<   2016年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ダイアン

五十嵐一生と辛島文雄のトランペット、ピアノデュオのサンプルCDを今年頂いた。
買ったのではなく頂いたというのは このアルバムの関係者であり私の呑み友達でオーディオ仲間であるKさんからである。

頂いたのは春先でまだキタサンンがCD復活する前なので聴けない状態にあった(PCなどで聴く事も出来たのだがしなかった)
Kさんは ちょっと退屈する?アルバムと話されていたが7月に改造CDプレーヤーを購入、CD再生を復活したので聴いてみると退屈どころかいい雰囲気のアルバムですっかりお気に入りのアルバムの一つになった。

ジャズアルバムでピアノとトランペットのデュオというのは余りなく ベースがズンズン、ドラムとシンバルがドンドン、シャンシャン、サックスがブワーッでトランペットがパラパラと それほどジャズは聴かないKさんはそういうイメージを持っていたのでキタサンは退屈するだろうとKさんが思って言ったのかもしれない。
しかしながらピアノとトランペットの音色をしっかり聴く事ができ 新旧二人のベテランのインタープレイが楽しめたので こういうジャズも個人的には好きである。

ところでこのアルバムから遡る事 約30年前の1985年 同じような構成で2人の偉大なジャズマンが演奏しているアルバムがある。
b0323858_21052567.jpg
チェット・ベイカーとポール・ブレイの「ダイアン」というアルバムである。

チェット・ベイカーはトランペット兼ボーカリストでもあり このアルバムでも何曲か歌っている。85年はもう最晩年でハッキリいってトランペットも往年の輝きは無く歌声も弱々しい、麻薬と酒、女性の影響で波乱の人生をそれから3年後閉じたが やはり行き着くところは音楽しかない 生きていくためもあったのだろうが悲哀と哀愁を感じさせられづにはいられない。
一方のポール・ブレイはフリージャズの旗手的な存在で知られている。オーネット・コールマン、ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデンなどとの演奏からそのイメージが強いが ジミー・ジェフリーなどのバンドにいた頃は中々その革新性を周りが見いだす事が出来なかったようである。

その2人が織りなすこのアルバムは始終ユッタリとした流れの中で展開していき それぞれの美意識が垣間見れる 日本的な例えだが名人同士の将棋の対局をみるかのようである(笑)
じっくり 噛みしめるように吹くチェット。それに独自の世界観を持ってドライに合わせるポール。ゆっくりな中 緊張感が走る 不思議な感覚で聴ける。
なによりも このアルバム キタサンの好きな曲が目白押し!! イフ・アイ・シュド・ルーズ・ユー、 ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン、 エブリシング・ウイ・セイ・グッドバイ、 リトル・ガール・ブルー、 そしてダイアン。 オリジナル曲も悪くないがこういうスタンダードは素直に?崩さないで演奏するのも悪くない。

二人の共演は意外と古くからあり50年代前半 ジュリアード音楽院で勉強していたポール・ブレイのところにチェット・ベイカーが自分のグループに入らないかと誘いポールがカリフォルニアに行き短期間だがチェットのグループに参加したとライナーノーツに書いてあった。
そしてそのポール・ブレイは今年の1月に亡くなられていたようである 合掌…。

[PR]
by kurama66644 | 2016-09-27 19:59 | CD | Comments(2)

ザッツ・ナット

どうもこれまで誤解していたようで申し訳ない気持ちである。

それはアルトサックス奏者キャノンボール・アダレイの実弟でナット・アダレイの事である。

兄貴の派手さに対し控え気味のナットはコンポを組んでも いつもキャノンボールの陰に隠れて演奏している?イメージを持っていた。
自身は作曲も積極的にやり「ワークソング」など有名曲も作っている、自身のコンポでも音色が今一つ暗い感じであったが それはコルネットを吹いていた事もあるのかもしれない。よくコルネットはトランペットより丸みを帯びた 柔かい音色がすると言われている、実際キタサンも趣味でサックスとコルネットを吹いていた時期もあるが確かにトランペットと比べると角が取れた音色が出るが あくまでもトランペットと比べると と言う話でメーカーやその人の吹き方により音色は多少違ってくるものである。

その兄貴が早逝して 残されたナットは暫く元気がなく低迷していた。晩年になってキャノンボールを彷彿させるアルトサックス奏者 ビンセント・ハーリングを自身のコンポに置いてから元気を取り戻し活動を積極的に行うようになった。

