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シュアN44-7で聴く

普段 布団部屋でモノラル録音を聴くことが多くなったがステレオ録音のアルバムも聴いてみたくなった。

プレーヤーのDUALにはシュアのN44-1という古いモノラル専用針を使っていたがステレオ対応もできる現行品で販売されているN44-7に切り替えて使ってみることにした
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N44-7は出力が高いMMカートリッジであるが現状はDJ御用立つの安価な針と言う位置づけである。耐久性もあり音がガンガン前に出るのでPOP系の曲にもあっているのであろう。キタサンはTD-124にN44-7を付けて聴いていた時もあるがとても良い鳴り方をして正直言うとこの針ひとつで十分とも思っていた。MMなので針の替えも楽で現行品もそうだが60年か70年代のカモメマークの古い替えも数個調達して聴いていた。

現在はカートリッジの主役はMCでありMMは価格的にもそうだがMCより安く 軽く見られている風潮である。お付き合いしているオーディオ仲間はハイエンドをお持ちの方が殆どなのでアナログを使用している方はほぼ100%MCを使い機器が1つ軽く買える位のカートリッジを普通に使っている。オーディオ機器(カートリッジも含めて)が高いか安いかは人それぞれの金銭感覚によるが その価格に設定したことには必ず理由があるのでなぜその価格なのか考えて購入する必要があると思う 以前は高いからそれなりの音が出るだろうと安易に思っていた節があるがN44-7を使用し始めてからカートリッジだけではなく機器についても なぜこの機器を自分は使うのだろうかと考える事が多くなった。

話は少し脱線してしまったがステレオ録音ものを聴くという事はスピーカーもモノラル用にと1本設置ではまずいので通常の2本セッティングにした。
予備のスピーカーケーブルが無かったので秋葉原に買いに行く いつものベルデン製白黒交差ケーブル メーター500円也…と非圧着製のプラグも同時に購入。
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部屋が狭いのでスピーカー間は110cm 能率が高いスピーカーなので「サーッ」というノイズが聞こえる。QUADのパワーアンプ 電源スイッチも付いていない古い物  S/N比が高いオーディオデザインのアンプでもノイズは ある程度拾っていたので致し方ないと飽きらめる。(音楽が鳴れば気にならないレベル)
この部屋は 以前はピアノの練習部屋として使っていた部屋で天井は吸音加工しており窓は二重窓、床はタイルカーペット使用である程度強固に出来ている。そのためかかなりデットな部屋なのである 音響専門家にシルヴァンを入れるとき確認してもらったが響きをもう少し取り入れたほうが良いともアドバイスいただいた。
ドアも防音仕様の厚めなものなのでドアを締め切るとかなり圧迫感がある。音の抜けがないのでオーディオ的には不適格な部屋とも言える。

自分的にはデッドな方が音楽の情念的なものが聞こえる様で悪くはないと思っている。それに定位だ音像だとこの部屋での再生では望んでいないのでOKである。

リンダ・ロンシュタットのこのアルバムはお気に入りでよく聴くがMinimaのある部屋ではオーディオ脳が働いてオーケストラの配置やホールの響きなど生意気にも意識してしまう こちらではニアフィールドのせいもあるかとは思うがガッーンとリンダの声がこちらに届く 中々よい塩梅である。
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by kurama66644 | 2017-08-07 11:01 | オーディオ | Comments(0)