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オーディオと空間

オーディオを始めた頃 機器類の事もそうだが聴く場所(環境)について色々考えさせられた。

今から思うと何故そのように場所 空間の事を考えたかというと世間一般のオーディオスタイルの影響かと思われる。
その頃はインターネットはあったが情報としては専門雑誌やテレビなどが一般的でそちらでオーディオを行っている方達を見る事はできた。
理想と言われるのが専用部屋で音が漏れない構造(適度に逃げる構造)そして広い事である。専用部屋ではなくてもリビングルームなどで素敵な調度品に囲まれ広いスペースでゆったり聴く そういう写真等が掲載されていた。広い事はおそらくクラッシックをよく聴かれる方に要望が多いのかと思う コンサート会場そしてそのホール感を疑似体験したいが故であろう それは現在もさほど変わっていないと思う。

それまでミニコンポやラジカセで長い間聴いていたが音に対して良い悪いというのはあくまでもソフトの中身(録音状態など)に対して感じていたのでスペースの事は考えになかった。それがミニコンポの何倍も大きなスピーカーを入れてから部屋に反響する音の影響をもろに感ずるようになった そうなるともう少し広い場所で聴きたいと自然に思うようになる。

あとは音量の問題である。BGM的にしか聴いてこなかったミニコンポ時代 賃貸住宅でもあったので音量は小さめであった。
この音量が小さいという事は低音領域では耳の感度が低下し大きな音量が必要になる。すなわち小さな音量では低音が聞こえにくいので低音をより大きくしないと同じ帯域バランスにはなり難いのである。

そういう事で音量をそれなりに大きくするにはそれなりの広さとご近所への配慮が必要で「音」に対して満足するには機器類のみならず環境も整えないといけない、投資するお金も必要になり本格的な?オーディオを行うのは お金持ちでないと出来ないなどと考えられてきたようにも思う。

近頃はオーディオ機器が中々売れないのでその環境を変える提案を出す関係者も増えてきた。聴く環境でオーディオの音が変わるのでリフォームやオーディオルームの新設など売り込む。オーディオ機器もデジタル化され簡易的ではあるが高性能で安い機器も多くはなってきているが逆に一般庶民が今まで買えていたであろう機器類が高価格になりお金持ち仕様で売られ2極化されてきている。それに輪をかけるのが視聴環境の改造、新築などである これはある意味機器類より高価格になる。

個人的にはどんな形であれ住む事になった部屋で それに合わせた大きさの機器類を揃え適度なボリュームであれば普通に音楽を楽しむ事が出来るのにわざわざ部屋を改築し専用部屋化したり部屋に会わない大きな機器類を買ったりし 無理をしているなぁと思うお宅も沢山あるように感じる。趣味の世界なので大きなお世話だと思われるが結局無理している分 どこかでしわ寄せが出てくるのではないかと自分のつたない経験からもそう思う。

ラジカセやミニコンポで俺は十分 音楽は分かるとは思っていない。オーディオ機器をたまたま導入してミニコンポなどと違う世界がある事が分かった よいオーディオ機器が奏でる素晴らしい音楽はミニコンポでは決して味わえない事もある。だが6~7桁以上もする金額の機器や広い音響設備が整った部屋でないと駄目かというとそれも違うと思う。貧乏性なのかそういう部屋で聴く音楽は緊張感が漂い却ってゆっくり聴けない 立派な音だけが聞こえ体が自然に揺れ動く感覚が余りないように感じた。

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メータのロサンジェルス・フィルのアルバム。キタサンところのMinimaでも結構雄大な音がするが あくまでも想像力で雄大にしているだけ(笑)
それなりに広い部屋 よい機器類で聴くとより感激するのかもしれない…。

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by kurama66644 | 2017-08-27 07:46 | クラッシック | Comments(2)

