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対話するジャズ

対話するジャズ:演奏形態は主にデュオで語られる事が多い。ピアノにボーカル、同じくピアノにベースやギター、あるいは管楽器、ボーカル二人というのは正にデュオ(デュエット) ジャズの対話になる。

演奏規模が小編成のものが多いジャズだが個人的にはトリオフォーマット以上の人数でないと面白みが薄いと感じる。
ジャズファンの中でもピアノトリオが好きという人も多いようだが自分がサックスを吹いていた事もあって やはり管楽器があった方がジャズっぽく感じてしまう。

まぁ自分の好みはさておき 久しぶりに対話するジャズを聴いてみたくなり有名な「エラ&ルイ」のヴァ―ブ盤を探すが…アレアレ?無いぞ…
そうか このアルバム売却してしまったのだ(笑) まぁヴァ―ブのオレンジ盤オリジナルでなかったし盤質も悪かったので手放したのであった。
ちょっとがっかり(^_^;) 以前写真にジャケットは撮ってあったので一応掲載… CDでも買おうかなぁ~。
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それならばとデュオのアルバムを探すがアナログでは意外と持っていない…オーディオ的にはデュオは物足りないのかなぁ?特にジャズは。
それならばと最近少しづつ多くなっているCDを探すと 有りました! これまた有名盤。初めて見る人は結構衝撃的なジャケット。
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エバンスとジム・ホールのアンダー・カレント。ジャズを聴き初めの頃から結構好きなアルバムだったがCDではオリジナルと違い曲順が入れ替わったり別テイクが沢山あったりとだいぶ雰囲気が違う。マイ・ファニー・バレンタインは幾つかのテイクがあるようだが どのテイクも結構スリリングでインタープレイの妙が聴ける。
ただし原曲の雰囲気は台無しにしている(笑) 続編と言えるインター・モジュレーションの方が好みではある。

対話するジャズは別に演奏形式がデュオでなくても奏者間のインタープレイ、レスポンスが良いと 会話しているような場面に遭遇する事は皆さんも経験があろうかと思う。 今月初め伺った無指向性スピーカー ユニコーンの使い手であるTさん宅のオーディオは不思議と奏者の対話がよく聴こえる感じがした。
何故だろうと帰宅してからも考えたのだが あのユニコーンスピーカー無指向性ながら配置が実は一種の対向法なのである。
そうキタサン宅でも実施している対向法、オーディオをやられている方から見ると定位や位相がメチャクチャになるから止めた方がよいとも言われた(笑)あの対向法なのである。本来ユニコーンのバスレフポートは長辺の両側に付いているので壁につけると片側のバスレフが壁で塞がれてしまう、しかしあえてそれを行っており向き的には対向になっているのである。

対話するにはお互い向かい合っていないと対話にならない。キタサン宅のスピーカーは向かいあっている(笑) 正に対話するジャズなのである。
なに? スピーカーが向かい合っているだけじゃないかと…。 まぁまあ こればかりは実際試した人でないと分からない事なのである、通常のステレオ配置では味わえない対話が聴こえてきますから(笑)

対向法にして約3ヶ月経過したが この部屋ではこの配置が一番按配が良い。音場やステージ感を求めてステレオ再生をより高度に実現しようとするのが現在のオーディオマニアの嗜好かと思う。そのステレオ再生を諦める事から始めるのがキタサン部屋の現在の姿なのである。
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by kurama66644 | 2017-02-26 08:28 | ジャズ | Comments(0)

音のエジソンのカートリッジ

最近はモノラル、ステレオ録音を万遍なく聴く事が多い。オーディオ的な音場や音像を求めないで気軽に聴くようになったからかもしれない。

ステレオ録音を再生する時に愛用していたオーテクのAT33EVが寿命?になりシュアーのN44-7(カモメマーク)で聴いている。細かな音は聴こえなくなったが生命感溢れる音を出してくれているので結構満足している。しかしながら初期の頃のカートリッジなのでいずれ寿命が来るだろう 替えの針は持っているが最近のN44-7なので聴いた感じが初期の物とは若干ニュアンスが違っている。寿命が来る前にカモメマークの物を手に入れないと思っているが…まぁ気長に出物を探すかとオークションなどを眺めている。

