塩とコショウ

単なる隠し味ではなく そのもの自体が料理に大きく影響する調味料だと思う。塩は先に料理の下味として コショウは最後に料理のスパイスとして使われる事が多くその料理の決め手になりかねない。 今年に入ってから体調不良で塩分や辛い物を控えるように (糖尿ではないですよ(笑) 言われているキタサンだがどちらの味も好きである。
そういう実際の味覚では控えられている塩とコショウだが聴覚で味わうピッタリのアルバムがある。

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「Salt and Pepper」ソニー・ステットとポール・ゴンザルべス(※ゴンザルスと呼ぶ人もいる)の2大テナーの共演である。
ステットはパーカーのエピゴーネンとして見られそれが嫌でアルトからテナーに一時変えたがパーカー死去後アルトに戻り名演を残している。時々今回のようにテナーに持ち替えて吹く事もある。典型的なバップ奏者だが我を行くスタイルであのマイルスに意見を言えるほどの大物である。
一方のゴンザルベスはエリントン楽団に在籍し単独のアルバムはそれほど多くないがいぶし銀の存在を見せている。ただこの人かなりのアル中で演奏時に寝そべったり ヨレヨレになりながら舞台に上がったり かなり無茶苦茶な人である。

そういう酸いも甘いもかみわける二人の演奏は辛口でしょっぱい?  何?タイトルのSalt and Pepper通りではないかと! 全くその通りでありまして…しかしながらそういう塩辛い味には甘さも必要でその甘さをさりげなく出しているのはピアノのハンク・ジョーンズ、ベースのミルト・ヒントン、ドラムのオシー・ジョンソンなのであります。ホント控えめなバックですね(笑) これがガンガン系のピアノであったりブンブン系のベース,ドカドカガッシーンのドラムであると騒音バトルロイヤルになりかねない。(それでもベースやドラムはそんじゃそこらのアルバムより結構ガンガンいっている。流石バンゲルダー録音)

B面最後のスターダストはステットがアルトに持ち替えての演奏、こちらの方がなじみがある。ゴンザルベスのテナーがネッチこく絡む 一歩間違えばムードテナー?やはり酔っ払いながら吹いているのか(笑)

インパルス 63年の録音であるがこれはやはりモノラルの方がその濃さが味わえる。昨今のサックスバトルでの音の大きさ比べ?とは違う個々の音色のニュアンスを味わえるアルバムである。

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by kurama66644 | 2015-04-10 09:57 | Comments(0)

歌謡曲とジャズは好きです!


by キタサン
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