映像と音楽

先日 久しぶりにオフ会を行った。お相手は映像関係(AV)のオーディオの方でこれまで親交を重ねた方たちは殆どがピュアオーディオであったのでとても新鮮であった。

キタサン宅にテレビがなくなり4年以上経つが子供の頃はテレビっ子で社会人になってもテレビはかかせない娯楽であった。
芸能関係、お笑いなど特に好きで毎日見ていたが2005年あたりから徐々にテレビを見る事は減ってきた。その頃には特定のドラマか夜のニュースしか見なくなりテレビの必要性は自分の中では無くなってきていた。 レンタルビデオ(DVD)は借りてパソコンのモニターを使ってみていたが映像機器として大昔のブラウン管に比べ確実に画像が良くなり楽しめていた テレビもどんどん画面が大きくなりテレビ自体も薄くなってきていたので狭い部屋でも場所をそれほどとられずに置けるようになってきたのはよい事であると思っていた。

ちょうどオーディオを始めたのは2007年からでオーディオと映像関連を同時に行う事も少しは考えた事があったが やはり生の演奏を沢山見続けて(聴き続けて)いたので映像が中津半端な大きさで還ってうそっぽく音とのバランスも考えると両立させるのは難しいと感じていた。更には再現する場所の大きさも関係すると思っていたのでなおさらであった。

お伺いしたお宅の部屋はそれほど広くは無かったが60インチのテレビと大型のスピーカーあとは後方のサラウンド用のスピーカーとサブウーハーなどを使いかなり臨場感ある映像と音楽を展開していた。自分がオーディオを始めた時に感じていた映像とオーディオでの音楽の再生の不自然さはこちらのお宅を見る限り余り感じられなかったのは ご本人の調整技術の賜物と機器類の進化によるものであろう。今は亡きアーティスト達の映像とそこから奏でる音楽が結構生々しくこういう音楽鑑賞もありかなぁと再認識した。

音楽を聴く事は ある意味本を読む(文字を読む)ことに似ていると思う。音や活字だけでは判断できない そこにあるニュアンス、訴え等 聴き手あるいは読み手が想像力を働かせ解釈する その解釈はその人により様々なであり決して答えはひとつではない それが無限にあり面白い。それに対して映像は同じ本でも漫画やイラスト、絵本のようなもので見て瞬時に分かることが多い ある意味考えないでも見て分かるので楽である。楽ではあるが想像が限定されかねないので認識も有限になるおそれもある。

あと感じたことは実際に演奏したことのある方が映像とオーディオから鳴る音を聴いたときオーディオの音は特に楽器の音などの調整はし易いだろうなぁとも思った。
その方は打楽器を長年やられていたのでドラム関係の叩き方を見 どういう音がでるか映像で分かるようだ この叩き方では実際こういう音が出るのに我が家ではその音が出ないなど 音の調整は絵があるのとないのでは又 違ってくるように思う。もちろん画像がなくても音だけでこのように叩いている、吹いているなど熟練したプロの方は分かるとは思うが…

自分はテレビも見なくなったしスマホも持っていないガラケーはあるが殆ど持ち歩かないし見ない。唯一パソコンは仕事上使うし このブログも自宅パソコンで作成している 映像より音のほうに敏感になっている 視力は徐々に落ちているので耳と触覚に頼ることが多くなった もちろん聴力も落ちてきているだろうが見た目上の視覚や聴力だけではなく心の目や心の叫びを感じ取れるようになっていければとも思っている。

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チャールス・ミンガスの晩年の作品だがカーネギーホールでの大演奏会 ミンガスはもちろんジョージ・アダムス、ドン・プーレン、チャールズ・マクファーソン、ジョン・ハンディ、ローランド・カークと視覚的に?面白い面子だらけ こういうのは映像で見てみたかった。記録映画か何かで残っていないかなぁ。

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by kurama66644 | 2017-08-23 07:59 | オーディオ | Comments(0)

