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フランコ・セルブリン

フランコ・セルブリンはソナス・ファベールの創始者であり木工職人でもある。そのブックシェルフの最初の作品がエレクターアマトールで1988年、2年後1990年にMinimaを世に送り出している。

Minimaは2000年後半 復刻版としてMinima Vintageが発売され たまたま寄ったオーディオショーでそれを聴いたのは以前のブログでも書いた。

フランコ・セルブリンは3年前に亡くなっているがその遺作となったのは有名なアッコルドである。コミュで知り合ったIさんが所有し一度聴かせてもらった事があるが漂うような音色にただただ ウットリするのみ しかも導入されてから1か月もしない時だったので今ではその音色の色気が更に増しているのを想像する。

10年弱のオーディオ歴しかないが これまで所有してきたスピーカーは殆どがモニター系、正確な音を再現するものばかりであった。すなわち物理的特性重視の物を選んで実際それが自分の好みでもあった。精度が高ければ高いほど今まで聞こえない音が聞こえたり音自体の広がりが増したりと毎回新鮮な気持ちになれてオーディオ的満足度はそれに比例していった。

オーディオ的満足度が増してきているならそれでいいじゃん!と思われるであろうが そこはオーディオの奥深さ…音色のよさ、変化を正しく伝えるスピーカーもモニター系の対極として存在する その一つとしてソナス・ファベールが挙げられると思う。

キタサンが本当に試してみたかったのはアマトールの方であったが市場では殆ど見なくなった。フランコの最初の作品でもあり使われている素材も当時としては採算度外視で調達し作られたようであるそれでも価格は高価なもので 現実問題としてふたまわり位小さくなるが価格的にも(部屋の大きさに合わせて)Minimaの選択となった。ただしのちの復刻版Vintageでは現代風、よりモニター調になってしまい 初代のMinimaでないとダメであると思った。

Minimaは長年使っているモニターオーディオPL-100に比べて物理特性ではかなり見劣りする。実際交互に聴き比べすると分かると思うが低域の出方、音の迫力等貧弱な感じがする 更にこじんまりとした鳴り方をして 造形は美しいがメインでは使えないかな?と思ってしまった。
ところがアンプをQUAD44+405にし 馴らしこんで音量を大きめにすると今まで感じていた印象が一変した。

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ご存知ヴィヴァルディの四季 イ・ムジチ合奏団による69年作品である。バイオリンやヴィオラ、チェロ、コントラバスもそうだがハープシコードがアクセントとして入っている。これまで何となく聴いていたが今回改めて聴いてみると弦の強弱、豊かさなどその響きが素晴らしく時間の経つのが忘れてしまうほど聴き入って興奮してしまった。


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ジャン・マルティーノは日本では余り有名でないかもしれない、サン・サースンの交響曲 第3番である。部屋の関係上?オーケストラ演奏は余り聴かないがMinimaから奏でる音はとても色彩感溢れる豊かな音色であり スケール感もあった。こちらはオルガン付きでもあったのでオルガンの低い音が部屋中に響き渡ったのには驚いてしまった。こんな音もMinimaから出るのかと… (注釈:あくまでもキタサン部屋での事 所詮箱庭サウンドの範疇でということ(笑))


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晩年のソニー・ステットの作品だがボリュームを上げるとかなりジャズっぽくなる(笑) Minimaでもジャズは鳴る!の好例と言えると思う(個人的に)
何よりも音色の変化が聞き分けられる。ゴリゴリした荒々しさはモニター系スピーカーの方がまだ出るような感じはするが こういうジャズの表現もありだと思う。


フランコ・セルブリン作の名機「Minima」そしてQUADの44と405のセパレートアンプ。偶然ながら良い物を手に入れる事ができた。


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by kurama66644 | 2016-04-24 09:32 | オーディオ | Comments(2)

スピーカーに口づけ?