亡くなる前にビンセント・ハーリングを伴い来日した時 そのライブに行ったが確かに元気ではあったがジャズの熱さが今一つ感じられなかった。
それよりもドラムのこれまたレジェンドともいえるジミー・コブのドラミングに魅せられてしまった(笑)。まぁ歳だからしょうがないし、当時若手だったビンセント・ハーリングに華を持たせたのかなぁとも思い その会場を後にした。

それから約10年後 キタサンは何故か?オーディオの道に進み このナット・アダレイのリーダー作、ならびに参加作を聴く事になったが 同時期のトランぺッター達とは違い 押しが弱いと感じられずにはいられなかった。


先日レコードを整理している時 たまたまこちらのアルバムを見つけた。
b0323858_11475402.jpg
ちょっとピンぼけ気味だがナット・アダレイの初リーダーアルバム「That's Nat"」サボイ 55年モノラル盤である。
相変わらずサボイは地味なジャケットでその辺はブルーノートやリバーサイド辺りと比べるとジャケットで損をしている。ジャケットにお金をさくのはもったいないと言う会社の方針なのだろうか? でもサボイはバンゲルダーなど優秀なエンジニアを使い 音は良い!質実剛健なメーカーなのである。

そういえばこのレコードまともに聴いた事なかったなぁ~と思い ターンテーブルに針を落とした。
その時である これまで聴いた事がないようなナットのコルネットの咆哮がさく裂していた。共演のジェローム・リチャードソンのサックスもこれまた良い、バックはサボイのお抱えトリオ ハンク・ジョーンズにウェンデル・マーシャル、ケニー・クラークである。「おーっ こんな硬派なハードバップな吹き方も出来るんだ、しかも音が暗くない 溌剌としている※ちょっとリズムは古いかなぁ~」 思わずニンマリしてしまい。長年抱いていたナットの印象が覆る瞬間でもあった。

やれば出来るのに わざと自分の全開の姿をだしていなかったのだろうか? 兄貴のキャノンボールに華を持たせ、自分のリーダー作でも共演を引き立たせ、亡くなる前まで今度は若手の引き立て役の立ち位置で生涯を終えた。

唯一 本来の自分の素の姿を遠慮なくさらけ出す事が出来た?この作品を長い間 レコード棚にしまいこんで聴いていなかった事を申し訳ないと思いつつ 現在じっくり聴いているキタサンであった。

「That's Nat""」 これがナット・アダレイさ!



[PR]
by kurama66644 | 2016-09-25 08:22 | ジャズ | Comments(0)

A面、B面

曲をかける時 アルバムの何曲目?という聞かれかたをされるのに慣れていたが データー配信になりハードディスクに何百、何千のアルバム単位で収納 編集が可能になった今 何曲目という概念すら薄らいできている。ましてやアナログのA面、B面といっても若い人には何のことやらと思われても仕方がない。

キタサンはCD歴は結構長いが一応アナログ世代?末期の人でジャズ喫茶にも通っていた事からA面、B面と言われても未だピンと来る。
むしろ今はアナログ中心の再生が多いのでA面の2曲目、B面の最後など こちらの言い方の方が日常的になっている。

以前CDを蒐集していた頃は未発表曲や別テイクが結構入っているものを販売側が売りだし 再発盤でもそれをセールスポイントにしていた節が多かったようにも思える。
購入する方は より多くの曲が入っていて ラッキーと思って買うだろうし 実際自分もそうであった(単純…)しかしながらオリジナルを中心に聴くようになり別テイクの曲が続けざまに一つのアルバムに入っているのもどうなんだろうと思っている。
確かに埋もれていた貴重なテイクで単独で聴くと何故これがお蔵入りになったのだろう?と思えるものもあるのだが それはアルバムを制作したプロデューサーなりの制作者がアルバム全体の構成を考えてお蔵入りにした その結果として作品なのだから意味がある事なのだと思う。

一つ一つの曲にはもちろん作った人、演奏した人、歌った人の想いがあるが 曲の集合体として作られたアルバムはより多くの人が関わった作品でもあるのでその最初に作られたいわゆるオリジナルは その後の再発盤とはやはり違うようにも感じる。 これはここ3年ほどオリジナルに凝ったキタサンの感想でもあり それは音質的にどうこう 音が違うからどうこうというのとは違う意味での事である。 再発盤もそれを作った人の想いが当然あるが制作者(想い)が違えば曲が同じでも結局違うんだろうなぁ~…