ところでモノラル再生でこのアナログの世界に回帰した割にはこの所モノラルに関して熱心ではなくなっている。
お正月にも今年の抱負の中 モノラル用スピーカー「1本」で再生と豪語した割には60年代RCAユニットスピーカーの登場もほとんどなくMinimaでステレオ、モノラル併用して聴いている現状である。モノラル専用に用意したドイツDualのプレーヤーも片側の音がしなくなったのも熱心さを失った原因の一つかもしれない…
フォノケーブルの接触不良か カートリッジ側の問題か まだ詳しく調べていないが Minimaで十分鳴っているので手つかずのままである。

現在 Minimaでモノラル再生する時に使うカートリッジは「音のエジソン」のレプリカ(現在はレプリカ2となっている)というモノラル専用針を使っている。
九州にあるガレージメーカーで宮島さんが社長をされている会社であるがスピーカーやアンプも手掛けているオーディオ総合メーカーである。
その中でのカートリッジでスピリッツという軸集中方式という特許も取っているモノラルカートリッジが世界的にも有名である。ここのカートリッジはモノラルながら軽針圧のものが多くアームを選ばない 通常モノラルカートリッジはアームの選択も結構大変でキタサンも持っているバリレラなどは専用のオイルダンプを使った重いアームの方がよりその真価を発揮する。オルトフォンの一連の重いカートリッジも本来SMEなどの軽針圧を主軸とするアームなどでは調整が難しい様な気がする。
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この「音のエジソン」のカートリッジを買ったのはもう3年前ぐらいだったと思うが高出力のものを選び(MCカートリッジ)MM接続でも大丈夫という事だったが大丈夫ではなく歪も大きく こりゃ失敗したと思いその後何度か挑戦したが上手くいかず棚の奥にしまっていた。
昨年の11月にMinimaで対向法を実践しだし この状況で一番シックリくるモノラル再生を模索していた中 再びこの「音のエジソン」のモノラル針を取り出しミドルインピーダンスのMC接続したところ かなり良い感じで鳴ってくれ現在はこの「音のエジソン」のカートリッジをモノラル専用針としている。
CG25Diやバリレラがダメという事ではなく このMinimaでのモノラル再生はたまたまこのカートリッジがキタサンの感性に合っていただけなのかもしれない。

このカートリッジで聴くモノラルのジャズはこのルーズベルト・ワーデルのような小品のジャズが似合う。
繊細であり時には大胆な演奏をする。隠れ名手、サム・ジョーンズとルイス・ヘイズのサポートも好い按配で会話するジャズが聴ける。
ステレオオリジナルやWAVEジャズでの再発も持っているがこのモノラルオリジナルが一番シックリくる。
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by kurama66644 | 2017-02-22 11:10 | オーディオ | Comments(0)

ブログ3周年と昨年一番聴いたアルバム

このブログを始めてちょうど3年が経つ

このブログタイトルの「部屋の音とレコードの音」とはアナログに回帰し出した頃に始めたので「レコードの音」にしたと思う、そして「部屋の音」はオーディオ装置は部屋で音が決まると言われ続け それならばキタサン部屋の様な狭い日常生活の場である部屋はオーディオ再生には不向きなのか?と疑問に思い皮肉を込めてつけてみた。

越してきて4年が過ぎると部屋にも愛着が湧く、以前オフ会で色々なオーディオの音、部屋の音を聴いた後 自宅に帰ってガッカリする事が多かったが 今は自宅の音を聴くとホッとする。オーディオ愛好家?がまず しないような対向法と変則的な視聴位置だがこの部屋ではベストだと思っている。専用部屋やある程度の広いリビングなら多少の自由はきくだろうが世の中 自由がきかない事の方が多い 制約のある中ベストを探すだけである。

アナログに回帰した時はCDは殆ど無かったが 今度はCDに復帰したので「部屋の音とレコードの音とCDの音」にした方がいいのか?しかしちょっとくどすぎる。今は半々ぐらいかなぁ聴くのは そしてレコードはどんどん減っている…レコードを減らして心の中がすっきりしている。選択するものが頭の中で把握できると意外と軽快でよい事に気づいた。冗談抜きで100枚位のレコードと同じく100枚位のCDがあれば十分と本気で考えている、3日に1回は聴くCDがある それを半年ぐらい聴き続けているが全く飽きはしない…そういうCDやレコードは各人探せば見つかると思う。そんな省エネスタイルは音楽業界、特にソフト関連の販売業者から嫌われるだろうなぁ~