2か月前に購入したソナスのMinimaがだいぶこ慣れてきた。長年使っていたPL-100をソナス用に作ったスタンドに置き 中々按配が良かったので暫くそのままで聴いたりしていたのでMinimaのエージングが遅れ気味になっていたが ここ2週間ぐらいMinimaで鳴らし続けている。

アンプもQUAD44と405で固定しボリュームを大きめにしパワーを入れて聴くと当初よりはパワフルに鳴るようになったのを感じる。
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このMinimaはPL-100のように万能なスピーカーではない。やはり音源を選ぶスピーカーのようである…吸音材が少ないせいもあり低音の出方が少し膨らんだような ぼわーっとしたような感じで鳴る。 今までタイトな低域を聴いていたので結構 違和感を覚える。これは現代のアンプ オーディオデザインの超タイトな低域を出すアンプを使ってもさほど変わらない Minimaの個性というべきであろう。キタサンはこの個性が好きである。

普段はサランネットを付けたままで聴いているが偶々サランネットを外してみると…なんとソフトドームのツィーターが凹んでいるではないか(^_^;)
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「ありゃりゃ~何たること…」 心はかなり凹む… でもサランネットを付けたままだしバッフル面をいじった事はないのだが…動かした時に衝撃で凹んだのかな?

よく中古品で凹んだツィーターのスピーカーを見かけるが 音にはさほど影響がない様な事が書かれている。実際周波数特性など調べてみた人もいるようだが殆ど変らないようである。 しかしながら見た目は大事である! いくらサランネットを付けて見えないとは言え この事実を知ったからにはオチオチ落ち着いて聴けないような気がする(笑)

ツィーター部分を触ってみると意外と柔かい、これは掃除機で吸引すれば直るかも? イヤイヤ まて 破れては元も子もない… そうだ!口で吸えば良いかも。
そこでキタサンはツィーターを思い切り口で吸いこんだ。 そうスピーカーに口づけしてしまった(笑)  ※この部分の写真はお見苦しいのでありません。

結果: 吸引力が弱く復元しなかった…。

それではセロテープで再チャレンジしてみたが 粘着力が弱く こちらもダメ。
それならば梱包用のガムテームで行ってみた
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結果: 見事に復元(笑) やりました!!
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心なしか高域が良く鳴るような気がした…。ひとまず安心。

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by kurama66644 | 2016-04-23 10:13 | オーディオ | Comments(2)

音場感を求める先にあるもの

以前オフ会を頻繁に行っていた頃 天井から音が降り注ぐような凄い?音に遭遇した事がある。

その時はLPレコードでの再生だったがびっくりして腰が抜けそうになった(笑) 部屋も解放感があって広かったせいもあり こういう風に音を出すのがステレオ再生の向かう道なのかと思った。

その後 そのLPを中古で手に入れ自宅再生すると なるほど音源自体かなり上方から音が鳴るように入っている事が分かったがオフ会で聴いた天井から降り注ぐような音は全く出なかった。

ちょうどその頃はアナログに回帰し出した時期でモノラル音源を専用のモノラル針で再生したりしていた。まだCDも相当数ありアナログとCDを並行して聴いていた。

キタサン部屋は時々掲載している写真をみてもお分かりのように狭い…特徴的なのは間口が狭い事である。実質は7畳ぐらいあるのだが壁面収納が部分的にありそのスペースも含まれているので有効面積は5~6畳ぐらいかもしれない。ウナギの寝床のような感じである、一般的に横配置をすればスピーカー間も広くとれるが 先に述べた壁面収納があるので縦配置の選択しか出来ない。 それでも場所を取るアナログ機器で聴いているので 部屋が狭くてアナログ何て無理と言っている方々も工夫すれば出来ると思っている。更にはここでご飯を食べたりするので(笑) 狭くてオーディオなんて無理と言っている方 キタサンを見習いたまえ!(エッヘン!!(^_^;)) きょうび学生の部屋の方が広いかも(笑)

