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フリージャズ

モダンジャズ命?のキタサンだが60年初頭から流行り出したフリージャズは酔っぱらった時にたまに聴くことがあるぐらいだ(笑)
フリージャズの開祖?といえるオーネットコールマンの作品はCDでは意外と所有していたがCDは殆ど売り払い今はフリージャズといえるものが家には置いていない。
せいぜいエリック・ドルフィーの幾つかの作品ぐらいだろうか?(純粋なフリージャズかどうかは別として)

当初まともだったコルトレーンやマクリーン、ロリンズ、マイルスまでこのフリージャズの洗練は受けている。やはりフリージャズは芸術家の音楽だったのだろうか?と考えた事もあった。ただやはり私の感性では理解できないようである…

最近手に入れたアルバムでアーチ・シップの初期のアルバムがある。
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アーチ・シップといえば後年フリージャズの権化と化したコルトレーンの薫陶を受けたファラオ・サンダースと同様、コルトレーンの弟子のような存在だと私は認識している。
この作品は1966年のサンフランシスコでのライブ盤で、名門インパルスでのバンゲルダー録音、ステレオ盤のオリジナルである。
ところどころで音楽ではなく嘆きのような朗読が入っていたりするところは この時代の雰囲気を感じさせる。曲全部がフリーと言うわけではないがメロディを楽しむというBGM的な音楽とは違っている。 実はメンバーもアーチ・シップ以外知らない… ことフリーに関しては知識が乏しいキタサンで申し訳ない。

フリーを演奏していたジャズマンは後年 オーソドックスなジャズを演奏する事も多い。このアーチ・シップも普通のモダンジャズを演奏し大御所が大勢亡くなっている現在 レジェンドとかベテランと崇められているようだがいまや時代のアダ花(失礼)となったフリージャズを演じていた頃のアーチ・シップにこそ愛着を感じる。

このアルバムはオークションで見ると結構な価格設定がなされていたがユニオンでは2000円ちょっとで売られていた、しかも盤質がAである。
確かにハチャメチャな?メロディーラインで(素人目にです)演奏された音がご近所に漏れてしまうと この人どういう人?と訝しい目でみられるかもしれない。



by kurama66644 | 2015-02-16 10:15 | ジャズ | Comments(0)