来月はこちら(東京)にオーディオ大好きな熱血漢が遊びに来られる。タイトなスケジュールなのでキタサン宅には来れないが仲間と飲み会をやる予定。
自分自身オーディオの事は疎いが彼の話を聞くとその情熱は伝わる、なんでもそうだが情熱をかけている時が一番楽しく充実しているのかもしれない。

思い出すとオーディオを始めた時はセッティングなど気になりだすと真夜中でもやっていた、視聴会なども頻繁に参加、毎週のように秋葉原に行っていたっけ。
アナログに回帰した時も夢中になり音源(オリジナル)の事を調べていた。いずれもが情熱を持って行っていたので楽しかったのだろう。
ここのところオーディオもアナログも その情熱はだいぶ失せて来たのは確かだ。皮肉な事にこの部屋でベストと思われる配置、セッティングをした結果の「部屋の音」を聴いてから情熱は下降気味である。自分の愛着が湧いてきたその部屋の音は これまで蓄積した自分自身理想としたオーディオの音と真逆な音である事が分かったからだと思う。ガッカリしたわけではない自分の情熱を向けるものが何となく分かってきて安心したのである 。


もう2月も下旬になろうとしているのに昨年一番聴いたレコードを紹介するのもなんだが…
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マイルスの有名なアルバム「いつか王子さまが」タイトルはキッズ・レコードと間違えられそうだがマイルスのオリジナルも3曲ほど入っている。そのどれもがいわくつきの曲である。ステレオもモノラルも音色はさほど違いは無いが再発盤になると周りの情景がスッキリしすぎて面白みが無くなる。とかくモブレーとコルトレーンの対比に焦点が当たるが演奏スタイルの違いもあるので優劣を言ってもしょうがない気もする。

何の変哲もない普通の「部屋の音とレコードの音」だが長年聴き続けたジャズの本質が聴こえるような気がした。


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by kurama66644 | 2017-02-19 09:37 | Comments(2)

生音とオーディオの音

このタイトルは昔から物議をもたらすもので色々な論議があったと聞く。

オーディオの音は生音を目指すべきか とか生音を聴かないでオーディオの音は語れないとか 生音とオーディオの音はどちらが優れているかとか…一種の比較論で語られる事が多いように思う。

私が参加している某オーディオコミュでも生音重視の方がおり それに対して反発する意見も多々ありで記事がヒートアップしていた事もあった。
最終的には生音をオーディオで目指す派とそもそも生音とオーディオの音は別物と考える派で分かれ 喧々諤々の言い合いになっていた感がある。
参加している方は比較的年齢が高めの人も多く、良識人でもあるので和を乱すような発言を嫌い その中間の意見が多かったし それを言うと話が平行線になる雰囲気もあったので知らず知らずの内に 生音とオーディオの音の比較は語られる事が少なくなってきたように思う。(※最近 ホールでの音と録音の音で記事にされていた方がいました)

ここで言う生音というのは演奏会場やライブでの音楽でその奏でる音を指す事が一般的だが自宅の静かな環境の中で聴くオーディオの音と違って様々な音(ノイズも含め)が発生し 環境的には余り好ましくない場合もある。(それこそがライブ、生の醍醐味だという意見も当然ある)

生音重視の人は当然ながら演奏、ライブ等の生音を聴く事が多く自宅でそれをどう表現するか腐心している。それに対してオーディオ音 中心の人は生音を聴く機会は少なめの様な感じがする(あくまでもオーディオ仲間、その他関連のお付き合いした方を見ての話) ただしどちらが優れているかという比較論は無意味の様な気がする。
あくまでも個人的な趣味でもあるので捉え方は様々で各自の育ってきた環境(音楽に寄り添った生活をしていたかどうか等)や経験、嗜好により大きく変わる。