聴いている音楽がジャズが多いので元々音場感はそれほど必要としていない。コンサートホールのような大会場を想定していないので再生も気軽なものである。
第一 隣の部屋でドアを開けっ放しで漏れ聴こえる音を聴いたりしているのだから何の為のステレオ―装置かよと思われても仕方がない。

真面目に?正面で聴いてみると「あーっ箱庭サウンドだなぁ~」とつくづく思う。音の広がりが無い…おそらくCDで聴いていた頃より音の広がりは無い様な気がする。
それではアナログ自体CDより音場的には劣っているのかと言うと それは音源の差もあると思う、ひょっとすると劣っているかもしれない、逆に優れているのかもしれないし よく分からない。というかその辺りは余り気にしなくなった。

ただこの2年半アナログ(特にモノラル)を再生して音の密度は濃くなったように感じる。アナログ音源のセレクトもあるだろうし間口が狭い部屋のせいもあるかと思う。それと以前の環境と違うのは音量を色々調整できる(大きく出来る環境)事も大きいように感じる。

音場感を求めるのは視覚効果の影響も大きいかと思う。ラジオからテレビ、映画へと視覚で判別する癖?がついたので音でも音像や音場という視覚に訴える事が当たり前になってきた。1年近く前にコミュで最近は余りにも視覚に頼り過ぎ!という内容のコメントを久しぶりに書いたら 音場感や定位を求め正しい表現をするのがステレオ再生でありそれは当然の事と某オーディオコミュの大御所と言われる方に論破されたことがある。

それ以上 反論はしなかったが音場感を求めた結果 肝心の音の生命感を忘れがちになってきているように思う。もちろん単に大音量にすればいいわけではないのは承知の上である。
過去に行ったオフ会では皆 すばらしい音楽、音を奏でていた。しかしながら その生命感溢れる音に出くわせたのはたった2軒のお宅の音だけだった。

2軒でも そういう音に出くわせたのは幸運だったと思うし 金のかかるオーディオ?を細々と今も続けているのは その2軒の音に感動したからに他ならない。

オーディオを行う目的は人それぞれ コンサートホールの臨場感を出すために心血を注いでいるマニアの方もおられる、それはそれで凄い事だと思う。


欲しかったラルフ・シャロンの「2:38 a.m」アーゴMONOオリジナル盤。
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ラルフ・シャロンといえばベツレヘム盤のトリオが有名だが このアーゴ盤 コンガ入りで人気が無い。それでも市場に中々流通しないのは絶対数が少ないのか愛聴盤としてマニアが手放さないのか どちらなのだろう?

ブルースで渋く演奏するかと思えば 少しお茶らけた演奏もする…風貌と同じくとぼけた味を出す。
こういうアルバムを聴くのに定位がどうこう、音場感がどうこう言うのは そりゃー野暮ってもんだろう!

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by kurama66644 | 2016-04-18 16:37 | オーディオ | Comments(4)

解像度

先般 私のオーディオの師匠が遊びに来られ MinimaやDualのプレーヤーなど聴いてもらった。

何度かブログ内でも話したと思うがこの師匠は現在は特にオーディオを趣味としていない、楽器演奏の方にシフトしている。
キタサンの素人丸出しのオーディオが面白いらしく毎回熱心に聴かれる、昔の悪戦苦闘していた事を思いだしているのだろうか?

今回はキタサンシステムが時代が違うプリ3台、パワー3台、レコードプレーヤー3台、スピーカー3台と狭い部屋のくせに増殖し せっかくだから色々な組み合わせで聴いてみようという趣旨で来られた。 普及帯価格のものばかりで高額な物は無い、そして大きな筐体の物も無いのでセレクターなしで結構短時間で切り替える事ができた。

組み合わせによる感想は割愛するが「解像度」という言葉が多く登場した。
MinimaとPL-100。QUAD405とオーディオデザイン。そしてレコードの年代による違いなど 解像度が違うなぁとことごとく話されていた。