キタサンがブルーノートのオリジナルで初めて大枚はたいて(笑)買ったのがこちらである
b0323858_10223767.jpg
ジャズ喫茶のヒット盤「フュエゴ」。ファンキーブームさ中の人気盤でもある。バードとマクリーンのフロントに当時新人のピュアソンがいい旋律を弾いている。

4000番台とはいえ念願のブルーノート オリジナルを手に入れた時は本当うれしかった…。ジャケットも盤質も良好でいい買い物をしたなぁ~と思っていたが いざアルバムをかけてみようとした時「?!!…」手が止まってしまった。
b0323858_10230075.jpg
b0323858_10224878.jpg
センターレーベルのラベルがどちらもB面(笑)… 所有者というより販売業者が貼り直したのか? いまいち分からないが 品質管理はあちらの国はいい加減だなぁ~その点日本はシッカリしている。 まぁ大好きな曲 B面の3曲目「AMEN」が2度聴けるからいいや(笑)と思ったが 中身はちゃんとA面、B面収録されており 少しホッとした(-_-;)


[PR]
by kurama66644 | 2016-09-22 10:57 | ジャズ | Comments(4)

CRAFT

超絶技巧の演奏と評価される事がよくある。音楽的素養が余りないキタサンなどは単なる早弾きやアドリブの巧さなどを指すのだろうと漠然と思う程度である。

そして日本ではこの超絶技巧の奏者は意外と人気がない、そして軽んじられている傾向にある。いわゆる味がない、技術に頼っていると批評されがちだが それは昔の話でキタサンのようにジャズ喫茶世代?のオジサン達はそう言うが現代の若い人たちは素直に称賛すると思う。

オスカー・ピーターソン、フィニアス・ニュー・ボーンJr、タル・ファーロー、フレディ・ハバード(ちょっと違うかも)フィリー・ジョー・ジョーンズ、リッチ―・コール等々…

とにかく人が出来ないような事を出来るのは凄い事なのだが そこに情緒、味わいなど感性?を持ち込むからややっこしくなる。特に日本では 間や わび、さびなど独特の感覚が日本人のなかで培っているので技術だけに頼るのは芸が無いという慣習みたいものが昔からあるのだろう。
そもそも西洋の音楽が日本の土壌に馴染むかと言うと簡単な事ではないと思うのだが…

ジャズの場合 演奏のテンポが速いからといって必ずしもノリノリになるわけではない。そこに揺らぎ スィング感が無ければ面白さは半減すると思う。
スイングというとちょっと古くかんじるかもしれないがバップ、ハードバップ以降のモードやフリーの中にもこの揺らぎ感があると結構聴けると思う。

ここに挙げる3枚はタイトルに自分の名前の後「CRAFT」を付けている。CRAFTは技巧、技、技能という意味なので 俺の私の技を聴いてくれ~という願いかどうかよく分からないが…冗談(※アメリカのChris craft社という有名なボートメーカーのパロディで使われているのが正しい)キタサンの愛聴盤でもあるので参考までに…

b0323858_09274139.jpg
クリス・コナーは有名盤も色々あるが こちらは57年アトランテックのモノラルオリジナル。
明るいジャケットなのに夜中に聴く事が多く(笑) なぜかその声にただならぬ切迫感を感じた、だから昼間ではなく夜聴くのかなぁ?マンデル・ロウやボビー・ジャスパーなど渋めの人達がバックを務めている通好みの作品。





b0323858_09273102.jpg
哀愁たっぷりに吹くダラダラフレーズのソニー・クリスは日本でも好き嫌いがハッキリしているミュージシャンである。75年のミューズ オリジナル盤だが昔から一本調子なのは変わらない このアルバムもやはり同じ(笑) いやでもちょっと違うか! ピアノにドロ・コッカ―、ギターにレイ・クロフォードなど これまた渋いねぇ~。





b0323858_09272121.jpg
ブルーノート1582番 バップの王道を行く 当時のクリフォード・ジョーダンの渾身の1枚。ピッカピカのオリジナル盤といいたいところだがピッカピカの東芝盤(笑)
ノイズが無く綺麗な盤である(^_^;) 相変わらず東芝盤は音もクリアである… クリフォード・ジョーダンはキタサンの好きなテナーサックス ベスト3に入るが このオリジナルは高すぎて手が出ない。
プレステッジやジャズランドのオリジナルは持っているがブルーノートしかも1500番台はちょっと手が出ない。せめて米国の再発盤ぐらいは買わないとと思っているのだが… そうそう内容的にはソニー・クラークのピアノ、アート・ファーマーのトランペットと悪いわけはない でも演奏は上手いけど普通かなぁ? でも普通に演奏するのが一番難しいのがジャズであると思っている。