キタサン個人の話で申し訳ないが基本的には音楽は好きでも嫌いでもない! 具体的に言うと子供の頃(小学校)は音楽は嫌いだった、もともと美術の方が好きだったが ある体験で音楽はより嫌いになったという方が正確かもしれない。歌謡曲の話題はこのブログでも何度か記事にしたがあくまでもテレビ映像、音像での過去の郷愁の部分が多いだけで好んで聴いていたわけではない 体の中に自然に?染み込んでいただけである。
ジャズは学生時代に先輩から勧められジャズ喫茶に行くようになってから聴いた。数年はフュージョンなども聴いていたが80年後半ぐらいからサックスを吹くようになり50~60年代のジャズを中心に聴くようになった。 家にオーディオ機器が無かったのでジャズ喫茶か生音(ライブなど)のどちらかで聴く事が多かった。そういう生活環境を15年ぐらい続け ようやくオーディオ機器を揃えるようになったのは2000年の後半からである。
生音はその15年間 集中して聴いていたと思う。ある程度体に染み込んでいるとは思うがその生音を自宅のオーディオ再生に役立てているかと言うとそうでもない…

音楽、音は一期一会でその場限り、あとは過ぎ去って残らない 残るのはそれを聴いた各自の心の中だけにである。実際自分でその場にいたライブ音源が商品化されそれを聴いた事もあるがその場で聴いたものとは別物であった 雰囲気は似た感じでもやはり違っていると感ずる。

同じ音源を10年前に聴いた時と現在では感じ方が違う場合もある。音源自体は変わっていないのに変わったと感じるのは自分の心のあり方が変わったに他ならない。
部屋や機器が変わった事による音の変化はあるとは思うがそれは表面的な事、その表面的な変化には最近はどうでもよいと考えるようになったので部屋や機器には昔ほど拘りが無くなった、そして音源 オリジナルや再発に関しても同様である。

生音は演奏者自ら奏でる音で直接的である。オーディオの音は間接的ではあるが ある意味音源からオーディオ機器を通して奏でる生の音であると思う。そこには録音など手がけた制作者やオーディオ機器を作った制作者の思いが感じられる音でなくてはいけないような気がする。

知り合ったベテランオーディオファイルのYさんは 事あるごとに「生音を聴け!」と話されている。 それに対してオーディオと生音は別物でそもそもオーディオから出る音は生音とは違うと反論する人も多い。 おそらくだがYさんは生音(生演奏)で感じる、感じた「感動」をいかにオーディオで出せるか、出したいと言っているのだと思う、生音とオーディオの音の違いは十分承知した上での発言であろう。ちなみにYさん自身クラッシックやジャズの生演奏にはよく足を運ぶ人でオーディオやその録音現場にも詳しい人である。

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44年から47年までに録音されたパーカーのアルバム。オーディオファンでジャズ好きの人でもパーカー信奉者は少なくなっている。
原因は録音の状態と古さだと思う。オリジナル自体状態の良いものは少ない、CD化されてもテープのヒスノイズやテイク数の多さでマンネリ気味な事が原因だと思う。以前ダイアルの12インチ盤 オリジナルを持っていたが状態が良くないため売却してしまった。今ではちょっと後悔している…現代のジャズマンだけではなく50年、60年代のジャズジャイアントでも敵わない凄さを持っていると改めて感じている。CDであってもところどころ音が小さくなったりテープのノイズ等が聴こえる…パーカーのアルバムはオフ会では持って行かない 録音の悪さでジャズを余り聴かない人はジャズを嫌いになるかもしれない(笑) 知り合いの昔ながらのジャズファンは「パーカー聴かずしてジャズを語れない」と話してくれた事を思いだす。その時はジャズを聴きだして10年ぐらいは経っていたが 今更パーカーでもないでしょう~と心の中で馬鹿にしていた。そして現在パーカーをジックリ聴く事が多くなった…キタサンは音楽は好きでも嫌いでもないが「ジャズ」は好きである。
パーカーはジャズの本質を表現する偉大なジャズマンである事がようやく少しづつ分かってきたような気がする。(遅すぎ…かな)

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by kurama66644 | 2017-02-16 20:48 | オーディオ | Comments(4)

テストCD

オーディオを始めた当時 音の位相や定位を確認する(主にスピーカー)CDを私のオーディオの師匠から頂いた。
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チェスキーミュージック監修のリスニング&テクニカルテストCDである。
このCDは前半部分が普通の音楽CDになっておりジャズやポップス、ボサノバ他色々な音源が聴ける。あとから知ったのだがチェスキーレーベルの録音は昔から優秀で高録音のものが多いとの事 聴くと全体的に強調した箇所がなく とても自然な録音で好感がもてる。