映像における解像度は分かりやすいが音に対する解像度とは…改めて解像度が良いとはクッキリ、ハッキリ、細部まで聴こえる…ということになるのだろう。後は音が広がる、帯域(レンジ)が広くなる。大体こんな感じであろうか。

オーディオを始めた頃 ミニコンポの音と決定的に違っていたのはその迫力と音の鮮明さである。それはJBLのスピーカーであったがアンプはミニコンポのまま、スピーカーだけ替えて聴いた感想である。音量も部屋がヤワだったので隣の部屋の住民に迷惑の掛からない音量にしか出せなかったが今まで聞こえなかった音まで聞こえたのは感動ものであった

いったんこういう音を聴いてしまうと 元のミニコンポの音には中々戻れない そうしてオーディオファンになってしまうのだろうなぁと思った。
強がってユーチューブの音で十分!とたまに書いた事があるが(笑) それはメインのオーディオシステムがあっての事でユーチューブだけだときついのはパワーアンプを全部修理に出し音楽を聴けない状態になって改めて感じた事である。

機器の比較視聴をして感じたのは解像度の違いで確かに音に対して感動、驚嘆する事はあったが 解像度が落ちるからと言ってダメだとも思わなかった。
音源に捉えられた姿をありのままに再現するのがオーディオ機器における優れた特性とするならば当然の如く解像度が増していくのが望ましい。そして時代と共にそう進化していっている。

話は飛んでしまうが美術の世界で写実派と印象派が存在する。いずれも18世紀前後の事である ちょうどその頃写真機も発明された。写真機の発明には画家の関与が多かったようである。機械で自動的にありのままの姿を映し出す事が可能になる事を画家たちは知っていた そうして写実主義の意義が薄らいでいったように解像度を求めて突き進む先には何が起こるのだろうか?

音を聴いているのにどうしても美術の事に結び付けてしまうキタサンであった。 何?この先何がおこるのかって! そんな事私には分かりません。


私の好きなアルト奏者 ジミー・ウッド。ジャケはボロボロだが中身は一級品、ピアノにアンドリュー・ヒル、ドラムにエルビンを迎え気持ちをかきたたせるような演奏内容である。「CONFLICT」コンテンポラリー MONOオリジナルプロモ盤。
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写真はピンボケ気味…解像度は低い(笑)

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by kurama66644 | 2016-04-17 11:57 | オーディオ | Comments(0)

50 / 500枚

先日 レコードの枚数を数えたらちょうど500枚あった…。感覚的にもう少しあった気もしたのだが… ここのところグーッと購入数が減り そして定期的に売却して数を増やさないようにしているからなのかもしれない。

レコードの事をこのブログで偉そうに語っているわりには この枚数では(笑)…実はたいしたことがないのである(^_^;) 更に同じ盤(モノラル、ステレオ、オリジナル、再発盤など)を何枚か揃えているレコードもあるので 同一タイトルで数えると もっと少ないと思う。

現在は所有枚数が少ないが? 過去30年間にわたりジャズという音楽に触れてこられ良かったと思っている。

実はこの500枚の内 頻繁に聴くのは1/10の約50枚足らずである。

その中でも こちらの5枚はヘビーローテーションで聴く…ゆえに同じ盤を複数枚所有… マニアですね~ 他の盤と違い比較視聴の為にオリジナルと再発盤などという区別で所有していない(^_^;)
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リンダ・ロン・シュタットとカーリー・サイモンのアルバムで純然たるジャズアルバムでないところがいい。
前にも書いたがジャズ好きだが余り音楽好きとはいえないキタサンなので意外とジャズはリラックスして聴けない(笑) どこか構えてしまうところがある。

他にはハイファイ・セットや八神純子の初期のアルバムがあり あとはジャズアルバムしかも余り有名盤ではないのが多い。理由は簡単 オリジナル中心に集めると有名盤で欲しいのは高すぎて手に入らないからである…

