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ストライクゾーン

プロ野球シーズンである。何?開幕が始まってから結構経つぞ!…そう言えばそうだ 家にはテレビが無いから今一つ情報が入らない(笑)

これでもプロ野球は結構見ていた方で後楽園(今は東京ドームか)や神宮には時々行っては興奮し帰ってきたのを覚えている。

小学生の頃は野球少年だった、スポーツと言えば田舎では野球位しかなく暇さえあればキャッチボールをしていた。
社会人になって会社での話題は昨夜のプロ野球の話も多かった。今はサッカーの方が話題性が高いが一昔前の オヤジは野球か相撲に詳しい人はたくさんいた。

と ここまで野球の話でタイトルの「ストライクゾーン」とカテゴリーの「オーディオ」をどうつないでいくかであるが…
キタサンはジャズが好きでオーディオは好きなジャズを聴く一つの手段にしている。故にオーディオ自体それほど詳しくない かなり適当にやっているところがある。
かける音楽もジャズが9割、残りは歌謡曲、ロック、クラッシック等々でかなり偏ったジャンルの聴き方をする。更にはジャズ好きのオーディオマニアが好まない?オーディオ機器そして鳴らし方をするので自宅に聴きに来られた方は「想像とは違った」という感想を述べられる事も多い。

ジャズオーディオマニアの方には怒られるかもしれないが基本的にはオーディオ機器を通すとジャズがジャズではなくなると思っている。
そうジャズと言う「音楽」になり 「ジャズ」は消える、消えるというか表現が出来なくなると言った方がよいのか…。それならば別にマッキントッシュのアンプやJBLやアルテックのスピーカーでなくても全然構わない、小さなスピーカーでクラッシック好きな人がよく愛用するアンプでも構わないというスタンスである。

ただしジャズという音楽であっても自分のストライクゾーンがある。おそらくだがオーディオを趣味とされる方に比べてものすごく狭いストライクソーンであると思う。

野球のストライクゾーンはホームベース上の打者の胸元から膝にかけての範囲だがオーディオオフ会に行くとそのストライクゾーンをフルに利用した鳴らし方をする人が殆どである。つまり音楽ジャンルをあまり選ばず音の良し悪しで選ぶ 平均的に良い鳴らし方をする傾向にあると思う。

特定の音楽ジャンルに拘って豪快に鳴らす気骨のある人もたまに見かけるが そこはやはりオーディオの世界の人でいざとなると他のジャンルでもそつなく鳴らす事が出来るようストライクゾーンはそれなりに広く構えている。

自分は元々オーディオの世界の人では無かったのでジャンルも片寄っているしストライクゾーンが物凄く狭い。野球で言うと大体ホームベースの幅が43cmぐらいで高さは打者の身長にもよるが60cmぐらい?の間もっと狭いかな… 仮にど真ん中絶好球がきてもそれは自分のストライクゾーンでは無いので見逃しにしてしまう馬鹿者である。

中々自分のストライクゾーンに投げてくれる人は過去のオフ会でも殆どいなかった。それぞれ感じ方が違うしそれは仕方がない事 ただしこれが自分の好きな音楽で自分はこういう音で聴いているんだという球を投げてくれる人は自分のストライクゾーンで無くても振ってしまう。大抵は空振りしてしまうがその主張に意気を感じるから善しとしている。

細々だけどオフ会を続けているのは そういう自分と同じストライクゾーンに球を投げてくれる人を見つける為かも… もしそういう人が現れたらその球を打つかって? おそらく振らないで見逃してしまうだろう。その時こそ自分の今のシステムを手放して元のミニコンポなりに戻すと思う オーディオの世界から完全撤退する時である。

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メジャーリーガーのドン・ニューカムに顔が似ている事から付けたといわれるタイトル「NEWK'S TIME」
ソニー・ロリンズ ブルーノート4000番台の有名アルバム これはオリジナルではなくセカンドだと思う。
モダンジャズ最後の巨人 来日した時一度だけだが聴けたことは良い思い出になった。長生きして下さい。


by kurama66644 | 2017-05-07 09:12 | オーディオ | Comments(0)