位相のテストでは正相と逆相を交互に出し違いを確認するとかオリジナルマスターテープの音と100回コピーした音の違い、音の高さや遠近感のテスト、同じ音源を安いデジタルケーブルで録音したものと高価なデジタルケーブルで録音したものの違いなどオーディオマニアには興味がある必須のアイテムなのである。
そうそうD/Aコンバーターの違いによるテストも収録されていた。初心者向けではなくどちらかというと中級者向けのテストCDで初心者のキタサンにはD/Aコンバーター自体その時はよく理解していなかったので前半部分に入っていた音楽CD部分ばかり聴いていた(^_^;) 

この手のテストCDはオーディオ雑誌の付録についてくる事もあり接続チェック、定位チェック、重低音チェック、音場感チェックそして環境音(ジェット機の轟音、SLの過ぎ行く音、波の音、雨の音etc) 等あり 重低音テストなどではパイプオルガンの何々ヘルツ以下の音が自宅のスピーカーで聴こえるか聴こえないかなど一喜一憂していた。その点チェスキーミュージックのCDは音楽主体として考えて作られているので音楽に関係ないジェット機、SL,またはアメ横の年末の喧騒、除夜の鐘の音などは入っていない(笑)

そこで何故今更このCDを取り上げたかと言うと昨年末から特殊なセッティング、視聴位置で聴いているので位相やら定位など殆ど無頓着になっている。
定位や音場にこだわらないセッティングを敢えてしたので構わないのだが基本が無茶苦茶であるとやはり居心地がよくない。
最低限 通常で聴く配置と同じ特性?なのか確認したかったからである。

結果的には縦配置で聴いていた時とさほど変わっていなかった。ただ視聴位置がスピーカーの斜め後ろなのでステージの右そでないしは観客席の最前列右側で聴くイメージかもしれない。もう少し後方で聴くイメージを持ちたいならば位置的には台所で聴く(笑)感じであろうか…普段から台所にある椅子で聴く事が多いので違和感は無い。

スピーカーなどのセレクトをする場合 機器自体の性能を測る際 機器による測定値は必要になるが最終的には人間の耳で判断し自分にとっての(制作者にとって)ベストまたはベターを決めていたものを選びたいと思っている。
今 使用中のソナスのMinima(初代)はフランコ・セルブリンが耳で判断し最終的には製品化された。それはエレクターアマトールも同じで最初のリファレンス ガルネリ・オマージュもそうである。それ以降の製品も素晴らしい名品が数々出たが測定機だけに頼った製品が多いときく。(ソナス製品では)
今までお伺いしたお宅でとても心地よい響きなり音楽を聴かせていただいた方は最後は数値に頼らず自分の耳で調整していたようである。

キタサン自体 そういう測定器(イコライザー等)での数値で判断する事はない というより測定値をみても良いかどうかの知識がない(^_^;)。
本音を言うと仮に良いと判断され安心するのが怖いのである その逆もしかり。余り居心地がよくないと思っても数値が良い場合困ってしまう…

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by kurama66644 | 2017-02-15 09:12 | オーディオ | Comments(0)

オーディオの本懐を遂げる

先週Tさんのお宅を訪問してからすっかり気が抜けた感じが続いている。そのオーディオは高価な品の良いもので部屋自体も いかにもオーディオルーム然としていない自然な感じであった。

オフ会等で数々のお宅に訪問したが中でもベテランのYさんのお宅のオーディオの音は衝撃だった。そして最近ではご近所のSさんの奏でる気配、空気感も驚くほどであった。 そして今回のTさんのお宅の音は前述したお二方の音とは又違う、前回のブログの繰り返しになるかもしれないが これまでの生き方、生き様が音として現れていると感じてしまった。 それは柔和な音なのである ジャズ中心の選曲でジャズ好きなオーディオファンから見るともう少し前に押し出し感が欲しいと思われるだろうが音自体Tさんの強い意志が感じられるので不思議に迫力?があり力強さを感じる。

今はその家は無いが やはり今回お伺いしたTさんのお部屋に近い広さで何の変哲もない所謂普通の部屋、装置はTさんの何分の1ぐらいの規模のこじんまりとした様相 そこで聴いた音はキタサンの琴線に触れた何とも言えない音… あとにも先にも感じた事が無い ひょっとするとそれに一番近かったかもしれない。
その家で何故そんなに感動したのか今から考えると Tさん宅と同じように生き方、生き様が音に乗っていたのではないかと思っている。

