やはりジャズはMONO盤に尽きる!(時期限定)
ここで注釈がつく、モノラル用カートリッジによる再生での話。
お気に入りのトーレンスのプレーヤーに更に今 私が一番気に入っているオーディオテクニカのAT33EVのカートリッジでこちらのアルバムを再生した。
黄金のオスカー・ピーターソントリオによるシカゴでのライブ音源。CDでは散々聴いているアルバムだが今回 オリジナルMONO盤を手に入れた。
AT33EVはステレオ用カートリッジで高域、低域とグーンと伸び 明るいメリハリの効いている音がする。そして不快な音がしないのも特徴のような気がする。
針の動きからしてMONO盤をステレオ用カートリッジで再生しても特に問題は無い。逆の場合は問題もあるのだが…。
のっけからCDで聴くのと変わらない爽快な音がする。聴衆のガヤガヤする音も結構はっきり聴こえて寛げる楽しい音である。
ただ何となく物足りない感じ…。
次にケンウッドのプレーヤーにバリレラ モノ用カートリッジで聴いてみた。
相変わらずアームが頼りない感じもするし おまけに針圧を稼ぐため1円玉2枚重ねという見た目もトホホな様子。
はっきり言うと 嫌な音も聴こえる、そしてピアノの低域部分もAT33EVに比べると少し団子状態。バリレラにしてからナローな感じに なってきているのは分かっている。ただ音のイキイキした感じはステレオ針での再生では明らかに欠けていた。ステレオ針ではサラーッと美しくは鳴らせるがMONO再生を推奨してくれたYさんがよく言っていたジャズの臭さは出ていないようだ(あくまでも私の装置での話です)
安価なプレーヤーとアームに1円玉を乗せた昔のMONO針で再生するこのシステムは ジャズ本来が持っている臭さを少しは表現出来たと思っている。
益々MONO盤に嵌りそうである。(※70年以降ステレオ録音されたものはステレオ針で聴いている。あくまでも50、60年代のモノラル録音のジャズの話である)