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窓を開け放つ

オーディオで音楽を聴く時に気を遣うのは遮音だと思う。隣室に音漏れしないように注意深く聴く、それがいやで防音処理をするぐらいであろうから。

一軒家で周りは気にしない環境の方もおられるであろうが大半は近隣を気にしながらの音楽鑑賞かと思う。究極はヘッドフォンになるのか?

部屋の音量と音圧はその部屋環境でかなり変わってくる。キタサン部屋は間口が狭く防音処理はしていない部屋で聴いている、ただし音量は結構上げられる環境なので爆音とまでいかないが昼夜問わずそれなりの音量を出せる。

出せるのはいいのだが部屋の狭さ、音通りの悪さから音圧の問題が生じてくる。簡単にいうと抜けが悪い、そこで部屋のドアを開けっ放しで聴く事が多いのだが それでもなお録音状況により音圧過多に聴こえるアルバムもある。

以前 伺ったお宅でベランダの窓を開けっぱなして聴いていた方がいた。その家は結構広く音圧も感じない心地よさであったのを思い出した。
音圧が足りないのはジャズやロックを聴くのには少し物足りないと当時は感じていたが窓を開ける事により果てしない外の空間と共有する事ができる。

音楽、音は空気の振動から生ずる、部屋内の空気の振動の変化に外の空気の影響もプラスされるわけだから音の風景が変わるともいえる。

試しにスピーカー背面のベランダの窓を少し開けて聴いてみた。

空けた途端 空気の流れが当然変わり 音楽を流すと今まで感じていた圧が減少した。こりゃーぁ面白いと思い、通常かける音量までもってきてしばし鑑賞。

やはり音の抜け道があると心地よい。ただし音圧が全くないと腑抜けの音になりかねない 窓の開閉具合にもよる これは微妙な所である。

ベランダに出てみて閉めた時と空けた時の音量を確認してきた。漏れ聴こえる音は隣人には余り影響がないようだ。

タイトルにある「窓を開け放つ」まではいかないが多少空ける事により外界とつながり音の変化が現れた。

このやりかたは万人向けではない。近隣から苦情がきても当方は責任を持てないので了解いただきたい…


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スピーカー右側に置いてあった簡易的レコード棚を撤去した。音の通り道が出来多少は響くようになってきた。これでもまだデッドな部屋である…。

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by kurama66644 | 2016-05-27 16:09 | オーディオ | Comments(2)

「幸せになれるよ!」の1枚

最近 通っている廃盤店が新宿にある。新宿は大手ユニオンにはよく行っていたが高騰するジャズレコード(特にオリジナル)に辟易していた中 自身のブログにコメントいただいていた方から教えていただいたジャズ・ロックレコード廃盤店である。

ここ2年ほどオリジナルジャズレコード探索の旅を続けていたキタサンだが現在は小休止状態でオリジナルはたまに物色するぐらい。

そういう中 こちらのお店の壁に飾られていた「カム・フライ・ウィズ・ミー」をじっと見つめていたキタサンに対して お店の若き買付部長が視聴してみますか?と悪魔のささやき… 壁に飾られている盤は当然 結構な金額(キタサンにとっては)である。

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この盤を最初に聴いたのはもう20年前 その時はCDで聴いた記憶がある。確か吉祥寺のジャズ喫茶オーナー寺島さんの本に書かれていた1枚で買ったと思うが ごく自然な音で余りジャズっぽくなくとても聴きやすかったような感じであった。オランダ盤でこれがヨーロッパのジャズの音か!と印象に残っている。

一部のマニアしか知らない盤だが寺島さんの本の影響か こちらのオリジナル盤は市場でも高騰してきた。最初に聴いた当時はCDでの再生しかなかったのだが現在は逆にCDプレーヤーがなくアナログオンリーなので このオリジナルが壁にかかっていたので見入ってしまったわけである。しかもこのオリジナル 状態がジャケット、盤ともにすこぶる良く アナログオリジナル探究の旅が小休止のキタサンであるが食指が動き 購入してしまった。

ピム・ヤコブス「カム・フライ・ウィズ・ミー」1982年 オランダ録音。さりげなく、派手さはないが心に残る輝かしいピアノの音とベースの伸び、シンバルの硬質感、最高の音。(キタサン評価()

