大きくなったMinima
ジャズを聴くのにMinima?と訝しい目で見られるが…聴けば分かる!オレンジ色の明るい音色がとても気持ち良い。
その小さな筐体からは意外なほど低音も出 躍動感あふれる鳴りっぷり ソナスのスピーカーと言えば弦楽器や声楽の再生が得意でクラッシック愛好家が主に所有する傾向があるがクラッシックというよりアコーステックな楽器等の再生にシックリくる だからジャンルは実はそれほど関係ない。
物理的特性の優れているスピーカーが多い昨今は音質を正確に伝える高品位なものも多いがソナスの創業者フランコ・セルブリンは演奏者の情念をスピーカーという楽器に伝えたのだと思う その一つがMinima(オリジナル)である事は間違いない。
この小さな筐体…
「あれ? 奥行きが大きくなったような」
フランコ・セルブリンがMinimaを出した90年その2年前88年 当時のソナスの戦略的モデルでフランコの処女作品でもある。
ワシントン条約で禁輸措置がされ今では手に入れる事が出来ないブラジリアンローズウッドのハカランダ材をエンクロージャーに使い 採算度外視のユニット フロントには反響防止の本革を使うなど大変手の込んだフル・ハンドメイドで作られている。
Minimaのカラッとした明るい音色とは対極の深い 心をえぐる様な音色 豊かで広大な低音の響 部類としては小型スピーカーの範疇だが大型スピーカーを彷彿させる広がりをみせる。しかしながら誇張した感じはしない 久しぶりにオーディオで驚いた…。
難点はキタサン宅が狭いのでこのスピーカーはもったいない事か…ハハハッ(^_^;)
色々遊べそうである。
「オレンジ色の明るい音色」
音よりも素敵な表現ですね!
参りました。
学生街の喫茶店で休日の午後の日差しの音だったのが今度のスピーカーは月夜(満月ではなく三日月)の中での音に変わりました(笑) 深い音です。
大人の音ですね~ ちょっと衝撃を受けました…。
忘年会以来ですね フランコの処女作と遺作がご近所同士何て不思議な感じがします。
そういえば歌謡曲大会まだ行っていなかったですね。フランコも歌謡曲を自分のスピーカーで奏でる奴がいるなんて草場の陰で驚く事でしょう(笑)
アマトールはアッコルドほど繊細な音は出ません。太い筆で空を描く ちょっと荒っぽい音かもしれませんが魅惑的な音です。 又 交流致しましょう。
時々Minimaも聴くのですがアマトールを聴いた後だと改めてMinimaの優秀さが分かります。
スピーカーとしてはアマトールは異端の存在だと感じました。
又 別の機会に記事を書こうと思いますが一言で言うとアブストラクト(抽象的)なスピーカーだと思います。抽象的なんてハッキリしない不具合があるような印象を持つと思います 性能でいくと現在はこれより遥かに高いものは沢山ありますが これほど作り手の意思が伝わるスピーカーは稀だと思いました…不思議な存在です。