ここまで書いてかなりオカルトチックになっているのがわかる(笑) これだからオーディオをやっている奴は変なアクセサリーや業者に上手く騙されるのだと思う人もいるかもしれない(^_^;) 部屋の造りやオーディオ機器、その組み合わせにより千差万別な音が出るのは当たり前の事だが既成のソフト、音源に自分の嗜好、想いなどを乗せてオーディオ機器で奏でると又違った風景が見えると思う。(これもオカルト的?(笑))

そういう意味で今回の訪問はオーディオと言う趣味を違った角度からとらえる事が出来る一つの発見として良かったと思っている。

以前ベテランオーディオファイルのYさんは「キタサン! オーディオは部屋や機器の高額さで決まるものではないよ」と話してくれたことがある。
音源に込められた奏者、制作者の思いも大事でソフトの質の重要性もさることながら更にはそれを再生する人の生き様が感じられないと感動が少ない、良い再生と言えないとの考えで話してくれたのだろう。

おそらく過去にオフ会で訪問したお宅のオーディオにもそういう生き様が現れていたのかもしれない、しかし自分自身それを感知する能力、感性が鈍くて感じていないだけなんだろう。 そういうキタサン自体の部屋の音、レコードの音等も自分の生き様が現れているのだろう、そう考えると部屋が狭いとか機器類は安価だとかオリジナルでなきゃダメだとか それほど重要視しなくてもよいのかもしれないなぁ。(蒐集するという別の目的もあるので一概には言えないがあくまでもキタサンが感じた事である)

現在音楽は誰でも手軽に聴ける状態にある(少なくとも日本では) それをオーディオ装置で聴くという事は奏でる音楽を通し自分自身の生き方、生き様を反映された音を出し それを振り返ってみる事にもつながるのかもしれない。
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日本の企画物だが歌の成熟度からいうとエマーシーのブラウンとの共演盤を超えている。原盤製作は共演のピアニスト ディック・カッツ、 65年にマイルストーンから違う名で出たこのアルバム ヘレン自身が原盤を買い取って日本のトリオから「ディープ・イン・ア・ドリーム」と言う名で発売された。サド・ジョーンズやジム・ホールの演奏も秀逸である。日本の企画物というだけでジャズファンからは見向きもされない、自分の生きざまを反映した音を出すには あと30年はかかるかな(笑) もう生きてないや…。


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by kurama66644 | 2017-02-11 16:23 | オーディオ | Comments(2)

良いジャズ

ご近所のベテランオーディオファイルSさんのお誘いによりTさんのお宅に訪問した。いわゆるオフ会である。

お伺いしたTさんはジャズ好きでオリジナル盤も相当な数をお持ちである。CDも聴くがやはりアナログがメインのようだ。
ご近所のベテランオーディオファイルSさんがキタサンを誘ったのは通常のジャズオーディオマニアにありがちなJBLやアルテックのスピーカー、マッキントッシュやマークレビンソンのアンプ、ゴリゴリした押し出すようなサウンド等々…とは一線を画くシステム、ジャズに対する考え方など おそらくキタサンと同調する部分があるだろうという事からである。

室内の一部を撮影させてもらったが おそらく心当たりがあるオーディオファンの方もおられるかもしれない 有名人である。
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そうスピーカーにはドイツの無指向性スピーカー ジャーマンフィジクス(ユニコーン)を使用、プレーヤーにはLINNのLP12にオルトフォンのRMG212のダイナミックバランスのアーム、トランス内蔵のSPU-GTEカートリッジ使用と オリジナル盤を沢山所有していると聞いていたイメージと少し違っていた。
部屋は専用室であるが比較的こじんまりとしており ユニコーンのスピーカーが壁と一体化している錯覚を覚えるほどスピーカー然としていない。部屋のインテリアと化している。

不思議と思ったのがカートリッジがSPU-GTEひとつで再生、所有しているオリジナル盤は半数がモノラル音源にも関わらずちょっと意外であった。
結構高価な機材(笑)をお持ちでモノラルカートリッジのひとつや二つ難なく購入使用は可能であるとは思うが いまのところ敢えてこのカートリッジを主に再生されているとのこと。実際モノラルカートリッジはオーディオ仲間からよく勧められて簡単に貸してくれるとの事、今度試してみるかと笑いながら話されていた。
超ベテランのオーディオファイル、ジャズフリークでありながら あえてモノラルカートリッジを使用しない?のが不気味である(^_^;)