レジで会計をした時に店主が 「こちらのレコードに針を落とした瞬間に幸せになれますよ!」と話しかけてくれたが 確かに幸せになれた() おかげで いつもよりお酒の進み具合が早かった(^_^;)

無駄な音がないのが一番の印象。すべてがメロディアス、BGMとして小音量で聴き流しても良し、等身大のピアノの音が出るぐらいの音量で聴いても良し、音や音楽に破たんがない。もちろんCDでもアナログでもどちらでもOK、アナログの場合は盤の状態が良いのがベストかも(この盤はプチパチ音が無い方がいいねぇ~)
ちなみにこちらのアルバム 発売された当時は余り売れなかったようである。

サンプルとしてKLMオランダ航空関係者に配られたようだが聴かずにそのままにしていた物があったりでそれが市場に流通したりしてニアミントのアルバム状態のものも探せばあると店主が話していた。

当時のKLMオランダ航空の社長も人気が出てホッとしている事だろう()

(裏面 右側の方が社長さんである)

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by kurama66644 | 2016-05-22 08:57 | Comments(4)

オリジナル盤の怖さ

先般 某オーディオコミュに参加されている方がロック、ジャズのオリジナル盤を何枚も聞く機会がありその時の驚きの様子が書かれた記事が掲載されていた。
その方は以前はアナログやCDでの再生もされて途中オーディオを止められた期間があるようだが近年 又復活され現在PCオーディオを中心にやられているようだ。

書かれている内容はハイレゾなどの高音質なものを聴いていたが その半世紀近く前の音源(オリジナル)の数々を聴き 目から鱗状態で今まで聴いていた音源に対する認識が変わったなど その熱さ、勢い、迫力のすべてが最新の高音質と言われている再生とは別物である と興奮気味であった。

その記事に関するコメントの中で「パンドラの箱を開けてしまった」と書かれたものがあった 言い得て妙である。

キタサンも やはりパンドラの箱を開けてしまった一人なのだろうと思う(笑) ジャズの黄金期(50~60年代)は時代もそうだが それに関わっていた人も勢いがありその情熱が演奏、録音と凝縮されていて細かな技術がどうのこうのというレベルではなかったのではないかと思う。時代が経つにつれ技術が発達し何をするにしても より楽になり商業ベースで物事を進めていく内に音楽を作る熱き思いは一定の人達のみが持ち クールになってきたのだと思う。そしてそれが今でも続いているような気もする。

ここで注意したいのが それでは昔の音源、オリジナルが全て良いのかというと そうではない事である。
リマスターした再発盤でも当時の熱き思いを再現したいというエンジニアの技術と努力がなされた作品もあるし 再生する機材もその熱き思いに同調する思想で作られたものでないと上手くマッチィングしない。音源は再生する一番の上流部分で重要なのは間違いないがオリジナル命とそればかりに固執し過ぎると周りが見えなくなる。これ以外全て認めないという一種の宗教のような感じがしてしまう。

オーディオは部屋で決まる、オーディオは電源が重要…とマニアならずとも専門家?は公言する事が近年多くなったきた。 キタサンもそう思う! 
確かにその違いで音の印象、雰囲気は結構違うものである。ただし部屋や電源が粗末?だからといって音楽が聴けないわけではないし音楽に対して感動出来ないわけではないと思う。 これは音源に対しても言える事ではないか? 新旧問わず、オリジナルか再発かの2択でいい悪いが全て決まるわけではない。

何事も固執してしまうと周りが見えなくなる。逆に固執しないと見えない世界もある(笑) なんだかよく分からなくなってきた(^_^;)

本当は いい加減が一番よいのかも?  いい加減は良い加減でもある…  


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ジミー・スミスとは違いフットペダルをほぼ使わなかったシャーリー・スコット。才女が残したビックバンド演奏 インパルスのモノラル盤である。
このオレンジのジャケットの色合いが中々いいんだよなぁ~。

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by kurama66644 | 2016-05-08 09:51 | ジャズ | Comments(2)

FacebookとLINE

未だにガラケーを使っている…。仲間内で飲みに行った時でも殆ど皆スマホを持っている 自分の所有物,行った場所での出来事、モノなど写真で即撮れるので そういう話題になるとスマホの画面を見て説明されたりする。
これは別に若い人だけではなく年配の方でも使っている人は沢山いる。オジサンだから使えないというよりは今や持っているのが当たり前の感覚なのだろう。