過去に生きるジャズ 現代に生きるクラッシック

50~60年代のジャズが好きで30年以上聴いている。音楽そのものは好きでも嫌いでもないのに何故かその頃のジャズに惹かれる。
モダンジャズと言われるのは一般的に50~60年代にジャズが一番ジャズらしく盛んな時代であった頃のジャズをさす。
そしてジャズは個性の音楽と言われる 個性とは個人で 曲より誰それの音、誰の音楽(ジャズ)と個人名で呼び合う ※マイルスの音楽、コルトレーンの音、エリントンサウンド等々。スタンダード曲に限らずオリジナルでも個人の捉え方で曲想も全く違う風になる そこでも誰それのサウンドと個人に還ってくる。

現代のジャズは はっきり言ってつまらなくなっていると思う。個性的で有能なミュージシャンも沢山出ているが結局は50~60年代の焼き直しに過ぎない。
現代の彼、彼女達が悪いわけではない 50~60年代で既にジャズは終わっていると思っている。70年代あたりからとたんにクールになって今は凍り付いているように感じる。雅と俗で言えば雅ばかりになった感じではある。

それに対してクラッシックはジャズに比べさらに過去の音楽?だが見事に現代に生きていると感じる。指揮者やソリストなどもちろん個性的な人も多いが曲に対して古い新しいは関係なく現代の演奏として聴衆を魅了する。ジャズは50~60年代に活躍した人は殆ど亡くなった 毎年訃報を聞く その度にそのアルバムをかけて聴いたりする その人が亡くなっても永遠に語り継がれるというが自分はその人が亡くなったらそれでその人のジャズは終わったと思う。そのアルバムは遺品であるとも思っているのでそれほど持っていたくない。オリジナル等持っているのは未練なだけで徐々に減ってきている 音楽好きは名盤、名曲であれば奏者が生きていようが死んでいようが気にしないと思うがキタサンはジャズが好きなだけで音楽は好きでも嫌いでもないのである。

以前 クラッシックをよく聴かれる方にオリジナルに こだわるかどうか聞いた事があったがオリジナルでも再発でも音楽やホール感などすばらしければ気にしないと話されていた。それは再生する装置が古くても新しくても今 この瞬間がシッカリしていれば構わないというスタンスなのだと思う 正に今を生きるである。

キタサンは過去を引きずっているが過去のジャズを聴いて懐かしがっているわけでもない。過去のジャズはまだ雅俗の混交があった その混交に心のどこかで揺さぶられるものがありそれがスイングとして現れる  今のジャズは本当にスイングする事が減ってきた  スイングしないことでジャズはかろうじて現代に生きている。でもそれをジャズとは言い難い気もする…

若い人の新しいジャズも認めてあげたらと 人から言われたことがある。CDを集めていた頃 むしろそういう人(若手中心)のジャズも沢山持っていた しかし最終的によく聴くのは50~60年代のジャズになってしまう。肌に馴染めなかった 感覚が古く頭が固くなっているのだろう

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オリジナルではないが中々よく再現されている。CDも悪くはないがこの時代のジャズはアナログの方がまだ雅俗の混交が体現しやすいと感じた。


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by kurama66644 | 2017-08-19 08:28 | Comments(2)

スピーカー聴き比べ

今 家には3組のスピーカーがある。オーディオは趣味ではない といいながらこんな狭い環境で  3組なんて立派なオーディオマニア?(笑)

お盆休みは長期連休というわけにはいかないが2~3日の連休をここ2週間位で2回程とれたのでオーディオ製品を改めて試しているところである。
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中古オーディオ屋じゃないんだから必要も無いものをゴチャゴチャ置かなくてもよいのに…

布団部屋にあるオーディオ機器も含めてとっかえひっかえ組み合わせを変えて試している こんなことオーディオを始めたときはよくやっていたなぁ~ その時は大きなスピーカーもあったので移動するのに大変だったが今は小型のスピーカーだから置き換え等は簡単に出来る。

