしユーチューブなどで聴いてみる それで気に入れば購入しようかというところである。

ジャズは元の音を知りたく(生音ではない)アナログオリジナルに走った 歌謡曲は別にオリジナルに拘らない アナログでもCDでも構わない。ジャズの場合と逆でアナログとCDの価格が逆転しているので歌謡曲はアナログを買う事が多いだけである。

今回 初めて新宿ディスクユニオン昭和歌謡館に行ってきた。場所は以前から知っていたがそれまでは入る事はなく素通りしてジャズ館の方に行っていた そして地下を降りていくとあるはあるはおびただしい数の懐かしいジャケットが 昭和の香りが満載である(;´・ω・) 意外と人も多かった 年配の方だけではなく若い方もいた ひょっとして密かなブームかと思って中を見学するとやはりマニアの素窟であり不思議な行動をする人も何人かいた これはジャズ売り場でも見かける事で 一心不乱になると周りは見えないというかどうでもよくなるのだろうその生態はジャズ売り場でも体験しているので珍しくななかったがちょっと違うかなと思ったのはそのスピードである ジャズ盤は寸での所で狙った獲物が(ブツ)取られてしまうこともあるが歌謡曲は実に大らかでその探すスピードはジャズのそれと違い遅い 速く探すのはおそらく生粋のマニアなのだろう 自分のように昔を懐かしみながらゆっくり見る人もそれなりにいた そういう人は家でゆっくりレコードを聴いて思い出を回想しているのだろう。音楽を聴くのに音質や音像も大事かもしれないが歌謡曲はテレビやラジオで聴いていた 立派なオーディオ装置で正装してキッチリ聴くものではない(これは個人の感想である)気軽に聴くものであると思っている。

それにしてもアルバムジャケットが至る所に展示され知らないものもあったが歌手自体は大体は知っていた 子供の頃の娯楽はテレビであり歌謡曲全盛であったので知らず知らずのうちに心に記憶されていたのだろう 今はインターネットの時代だが当時はテレビや雑誌が隆盛していたのでその影響は大きい。

実は探していたアルバムが3枚ほどありそのうちの2枚あったので買ってしまった。ジャズとは比較にならないほど安い価格で驚いた 何十年も前のレコード しかもプレーヤーなんて今ではマニアしか持っていない そういうものを当時の定価以上で販売される事自体が不自然だ そういう意味で歌謡曲は正常だ。もちろん希少盤やら珍盤もありそれらは当時の価格をオーバーしていた それでもジャズのBクラスのオリジナル盤なんかに比べこちらの歌謡曲ももちろんオリジナルだが価格が雲泥の差である
思わず気になったアルバムを他に4枚購入LP5枚、EP1枚で計2600円、今回CDは買わなかったがヒデとロザンナの50周年記念CDが同じ2600円位?で売っていた 買おうかなと思ったがヒデはもう何年も前に亡くなって2曲だけ狩人の弟の方とデュエットし新譜としたらしい 狩人も歌の上手い歌手だがやはりヒデの歌声にはかなわない 昔のLPにしようと探したが無かったので又探してみようと思っている。
頻繁に行くことはないと思うがネットではなくこういう店舗で実際探して買うのはやはり面白い。歌謡曲は気軽に聴くのがいいのだが今のうちのシステムでは中々上手く再生できない どんどんグレードダウンし(価格的に)今はCDP+アナログプレーヤー+プリ、パワーアンプ合わせて20万位の組み合わせだ。もっと安直なシステムの方が上手く鳴るような気もする…
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今回購入したLPやEP 機会があれば又 紹介しようと思っている。


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by kurama66644 | 2018-11-02 10:10 | 歌謡曲 | Comments(0)

歌謡曲とジャズは好きです!


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