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2019年 03月 16日 ( 1 )

音楽の橋渡し

ピアノを弾くようになってからジャズを聴きに行っていた頃の事を色々思い出している。酒を飲みながらステージから離れた端っこの席、膝でリズムを取りながらニヤニヤしていた この頃は煙草も吸っていたので紫煙がライブハウスの中を覆っていた 生の音が自分にとって基準だった だから電子ピアノとはいえ生の音がすぐそばで聴けるのはとても嬉しい だからこそあの当時の事を色々思い出す プロと自分のようなど素人の演奏は天と地ほどの差はあるのは分かっている 自分で言うのもなんだが出てくる音はそれでもジャズなのである 音楽は好きでも嫌いでもないがやはりジャズは好きだ。

クラシックピアノとジャズピアノは本当に真逆のように違う。ジャズピアノの先生の所にはクラシックピアノ出身者の方も習いに来る レベルは様々だがクラシックピアノの事をひきづって習いに来る方が殆どのようだ。そこで先生は言う「クラシックの事は忘れて下さい」…いったん覚えたことを捨てるのは勇気のいる事である でもそうしないとジャズは弾けない ジャズっぽいクラシックはひけるがジャズではないと断言している。

オーディオをやるようになってオフ会にも参加するようになった そこではクラシックも聴ける というよりオーディオファンはクラシックを聴く人が多い ジャズやロックも一定数いるがクラシックファンが多い もしオーディオに出会わなければクラシックは聴かなかったように思う。

オーディオを通してのクラシックは聴けるのだが実はクラシックの実際のコンサート等は苦手なのである…ジャズの演奏会場とは別の緊張感が走る そう自分にとってクラシックの生の演奏は敷居が高いのである これは生まれ育った環境のせいもあるのかもしれない…

実際の演奏を聴くと言うのはその音楽(ジャンル)の歴史や成り立ちも時には感じさせられる事がある それは演奏者やその演奏というよりも その演奏する場所、建物、聴衆の雰囲気などで違いを感じる場合も多いと思う。会場で酒を飲み騒ぎながらクラシックの演奏を聴くだろうか、身じろぎもせず 咳の一つもせずジックリとジャズのカルテットの演奏を聴くだろうか、場の醸し出す雰囲気やTPOなど実際の演奏を聴くというのは聴く側もそれに合わせる事は少なからず生じる。もちろん聴く側の好き勝手なように聴けば良いとの意見もある 昨今は今までの常識とは異なったスタイルで様々なジャンルの音楽を聴くという試みも多い  ただしその音楽のルーツを知っている人 いい意味での保守的な人から言わせると中々革新的な事も出来ないように自分自身は感じる。
クラシックにはクラシックのジャズはジャズの音楽ルーツをもち歴史もある その背景を感じとり実際の生演奏を聴く その際視聴者の態度(聴く姿勢というか心構えのようなもの)は大事だと思っている。

何やら小難しい事を書いているがつまりクラシックの会場で聴く自分はその場にそぐわないと昔から思っているのである…品性が無い、落ち着いて聴けない、斜に構えて聴いてしまう等々…何やら引け目を感じてしまうのである。
そういう中 自宅のオーディオで音楽を聴くというのはその音楽の歴史や伝統、形式的なものを一端フラットにし純粋に音の旋律を聴くことが出来る良いシステムであると思う。音楽ジャンルに関係なく自分の好きなフレーズや美しい旋律に出会えた時快感を覚える そういう楽しみを味わっていたのだと オーディオから少し距離を置いて接すると改めてそう感じてしまった。

ただしどんな世界でもそうだがヒエラルキーというものが存在する。趣味の世界でも横のつながりが出来てくると自然と発生するものである それは音自慢、機械自慢、部屋自慢など優劣を争う表現が最近特に多くなってきたような気がする(某コミュなど)自分も含めてそれに嫌気がさしている人もいるのではないかと思っている。

生の音楽ではその歴史や成り立ちなど背景を感じ 尻込みしてしまう場合や逆にそれに合っていると感じ積極的に行くようになったり(自分の場合はジャズの生演奏がそうだった)様々な中 機械を通してだがリセットし何の音楽でも純粋に音や旋律を聞けるオーディオ せっかくジャンルを超えた「音楽の橋渡し」的な存在であるのにかかわらず 別の概念が入って楽しめないという事態は困りものである…

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モコモコテナーの代表格 ジョー・ヘンダーソン 実際この人の演奏を聴くと「どこがモコモコやねん?」と思えてしまう そして音が大きい サックスのベルを朗々と鳴り響かせているのが分かる ジャズを聴き始めた頃は余り興味はなかったが実際の演奏を聴いてからがぜんファンになった ただ意外と早く亡くなり落胆している この人のフレーズもピアノで弾けるようになり会話したいと思っている。

by kurama66644 | 2019-03-16 10:26 | オーディオ | Comments(0)

感じた事を素直に書きます 一日一つは何かを得、逆に何かを手放すように心がけています


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