[PR]
by kurama66644 | 2016-09-19 09:56 | ジャズ | Comments(2)

音楽を奏でる

「音楽を奏でる装置がオーディオである」

出来るだけ元の音を聴いてみたかった。奏者が奏でる音楽を録音した時 その奏者の興奮、勢い、活力、思い etc…それは色々な加工が入る前の方がより伝わると思ったから。それには演奏が忠実に再現できる装置が必要と思った。出口であるスピーカーはモニター系を使用、アンプは高解像度、高精細なもの もちろん自分の財力の範囲内での事なので高価な物は買えない。CDなりアナログのプレーヤーも同様に正確さを重視してセレクトしたつもりである。

機器だけではダメである 肝心の音源も重要だと思った。必然的にオリジナル探索の道を進んで行った。

録音の素のままを再現 良い録音は良く 悪い録音は悪く 包み隠さず素直な表現。 変な音も心地よい音も聴こえる 臨場感溢れる再生音…と理想はこんな感じであった

「オーディオは部屋だよね」…という声も多く聞こえてきた。それでは狭い 普通の住居ではオーディオ再生はダメなの?

「色々な部屋のオーディオを見て、聞いて オーディオの腕を構築していかねば」…という声も聞いた。参考になる事もあるのだろうが しょせんは他人の部屋、他人のオーディオ機器、他人の感性… 自分とは全て違っている。 分かる事はその人の生き方ぐらいか? オーディオとはちょっと違うような気がする。

「ジャズは勢い、熱さ、迫力」…これも聞いてきた。ジャズ喫茶の音、メディアが喧噪するジャズのイメージ、ジャズオーディオマニアの声…大型のスピーカーを善しとする風潮。 これは言わんとすることは分かる、ただし物理的条件をすべてのジャズファンが満たせるわけではない。ジャズファンでも馬鹿でかい音が嫌いな人もいるかもしれない?(いないかなぁ(-_-;))


先日 久しぶりにこのアルバムを聴いた。
b0323858_12245821.jpg
古い録音、中間派のトランぺッター、モノラル録音、 今のシステム Minima+QUADになってから聴くのは初めてである。

何とも言えない心地よさを感じる。以前はプチパチ音も相まってバップ以前の中間派の音 モダン以前の音ということで多少古めかしさを感じていたが今はそんな感じは微塵もない。ただただその音色に聴き入るだけ。 Minimaから放出される音は帯域も狭い、更にモノラルなだけにこじんまりとしているが音では無く音楽に浸る感じである。 10年間オーディオを行ってきて初めて感じるこの感触。必要以上の機材もアルバムも特別な部屋もそれほどいらないとさえ思った。

能率の低い ミニコンポと大して変わらない大きさのMinima. オモチャの様な外観で中身はスカスカのシンプル構造QUADのアンプ、手を加えていないごく普通の部屋空間、10年目にして音から解放され音楽を聴けるようになった瞬間である。同時にオーディオという趣味からも解放された…。

レコード集めはまだ少し続けようかなぁ… オーディオいじりは引っ越しなどで環境が変われば いじるかもしれないがこの先どうなるか…
そうそう真空管アンプだ! これはオーディオ歴10年なので節目として試してみたい気がする ただしお金があればの話(笑)

それよりフォノイコやラックスマンのプリアンプの修理が先か? 修理した後は必要な人の元に旅立たせよう。アクセサリー関係ももう必要無くなって来た。



[PR]
by kurama66644 | 2016-09-18 09:15 | オーディオ | Comments(4)

オリジナル盤の面白さ

オリジナル盤に興味を持ちだしたのはアナログに回帰してほどなくモノラル盤をモノラルカートリッジで聴いてからである。

今から約3年前の事で比較的新しい。プレーヤーも殆ど飾り状態?であったLINNのLP-12からトーレンスTD521に代えたばかりの頃である。

ひとつのソフトに1万円以上使うなんて それまで絶対考えられなかったが有名盤のモノラルオリジナルで最初に買ったのがこちらである。
b0323858_20360258.jpg
ディブ・ブルーベック「Time Out」 コロンビアの所謂6つ目である。