ジャズの50~60年代のオリジナルが好みだが当時のレコードの価格を2000円ぐらいとして現在の物価は当時と比べ7倍ぐらいの差はあると思う。そうすると現在は14000円ぐらいの感覚であると認識する。ただしこれは新品価格であり中古となると通常はその価値は下がる ゆえにオリジナル盤とはいえその経年劣化等を考えると10000円ぐらいがキタサンの買える感覚、基準としている。 一般人の感覚として1枚のレコードに10000円!と驚くと思うがその感覚は正常だと思う。
今はその感覚がさらに下がり2000円~6000円ぐらいでないとどうしても買う気になれない。(それでも高い!と思う感覚の方はより正常である(笑))
CDを購入していた時 廉価盤が1000円をきっていたし(今もあるのかな?) それはさすがに下がり過ぎだろうと思ったいたが… 

レコードを何千枚と所有しているプロフィールのオーディオマニアをよく見かけるが枚数で競う?のは今や意味をなさない。
ハードディスクの小さな箱に何千枚分のレコードデーターを所有、保管できる時代である。しかしながら「枚数で競う」のは意味がないだけでご自身で足を運び 集めてきたレコード自体はご本人の思い出、情熱、努力等の表れであろうからとても意味がある事だと思う。

先日行った新宿のHal'sさんは結構良心的な価格体系であった印象を持つ、もちろん高額アルバムもおいてあったが… ユニオンもよく行くが確かに安いものもあるのだが 全般的に強気の価格体系になってきたようにも感じる。これはオークションなどの影響であろうか?最近は食指が動くようなものが中々見当たらない。

いずれにしても500枚もっていても よく聴のは50枚足らず、場所さえあればと考えていた時期もあるが…人はいつどうなるか分からない 少ない方が後々楽だ。


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by kurama66644 | 2016-04-12 11:08 | Comments(2)

プリアンプ選びの難しさ

先日 新宿にある中古レコードショップ「HaL's」さんに初めて行って来た。正確には2度目なのだが昨年12月 開店時間そうそう行ったがドアが閉まっていてそのまま帰ってしまったので今回が実質初めての訪問である。

こちらのお店は当ブログによくコメントをいただくSさんからも紹介されていて行くのが楽しみであった。

店内はボーカル、ピアノ、サックス等の楽器別、それとレーベル別、ヨーロッパ盤などと別れており順に眺めていった。
オリジナルは「original」のスタンパーが押され初心者にも分かりやすいようになっており盤質、ジャケットの品質等も当然ながら明記されていた。

ユニオンもそうだが実物が手に取って分かるのは実店舗の最大のメリットだろう。都内にある近場という有利さもあり感謝しなければいけない。

ところで店内から流れてくるジャズは何と あのMinimaスピーカーからかかっている。そうキタサンも所有のソナスのMinimaである(笑)
マッキンのプリとパワーアンプから奏でるジャズはMinimaの音とは思えないぐらい よく歌う。 しかもポン置きの様な感じ?でマニアがセッティングがどうのこうのと言う神経質な事はお構いなし、それでもよく鳴っている。

ジャズでMinimaなんて まずそんな人はいないと思っていたら このようなジャズレコード専門店で使っているとは何かうれしくなってしまった(^_^;)

30分ぐらい色々レコードを散策し3枚ほど購入した。

レジでMinimaの事を店主に話すと知り合いから購入したらしい 最初は鳴らなかったがパワーの大きいマッキンを使い鳴りはじめたと話してくれた。
こういう能率の低いスピーカーこそ大容量のアンプで鳴らし切らないといけないとの事、なるほど自分もQUADの形は小さいが力のあるパワーアンプにして押し出し感が違ってきたので納得である。

