ジャズではベスト盤、コンプリートアルバムなど殆ど聴かないが歌謡曲となると別である。アナログを止めて一番困るのが歌謡曲再生である
そもそも歌謡曲なんて言葉自体死語になりつつあり当時のアルバムはレコードでしかない CDでの再発もたまにあるが新譜を抜かしてほとんどがベストアルバムというヒットしたシングルを集めたものでの構成になってしまう。
今も活動している稲垣潤一の当時からのファンであるキタサンとして近年は女性ボーカルとのコラボした「男と女」シリーズはよく聴く これはCDでしかでていなく問題はないが昔のアナログが聴けなくなったのは心残りであった そういう彼の作品も当然ながらベスト盤が世に出回っている 2010年か11年に出された「テーマ・ソング」という30周年記念として出された2枚組CD+DVDの中古を見つけ購入した。
パッケージのジャケットがレコード店の店員風のもので壁にかかっているのが彼の歴代のアルバム ちょっととぼけた感じがまた良い
地味だが息の長い歌手だけあって絶妙な?ヒット曲が沢山ある 絶妙なんて変な表現だが大ヒットというほどではなく全く売れていない曲というわけでもない これは当時テレビのCMとタイアップしてシングルを出すというのが流行っていたから何となく聴いたことがあるとファンでもない視聴者の潜在意識に植え付けた戦略が流行っていた為かと思う プロモーションが上手かったのだろう。それにはやはり歌手自体個性と実力がないと通用しないという前提があっての事だと思う
考えてみると歌謡曲はほぼテレビで聴くか時々ラジオで聴く感じでいたのでアルバムでは余り聴いていない(家には再生装置がなかった) アルバムへの思いはそれほどない歌謡曲ファンである。 熱心なファンは好きな歌い手のアルバムを欠かさず持っていたしコンサートにも行った 当然テレビも見る そういうことを踏まえると歌謡曲では自分なんかはヒットした曲ぐらいしかまともに聴いてこなかったにわかファンでしかないと気付く…
実際昭和歌謡でコンサートへ行ったのは桜田淳子ぐらいしかいない(;^ω^) あと生まれ故郷の同郷人 五十嵐浩晃さん…テレビぐらいしか娯楽がなく趣味もなかった若い頃 その時代を思い浮かぶにはその時代流行った歌謡曲とその歌手が自然と体の中にしみこんでいた ただそれだけである
PS:アルバムの中で好きな曲は沢山あるがよく聴いていたのはロング・バージョンと1969の片思い かな…