今回はスピーカー比較を行ってみた 基本 前段の部分は変えずスピーカーの取替えとパワーアンプをオーディオデザインとQUAD405で交互に比較してみた。
3~4時間ぐらいかけて交互に聴いてみたがスピーカーに関してそれほど違わない印象であった…(もちろん単純な音の出方、聞こえ方等違いはあるのだが)大型のスピーカーも交えると又 印象も変わったかもしれない 今あるのは全て小型 能率等も違うが(84db,89db,96dbの3種類)フルレンジと2ウェイ Minimaも能率が低い割にはパワーを出してあげれば能率の高いスピーカー並みに元気に鳴る.片や響きが少ないと思っていたBONSAIやRCAスピーカーもそこそこの音場の広がりがあり意外であると思った。それよりもアンプの違いが大きいと感じる 以前のブログに書いたこともあったがQUADは音楽を楽しく聴かせる術を持ったアンプでオーディオデザインは音源を素直に出すアンプと言うことでオーディオ的にはオーディオデザインだが音楽の抑揚、スイング感を得るにはQUADが上手く味を出して好ましい。 人の外観と似たようなのがスピーカーで内面がアンプというところであろうか 外観はすぐに分かるが内面はある程度聴き込みしないとその微妙な違いニュアンスは分かりにくい

オーディオは総合力の差で色々変化し その中でもスピーカーの影響力が大きいと言われる。確かにスピーカーの音の違いは分かりやすいしそう思っている方は多いだろう。
知り合いのベテランオーディオファイルの方はアンプの違いを重視する もちろん部屋だスピーカーだアナログならカートリッジ,ターンテーブルetcも影響はあるのだがやはりアンプだと話す。
最後の出音の箇所のスピーカーが影響力が大きいと結構最近(ここ1~2年ぐらい前まで)まではキタサンも思っていたが そのベテランオーディオファイルの言われる事ももっともだと思うようになってきた。

これはメーカーというよりは設計者の製作においての思想的なものが大きいように思う。音源に込められた音を音楽を素直に出すとか音像や音場をリアルに表現するとか音のもつ生命観を大事にするとか 音楽そのものを楽しく表現するとか色々なポリシーを持って製作する その中には当然製作予算もあるし商売なので売らなければという使命もある。最近は売りにつながる事でないと認められない事情もあったりで中々よい製品は出ずらいと思うが 良品が生まれると大げさな言い方かもしれないが世の中も良くなるような気がする。製作者はポリシーと限られた予算の狭間の中で大変かと思うが良品を作って欲しいと願うものである。

スピーカーの比較をしたつもりが結局はアンプの違いの方に着目するようになってしまった。

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by kurama66644 | 2017-08-13 10:40 | オーディオ | Comments(0)

アイソレーション・レギュレーター

オーディオ機材は使って何ぼのもの! 使わないオーディオ機器ならびにアクセサリー関連は基本的に売却するようにしている。

オーディオを始めて10年が経つが一番購入していたのは最初の3年ぐらいかと思う。(この時から私の人生は狂ってしまった…(笑))
機材をポンポン買えるほどお金は持っていなかったが 今現在使用しているものよりは高価な物が多かったと思う。そしてアクセサリー関連も知識が無かったので雑誌等あるいはオーディオ店で評判のものを聞いて購入したりしていた。 結局は駄耳だったせいもあり人が指摘するような違いもよく分からず見た目だけはいかにもオーディオをやっていますという風な機材、アクセサリーを配置して自己満足していただけなのかもしれない。

先月 久しぶりに購入した機材のひとつBONSAIスピーカーを手にしてから改めて家にある機材、アクセサリーの見直しをしている。
見直しと言っても断捨離するほどの機材もアクセサリーも無くなっているが(それでもオーディオに興味の無い方からすると持っている?)せっかくだから有効活用しようと棚にしまってあるオーディオを使いきる?事にした。 そのひとつがアイソレーションレギュレーターである。