プリアンプ選びは中々難しいとも話されてジャズに人気のマッキンは万人向けの音作りになって ある種 扱いは厄介であると意味深の言葉を言っておられた。
キタサンが「最後のプリアンプ」と称したCROWNのプリを使っている事を言うと 驚かれていた。このアンプは安いがジャズにはものすごく良いと褒めてくれた。一般的に音、音質の良さは価格に比例する?がCROWNは別格のようである。(CROWNのアンプは安いのである) 更にはターンテーブルで西ドイツのDualを使っている事を話すと こちらも一般の人は見向きもしないがよいプレーヤーであると言ってくれた。通常は60Hzのものがいいが関東方面では50Hzに変えるので若干 音が悪くなるそうである、オートチェンジャー機能を外した方がもっと音が良くなるそうだ。なるほど なるほど でも自動の方がキタサン的には便利なんだけど…。

おそらく お世辞も入っていたとは思うが それでも自分の使っている機械を褒められるとうれしくなる単純なキタサンである。

機器は高ければいいわけではないと話されたが こちらは本音であろう。いまやオーディオは高額製品のオンパレードでオーディオ店もターゲットをお金持ち相手に絞っている、高価格=高性能=良い物 という図式がオーディオマニアの中では浸透しているので店主のように長年ジャズ、オーディオに精通されている方の言葉は重い。
こういう事を言ってくれた方は 他には時々おじゃまする(最近は行っていないが…)Yさんぐらいであった。

高額製品を全面否定はしない。高くても良い物は当然あるし そうでなければいけないと思う。しかし現実は玉石混合で 良い物を見抜く目 (ここでは音か?)が必要である事は確かだ。 でも高い物は良く見えてしまうんだよなぁ~(笑)

購入の3枚 いづれもステレオ盤
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コルトレーンミュージックの洗礼を受け終わっている頃?のマッコイ。ハードバップ奏者、ジョン・ギルモアやフランク・ストロージャ―などが参加しているにも関わらずスタンダード曲はモーダルな感じがするのは自己の音楽を確立しつつある証拠か。


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ちょっと貫禄がついた? キャロル・スローン。歌声もいい意味での貫禄がついた(笑) コロンビア時代の数少ないオリジナルも持っているが こちらは日米の共同作品 以前から欲しかったが中々見当たらなく 今回エサ箱に入っており おもわず抱え込んでしまった。



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ウッディ・ショーはCDを集めていた頃から余り聴かなかったが名曲「In Your Own Sweet Way」が入っているので思わず購入。西ドイツでのライブ盤かと思う。
ダイレクトカッティング盤だが音がいいんだか悪いのかよく分からない…とても綺麗な音なんだけど何となく線が細い感じがする。


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by kurama66644 | 2016-04-10 08:19 | オーディオ | Comments(2)

音楽に無関心な層

CDの売れ行きが右肩下がりで落ち込んでいる。テレビの音楽番組がどんどん無くなっている。これをもって音楽に対する需要が減ったとは言えなく潜在需要は結構あるという話もきくが…。 でも実際は音楽を聴く人は減っているような気がする、更には音楽に無関心であるという人も増えているような気もする。

その事に関連する記事が載っていた。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20160407-00056129/

携帯端末があり、ユーチューブなどの無料配信?もあり昔に比べ わざわざ対価を支払ってでないと聴けない状況ではない。それでも音楽そのものに対して無関心が増えているということだ。業界の人にとってはゆゆしき事であるが人は音楽無しでも生きていける。(そうでない人もいるかも?)

こういうオーディオのブログ?を書いているキタサンだが 音楽は好きか?と言われると ウーン~どうだろう…普通かな?という感じである(^_^;)。
というのも小学生の頃 無理やり参加させられた鼓笛隊の事がトラウマにあるからである。

キタサンの通っていた小学校では4年生になると強制的に鼓笛隊に参加させられた。小さな学校だったが鼓笛隊活動でそれなりに上位に入っており生徒よりも指導の先生が熱心であった。
当時からキタサンは音楽より絵が好きで楽器演奏もそれほど興味がなかった。ご存知かもしれないが鼓笛隊は軍隊さながら?足並みを揃え ドリル演奏なるものがある。
演奏しながら行進時の隊列を円のようにしたり人型にしたり そう甲子園球場の応援席の 人文字のようなものである。

