人気ブログランキング |

レコードの音

最近CDを聴くことが多くなった。元々CDをメインで長年聴いていたのに(長年というのはミニコンポ、ラジカセでの再生も含めて) ここ4~5年はアナログオンリーになっていた。自分でいうのもなんだがそういう時のエネルギーはすごいもので結局あれほど多く集めていたCDはほぼ売却 CDプレーヤーも売却し アナログしか聴けない状態に自分をもっていった。何か求道的にアナログを求めていたようだがアナログ再生の方が自分にとって心地よい音が出せたというのが大きいように思える ジャズの元の音を知りたかったというのは何度も書いてきたことだが古いジャズの当時のメディアはレコードでしかもモノラル音源も多い その初盤いわゆるオリジナルの音を知ることがオーディオ再生に役立つともその時は思っていた

レコード盤自体趣味性が高く 特にジャケット好きなキタサンはレコードに嵌ってしまった。センターレーベルの違いやマトリックス番号からオリジナルか否か判別するのもなかなか興味があり面白かった。レコードの音は一般的にはパチパチとノイズが多く 柔らかな、癒し系の音がするというイメージがあると思うが機器性能の向上や使い手の工夫、鳴らすまでの作業行程の熟練によりデジタル機器とさほど変わらずノイズレスに近くなる あと柔らかな音というは音出しの際 針により盤と接触し音以外のノイズを拾うそのノイズが混ざった音が意外と柔らかな音を印象付けるのではないかと思っている(何となくの想像である)今は高音質かそうでないものかという2極分化されているようなので音質の件で今更アナログ、デジタルと線引きするのはそれほど意味はないような気がする。※高音質という表現も実は曖昧ではあるが…

使い勝手が不便故 それに伴う一連の作業終了時の達成感、ブラックボックス化されたデジタル機器と違い見える化されているのでその安心感、レコードという媒体の存在感などレコードの音そのものより視覚による違いが大きいように感じる。

年齢的にはレコード世代の最後の方かと思っている 中学、高校と大学時代は主にカセットで社会人になりCDがメインになった といってもちゃんとしたオーディオ機器はなく ここ10年位で機器類は揃えた素人である。原体験としてもちろんレコードの音は色々なところで聴いていたがそれほどレコードの音を知っているわけではない ただここ4~5年ほど集中的にレコードばかり聴いていたのでひょっとしたらレコードの音は体に染みついたかもしれない…それでも音は目に見えないもので音色といっても人が頭の中で想像し比喩しているに過ぎない それぞれの感覚によりこの「色」も変わってくるように思う

アナログでもCDなどのデジタルでも最終的に音が出るスピーカー部分でその印象はだいぶ変わる。今まで聴いていたMinimaでは音色がオレンジ色をしている印象を持ったがアマトールにしてから赤と黒の音色に変化した あくまでも個人の感覚でありそれは人によっても違うはず レコードの音、CDの音はそれぞれが視覚からくるもの 体験からくる各自の捉え方、感性で大きくその音の印象は変わってくるはず。


オーディオは物理的特性を自分の感性に最適なように調整し音楽を楽しむ趣味かと思っている その特性をトコトン追及してそこで初めて音楽が生きてくるというアプローチの仕方と 音楽そのものは特性とは別というアプローチの仕方と両方あるように思う。オーディオマニアは前者が多い 後者はそもそもオーディオにはさほど興味がないし趣味と思っていない、自分は後者だが周りにマニアが多いのでそれを見ていると前者のような試みも「なるほど」と納得する事もあり面白さはあると感じている

レコードの音は同じアルバムでも盤の材質や製造国(製造機器)その工程により違いがあるらしい 更には録音方法、技術により違うなど物理的特性からすると何となく違っている気もするが一般の人はおそらくそんなこと考えもしないで聴く。 歌手や演奏者が同じであればその演奏や曲に何らかの感情を持ち自己判断(好き嫌い等)を下すだけである。

ひょっとするとレコードの音、いやCDの音、配信系の音云々なんてそもそも存在しないのではないだろうか? 見た目(再生する機器類など)で判断する自分の過去体験からの想像の音でしかないような気もする。そうオーディオの音は所詮 幻想の音でしかすぎない 実際にありもしない音を探しお金と時間をかけ時には音の違いとやらで喧嘩しもめる…当事者同士だけでもめる分には構わないがSNSの発達で他の人も巻き込んで大もめになってしまう。

最後は少し愚痴っぽくなってしまったがレコードの音にそれほど意味はあるようには思えない
自分にとっては過去に実際聴いた人の形見、思い出としてとらえている。

b0323858_11345699.jpg
ジミー・スミスの中では結構好きなアルバム 「サーモン」というタイトルからして鮭と思っていたら祈りのほうだった(;'∀') 大食漢のジミーのことだから鮭を抱えている姿にも思えた…
この人のフットペダルさばきはものすごいものがあり衝撃的だった 亡くなってから13年経つがオルガンの音よりフットペダルさばきとあのダミ声の印象が強く記憶に残っているのは音ではなくジミー・スミス本人を見ていたからだと思う そこにはオーディオやレコードが入り込む余地はない。
 
Commented by ニッキー at 2018-05-20 18:07 x
キタサンさん、こんばんは。

CDとレコードの音の違いに対してキタサンさんもこんな考えなんだと興味深く思いました。
私もそして恐らくあの人もキタサンさんと同じ事を感じております。
(先日同じようなやり取りをある人に某コミュニティのメッセージで送ったばかりです。)

ところで、サーモン、北海道の鮭って関東ではほとんど手に入らなくなりましたね。
"ししゃも"も例外無く"からふとししゃも"の事になりました。
北海道で"ししゃも"が食べたいニッキーでした。
Commented by kurama66644 at 2018-05-21 20:23
> ニッキーさん こんばんは。

レコード自体 音はしませんが色々なものを介してようやく音が出る。特に針との接触により音を発するなんて素敵ですね~ そうレコードは触れ合いの音なのかもしれません。

北海道のししゃもは鵡川町のものが有名ですね! 以前はそこから取り寄せて食べていたことがあります。スーパーなどで流通してあるカラフトししゃもとは味のコクと深みが違っています。

うーん 久しぶりに食べたくなりました。
by kurama66644 | 2018-05-20 11:55 | オーディオ | Comments(2)

感じた事を素直に書きます 一日一つは何かを得、逆に何かを手放すように心がけています


by キタサン
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る