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オーディオと料理

オーディオ再生と料理は似ているとよく言われる。

最初に料理するのがエンジニアであるのだがオーディオ再生でかなりの影響がある事はここ1年ぐらいで何となくわかってきた。
演奏という素材をいかに上手に味付けして料理として完成させるかで そのあとのオーディオ再生が全く違ってくる。

料理として完成されたものをいったん フリーズドライか冷凍してパッケージ化する。

それを解凍なりして食べるのが我々リスナーだ。

ここでただ単に解凍したものを紙のトレーにのせ どうぞと出されても  私は今一つシックリこない。
見た目も大事にして 聴覚だけではなく視覚でも味わいたい、それと無味乾燥した何も無い部屋でなく 自分の好きな物に囲まれた生活感のある中で食べた方が落ち着く感じがする。

順序が逆になってしまったがオーディオ再生機器類は ここでいう解凍マシンにあたるのかもしれない。
適正な温度で復元させる精度も大事だが あまりこだわらなくても良いように最近は思っている。
それなりの名の有るメーカー(ガレージメーカーも含め)は それほど品質が極端に落ちる事はないと思う。

問題はその精度調整がある程度自分の裁量で出来るかどうかが大事であるように思う、自作でアンプなど製作する人は別として技術者でない限り 細かな調整まで出来ない、それに準ずるのがアナログだと思っているので どうしてもアナログ中心の再生になってしまう。

料理と言う段階で素材そのものが形も触感も味も?変わってくる。どうしても素材そのものを味わいたい場合は 生演奏を聴きにいけばいいだけ。
遅咲きのオーディオを始めて7年が経過するが 今 オーディオを始める前ミニコンポで何気なく聴いていた頃の心境に戻っている。

私の大好きな料理のひとつ、ジョー・ワイルダーの作品です。日本の再発盤ですが当時のキングレコードの料理人(エンジニア)が試行錯誤して作ってくれたものです。感謝しながら味わっています(笑)
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by kurama66644 | 2014-02-28 09:13 | オーディオ | Comments(2)
Commented by mo at 2014-03-30 06:13 x
プログ復活、から、オーディオと料理まで読ませてもらいました
いやぁ~どれも実に面白い!
私もオーディオを美味しく味わうには、アナログなんだと日ごろから感じておりますよ!(><)/

ついでにアンプについて、、、私なりに思うこと、一言、、、、
近年のアンプは、、、、実にマズイ(^^;;;
「キタサンさん、が最近のアンプ好きでしたら?ごめんなさいm(__)m」
ですって、殆どメインボリュームとセレクターつまみ、だけで細かい調整できるのが無いですから(^^;;;
昔の美味しいかった頃のアンプに戻ってほしいと思います(^^;;;
Commented by kurama66644 at 2014-03-30 09:17
moさん こんにちは。

シンプル イズ ベストなんですが 確かに昔の機械は色々ツマミの部分が多かったですね。 やはり画一的な音ではなく 自分用の音を出せるように調整の幅を持たせていたのでしょう。趣味性もありますしね。

現代は そこまで皆 求めなくなったのでしょう、何でも楽な道へ進むようになってきましたから。いい悪いは別として。