それゆえ演奏より 「ほら そこ足並みがバラバラだ!」と叱責され隊をはなれ 別の場所で楽器を演奏しながら足踏みの練習をさせられる。 そう軍隊のようなものであった。更にはキタサンにあてがわれた楽器は何とシンバル… シンバルをジャンシャン鳴らしながら歩くのである(笑)「まるでオモチャのおサルさんのよう」と子供心に嫌で嫌でしょうがなかった。(現在はシンバルの音が大好きではあるが)その反動か 小学校を卒業し中学に入るとすぐ美術部に入った(笑) 歌謡曲をテレビで見ていたぐらいで基本的には音楽は嫌いであった。

それは大人になっても続いていた。 学生時代ジャズ好きの先輩がいて徐々にジャズに傾倒し自分でもサックスまで吹くようになっていったが ジャズは音楽というより「叫び、訴え」の感覚があり音楽とは みなさないところもある… その感覚は今でも継続中である。

改めて考えてみると音楽ファンよりオーディオのファン、オーディオから出る音のファンなのか…。これまで書いたブログの内容も そういえば音楽的素養は全くない文章である(笑) ジャズファンではあるが音楽ファンではない、オーディオの音を楽しむのだから
やはり「 」ファン?何だか訳が分からない。

オーディオを通して音楽ファンのふりをしているキタサンも潜在的には音楽に無関心?
レコード集めもジャケット買いの方が多かったりする。


マーシャル・マクルーハン理論の音楽盤 マクルーハンの朗読が延々と続く中 左右中央と電子音、ポップ音が飛び交う摩訶不思議なアルバム。これを音楽と呼んでいいのだろうか(笑) 名門コロンビアから出た立派な?アルバムである。 ふざけたジャケットもインパクトがあって良い…
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カーペンターズを聴き、コルトレーンの咆哮を体で受け、このアルバムをかけると脳内が混乱する(^_^;)

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by kurama66644 | 2016-04-09 07:17 | Comments(0)

比較視聴

ソフトの比較視聴は昔から時々行っていた。具体的にはCDとSACDである。機器自体がミニコンポないしはミニコンポに毛が生えた程度の物で聴いていたので SACDの音質の良さに驚いた記憶がある。その後ハイブリッドCDやら 24bitCD? ブルースペックCDなど何だか分からないが色々なCDが出現してきた。流石にその色々な種類?のCDを全部比較する事は無かったが 最近のジャズ中古アナログのオリジナルに比べると金額的にはたかがしれていた。(SACDは高いと思っていたが…)

オーディオを始めてからは基本的には機器の(アンプやスピーカーなど)の比較視聴、こちらはもっぱらオーディオ店や視聴会など積極的に出向いた。金額的に自分には縁が無い物ばかりなので今度はアクセサリーの比較視聴、主にケーブル関係である。俗にいう電線病(笑) オーディオ雑誌などみると これらの宣伝も紙面の多くを割いている。

たまたまオーディオ店でケーブルは色々借りる事ができたので試してみたが ほとんど違いは分からなかった… おそらく効果が無いわけではなく自分の耳がよくない、あるいは使う機械によって違うのかもしれない。10万~20万クラスのものを借りてもよく分からなかったので購入には至らなかった。しかしいつも借りてばかりでは悪いと思い10万クラスのものも1,2度購入した事がある。装丁や作りは立派だったので工芸品の感覚で使っていたが お金が無くなり大部分 売却… それでも云万円のRCAケーブルや電源ケーブルなどまだ残っている。

比較をするのはより良い物、好みの物を選びたいという本能的な欲求による事だと思うが何を基準にするかで方向性は違ってくると思う。
最初の頃のCDとSACDとの比較などは純粋に自宅での聴こえ方が違いが分かりやすかった。単純にいえばより鮮明に音が出る方が感動があると思っていた。

