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DIATONE DS-500

オーディオ歴15年目にして初めてのDIATONEである。

80年~90年代のオーディオ機器に ここ1~2年は傾倒している その中でやはり国産ではDIATONEを試さないと話にならない。夏にビクターSX-VM-Aという90年代のスピーカーを試してみた 今では当時の価格では作れないほど物量を投じたスピーカーで見栄えも素晴らしい きれいに鳴るが新しい音を目指そうとしていたのか?独自性は感じられたが味わい深いとは言えなく その辺りは海外製のスピーカーに後塵を拝すと言う感じであった。

今回のDS-500は密閉式の2ウェイ ブックシェルフとはいえ現代のブックシェルフより大きめな作りである。
なにせ1万円もしない価格で偶然手に入れた物 サランネットやツイーターカバーもない状態 遠目で見ると結構きれいだが 近くで見ると小傷があちらこちらに(;´Д`A ``` 更には外装がビニールシートをコーティングしているので少し安っぽい感じである 無垢材仕様のビクターSX-V1A-Mとの差は大きい フロント部分だけが重厚な無垢材を使っているのが唯一の救いか…
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そういう事で早速聴いてみる 「オーッ 結構響く音(;'∀')」アマトールを初めて聴いた時に近い感覚…噂通り中域が綺麗で明瞭に出ているようだ 低域は量感は余りないものの弾むように出て心地よい、流石に高域は今どきのスピーカーに比べ上まできれいに伸びない感じ…と珍しく真面目な音批評(笑) 普段はそんなに音の事じっくり批評する事はないのだが自分なりに分析してしまった と言うのはこれかなり「癖になる音」である。何故か聴き入ってしまう…音自体特段凄い事もないのだが不思議である ジャズはもちろん昔のポップスや歌謡曲に合いそうなのも無理に音場を広げない出かたをしている影響なのだろう。

柔らかい音かと思えば高域なんて結構荒れているようにも感じるし中域が明瞭と先ほど書いたが現代の最新式のものと比べるとそこまで明瞭ではない 低域は先日購入したドイツのCANTON Karat20に比べると量感もキレも足りない…そう音分析ばかり先ほどから書いているが数値的な事では大した事がない箇所が多いのに総合的には聴き入ってしまう…摩訶不思議なDIATONEスピーカー?
流れるように音が通り過ぎていく今のスピーカーと違い音の粒がバシバシ当たるのでハッとさせられることが多いのだろう ホーンスピーカーも体にビシバシ当たる感覚だがあれは「風」のような感覚で粒とは少し違うという個人的な感想である。
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昨年末から今年にかけてスピーカー攻勢が激しくピエガやボレロ、ビクターSX-V1M-A、QUAD S-2など短期間で入れ替わりが激しい時期があった 循環型オーディオと言えばその通りであるが少し迷走していた感はあった 自分的に納得感があったのはKEF104の購入辺りからである ピエガやボレロ、ビクターやQUADは体験して良かったスピーカーであるのに対しMS-300やKarat20そしてDS-500は手に入れて良かったと思えるスピーカーであった。

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見てくれはアレだがバナナプラグの端子に変えられたのは使いやすかった

by kurama66644 | 2022-11-26 08:35 | オーディオ | Comments(0)