オーディオを趣味とされる方は電源関係にうるさい 歪やノイズなどご法度なのである。オーディオを始めた頃はやはり気にして電源ケーブルも歪の少ないもの?壁コンセントの取り付け、専用分電盤やアースなどやることが多いと聞き 結構大変で面倒だと思っていた。自分の所は集合住宅なので電気が汚い 汚れているともマニアの方から言われたが賃貸住宅だったこともありどうしようもないことも多い。やり始めは壁コンセントの取り付けと電源ケーブルを替える事ぐらいだったが「クリーン電源」と言う言葉をよく雑誌などで見るようになった そのひとつが先に書いたアイソレーションレギュレーターなのである。
メーカーはCSEで一番安い RX-10050を購入した。購入した当時はCDプレーヤーやLINNのLP-12に接続して使っていたが正直いうと違いはよく分からなかった…
おそらくは部屋そのものが暗騒音で満ちていて細かな違い等 判別できなかったのでは?と今は思っている その時は部屋自体は今より広かったが壁や床がヘナヘナで音量を出すのにも隣室への配慮が必要な場所であった。 その後 LP-12も売却し CDプレーヤーも使わなくなったのでいつの間にかレギュレーターもお蔵入りしてしまった。
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それで今回そのアイソレーションレギュレーターをどこで使うかだがMinimaのある部屋では置く場所が無い!
そうなるとやはり布団部屋か でも一応ビンテージの機器類だからクリーン電源は似合わない? まてよ QUAD405のパワーアンプは電源スイッチがないのでコンセントの抜き差しでしか電源の入出力ができないからこのレギュレーターを介せば電源スイッチ換わりになるぞ 試してみよう。基本 容量の問題もありワット数の少ない前段機器類用だが100Wまで対応なのでなんとかなるだろう それほどボリュームを上げないし… ちょっと心配だが繋げてみる。

肝心の音の方はというと 使用前と使用後ではやはり違いは分からない まぁ余り音だけを集中して聴いていないからかもマニアでないし(笑) 周波数が50Hzから80Hzまで変えられるようなので暇があれば試してみるか でも違いは分からないかも

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by kurama66644 | 2017-08-11 09:45 | オーディオ | Comments(0)

人の声

布団部屋で聴いているスピーカーユニット RCAのフルレンジ8インチ
かっては西のウェスタン、東のRCAと言われ全米で音響部門を二分していた事もあるが日本では驚くほどこのRCAユニットは認知されていない。(人気が無い)

おそらく特徴がこれと言ってなかったので見向きもされなかったのだろう。ただこの特徴の無さがモニタリングするには好条件でレコーディングその他で普遍的な評価を受けていたようだ。

昨今の住宅事情や音場を中心とした音作りの中 能率の高いスピーカーは一部を除き衰退の一途を辿っている。

能率の低いスピーカーをアンプのパワーで押し切り音の迫力と相対する静けさを出す高精細なハイエンドシステムが横行する現在 異を唱えるのはビンテージの存在。

ただこのビンテージ 一度手を出すと中々そのぬかるみから抜け出せなくなる。ビンテージというだけに古さが伴う つまり製造物の劣化が付きまといそれをメンテナンス、リペアするのに手間と費用がかかる。機器だけならまだしも肝心の音源も古いので希少価値な物も多く これまた費用がかかる。つまりある程度のお金と時間に余裕のある人でないと手を付けにくい。

