アルト・マッドネス

狂乱のアルトと訳すればよいのだろうか? 私がジャズを聴き始めた30年以上前 ピアノトリオやテナーサックスを好んで聴いていたのだが同じサックスでもアルトサックスは余り好きになれなかった。アルトサックスは人の声、叫びに似ていると言った人?がいたようだが何となく甲高くせわしないような音色が好きではなかった。

そんな好きではなかったアルトサックスを自分で吹くようになったのは30歳前の事で世の中どうなるか判らないものである。
日本人ではMALTAが当時好きで あのチャラチャラした容姿(失礼…)に似合わず流暢に吹きジャズというよりコンテンポラリーな音楽を演奏してよくフレーズをコピーしていた。それでは本家?ジャズでは誰が好きかと言うとジャッキー・マクリーンである。昔からジャズ喫茶のスターであったマクリーンは音色がちょっと鼻に詰まった感じ で演奏は余り上手くない所もあるが所々で見せるエモーショナルな吹奏が聴く者の心に訴える。名盤も多いマクリーンだが単純にアルトの音を堪能したいアルバムといえば そう今回のタイトルにある「アルト・マッドネス」を挙げたいと思う。

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墨絵で書かれた様なサックスのポートレイト。あずき色のバックに黄色の文字、見るものを興奮させる当時から好きなジャケットでもあった。
主役はもちろんマクリーンだが もう一人のアルト奏者ジョン・ジェンキンスもマクリーンに負けず劣らずの奮発ぶりである。
当時はどちらがマクリーンでどちらがジェンキンスかのブラインドテストを行ったが駄耳の私にはわからなかったのもよい思い出である。

マクリーンのアルバムの中でもスィング・スワング・スィンギングと双璧をなす好きなアルバムではあるが このオリジナル盤は高い!!
もちろん6桁もするブルーノートや希少盤などに比べて安いのだが云万円もするものはおいそれとは買えない。たまにオークションでも見かけるが状態が余り良くないにもかかわらず とんでもない値段がついていたりする。

そういう中 先日ユニオンで変わった盤を見つけた。マクリーンの「アルトマッドネス」だがジャケットが全然違う、ユニオンの説明にはRVG録音 STATUSと書かれていた。 STATUSとは何だろう?と思いながらも値段が安いのでとりあえず購入し どうせ再発盤と高を括って聴いてみると驚いた(笑)
アルトのバトルが目の前で繰り広げられているかのように音が飛んでくる。アート・テイラーのシンバルの音がシャーン~と物凄い響きの余韻がある。
いくらRVGとは言え再発?でここまで迫力が合っていいのか。STATUSを調べてみるとプレステッジの廉価盤として出されているレーベルらしい。
再発でもスタンパーが同じであればそれほど違いはないものもあるのは経験済だが このSTATUSは知らなかった。 ただし今後このSTATUSレーベルを買うかと言うと
何とも言えない…

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ジャケットは…センスが無い!音は一流で高音質盤だがジャケットは廉価盤で購買意欲が削がれるポートレイトである。
そうだ!ジャケットはオリジナル仕様で中身をこのSTATUSに入れ替えればいいのだ(笑) イヤイヤ頑張ってオリジナルを買おうかな…(^_^;)

まだまだキタサンの知らない盤が多い。こうして未知の世界に足を踏み入れ抜け出せなくなるのか(笑)

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by kurama66644 | 2015-05-27 20:23 | ジャズ | Comments(0)

歌謡曲とジャズは好きです!


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