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個人的な趣味

このブログでは何度も言っているがオーディオはごく個人的な趣味であると思っている。
正解や際限がなく個人の感覚で行っている割合が多い つまらなくなってきたと最近感じるのはSNSの発達で自称評論家やオーディオ業界の人の発信を多くの人が見れるようになり お互い知らないもの同士交流?(オフ会等)出来るようになったことも関係していると思う 発信力の強い人の意見が正解とされ それに右にならえ状態で均一化されてきているように思える。

上記のようなSNSの負の部分を挙げたがメリットも沢山ある 自分だけの力では知りようもなかった事が分かるようになったとか どこで手に入れるか教えてもらったとか 何より同じ趣味を通じて交流が出来色々な意味で幅が広がった事など有意義な面も多々ある。

考えてみると家庭でのオーディオなんて同じ条件で再生など不可能でそこにソフトの違いもあり 他の人がこうなった こう聴こえるようになったと言ってもそれと同じ方法が自宅で通用するかどうかも分からない ましてやその時の個人の体調、心理状況にもより大きく変わってくるので「こうだ」と断定されてもブラシーボ効果でそう聴こえたり感じたりすることも多いと思っている。 怖いのはベテランになるほど自分の経験から「こうだ、こうあるべき」と断定してしまう事だ  その経験は確かに貴重で正しいのだろう ただそれが万人にあてはまるかどう疑問である。SNSの発達で自分のやっている事が容易に発信でき不特定多数の人が見れる 意思の弱い人や夢中になっている人などその意見を鵜呑みにして信じてしまう それは若い人だけではなく老若男女すべての人が対象となる。

気になる記事が某コミュの中にあった ある若手の有望株?のご実家でリフォーム計画があるらしい。両親が終の棲家にする機会に 与えられた自身の部屋も一緒にリフォームするという計画のようだ オーディオをやる人にとって部屋はものすごく大事らしい? 「?」をしたのはキタサン自身もオーディオを始めた時に部屋の事で相当悩んだ ただ今はオーディオをやるのに部屋はそれほど意識しないという風に変わっている そう意識しだしたのはここ1~2年位の事でそれまではかなり部屋についてコンプレックスを持っていたし同じオーディオをやる人の整備された部屋 調音された部屋をみて羨ましく思っていた。

予想通り沢山のコメントが付いた コメントしている多数は自宅を改装したり専用のオーディオルームとやらを作ったりしている人達である。経験に基づいた具体的なアドバイス等ありご本人にとってありがたい情報ばかりだろう 書いている内容はその通りだと思った。そこで気になるのが肯定的な意見が多い事 オーディオマニアのコミュなので当たり前と言えばそれまでだがリフォーム自体両親の持ち家でその若手の物ではない もしその若手が所有する家ならその人の勝手で好きなようにすればいいだけ ただその若い彼がこの先オーディオを続けるのか 将来もそこに住むことになるのか未知数である。ましてや部屋ありきのオーディオとなると音楽が置いてけぼりにされる危険性も感じる その彼もSNSの発達で交流も増え特殊な?オーディオの世界に踏み込もうとしている 失礼だが音楽が先にあるわけではなく(元々は音楽が先にあったような気もするが)オーディオ機器や部屋など音楽とは別に派生しているものに流れていっているようである…

オーディオなんてやれている人はある程度余裕のある人である それがいつまで続くかは分からない 現にキタサンも50歳手前で職を無くしその他色々なものを失った たまたまオーディオは続けているが止める選択肢もあった(金銭的にも) コメントの中で一人だけその人の将来の事も考えたアドバイスをしている人がいた 両親が考えているのは壁紙や床の材質などオーディオ用にリフォームする事は想定していないとか その彼の先々 結婚や仕事の事 移住地を変えなければいけない事もあるなど その場だけの楽しみだけで考えるべきではないなど(確かこんな内容だったかな?)キタサンもその人の意見と同じである。

オーディオは所詮音楽を聴く手段である 「若い頃から音楽に日ごろ接していないと部屋の事だけではなく機器にも凝りだし音楽は疎かになる そうなると歳をとってからだと取り返しがつかなくなります」と知り合いのベテランオーディオファイルが言っていた
自分は長年家庭ではミニコンポやラジカセで聴いていたので本格オーディオには疎いしそこまで執着はない 中には別に音楽ありきじゃなく機器を弄るのが好きな人もいるし部屋こそオーディオの音と言っている人もいるし色々な考え方はあるとは思っているがベテランオーディファイルが「取り返しがつかなくなる」といった意味はこの歳になりよく理解できる。