誘っていただいたSさんは何度もこちらに訪問されているので(sさんはクラッシック専門)本日は同じジャズ好きのキタサンの為にほぼジャズアナログオンリーでのオフ会になった。恐縮してしまう…

アンプが温まるまでしばらくCDをかけて耳馴らしということであったがユニコーンから鳴る音は実に不思議な音であった。
ジャズ好きのオーディオマニアとは違う雰囲気が部屋中に漂っていた。「お好きなジャズ喫茶とは結構違うでしょう」とTさんは笑いながら話していた。

確かに違う、 しかしジャズの熱さはひしひしと伝わる…重い音では無い、それでいて軽くない、不自然な低域の重さは感じられない、ちょっと形容しがたいジャズ再生である。 この音 どこかで聴いた事がある… そうキタサンの家の音に似ている。もちろん音の迫力、厚みなどTさん宅には全く及ばないが雰囲気と自分が何となく求めている音に似ているような気がした。

Tさんはオリジナル盤でもステレオ録音のものばかり再生してくれた。Tさん曰く「コアなジャズファンはモノラル命とばかりステレオ録音をロクに聴かないでモノラルばかり聴きたがるが ステレオ録音も ものすごく良いものも沢山ありますよ」と今回キタサンはモノラル盤ばかり持参して聴かせてもらおうと思っていたところカウンターパンチを食らってしまった(笑) 色々コアなアルバム(ステレオ盤)を何枚か聴かせていただいたが圧巻はこの2枚であった。
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ジャズファンなら知らないものはいないほどの有名盤で渋めのアルバムだが ビージェイのウィントン・ケリーなど このステレオ盤には腰を抜かすほど驚いてしまった。若い時分からCDも含めこのアルバムは好きであったが これほど情感豊かに楽しくなる再生は生まれて初めての経験であった。ズートのパリでの録音も同様である。

Tさんはここ1年ほどオーディオ再生にあたり その調整にかなり苦労されていたようだ。アナログプレーヤーもしかり ユニコーンのセッティングの微妙な位置決め、角度調整など 一斉お金がかからないで出来る調整をコツコツとやられようやく納得のいく音が出るようになったらしい。アクセサリーやルームチューニンググッズに頼らなくても又イコライザーなどではなく最後はやはり自分の耳、感覚が決めてであるとも話されていた。

今回ステレオ録音の再生にあたりTさんがその調整を行ってきたある方法、考え方を聞いたが なるほど~と感心してしまった。
色々 オーディオの事で不思議に思っていた事が幾つかあったが その幾つか?の答えを教えてもらったような気分である。
オフ会では楽しい事も多かったが 今回は楽しさもさることながらオーディオの奥深さも勉強させていただいたような気がする。

最後にタイトルの「良いジャズ」だがジャズは個性的な音楽である。オーディオ再生におけるジャズも人それぞれ再生の仕方、とらえ方が違うと思うので正解はないとも思っている。今回聴かせていただいたジャズは奏者の息遣いが分かる そして迫力も十分兼ね備えた素敵なジャズである そういう意味で良いジャズなのである。それとは又違う退廃的で重苦しいジャズも存在するし 落ちぶれた哀愁漂うジャズもある。再生する人の育ってきた環境、嗜好、考え方により そのどれかに趣きをおいた再生音になるものなんだなぁと帰宅してシミジミ思った。

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by kurama66644 | 2017-02-04 21:19 | オフ会 | Comments(4)

聴こえた!いや聴こえない!

