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美しい音UNICO P

タイトルをどうしようか暫く悩んだが素直にこのようにした…
新生キタサンオーディオのアンプ ユニゾンリサーチの「UNICO P」の第一印象は濃い音というのは前回述べたがそれとともにとても綺麗な音を出す。ジャズを聴くキタサンはこれまで特に綺麗な音は意識しなかった むしろ多少汚れていても構わないというスタンスであった。
まわりを見るとこの綺麗な音を出そうと努力している人は多い 電源に拘りノイズに神経質になる 静寂な中 更にその上を行く静けさを求める為なのであろうか? 誤解を恐れずに言うと理想の音=夢の中の音を目指しているからだと思っている オーディオをやり始めてからここ何年かまではそれに否定的だったが最近それも一理あると思うようになった 音を出してナンボのオーディオだが「無音の表現」むしろそれがオーディオの究極の姿 行きつく先なのかもしれない。

原音再生や生の音に拘りそれに近い音を出そうとするマニアの方とオーディオの音と生の演奏の音は別物であるというマニアの方の対立をよく見かけるが実は対立する必要はなく どちらも理想の音(基準の音)がありその基準が違っているだけにしか過ぎない。その基準の一つとして「記憶音」がある。過去に聴いた音で良いと思った音、感動した音など記憶に無意識の中に残っている音である それがコンサートで聴いた生演奏なのかテレビやラジオで聞いた好きな歌手の歌声なのか自然の中での小鳥のさえずり、風の音、川のせせらぎなのか…色々ある 今だとゲームの電子音もあるかもしれない そういう人それぞれ固有の記憶音があるので再生する側も十人十色の再生音がある。

自分の記憶音の中でふるさとの山の中の音が大きく影響を与えている 熊が出没するような山で(実際何度も熊を見た…)生きている実感を得られるような自然の中で発生する音 それは安心の音や危険を予見する音など混在する そしてそれらはとても美しいと感じていた。

話が脱線してしまったが実はこのUNICO Pのアンプの音を聴いた時 そこから流れる音楽とは別にそういう美しい感じが伝わり それが何だったのか考えていると子供の頃の山の中で感じた「美しい自然の喧騒」を思い起こしてしまったのである まだMinimaでしか聴いていなくQUADのスピーカーではまた違った感じになるかもしれないのだが…

2005年に発売された真空管とのハイブリッドプリメインアンプであるUNICO Pは出力50W、当時定価は150.000円(税抜き) 入門機ではないだろうが今のように何十万、あるいは7桁はするような高級機ではなく普及帯価格の製品である その後出力をアップしたUNICO ⅡやUNICO PRIMOなど発売されたが正直言って一般家庭ではオーバースペックだと思う 少なくても6畳から8畳程度のスペースの普通の部屋ではUNICO Pで十分のような気がする。短い自分のオーディオ歴の中でだがこれまでで一番「美しい音」がするアンプである Minimaとの相乗効果あるいは自分の記憶音とマッチしたからかもしれないが今現在でこれ以上のアンプは必要ないと思えるほど良いアンプである。

まぁ強いて言うならジャズの猥雑さはMusical Fidelity A1の方が出てるかも…濃密さはUNICO Pの方がある、 この濃密さがあるから音がきれいだけれどジャズの色彩感はキープされている。ジャズの色彩感は対比で決まる 静寂と喧騒の差が大きいほどインパクトがあり濃密な感じが出る 単純な対比の違いだけならアメリカのアンプなど分かりやすいがこのUNICO Pはその表現が非常に巧みにできている 個人的な感想だが国内メーカーのアンプで色彩感の対比においてはどんな高級機でもこのUNICO Pにはかなわないと思う Musical Fidelity A1もそうだがこの辺りは製作者の感性なのだろう いくら時間やお金をかけて緻密な作りをしても違いは歴然である もちろん国内メーカーが悪いわけではない 大手企業の縛りや制約もあり自由が利かない事も多々あるので仕方がない事なのかもしれない…

QUAD405の音出しをした瞬間 部屋の空気感が変わり「流石英国は音楽先進国」と過去にブログでも書いた そして現在UNICO PとCDPそしてMinimaで音楽を聴いているが 今度は部屋ではなく自身の心の中が清々しくなっているのが分かる ここに「イタリアは流石音楽大国」と書き記しておこう。

美しい音UNICO P_b0323858_07120209.jpg


by kurama66644 | 2020-11-08 07:49 | オーディオ | Comments(4)
Commented by hidyh3 at 2020-11-12 15:02
こんにちは。

イタリアがオーディオ機器の世界で「先進国」とは知りませんでした。けれども考えてみれば、中世のヨーロッパではヴェネチア共和国が海運の技術でも金融の領域でも先進国だったわけで、わたしの好きなクラシック音楽でもモーツァルトも歌劇はほとんどがイタリア語でしたし、ベートーヴェンが登場したあたりから、つまり19世紀になってようやく今でいうクラシック音楽が定着したわけで、イタリアはずっと先進国だったのですね。

オーディオの分野では、いまだに先進国なのを知り納得しています。
Commented by kurama66644 at 2020-11-12 19:41
> hidyh3さん こんばんは

オーディオに関して先進国と言ったのは個人的な感想も含んでいます 技術大国とは違い音楽そのものに造詣が深くそれがベースにある作品を作っているのだと思っています。

形だけでも工芸品のようなオーディオ機器もありますし(スピーカーなど)見た目も目を引くようなものが多いです この辺のセンスは日本人では中々出せないような気がします。
よく言われるのが弦楽器や声楽の再生に魅力を感じる機器が多いようにも思います。
Commented at 2026-01-21 11:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurama66644 at 2026-01-21 19:34
> ユニコさん こちらこそ初めまして コメントありがとうございます。
確かにユニゾンリサーチ壊れやすかったです(;^_^A まぁ海外製は仕方ない面もあるかもしれませんね…
おすすめは特にありませんが見た目で気に入ったものが最近の自分の選択肢の中では大きいです
怒られるかもしれませんが見た目で与える影響は本当に大きいと思います…
良い音=好きな音であることが必ずしも一致しないのであれば気持ち的に所有して満足すると感じて聴くと好きな音が良い音と思えてしまいます。
素人的な意見で申し訳ございません。