アナログ再生とCD再生
家にオーディオ機器があると音の影響から逃れられない定めなのか(^_^;)
実は私のオーディオの師匠からは不評?のQUAD44プリから鳴るCD再生なのだが自分は結構好きなのである。
まず元気である事、情緒は減退したかもしれないがハッキリ、クッキリ現代風に鳴る。余り細かくオーディオ環境(電源、ルームチューニング等)を整備していないので大ざっぱでS/Nなど良くないかもしれないがCDらしくハキハキとした表現なのである 小型のスピーカーMinimaとは思えないほど闊達に鳴る。
片やアナログのシステムを(モノラル、ステレオ)プレーヤーごと入れ替えカートリッジも変えて再生しているが こちらの方は正にアナログっぽい鳴り方をする。
アナログなのだから当たり前といえば当たり前なのだが 昨今アナログもデジタルも同じような鳴り方(鳴らし方)をするケースに遭遇する。
考えてみるとオーディオシステム全般はまだまだアナログの仕組みで成り立ち 上段部分の機器(プレーヤーなど)とメディアがデジタルなだけで基本はそれほど変わらないのかもしれない。それでもアナログとデジタルの区別を余り感じさせない風に鳴らせる人はかなり調整しているのだろうと思う。オーディオマニアと呼ばれているのはダテではないようだ。
家での再生は定位や音像はそれほど気にしなく楽しく鳴ればよいぐらい いい加減な調整なのでオーディオの師匠も呆れていたのだろう。
QUADは音ではなく音楽を楽しむ為に作られたアンプだと思う。それを受けて素直に聴いている自分は極自然と思っているが思い上がりなのだろうか?
今 使っているアンプ(QUAD、ラックスマン)はちょうどCDが普及し出した時代の製品、当時のメーカーがアナログの音とデジタルの音をどれぐらい意識していたかは分からないがアナログらしさ?を残しつつよりデジタルのように鮮明な音を出そうと それぞれ良い所取りを狙っていたのではないだろか。
よく双方win winの関係で云々…と耳にする。双方はwinwinかもしれないが双方の知らないところで必ず負を担っている人がいる、そうwinではない人が必ず発生している。世の中そんなものである 見えないところに真実、現実が存在するのである なんでも欲張り過ぎてはいけない。
アナログ時にはデジタルの便利さを求め デジタル時にはアナログの人肌を求めて進んで行った。
アナログ再生とデジタル(CD)再生 違っていてもいいじゃないか! 同じにする必要はない…と思っている。
「音」の究極を求めるオーディオマニアは今日もアナログとデジタルの音を同じにしようと一生懸命(…である人もいる)。
花は紅、柳は緑。
※中央線沿線の知り合い2人のNさんは例外(笑) いい音そして いい味が出ている!
カーペンターズのアルバム評でアナログとCDで印象が違うとよく聞く。ベテランオーディオファイルの方にアナログのオリジナルを聴いていただいたが録音が古い(古めかしい)と言われたことがある。使用していた機材もヴィンテージに近いものだったのでそう感じたのか?
カーペンターズに関してはキタサンはCDでもアナログでもどちらでもいいと感じる。アナログの方が艶があるという意見も多いがCDでは輝きがある。
このアルバムの本物のメイドイン アメリカ(盤)は一度聴いてみたい。