変拍子ジャズであり 有名盤だが押しの強い演奏ではない、そうハードバップとは程遠いいアルバムである。しかし大枚はたいて(実は1万ジャストであった(笑))購入したので とてもうれしかった記憶がある。盤自体Bクラスの盤質で結構プチパチなる、昔のレコードだからこんなものだろうと当時は思っていたが その後 昔のレコードといってもコンディションがピンからキリまである事が分かった。

そうして中古レコード屋めぐり モノラル盤に拘らずステレオ盤も含めてオリジナル探しの旅は続いた。かってCDで持っていた盤もアナログでは30cm四方の大きさになりジャケットも迫力がある、時代を経て 汚れ、傷ついている盤も好きなアルバムのオリジナルを持っているのは楽しい。

そうそう肝心の音質であるがCDとは一味も二味も違う。中でもアナログのモノラル音源の違いは大きい 同時にその再生がやはり難しいと感じる。
確かにモノラルカートリッジを使えば それなりの押し出し感は味わえるが勢いだけで深みに欠ける。プレーヤーも色々替えてみたし モノラルカートリッジも変えてみたが 本当の意味でシックリきたことは1度も無い…。

何故シックリこないのか? おそらくCDや再発盤で聴いていた印象が大きいのかと思う、それとメディアで報じられていた様々な情報のイメージも影響していると思う。
後年 再発したアナログのカッティングやCDのリマスター盤など 担当、携わっていた人は元のオリジナルを聴かないで奏者、あるいはそのアルバムのマスメディアや一部の書籍で書かれている文章などで意識してか無意識か分からないが この奏者はこういう演奏、音を出す、このアルバムはこういう意図で作られたものだからこのような音なのだろうと変な意味で思いつき(先ほどから述べているイメージ)で作成されたものも多いのかと思う。

オリジナルを知らないで聴くと逆にCDや再発盤で聴く方が聴きやすく 自分のイメージしていたレーベルの音やアーティストの音を楽しめる事もあるので再発盤の方がいいなと思う事も時々ある。

もっともオリジナルといえども元の音源(マスターテープなど)を加工して作られているのでその奏者の本当の音かといわれれば これまた違う気もする。
生の音と比較してもしょうがないが レコードなどで奏でる音は意外と弱々しいのに本物の演奏を聴くと骨太の音がしたりして驚いた事は何度もある。そしてその逆もしかり。
(※キタサンはギリギリ ジャズジャイアンツと呼ばれる50~60年代のジャズマン達の生演奏を聴けた最後の世代である)

いずれにしてもオリジナル音源は貴重で聴いていて損は無い。そして色々な発見があるから楽しい。

最後に装置でも(オーディオ機器)印象はかなり変わってくる。現在 ジャズを聴くには頼りない(笑)小ぶりの装置で聴いているが 古いオリジナル盤の音源が心地よく聴けるようになったのは良かったと思う。その辺の話はまたの機会に。


[PR]
by kurama66644 | 2016-09-16 10:36 | ジャズ | Comments(4)

自宅オフ会

参加しているオーディオコミュのお仲間のYさんとNさんを招いての自宅オフ会を開いた。

今年の5月頃からオフ会に何度か参加しているがあくまでも相手の家でのオフ会で自宅に招いてのオフ会は余りしない。

それは部屋が狭いので相手方に窮屈な思いをさせてしまうとの思いからである。部屋がいくつもあればたとえ視聴環境が狭くても休憩するときなど別室で寛げたりできるが その別室が布団部屋ではあまりに申し訳ない…。それとオーディオ的には自分の所は面白みがないと思う、アクセサリーには無頓着で機器も古い物が多い、セッティングその他も適当でマニアの方から見ると言いたい事だらけであると思うが自分自身それらの事には興味が無いから仕方がない。先の事は分からないがこの趣味?をこれからも続けていければ興味が湧いてくるかもしれないのだが…。

プライベートジャズ喫茶と銘打っているのは自分個人が楽しめればいいという独善的な考えがあり 人を招いてどうこうする前提はないのである。

今回遠い所から来ていただき申し訳ない気持ちもあり せめて美味しい珈琲とジャズのオリジナル盤が幾つかあるのでそちらを中心に聴いていただくべく準備はしていた。今回はCDプレーヤーも復活させたので持参のCDも検聴することが出来る、自分のLPレコードばかりでは相手側も退屈するだろうから良かったと思っている。

来られたYさんもNさんも沢山のお宅訪問(オフ会)をされている方々で緊張しつつ とりあえずオフ会は終わった。

その後 近くの駅前繁華街でご近所のオーディオ仲間と合流し飲み会を行う 大いに盛り上がった。


翌日 酔っぱらって頭痛が続く中 Minimaの前に置いてあったジャズ喫茶らしく勢いのあるスピーカー そうあのRCAフルレンジを撤去した。
b0323858_14162575.jpg