ひたすら20代から現在まで50~60年代のジャズを中心に聴いてきた お金も時間もないが 巡り会わせなのかその時代の物が少しずつだが手に入るようになってきた。
冒頭に書いたRCAユニットも60年代前半のもので能率は96dbだ。エンクロージャーはヒノキだと思うがそれほどお金はかかっていなく比較的安価で手に入れることができた。DUALプレーヤーも60年代後半のものでシュアーの針も当時のものを使っている アンプだけは70年代から80年代の英国製で若干?新しい。根がズボラなので完璧を目指さない 完璧を目指すのはすばらしいが気恥ずかしい気分でもあるので適当なところで妥協する。この辺は周りのオーディオマニアをみると何事も完璧を目指そうとして必死な方が多い すごいと思うが自分には無理とすぐあきらめる。


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渡辺貞夫カルテットでのヤマハホール69年ライブの模様 このときゲストの日野テルマサの調子が最悪でラッパも吹けない状態であった。B面前半部分はナベサダさんが日野をかばい一人独奏のパフォーマンスをする それを知ってか日野は途中からか無理やり参加 鬼気迫るラッパを吹く 音程がフラフラで得意のハイノートも出ない しかしながら熱気は半世紀たった我が家のシステムでも感じることは出来た。残念ながらMinimaとラックスマンのシステムでは綺麗過ぎてその熱はさほど伝わってこない 伝わってきたのはもう一つのRCAユニットのスピーカーとQUADのアンプである。ナベサダさんの「日野 無理するな 俺が何とか持たせる」という声が聞こえる…「ナベさん すまん でも俺は唇が開かないが心で吹いてみせる」と声が聞こえる。RCAユニットからそのような人の声が聞こえてくるような気配を感じた。

電源環境が悪いせいか相変わらずサーノイズが聞こえる いまどき高能率のスピーカーなんて市販じゃ余り見かけなくなった 見た目も無骨なスピーカーである。
音源に込められた人の声そして心の声まで伝わってくるような(感じを受ける)貴重なスピーカーであると思っている。

このRCAユニット 特徴がないと書いたが 人の声がとても素直にきれいに出る きれいと言うか自然に出る。
若いときの山本潤子の美しい声は見事である CDでの声色と違う これはアナログでしか出ない声色である。
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by kurama66644 | 2017-08-10 08:49 | オーディオ | Comments(0)

シュアN44-7で聴く

普段 布団部屋でモノラル録音を聴くことが多くなったがステレオ録音のアルバムも聴いてみたくなった。

プレーヤーのDUALにはシュアのN44-1という古いモノラル専用針を使っていたがステレオ対応もできる現行品で販売されているN44-7に切り替えて使ってみることにした
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N44-7は出力が高いMMカートリッジであるが現状はDJ御用立つの安価な針と言う位置づけである。耐久性もあり音がガンガン前に出るのでPOP系の曲にもあっているのであろう。キタサンはTD-124にN44-7を付けて聴いていた時もあるがとても良い鳴り方をして正直言うとこの針ひとつで十分とも思っていた。MMなので針の替えも楽で現行品もそうだが60年か70年代のカモメマークの古い替えも数個調達して聴いていた。

現在はカートリッジの主役はMCでありMMは価格的にもそうだがMCより安く 軽く見られている風潮である。お付き合いしているオーディオ仲間はハイエンドをお持ちの方が殆どなのでアナログを使用している方はほぼ100%MCを使い機器が1つ軽く買える位のカートリッジを普通に使っている。オーディオ機器(カートリッジも含めて)が高いか安いかは人それぞれの金銭感覚によるが その価格に設定したことには必ず理由があるのでなぜその価格なのか考えて購入する必要があると思う 以前は高いからそれなりの音が出るだろうと安易に思っていた節があるがN44-7を使用し始めてからカートリッジだけではなく機器についても なぜこの機器を自分は使うのだろうかと考える事が多くなった。