久しぶりに懐かしいアルバムを見つけ購入した。
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エバンスの「エクスプロレーションズ」である。CDではあるが以前持っていたアルバムでオフ会の時 ラファロのベースがどう聴こえるか?あるいはオーディオ装置によってはベースの胴鳴りなど聴きとれるかどうかの判断材料として使ったCDである。
このCDを買った当初は もちろんそんなベースの音が装置によってどう聴こえるかなんて考えてもいなかったし そもそもCDなので元の音(オリジナル)とは違う。

オフ会を本格的にやり始めたのは今から4年前でオーディオ歴が今年で10年、某オーディオコミュに参加し出した辺りから行ってきた感はある。
訪問するお宅は一軒家もあったがマンションの一室で行っている場合もあり広さも含めて様々な環境で行っている。それぞれ印象がマチマチだが結構皆さん立派な環境(お住まい)でやられているんだなぁというのが共通する感想だった。なるほどオーディオの趣味は高級な趣味(笑)で高額な趣味でもあるのだなぁと改めて感じた。

オンボロアパートで音楽が好きで好きでオーディオ機器も好きで好きでたまらんぞ!という昭和的な感じのお宅(愛好家)もいるかとちょっとだけ思っていたが残念ながらそういうお宅は無かった…

オーディオをやり始めた頃は今より広い環境ではあったが壁は薄く、床もフニャフニャ、隣の部屋の住人に気兼ねしながら聴いていたので音量も小さ目、多少広くても響きがどうだとか、音の広がりが云々など気にするどころではなかった。音楽が部屋の中に奏でていればそれで良かったので音質もそれほど気にしない。所詮ミニコンポ等で長年聴いていた延長線上であったように思う。

話は最初に戻り「エクスプロレーションズ」であるがラファロがまだ生きていた頃 エバンスの黄金のトリオとして活躍していた数少ないアルバムの一つである。
ライブでの傍若無人なラファロの暴力的なベースよりは少し抑え気味だが所々ではビッグトーンになる。このベース音を基調にしてオーディオシステムでどう心地良くリアルに出すか などオーディオ初心者ではあったがジャズはそこそこ聴いていたので色々腐心してあれやこれややってきた。
今はブックシェルフの小さなスピーカーだが当時は分不相応にそれなりの大きなスピーカーを使っていた。「低音がボワン、ボワンする!」「低域に締りが無い」など不満たらたら… そういう中 何件かオフ会で訪問したお宅で聴かせていただいたそれはそれほどボワン、ボワンした低域はしない。更には家では聴こえない音まで聴こえる…
そのお宅での機器類は自分の所とそれほど金額的には差は無い(とは言ってもウン十万以上は ゆうに違いましたが)使っているケーブル類は確かに桁は違っていた(^_^;)etc…

人の家に訪問すると このように環境面、機器類も含めて打ちのめされる事が多かった。その都度 もう少しグレードの高い機器類やケーブル類を使わないとダメなのか?とかそもそも部屋の造り、構造が違うので環境面から考えないといけないのか など色々悩んでいた。その悩みのタネがこの「エクスプロレーションズ」のCDなのである。

あれから家も引っ越し、機器類もどんどんグレードダウン? ビンテージ機器類に変わっていった。更にはアナログに回帰したり 止めていたCDの復活、特殊なスピーカーの配置と当時とは様相がかなり変わった。部屋は狭くなったが音量は結構大きく出せるのはありがたい。壁や床も以前より頑丈で環境面では改善されたところもある。

4年ぶりに聴いたエクスプロレーションズは低域はボワンボワンしない それで締りはソコソコあるラファロのベースの音が聴こえた。
普通の音、良く言えば自然な音である。 その当時自宅では聴こえなかった音は今でもやはり聴こえない(笑) いや聴こえているのかもしれない、要は音だけを聴いてるのではなくエバンスやラファロ、モチアンの織りなす音楽が普通に聴こえる それだけで十分なのである。今は定位や音場もそれほど気にしない聴き方(セッティング)をしているので尚更 音楽だけが聴こえる。

低域がボワンボワンしたのは部屋に対するスピーカーの大きさ、能率、部屋そのもの(構造、材質)の影響、音量など原因は色々あったのだろう。
対処方法で改善は出来ただろうが こちらを改善すればあちらが悪くなるなど 元を正さないと結局だめなのだと思う。 それと音源と言う元も重要だろう。
こちらのオリジナルはどういう風に録られているかも知らなくては対処できないのかもしれない。 そういえばこちらのオリジナルは持っていなかった…
久しぶりにこちらのCDを聴いて 音楽のあやは感じられたのでひとまず満足である、オリジナルの事はもう余り考え無いようにしよう。

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by kurama66644 | 2017-02-01 19:55 | オーディオ | Comments(2)

ジャズは好きです!


by キタサン
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