子供の頃 まわりの家はどんどん白黒からカラーテレビに替えていったのに自分の家は中々カラーには変わらないので焦っていた自分がいた(笑) 同じクラス内でカラーテレビに変わったという話題がその当時は頻繁にあったから子供心に肩身の狭い思いをした記憶がある。

いまや これでも大人なのだから(^_^;) いつでもスマホには買い換え出来るのだが何故か買い換える気になれない…面倒くさいからだと思う。こういうところはズボラな性格のキタサンである。

話はタイトルにある「FacebookとLINE」だが最初何のことか全く分からずFacebookはブログと何が違うのか? LINEはメールの無料版?などと理解していなかった。
実は今もよく分からんままなのだが… 余り興味がない証拠であろう。ただどちらもガラケーやパソコンで行うよりはスマホで行う方がやりやすいのかな~と漠然と思ったりする。(実際はどうかよく分からんが)

Facebookは友達に今何をしているか そして自分のプロフィールを充実させる事が主流になっているようだが 今書いているようなブログの進化版というところであろうか?それに対してLINEは友達同士のメッセンジャー的な要素が強く文字だけではなくメールの進化版といえるのだろうか。

LINEをやらないかとたまに誘われる事があるがLINE自体その仕組みが良くわからないし だいいいちスマホを持っていない、その旨を告げると相手は何とも言えない表情をする。

人との繋がりがこういう情報ツール、アプリの出現でこれほど綿密になった時代は人類誕生以来初めてではないだろうか。知りたくもない情報、出来事も知らず知らずの内に知ってしまう。人と人との付き合いは腹六分目と美輪明宏さんが言っていた、それが親兄弟、夫婦、恋人同士でもだ。そうなると友達、単なる知り合いだと腹4分以下の付き合いで十分ではないか…と個人的に思ったりもする。

LINEをやっている人から どういう使い方をするのかこの間 聞いてみた。普段の何気ない会話、井戸端会議的な事が同時に複数で出来面白いそうだ、下らない話も多いが大事な話はお互いそれこそ直接電話したりするので取捨選択できると話していた あくまでも暇つぶしにはなるようである。又 学校などでは今や個人情報の名目で各家庭の住所、電話番号等の閲覧表などが無く何かの行事が会った時の開催の有無を一斉に配信できるので今までは電話連絡網などがあり家庭から家庭へ連絡していても ある家庭が不在などしたら そこで連絡は中断してしまうなど弊害はなくスムーズに いくらしい。
なるほどなるほど便利な事もあるのね~とオジサンは感心して聞いてしまった。

もっと普及して誰もが普通に使い それでしか会話?が通じなくなったら やろうかなぁと思ったキタサンであった。

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非売品45回転アナログ。 真田丸のお父さんはまだ若くてカッコいいですなぁ~。

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by kurama66644 | 2016-05-07 09:31 | Comments(0)

オーディオの趣味は孤独である

久々にオフ会に参加した…。音に対するこだわりも当然あり、意見が分かれる事もあるがそこは音楽や機器を通して一応共通項はあるので最後はまとまる? 要は人と人との繋がり 人間関係の問題でもある。社交的な人、口下手な人、理論的な人、感情的な人…そういう人間関係に対応できる人とできない人では自ずと立ち位置は変わってくると思う。

現在はSNSが発達し 場所を関係なく色々な情報が発信でき、受ける事ができる。それにより実際合ってみて交流するリアルな関係も生まれる。

先般 久しぶりに行ったオフ会は午前中キタサンの自宅に某オーディオコミュでは有名人のBさんに来ていただき、そして2人して午後はIさん宅に移動しオフ会を開いた。

たまたまIさんもキタサン同様スピーカーは小型のイタリアのスピーカーを使っていて部屋の広さも似た感じの環境であったが出てくる音は真逆に近い音であったと感じた。

あくまでもキタサンの主観なので間違いかもしれないがキタサン部屋の音はしっとり 湿った音(笑)がする、片やIさん宅の音はカラッと軽い音がする。これは音源のせいも大いにあるとは思うが やはり部屋の特性が大きいように思えた。