勢いがあるがフルレンジとツィーターのつながりが今一つで音が粗い まぁ自作で2万もかからなかったSPであるがジャズ喫茶らしい?音が出てたのでYさんとNさんに聴いてもらったが やはりこういう粗野な?SPはオーディオファンには聴かせなかったほうがよかったのでは と反省した。

私のオーディオの師匠にもこのSPは酷評(笑)をいただいたが オーディオの師匠はジャズファンではないしジャズ喫茶ファンでもない あくまでもオーディオに対して精通されている方である。 音は悪いがジャズ喫茶好き、ジャズ好きの方は何となくこのSPの雰囲気は分かるし察してくれると思っている。こちらのSPは自分用として時々聴く時にだけ登場してもらったほうがいいのかもしれない。SPが2組同じ部屋にあるのも少し落ち着かないし…

という事で布団部屋に再び移動…
b0323858_14163870.jpg
来られたNさんは 安くてもスピーカースタンドに設置して聴かれた方がもっと良くなる(良く鳴る)とアドバイスしてくれたが そうだな直置きじゃぁかわいそうだよなぁ~ せめて木製のオーディオボードでも敷いてそこに置くようにしよう。スピーカースタンド自体 低域が出ないSPなので高さが低目の物を選ぼうなどと考えている。

[PR]
by kurama66644 | 2016-09-04 14:38 | オーディオ | Comments(2)

トランペットの哀愁

たまに家で聴くジャズ喫茶の音。そう以前にもこのブログで書いた60年代前半RCAユニットのフルレンジSPでの音。

地味なRCAユニットで人気が無いが その地味さにトランペットの輝く音より哀愁のある音が映える。ホーンスピーカーほど飛び出す音は出ないが前に前に音が展開する その上 後方にも音が広がる不思議な感じである。ただし音場は狭い(-_-;)

ここに3枚のトランペットのアルバムがある。
b0323858_11340522.jpg
b0323858_11341717.jpg
b0323858_11343142.jpg
モーガン、マイルス、ジョー・ワイルダーと当時の(半世紀前)新旧トランぺッターだ。

モーガンのキャンディは有名なアルバムだがオリジナルは高額で手に入らない(-_-;) こちらは国内 東芝盤で84年ぐらいだからそれでも30年ぐらい経っている。
マイルスの4部作の中でも1番人気があるクッキン。何度かオリジナルを手に入れる機会があったが盤質がイマイチで未だ手元にはない。こちらも国内再発MONO盤である。
ジョー・ワイルダーは中間派トランぺッターで日本では余り人気が無いかもしれないがキタサンは好きな奏者で こちらも国内 キング盤である。

流石に これらのアルバムを自宅のMinimaスピーカーで再生しても ちょっと物足りない(笑) 以前所有していたPL-100のスピーカーでは結構溌剌と鳴ってはいたがいかんせん哀愁が足りない…。 そこで登場するのがRCAフルレンジ 高能率スピーカーなのである(笑) 本当は100dB以上のホーンスピーカーあたりが良いのかもしれないが 部屋が狭いのでうるささだけが残ってしまう、 大きさはブックシェルフ並みのRCAスピーカーだがキタサン部屋にはちょうどよい大きさなのである。

国内再発と馬鹿にしていたが高能率のこの無骨なスピーカーから発する音は何とも言えず哀愁を帯びている。 帯域は狭いし 低音も今一つだがジャズ喫茶の音なんだよなぁ~。 そうそうCDをこのSPで再生してもジャズ喫茶の音なんだけど アナログの方が よりそれっぽい!

マイルスはともかくジョー・ワイルダーのこのアルバム オリジナルといえどもそれほど人気が無いと思いきやオークションでも何度となく競り負けして未だにオリジナルを手に入れていない。 有名盤でなくてもこちらのアルバムを気に入っている同志?がいて少しホッとしている。

クッキンは状態の良いオリジナル盤がだんだん少なくなってきている。手に入れたいと思っているがいつになることやら?

キャンデーはもう復刻盤でも良いかな(笑) 6桁はさすがに無理だ(-_-;)。

[PR]
by kurama66644 | 2016-09-01 12:22 | ジャズ | Comments(4)

ジャズは好きです!


by キタサン
プロフィールを見る
画像一覧