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ハイ・ファイ・ブレンド

最近 ハイ・ファイ・セットに凝っている…。

デビューアルバム「卒業写真」をMinimaで聴くようになって若い時分を思い出した。
一昨年 メンバーの一人でボーカル山本潤子さんの旦那、山本俊彦さんが亡くなったのは残念な事だが彼ら彼女らのハーモニーはアルバムの中では永遠である。

懐かしくなり5枚ほどオークションで手に入れた。その中で自分が愛聴していたのがベストアルバムの「ハイ・ファイ・ブレンド」である。
77年頃の作品だが自分が実際聴いたのは80年代に入ってからカセットで聴いていた。その頃はオーディオ装置なんてものは持っていなく それから更に10年後ぐらいしてようやくミニコンポでCDを聴いていた。
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今こうしてオーディオの事を偉そうに能書き垂れているが このような本格オーディオ?はここ10年ぐらいなので書いている事はかなりいい加減で適当である…。

話はハイ・ファイ・セットに戻るが このベストアルバムはA面「フェアウェル・パーティー」から始まり「海を見ていた午後で」終わる。
B面は なかにし礼が訳詩をつけた「フィーリング」で始まり「卒業写真」で終わり、荒井由美の曲が大半を占めている。ユーミン作品集のカバーといったところであるが 当然ながら?ユーミンより歌の技術は山本潤子さんの方が上である。ただしユーミンの世界はユーミンだけのもので独特の世界があり比較するのも野暮である。

この手の歌謡曲(あるいはニューミュージック※もはや死語?)は相対的にQUADのアンプで聴くのが良かった、真空管アンプも中々かな?現代アンプのオーディオデザインは一番メリハリがありオーディオ的には良いのだが情緒不足である。ただこのアンプ 歪率が極端に少ないのでRCAビンテージスピーカーのように古いスピーカーには一番合っており手放せない。

既に持っていたファーストアルバムの「卒業写真」と今回購入した5枚すべて聴いたが その内の1枚が他の物とは音の雰囲気が違っていた。
その1枚は「I miss you」というアルバムである。
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製作年を見てみると1983年、他のアルバムは全て70年代のもの。ジャズアルバムでも60年代以降と以前では音の作りがかなり違っていたので歌謡曲でも同じことがいえるのかもしれない。要はデジタル録音が本格化したのが70年代後半、そしてCDが出たのが80年初頭から。明らかに80年の作品のi miss youは音はハイファイ調になり音圧も高めで とても鮮明な音がしていた。一聴するとこちらの音の方が綺麗で良い音といえるのかもしれないのだが… まぁ好みは色々あるので何とも言えない?

古いアルバムだが全てオリジナル。ジャケット等 傷んでいるものも多かったが盤自体は結構きれいであった。5枚で1000円もしない… こんな良いアルバムを出品者さんには格安で取引してしまったので申し訳ないと思っている。



by kurama66644 | 2016-03-08 19:43 | 歌謡曲 | Comments(0)