通常そうであるならば部屋環境を変える 例えばアクセサリーでいじったりセッティングを変えたり試みるのがマニアの性だが 正直言ってどうでもよいように思える。
(単なる面倒くさがりなだけかも…)キタサン部屋は明らかにデッドな部屋で話声を聞いていても こもる感じが分かる。それゆえに機器が買えるほどの高額なルームチューニング材を揃えたりしたが結局は外した… この部屋環境で自分がいかに心地よく聴けるかかが問題で人が不快に感じてもそれはそれで仕方がない。

そう趣味とは自分のものであり他人のものではない。かなりエゴ的ではあるが趣味とはそういうものであり 他人に理解してもらえなくてもよしという覚悟は必要であると思う。
趣味とは孤独なものである。人との交流があっても最後は自分に却ってくる 自分を見つめる、見つめ直す事がかならず出てくる。(気づきをもたらせてくれる事もありオフ会なり人との交流は中々良いものであることを再認識した)

自分は今 アナログオンリーだがCDは嫌いではない!と言うよりCD愛好家でもあった。自分の環境下ではCDが思うように鳴らない 音が飽和するケースが多い それゆえ鳴らしていないだけである。

キタサン宅の今の音はおそらく 音が体にまとわりつく感じがすると思う(笑) おそらく不快に思う方もいるかとは思う。そういう状態で外に出るとものすごく解放感があり「ハーッ…」と一息つくであろう。地下のジャズバーの籠った狭い場所でゆったりお酒を飲み ジャズを聴いている、そして地上に出ると何とも言えない解放感がある。そんな感じだろうか?

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マリアン・マクファートランドのアーゴ盤 ロンドンハウスのライブである。食器のカシャカシャ感、ざわめきなどエバンスのワルツ・フォー・デビーと比べてもそん色ないほどリアルに出ている。ただし録音は余り良くない。

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by kurama66644 | 2016-05-04 10:07 | オーディオ | Comments(2)

望む音

自分では音に対するこだわりは余り持っていないように思っていたがオーディオを始めた頃からソフトに入っている情報をそのまま出す再生にはこだわっていたような気もする。

アンプにしても素の音をそのまま出すアンプ、スピーカーは帯域が広くトランジェントやレスポンスが良いもの、音源にしても余り加工されていない生音に近い物等々…好んで選んできたようにも思う。

実はアンプやスピーカーにしても基本構造はそれほど進化していなく設計上の物理特性を良くする為のデバイスの変化、素材の選択の変化であり それほど変わっていないのではないかという意見もある。音源にしても製作される過程でエンジニアにより様々な加工がされる、オリジナルといっても奏者の演奏の良い部分を強調し、悪い部分を無くすなど又その逆もあるのかもしれない。

オリジナル音源にこだわって元の音を知りたく探してきたのだが あくまでも最初に製品化された音でその後再発されたものがリマスターしたエンジニアの腕により変化するのは当たり前の事である。

過度特性に優れたアンプや反応の良いモニタースピーカーなどこれまで使ってきたが 今年に入って導入したMinimaのスピーカーとQUADのアンプの組み合わせで これまでのオーディオとは真逆の体験(体感)をしている。 両者とも今まで使ってきた機材に比べ帯域の広さ 低音、高音の出方など明らかに劣っているのに聴き入ってしまう。音源の良し悪しも聴いていて分かるが良い所はより良いように悪い所は悪いなりに(笑) 寄り添うような鳴り方をする。 ちょうどラジオの音とオーディオの音の中間といえばよいのだろうか? 派手ではないがハッとさせられる音である。

オーディオの世界はイメージ的に広大な音場、リアルな生音に近い音、迫力のある音、目の前で演奏しているかのような音…色々な理想がある。
その為の機材、視聴環境、音源等で試行錯誤、こだわりをもって進めて自分の理想の音に近づけていき そこに感動がある。

何気なく行ってきたオーディオだが今年で10年目 続けてきて分かって来る事、色々な発見もある。
続けてきたからこそ出会いがありMinimaとQUADとの出会いも続けてきたからだと思う。

自分の望む音はまだまだ確立されていないが ここでひとまずオリジナル盤探しの旅は終焉を迎える事にした。オリジナルの凄さは認めつつオリジナルでなくとも感動できる事が分かってきたからである。


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忘れた頃に届いたユニオンの会員向け特典商品。ユニオンのロゴはいいんだが2016の数字は外して欲しかった(笑)

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by kurama66644 | 2016-05-01 10:51 | オーディオ | Comments(2)

ジャズは好きです!


by キタサン
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