DENON DL-103は定番?
そういう中 カートリッジの定番は特に国内ではDENONのDL-103とよく言われている。アナログをやり出す前からもこのカートリッジの事は知っていた。
廃れ流行の多い中 1970年以降ロングセラーを続けこのカートリッジの派生も沢山生まれて現在に至る。音は単独で出るわけではなくそれぞれの機器類が絡み合い協力しながら音を出し音色が決まる。決してカートリッジだけで音が決まるわけではないが長く愛されていたこのカートリッジは日本人の好きな中庸の魅力があるのだろうと勝手に解釈している。
アナログに回帰してほどなく このDL-103は購入していたがヤマハのプレーヤーにつなげて聴いていたぐらいで殆ど出番がなかった。
実はトーレンスTD124Mk2を購入した時 購入先の代表はこのDL-103でもよい音が出ますよと話されていた。私がこのカートリッジを所有している旨を前から話していたのでトーレンスのセッティングに自宅に来ていただいた時 代表はこのDL-103をアームにセットするのかと準備していたのを個人的な好みのオーディオテクニカAT33EVで針圧等合わせてほしいとお願いし「アレ?」という表情をされていたのを思い出す。
布団部屋で古いモノラルレコードを波動スピーカーで聴いている時 EP盤も久しぶりに聴いてみるかと思い ケンウッドに付けていた音のエジソンのモノラルカートリッジを外しDL-103を装着した。そうして聴いたのは45回転EP盤の数々…
難点は曲時間が短いのでEP盤の取り換えが頻繁にある事。まぁ部屋が狭いので少し手を伸ばせば届く距離なので何とかなる。
DL-103、良い音ですよね。良い音というより安心する音という感じでしょうか。もしかしたらNHK-FMで使用されていたから刷り込みがあるのかなあ。でも、海外でもDL-103の評価は決して低くないのでそれだけが理由ではないですね。このカートリッジはプレーヤーやアームを選ばないところも素晴らしいです。
それにしてもEP盤、渋い選曲ですね(笑)。こういう日本のレコード作品はDL-103が音決めの基準になってそうなのでより一層合いそうです。
こんばんは。EP盤で歳がばれてしまいますね(笑) このEP盤を称して現代のハイレゾに匹敵するとベテランオーディオファイルの方が話されていました。もちろん全てではないのですが…。
合研ラボのフォノイコはこのDL-103を基準にして音作りされているようなので よりシックリ来るのかもしれません。
実はトーレンスTD124でEP盤をかけると余り良くありません…これは私のシステムの問題もあるかもしれませんが ある程度原因はわかっております。その件は又別の機会にでもお話しします。