人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自慢のオーディオ

最近オーディオ関連で驚いたことがある それは私のオーディオの師匠が家に遊びに来られた時であった。

何気ない会話の中で師匠が突然「オーディオをよく知らない人が来た時やはりこれがオーディオだという音は出したい」
師匠でもこういう事思っていたのかと何か不思議な感じがした。

オーディオを始めて一人黙々とやっていた5年間 そういう中で唯一知り合ったオーディオ人がこの師匠である その後コミュニティに参加するようになり沢山のオーディオ人、マニアの方と知り合い 実際交流するようになった 交流する中で口には出さないが上記の師匠が言った事は殆どの人が思っている、考えている事のように感じた。
生粋のオーディオマニアであった師匠だがここ10年以上はそれほどオーディオには深くかかわらないで演奏する側にいった人なのでキタサン宅に来られた時だけ少しオーディオの話題が出る程度 自室のパソコンの前に簡易的オーディオがありそれで曲等モニタリングするために聴いたりする リビングにある本格的オーディオ?(費用的には10万クラスの機器で構成 全盛期のハイエンドとは違い縮小)はたまに聴く程度のようだ

今のオーディオ業界の縮小を嘆いているのか 少ない金額でもよい音を出せる事を世に知らしめたいのか それはよく分からないがオーディオは自慢してナンボと本音を露土していたのが却って潔く素直な事だと感心もしてしまった…


オーディオは(オーディオだけではないが)興味を持って色々試していけば知識や経験は何とかなると思っている ただそれぞれの環境は全く違う そういう中で行う趣味なので中々冷静に見る事が難しいと思っている 
循環型オーディオをやっていて感じるのは ある程度の広さ(例えば15畳以上とか)と音量を上げてもクレームが来ない環境下でないとさほど違いは見いだせない(個人差はあると思う)という事である 音量をある程度出せる環境でないと機器の音自体 さほど変わらない(違いはあるが) ましてやアクセサリー関連での違いは本当に分かりづらい 分かったと感じるのは殆どがブラシーボ効果で心の持ちようであると思う

何かもう身もふたもない言い方をしてしまったが…それでは狭い環境で音量を上げられない環境ではダメなのかと言うと目的によると思う 「オーディオが趣味」といっても人それぞれ目的、目標とすることは様々で目的によっては狭い環境であろうと音量を上げられない状況であろうと全く影響がない場合もある だからその目的を達成することによる幸福感を味わえれば問題はない。

ここではあまり詳しく述べないが喪失感からオーディオに入っていた経緯がある だから音楽が音がというのはそれほど拘ってこなかったが色々な人と交流することにより音楽、音、機器、環境とそこから見えてくるものとその影響を考えざる負えなくなった やはり何らかの興味があったからここまで15年続いてきたのだと思う。

単に同じ趣味だからと気軽にコミュニティに入ったがそこはやはり人間関係 ある程度同じ目的をもっていないと齟齬が生まれ特に技術が必要でないこの趣味は(機器製作となれば別だが)それぞれの環境や資材投下量において妬みや嫉みなども生じてくる 
自分はオーディオの師匠とは似た環境 そして色々なオーディオ機器を経験し似たような嗜好をもつ ましてや師匠は今は演奏をやっている立場なので最初に書いたように「人に聴かせてこれぞオーディオ」という自慢をしたいと述べた事には驚いたわけである 今はそこそこの機材で再生しているとはいえ昔からのオーディオマニアの性は失われないものなのか…そもそもミュージシャンは自分の演奏を人に聴かせるので自慢したくなるのも当然か…?

自分の場合 自慢のオーディオなんて言っても循環型オーディオをやっているので自慢のオーディオも直ぐ無くなってしまう(-_-;) 自慢する暇はない…
対人が生じると自己満足から自慢へと変わってくる ただそれは素直な人の感情である 一人黙々とやっていた5年と現在が自己満足に浸れる時でもある ちなみに年寄りが嫌われる事が3つある「昔話をする事」「説教する事」そして「自慢する事」である。

自慢のオーディオ_b0323858_12580630.jpg
キタサン自慢のオーディオ?DIATONE DS-500 8,700円である…今はミニコンポといえども立派なものが多く高くて買う気にはなれない
高額機器を所有しているのにサブで簡易的なオーディオを「音が良くて」なんて嫌味な事を言う人が多いのもオーディオあるあるである 最初からパジェットオーディオ オンリーでする気もないくせに…

by kurama66644 | 2022-12-01 07:31 | オーディオ | Comments(0)