話は少し脱線してしまったがステレオ録音ものを聴くという事はスピーカーもモノラル用にと1本設置ではまずいので通常の2本セッティングにした。
予備のスピーカーケーブルが無かったので秋葉原に買いに行く いつものベルデン製白黒交差ケーブル メーター500円也…と非圧着製のプラグも同時に購入。
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部屋が狭いのでスピーカー間は110cm 能率が高いスピーカーなので「サーッ」というノイズが聞こえる。QUADのパワーアンプ 電源スイッチも付いていない古い物  S/N比が高いオーディオデザインのアンプでもノイズは ある程度拾っていたので致し方ないと飽きらめる。(音楽が鳴れば気にならないレベル)
この部屋は 以前はピアノの練習部屋として使っていた部屋で天井は吸音加工しており窓は二重窓、床はタイルカーペット使用である程度強固に出来ている。そのためかかなりデットな部屋なのである 音響専門家にシルヴァンを入れるとき確認してもらったが響きをもう少し取り入れたほうが良いともアドバイスいただいた。
ドアも防音仕様の厚めなものなのでドアを締め切るとかなり圧迫感がある。音の抜けがないのでオーディオ的には不適格な部屋とも言える。

自分的にはデッドな方が音楽の情念的なものが聞こえる様で悪くはないと思っている。それに定位だ音像だとこの部屋での再生では望んでいないのでOKである。

リンダ・ロンシュタットのこのアルバムはお気に入りでよく聴くがMinimaのある部屋ではオーディオ脳が働いてオーケストラの配置やホールの響きなど生意気にも意識してしまう こちらではニアフィールドのせいもあるかとは思うがガッーンとリンダの声がこちらに届く 中々よい塩梅である。
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by kurama66644 | 2017-08-07 11:01 | オーディオ | Comments(0)

真空管アンプ

オーディオで最後に投資、試してみたいのは真空管アンプである。

昨年立て続けにパワーアンプをメンテナンスに出し 音が聴けない状態に我慢できず自作品であるが中華製の玉を使った真空管アンプを導入 なんともおとなしい音で(笑)それなりに気に入っていた。 新品であるので簡単に壊れる事はないだろうと思っていたが右側のスピーカーから音が出ないことが分かった。最初は以前このブログでも書いたがドイツのDUALアナログプレーヤーにつないで聴いていたのだが片側から音がしない プレーヤーのフォノケーブルその他が原因かと思ったら何のことはないアンプ自体がおかしくなっていた…新品だから簡単には壊れないと先入観をもっていたが さすがメイド イン チャイナ(笑) 今は中国製のものが世界中に溢れており品質の良いものもあるが個人的には好きになれない… お試しで購入した真空管アンプなので愛着もそれほど無かったのがアンプにも伝わったのか(価格は2万強位) 購入した業者も行方不明という何ともはや 無理して直す気にもなれない。

オフ会を行っているオーディオ仲間では真空管アンプを使っている方も多い。とても楽しそうに玉を替えて音質の変化を見ている?方もいる 愛着を持って接しているなぁと思う やはり愛着をもって大事に接しないと機械とはいえ上手に動いてくれないのだろう。
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布団部屋でのんびり聴いていた真空管アンプだが替わりにQUAD44と405のメインアンプを持ってきて聴いてみることにした。
Minimaのある部屋ではオーディオデザインのパワーとラックスマンのプリで普段鳴らすように配置換えをした。CDプレーヤーは場所の関係上QUADのプリを通して聴いていたのだが無理やりラックスマンのプリにつなげた、フォノイコとプリとCDプレーヤーの3段重ね…狭い場所なので致し方ない。
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CDもつなげるアンプで雰囲気は変わるようだ。場所の関係上QUAD44のプリでCDを聴いていたのだが久しぶりにラックスマンのプリにつなげて聴くとかなり甘い音色がする…QUADはこうしてみると意外とキビキビした音色で鳴るんだと確認する。アナログではラックスマンのトランス内蔵のフォノイコを使っていたのでプリもラックスマンと相性が良かったのかもしれない。まぁ聴く頻度として8:2ないしは9:1ぐらいで圧倒的にアナログが多いからそれほど気にしない事にしよう。