普通の音、普通のシステムで音楽を聴きたいと最近取り組んでいるのもごく個人的な事 大げさすぎず お気軽にとまではいかないが品のある適正価格の機器類で普通にオーディオを行っている人が余りいないように感じているので自分の身の丈に合ったオーディオをしたくなっただけである。適正価格と言っても1台辺り4桁クラスを適正というのか5桁あるいは6桁以上を適正というのかこれも人により様々 自分の考える普通のシステムは単純に価格では判断できないがおおよその目安として機器類は1台辺り10万以下 それでも少し高いかな?という感覚である あとアクセサリー関連は適材適所 何もしない場合もあるしボードを少し置いたりすることもあるぐらい そうなるとアマトールやトーレンスなど予算オーバー(笑) どうしようかなこれら…

真面目な一途な人ほどのめり込みやすい 見栄をはる人ほど人のいう事は聞かなくなる ただ所詮他人事 余り人の事をとやかく干渉するのもお節介なのかもしれない。
自分としては焚き付ける事、煽る事はしないように静観の構えでいよう。

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このアルバムの中の曲「ハイ・プレッシャー」は80年代後半 よくサックスの課題曲として練習した。サックスを演るきっかけとなったのはMALTAである サックスを辞めて暫くはMALTAが使っていたのと同じマウスピース デュコフを飾ってあった(今はメイヤーとオットーリンクが飾ってあるが…) ジャズというよりフュージョン色が強くなってきたこの頃のMALTAだが キタサン自身それに相反してその後モダンジャズに傾倒していった。久しぶりに買って聴いたこのアルバム 若い時分を思い出す。それにしても380円とは…フュージョンは人気が無いとはいえこのアルバムそんなに価値はないのかなぁ?

by kurama66644 | 2018-11-25 10:10 | オーディオ | Comments(6)
Commented at 2018-11-25 10:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurama66644 at 2018-11-25 19:34
> もぐもぐさん こんばんは。

SNSで出会った人達と実際会って話をしたりオフ会、飲み会をする中で本音で接するケースもあります。たしなめたり、ちょっと怒ったり、褒めたり…それに対して素直に受け止めたり、ちょっと違うんじゃないと反発したり SNS上の文章の中で繰り広げられるのとは違っている場合も少なくはありません。 ただし影響を受けるのは確かですね 影響を受けないと自信のある人でもその経験や立場、権威?年齢の差などで感化されやすい それはその執着度により変わってきます。人付き合いは中々難しいですね 比較的影響を受けにくい人は「物を捨てられる人」かな なんて思います。
Commented by いたちょう at 2018-11-27 22:44 x
こんばんは。

MALTA、懐かしいですね。
当時、好きなギタリストがアルバムに参加していたので、3枚位持ってますね。
残念ながら、このアルバムは無いです。
久しぶりに引っ張り出して、聞いて見たいと思います。
何か最近、好みが合いますね。
Commented by kurama66644 at 2018-11-28 20:25
> いたちょうさん こんばんは。

MALTAはちょっとオチャラケタ感じが面白いのですが演奏は流石上手い。
ライオネルハンプトン楽団の音楽ディレクターだけの事はあります

80年以前はほぼ歌謡曲、80年代から90年前までの10年間は雑食で歌謡曲、ジャズ、フュージョン、アメリカンロックと揺れ動いていました そういう時に聴いていたのがMALTAで懐かしくもあります。この時はミニコンポどころかまだラジカセで聴いていました(-_-;)
Commented by hidyh3 at 2018-12-09 03:00
こんばんは。

わたしは今、ほぼ極限の緊張状態なので、このアルバムのタイトルに驚き、そしてホッとしました。

戦っているのは、わたしだけではない。

あまねく全ての人たちが、場面こそ違え、最高レベルの緊張と向き合うのだと。

救われました。

Commented by kurama66644 at 2018-12-09 08:27
> hidyh3さん こんにちは

遅ればせながら再就職おめでとうございます。

今までとちょっと毛色の違う所なので何かと気を使うのではないかと想像します。
私も再就職したところが ちょっと官庁的な?組織の雰囲気だったので戸惑ってしまいましたが
何かいつのまにか慣れてしまいました。いいんだか悪いんだか…