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青春歌年鑑

こんなCDがあるなんて知らなかった…その名も「青春歌年鑑」60年代から90年にかけて歌謡曲のヒットした曲をその年ごとに編集したCDである。今回キタサンが手に入れたのはこちら
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青春歌年鑑72である この72という数字は年数を表しており1972年発売のヒット曲をセレクトしている ただ最初不思議に思ったのが国内に色々レコード会社があり契約上レコード会社をまたいで発売出来ないのでは?と思ったのだがライナーノーツを読むと国内大手12社が共同して製作し年代ごと持ち回りで販売元として発売しているようである なるほどこれならば大方のヒット曲を網羅できる

さてさて早速1曲目から聴いてみると「女のみち」ぴんからトリオである この頃はまだトリオだったのね(笑) 「瀬戸の花嫁」小柳ルミ子 清純なお姉さんと思っていたがこんな妖艶になるとは想像もしていなかった…「さよならをするために」ビリー・バンバン これほどいい曲だったとはと改めて感心する 「ひとりじゃないの」「ちいさな恋」と2曲も入っている当時人気絶頂中の天地真理 発売は秋口だったがあれよあれよという間にレコード大賞を受賞した「喝采」ちあきなおみ 河野先生~レッツ、ビギンの村野武範主演 飛び出せ青春の主題歌「太陽がくれた季節」の青い三角定規 「悪魔がにくい」平田隆夫とセルスターズ 飛び出せ青春に出演していた石橋正次のヒット曲「夜明けの停車場」 この頃はまだ歌手としての方が有名だった「だれかが風の中で」の上条恒彦 先月引退を表明したフォーク界の巨人 吉田拓郎も「旅の宿」と「結婚しようよ」2曲がエントリーされているこの当時まだフォーク人気は健在であった 尾崎紀世彦は昨年また逢う日まででレコード大賞をとり その名を世間に知らしめたが翌年の72年になっても「愛する人はひとり」のヒット曲を出している 「サルビアの花」のもとまろは今聴いても感動する 72年は冬季オリンピックが札幌で開かれた そのテーマ曲「虹と雪のバラード」を歌ったトワエモア これでCD1枚分15曲

2枚組なのであと15曲ある(-_-;) あと15曲は割愛…奥村チヨ、森昌子、郷ひろみ、山本リンダ、渚ゆうこ、あがた森魚、欧陽菲菲、南沙織、小川知子、本田路津子、高倉健? 昭和を代表する歌手ばかり

オーディオでアナログをやっていた時ジャズだけではなく歌謡曲のアルバムも何枚か購入して聴いていた その時代の歌謡曲は当時アナログでしか発売されていなかったのでアナログで聴くのが当然かと思ったが考えてみると聴いていた子供時代自分の家にはオーディオ装置がなかったのでテレビでの視聴のみ(笑) それならばアナログでもCDのデジタル再生でも同じ歌手で同じ曲であればそれほど変わらない 要はアナログで再生する方が歌謡曲の雰囲気に似合っているというだけであった…

このCD製作というか編集ではおそらくオリジナル音源の音圧を聴きやすいように変えたように思う 曲によっては元の音源を聴いたことがあるので違いは感じられた ブラウン管テレビのチープな音源で聴いていた子供時代それでも十分楽しんで幸せだった バジェットオーディオながらそれなりの機器で改めて聴く歌謡曲 こんな立派な音を出さなくても…と複雑な思いでいる。


by kurama66644 | 2022-08-22 10:50 | 歌謡曲 | Comments(4)
Commented by いたちょう at 2022-08-26 19:54 x
キタさん、こんばんは。

このシリーズ、良いですね。たまに昭和歌謡大会をやってます。
1970年代初期が自分のなかでは、昭和歌謡黄金期です。
71年は、南沙織デビューと、「また逢う日まで」、「真夏の出来事」、「懺悔の値打ちもない」。
72年の「喝采」で、ピークって、感じですね。
73年になるとフォーク、ポップ系が台頭してきて、それ以降は、フォークばかり聞いていました。
いや〜あ、今聞いてもほんと良い楽曲ばかりです。
Commented by kurama66644 at 2022-08-26 22:12
> いたちょうさん こんばんは

自分も70年代初頭が歌謡曲全盛でした 周りは中学、高校あたりからロックやフォーク、洋楽等に移行する人が多かったような気がしますが自分は20歳すぎまでほぼ歌謡曲でした 音源がテレビかラジオしかなかったのでどうしてもそちらに興味がいっていました。

ジャズは20歳過ぎぐらいからですが当時は正直あまりよく分からなかったです それより歌謡曲が多かったかな 今はレコード挫折してしまいましたので(笑) このシリーズのCDを買って聴こうかと思っています
Commented by 横浜のvafan at 2022-08-27 08:26 x
キタサンさん、おはようございます。

私も72年のこのCD持ってます。年齢的には私より上の世代ですが、どこかで耳にしていた曲なのでしょうね。懐かしさがあります。「さよならをするために」「太陽がくれた季節」あたりは、たまに聴きたくなります。ベスト盤なので音源は編集されてるのでしょうが、どの曲も丁寧に作られていることが分かります。
Commented by kurama66644 at 2022-08-27 09:47
> 横浜のvafanさん おはようございます

おっしゃる通りですね とても丁寧に編集制作されていると感じました 大手音楽会社が共同で作ったのでお互いに変な曲を(出来も含めて)出せないと牽制しあったのでしょうか(笑)

リアルタイムで聴いていたので全て記憶にありますが「夜明けの停車場」のイントロこんな感じだったかなぁ?と伊東ゆかりの「誰も知らない」の曲調が中々スリリングだったのが意外な感じがしました