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一番変化のあるもの

オーディオに於ける一番音の変化のあるものはスピーカーが一番とかアンプが重要とか最近では部屋が最も音の変化が大きいとか人によって様々である

自分もその時により影響力の優先順位が変わっていた オーディオをやり始めた時はスピーカーであったがコミュニティに参加してからある人の影響でアンプに関心がいきアンプを重要視していた時期もあった アナログをやり出してアナログプレーヤーを色々使う内に音の出だしのプレーヤーを重要とも思ったし それならばさらにその先の音源が一番かなめではないかとも思った(-_-;) このように何に力を入れているかによって音決めの重要さの優先順位が変わっていった。

オーディオ趣味の人は圧倒的に出音が関与するスピーカーにお金をかける人が多いが部屋と電源を重要視する人も少なくない キタサンも部屋と電源に関しては異論がないがこれは出来る人と出来ない人がいる 資金的に余裕のある人はおそらく出来るし逆にそういう人がオーディオをやっているのだと思う 電源や部屋にお金をかけて機器は適当でいいよと言う人は見た事がない そちらにお金をかけられるという事は機器も大抵例外なく高級機を使っている 電源に関してはマイ電柱は流石にやり過ぎかと思うが持ち家の人と賃貸ではいくら費用はそれほどかからないと力説されても根本的に無理な事もある。
昔 武田鉄矢が楽屋内で子供の頃バナナを食べたくても食べられなかったと仲間に話していたらそばにいた加山雄三が「何だ鉄矢の近所には果物屋がなかったのか」と返されたようだ(笑) 武田鉄矢の子供の頃はバナナが高級品で中々手に入らなかったが加山雄三はお坊ちゃん育ちでお金には苦労したことがないので真顔でそういうことを言ったようだ つまり環境が違うので話が合わないのである

一番上流、元の部分である音源に一番凝ったのはアナログをやっていた頃である ジャズのオリジナル盤を求めて同じ音源で他のメディアないしはオリジナル以外の盤との比較を検証していたが違いはあるものと違いがないものがあり結局はよく分からなかった オリジナル盤という価値を高く見ていたので余り公平に評価出来なかったような気がする オリジナルといえども原音ではなく加工されているのでその加工具合の好き嫌いでオリジナルと再発を単純に判断すれば良かったと今にして思うところである。

こうしてオーディオを15年やってみて結局何が一番音の変化があるのかと言うと「人」であるという結論である つまり心情や感情、体調の変化など心と体が一番音に変化をもたらすということである。心と体が望んでいなけれな前回書いたようなオーバースペックのものは殆ど要らなくなる 現状 部屋にはFX-AUDIOの小型デジタルアンプとパイオニア93年製CDプレーヤー、モダンショートのブックシェルフスピーカーしかない 音的にはこれで十分である ただ外観が少しみすぼらしいというか(-_-;)物足りない面はある…そこで循環型オーディオを発動させて部屋の雰囲気を変えていく 見た目が変わると音も変わる 本当は変っていないけど心が変わっているから音も変わったように感じる

部屋に機材を置いてシックリくる そして安心感、満足感が満たされればそれでよい音に何となく聴こえる 暫く聴くと耳も慣れてくるし違いなんてよく分からなくなってくる 見た目やブランド名、先入観で殆どの人が勘違いしてしまう でも勘違いしても自分で満足すれば何も問題ないし他人がどう思っても気にしなければよいだけである こうしてみると特定の機器を長年使い聴いている人というのは心の切り替えが上手い人ともいえる この機器はこういう音で自分が好きだと長年聴いて(使っている)いるのだから…機器自体は時間が経つにつれ劣化(変わっていく)し変化するのに心を一定に保って変化がないように感じているという事は心を変えているという事でもある。
逆に自分のように頻繁に機器を変えるというのは心の変化が少なく頑なな性格の持ち主なのだろう(笑) 部屋に合わせて、好みに合わせて柔軟に機器を変えていると思っていたが意外と音について一途で頑固なのかも(;´Д`A ```

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この木のマグカップ2年位使っているが段々と色が濃くなってきている 明らかに見た目の変化は分かるがそれでも使っているという事は心の方を補正しているのだと思う 買った当初の色が好きであったのに今現在はこれはこれで好きだというように…



by kurama66644 | 2022-09-18 09:21 | オーディオ | Comments(0)