MJQ

MJQのメンバーはもういない ドラムのコニー・ケイが94年に亡くなった時 事実上MJQは解散した。それまでも解散と結成を繰り返していたがメンバーがいなくなりそれも不可能になった。コニー・ケイが亡くなってからメンバーの一人であるヴァイブのミルト・ジャクソンはカルテットで来日し その演奏を聴きに行った。
演奏が終わってメンバーが引き揚げ たまたま自分も帰り際にミルトと会う事が出来思わず「ナイス タッチ」と声をかけると「ドウモ アリガトウ」と片言の日本語で返してくれた そうして握手をしてもらったのはよい思い出である。ミルトが亡くなったのは99年 最後の演奏を聴いてからだからもう20年以上経つ…

自分の年代、世代がモダンジャズの巨匠、ベテラン、レジェンドなど色々呼ばれ方はあるが直接演奏を聴く事が出来た最後の世代かと思う。80~90年代終わりまで彼らはまだ活動していた もちろん全盛期は過ぎていたがその円熟した演奏は健在であった 自分の家にはオーディオ装置が無かったのでそれならば直接聴いたほうがいいという事で聴きに行くことを主体としていたので本当にラッキーであったと思っている。

MJQの話に戻すがもうひとつのMJQも2回ほど聴いた事がある。それはマンハッタン ジャズ クィンテット そうアルファベットでは同じMJQである。
デビッド・マシューズを中心とした凄腕の5人組である。  今でこそ大ベテランの域でそれこそレジェンドと呼ばれているようだが その結成した当時は まがいもののジャズと自分の中では思っていた。スタジオミュージシャン上がりの演奏とちょっと馬鹿にして聴いていた節がある 綺麗で正確な音、暗さは少ない いやに気取ったジャズだと思っていたが 先日ユーミンのひこうき雲のアルバムとともにこのMJQの84年アルバムを何気に購入した 当時2800円、今売価が500円! 普通の中古だとこういう価格になる これが正当な感覚 それなのに云万円も半世紀前のオリジナル等はしてしまうのは本当に馬鹿げていると改めて思う。
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500円の中古のオリジナル しかしアマトールで聴くそれはとても素晴らしい音楽で感激してしまった。スタンダードのバップ曲はいささかチープな感じで深みはないが幻想の音楽として捉えると感慨深いものがある。確かこの年のスィングジャーナル金賞を取った作品でもあるので納得である ただ不思議な事にモダンジャズカルテット(旧MJQ)での生演奏とレコードではかなり違いがあるのにこの新MJQ(マンハッタン ジャズ クィンテット)では生とレコードの演奏にさほど違いはない。

録音技術が発達したのかそのエンジニアの感性が変わったのか それとも機材のせいかリアルに近いものは多くなってきた。今後益々その傾向は続くであろう 実を言うとその事が良い事であるのかちょっと分からない…なんというか達成感の違い 何でも簡単に手に入りお手軽に出来ると逆にしっぺ返しを食らい大切なものを見落としてしまうような気がしている。

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by kurama66644 | 2018-03-31 09:42 | ジャズ | Comments(0)

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by キタサン
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