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オタクの老後

コレクションという趣味は時間とお金があればいつまでも続けられる。

コレクターの死後 残されたグッズはどうなる?コレクションが遺品になる前に終わらせたい最後の仕事とは…とこのような記事があり読んでみると古本屋中古玩具を扱う「まんだらけ」という店で生前見積というサービスを2016年から始めている事が書かれてあった。

中野のまんだらけは30代後半か40代初めの頃時々行き絶版になっていた漫画をよく探していた事がある その頃はインターネットの検索など一般化されていない時代だったので自分で実店舗に行き探すという地道な行動をとらないと見つからなかった。そのまんだらけはそういう懐かし漫画本の宝庫で見ていてとても楽しかった記憶がある ただ神保町や早稲田にも古書店が多く どちらかというと神保町界隈で探す事が多かった

漫画は趣味ではなかったが子供の頃よく見ていたので時代を振り返る思い出の品である レコードが当時の時代を思い起こせるように自分は漫画がそれにあたる存在であった。さきほど挙げたレコードもそうだが本や雑誌などは紙でできた「物」である 当然劣化するし溜まれば場所をとる 興味が無い人にとっては邪魔な存在にしかならない 他人には分からないが大事にしたいという気持ちもある そして自分にしか価値の無いものもありむしろそちらの方が多い。

思い起こすと若い頃から趣味と言えるものは無かった…本は読んでいたので(漫画以外)人に趣味は?と聞かれると一応「読書」と返事はしていた その後サックスを吹いたりジャズに傾倒しよく演奏を聴きに行く事が多かったが趣味として自分では捉えていなかった。 そういえば音楽CDは集めていた 集めていたというより自然と溜まってしまった 多い時では4~5千枚になっていたから立派なコレクターといえるかもしれない(;^_^A ただそれも未練なく売ってしまったからCDそのものに愛着をもっていたわけではない事が分かる その後オーディオをやるようになり今度はCDからレコードを集めるようになったが金の切れ目が縁の切れ目でこちらも今は無くなっている(100枚位は残っているが…)

どうも執着するのが苦手なようで一時的には熱くなるがその熱も冷めるのも早い 長続きしないということなのだろう

初老になり本やCD、レコードも無くなり増えかかっていたオーディオ機器も極力減らすようになった 自分の場合金銭的な事も多いけど(保管する場所も含めて) 執着がないのが幸いした(執着してもすぐ飽きる)

最近はミニマリストなど物を持たない若い人が増えている 物を持つ考え方に変化が起きているようだが人には欲望というものが必ず存在するので物を持たない人というのは実は違うところで物と同じくらいの何かを持っているのではないかと感じる それが目に見えるか見えないかの違いで見た目には分からないだけなのかと思っている

物に囲まれて満足する人がいる一方で何もない空間で幸せそうにしている人もいる これは先ほど言ったが目に見えているかいないかの違いだけで人の欲望の深さは多くの物(実際の物や製品)を持っているからといって単純に判断は出来ない

人それぞれ許容量というものがあるのでその範囲内であれば好きにしていいと思っている ただそれはあくまで自分が制御できるという前提での事で自分の身がその後(1分後、1時間後、3日後、1年後、10年後…)どうなるかなんて誰にも分からない

物も劣化し朽ちていく運命は変らないので朽ちる前までにその価値を理解している人達の間で上手く循環させて利用していくのが望ましいと思っている そういう面でフリーマーケットやオークション、中古市場などで所有権が単に移るだけではなくレンタルや譲渡を組み合わせる仕組みを作り 物の価値を新たに創生させる事ができれば面白いと考えたりするが自分のものととしてのコレクションであり独占できる喜びのようなものがあってこそなので難しいかもしれないなぁ…

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何考えてるんだろうなぁ エバンス! 完全にジャケット買いで購入したが既にこのCDは持っていた 大きいサイズのアナログは見栄えが良いのでまだ保管しているがそろそろ残りのレコードも処分しようかと考えている。

by kurama66644 | 2021-04-09 11:58 | 雑感 | Comments(2)
Commented by LE8T at 2021-04-10 22:43 x
今晩は。ジジイになり、棺桶に片足を突っ込む様になると、やはり家族の事を考えて、動けるうちに断捨離しようと。。。(^_^;) 特にAUDIOは大きかったり、重たいモノが多いですから・・・。
LP、CDも十数枚を除き、全て処分しましたが、やってしまうと結構さっぱりするものです(^ ^) ただ、手元にSONY HAP-Z1ESと、バックアップした1TB SSDだけは残しておりますが。。。(^_^;)
これ迄、何軒も、遺族が頭を抱えてしまった状況を見たり聞いたりしておりますので、私自身、棺桶に入った後で文句を言われるのも癪ですから、今のうちにと・・・。ま、SONY SA-Z1なら多少重いものの、
嵩張る事はないでしょうから、勘弁してもらって(笑)
Commented by kurama66644 at 2021-04-11 08:48
> LE8Tさん おはようございます。

オーディオはかさばりますから(-_-;) 機器だけではなく部屋も改装、新しく作る人も多くなっているのでその人以外に使いようがないように感じます 本人が自分の金でなにやろうと自由という意見もありますが…最近は機器も小型化し音源もデーターで保管出来るので本人次第でコンパクトにまとめられやすくなっていますよね ただそれを決心するのが一番大変なのかもしれません 周りをみているとLE8Tさんのように清く断捨離出来る人は少ないですよ