真空管アンプは今の自分には扱いが難しそうでまだ先の話になりそうだ。ラックスマンやQUADのアンプが壊れたら考えることにしよう それではあと何十年も先の事になるかも135.png
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by kurama66644 | 2017-08-06 08:50 | オーディオ | Comments(2)

音が良いとか悪いとか

1年半前に70~80年代のQUADのアンプを導入しスピーカーをソナスのMinimaに変えた。その頃から徐々に音に対して執着しないようになってきた。
執着しないというか意識しなくなってきた 今もそうだがこの時は古いレコードオンリーで聴いていたのでCDなどに比べプチパチノイズは多いし歪など大いに発生していたにもかかわらずである。

オーディオを本格的に始めて現在で10年が経過したがそれまで長年ミニコンポやラジカセでしか家では聴いていなかった事はこのブログでも何度も書いたと思う。
その時分は音が良いとか悪いとか気にしていなかった。ジャズ喫茶では大型のスピーカーやビンテージのアンプなどで散々聴いてきたが それも音が良いとかそうでないとかは眼中になかった 知らないジャズミュージシャンの色々なレコードや曲、演奏を聴くだけで満足で楽しかった。それは同時期に聴きに行っていたジャズライブなども同じことで演奏時に良い音だなとかオーディオで言う定位やバランスなどどうこう考える事も無かった 好きだったジャズマンの生の演奏を身近で聴けるだけで興奮し 音よりジャズマンが醸し出すジャズそのものに熱狂していた。

オーディオは面白い趣味だと思う。回りにオーディオを趣味とする仲間が沢山いるが機械に詳しい人、レコードやCDのソフトを収集する人、音楽そのものが大好きな人、自作し出来上がりまでの工程、完成品を楽しむ人と一口でオーディオを趣味とするといってもこれらの色々な要素の配分が人により皆違っているから話が合ったり合わなかったりで絡み合う人間模様も変わってくる。

ただ一番大きな共通点は「音」だと思う。オーディオ機器もレコードも音楽も音がポイントである。※あくまでもピュアオーディオの事で映像(AV)は又少し事情が違うかも…

皆 音を良くしようと必死である。機器をグレードアップさせセッティングに凝る。機器同士の組み合わせを変えたり、アクセサリーを導入したり 部屋を変えたり、音の源の電源から変えないとだめだよ!と熱弁する人もいる。 皆 何に対して音が良いとか悪いとか必死になっているのだろう?比べる基準がこれまたバラバラなら余り人のことは参考にならないのでは…と最近思ったりもする

BONSAIというミニコンポ並みの極小スピーカーを手に入れ ある意味オーディオを始める前の原点に戻ったような感じである。
そういう中 時折Minimaのスピーカーに戻して聴いてみる 改めてMinimaのスピーカーの素晴らしさが分かる 所謂ソナスのSPは美音と言われているが音そのものより音楽を上手く伝えるスピーカーだと思う。BONSAIスピーカーも音楽を伝えるスピーカーだと思うが こちらは上手くではなく真面目に伝えるという感じを受けた。やはり国民性 イタリアと日本の音楽に対する姿勢がスピーカー製作にも表れているのだろうか。 

機器類もどんどん小さくなってきた そして始めた当初に比べ使用する機器類も安価なものが増えてきた。グレードダウンというところであろうか。
ところがそのグレードダウンしていった機器類で聴く音楽は以前に比べると格段に心を豊かにしてくれる。ありがたいことである。


良い音かそうでないかは主観によることが多い 客観的に見て判断していると言う方も多々いるが結局はその基準もまちまち。
何かよく分からなくなってきたが自賛したMinimaやBONSAIより2万円強で自作した60年代RCAユニットのフルレンジ1本で聴く音楽はなぜか琴線に触れる。
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by kurama66644 | 2017-08-05 08:39 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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