3枚聴き比べ

お腹の調子がまだ本調子でもないのにマニアックな聴き比べをするキタサンは今年も相変わらずです(^_^;)

白人ジャズメンにしては やけに黒い演奏をする稀有なアルトサックス奏者 フランク・ストロージャー。アート・ペッパーほど屈折していなくフィル・ウッズほど天才肌ではないが玄人受けする私の好きなサックス奏者の一人である。

ビー・ジェイやジャズランド レーベルに幾つか作品を残しているが どれもが西海岸の開放的な雰囲気を持ちつつ黒さもある流石の演奏だと思う。

以前から国内再発盤のこちらのアルバムを所有していて愛聴していた。
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ジャズランドレーベル 「ロング・ナイト」だ。メンバーは全員シカゴ出身、かつて在籍していたMJT+3のリーダーでもある ウォルターパーキンスも参加している。
さらにマイルス・ディビスクインテットのメンバーでもあったジョージ・コールマンが ここではテナーを吹いている。(※初期の頃はコールマンはアルトが多かった)
ピアノのクリス・アンダーソンも知る人ぞ知る名手である。61年録音でフリージャズの萌芽が出て来た頃、そしてモードジャズの進行、ファンキージャズの台頭と従来のハード・バップと決別しようとする動きが色々起こる中 見事なまでの(笑)ハード・バップを真面目に演奏している。今聞いても普遍的な輝きを持つハード・バップ。
私は大好きである。


そういう大好きなアルバムはやはり元の音を聴いてみたくなる。年末 お腹の調子が悪くなる前に購入したこちらのアルバム
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オリジナル ステレオ盤である。ディーブグルーブがクッキリとしている。盤の状態もさほど悪くない。



更にこちら
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オリジナル モノ盤である(^_^;)
2枚買ってもブルーノートのオリジナル1枚買うよりは安いのは それほど人気がないのか もう少し評価されても良いアルバムだと思うのだが…。

そうそう肝心の音の聴き比べであるが日本盤再発はステレオだが音が左右のスピーカーに綺麗に分かれるケースが多く 明らかに不自然な部分が多い。しかし音はそれほど悪いわけではない ストロージャーの軽やかだが黒いアルトの音は小気味よい感じである。

オリジナル ステレオ盤だが国内再発盤ほど音が左右に振れない 非常に自然な出方である。音色に関しては国内再発盤とさほど遜色ないように感じられた。若干ピアノの音色に張りと艶が感じられたが ブラインドテストされると どちらがどうかという事はよく分からないと思う。

モノオリジナルはステレオ録音のものより力強さは感じられたが格段と違うと言うほどの事は無かった。音の出方としてはステレオ録音のものと大差はないように思った。これはステレオがモノっぽいのか モノがステレオっぽいのか今一つ分からない。

一つ言えるのは 音色はともかく国内再発盤が一番不自然ぽい感じである。もちろん国内盤だけ聴いただけではわからないだろう 聴き比べて初めて分かる事である。
アンプや音場補正機器等で音の調整等できるが やはり元の音を聴いて納得した上でいじるのがベターであろうと思った。


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by kurama66644 | 2015-01-03 19:30 | ジャズ | Comments(0)

歌謡曲とジャズは好きです!


by キタサン
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