その後 アナログに回帰しモノラル再生、オリジナル盤、ビンテージ機器使用と時代による音源での音の違いが大きい事がわかり 音源重視の方向にシフトしていった。

某オーディオコミュは機器や部屋環境、アクセサリー中心であるので音源に対しては殆ど話題にならない。久しぶりに音源の比較視聴記事が載っており興味深く読んだが肝心の元の音(オリジナル)抜きで語っていたので少しがっかりした。何度も再発されマスターリングも変え、メディアそのものも変わったソースの数々を比較して これは音がどうこうで この同じソフトと違うと語っても 元のオリジナルソフトの音を知らないで話が進んでも答えは延々と続くようだと思ってしまった。結局答えがでないので原因は機器や部屋、はたまたケーブルだ、なんてループが続くのだろう。


オーディオは基準の無い趣味なので様々なやり方、形態が発生している。基準はお金持ちのスタイル(広い部屋で優雅に高級機でゆったり聴く?)、それをオーディオ雑誌、メディア等で紹介し それが普通、あるべき姿などと掲載するから一般人は入り難く、仮に入ったとしても続かない。

そういう意味でネット配信、携帯端末で気軽に聴ける環境になってきたのは音源そのものを見つめ直す いい機会だと思っている。

昔の音源は良かったと懐古主義で語るのも嫌だが比較すると現代の録音された音楽は殆どが鮮明にクッキリしている。しかし単調で陰影が乏しいように感じる。
更にそういう音楽に合わせた機器作りをしているので余計にそう感じる。

生音(生演奏)を基準にしてオーディオの音作りをしている方もいる。所詮生音とオーディオから出る音は別物と否定的な意見もあるが 生音という自分の中の基準が確立しているので それはそれで有りだと思う。同じことが機器をリファレンスとしてそれを中心にオーディオ活動を展開されている方もいるし自分なりの基準を確立していくことがオーディオを楽しめる要素だと思っている。

その基準は人それぞれだが基準にするものによって その後のオーディオの組み立て方、楽しみ方は大きく変わっていく事は確かである。

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カーペンターズの後期レコード タイトルは「メイド・イン・アメリカ」なのに何故かUKオリジナル(笑) CDとの比較はできるが本家USAオリジナルは聴いていないので比較は語れない…(^_^;)

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by kurama66644 | 2016-04-05 12:45 | オーディオ | Comments(2)

部屋の音量

オーディオを始めた頃 趣味とされている方はどれぐらいの音量で聞いているのか確認したく参加しているオーディオコミュで質問したことがある。
他にボリュームを固定したままなのか それともアルバムによって小まめに変えるかなど  初心者が聞きたい事を素直に聞いてみた(笑)

親切な方が多く色々答えてくれた。当然 防音部屋だと際限なく?出せるし 中には昔100dBクラブなるものがあり爆音を競っていた話も出て来た(^_^;)

ボリューム位置を固定するかしないか どのボリューム位置で聴いているか は色々な意見が出て来たがデジタル中心でやられている方 主にBGMとして聞いておられら方は固定派が多いようだった。それとどのボリューム位置で聴く事が多いかはナンセンスと言う意見もあった、要は録音スタジオなどでベストとされ収録された音量レベルと我々が部屋で聴くレベルがそもそも違うので どの位置で聴くかはその人の部屋状況や感性でマチマチであるという事らしい。正しい答えは無いようだ…

それから何年かしてオフ会など盛んに行うようになり実際 他人の聴く音量を確認する事が出来た。自分が行った部屋の数々は偶然かもしれないが爆音と呼ばれる音は殆どなかった。聴感上で70~80dB前後が一番多かったようにも思う、想像していたより音は大きくなかった…(総じてオフ会になると見栄の為 普段聴く音量より大きめにする傾向がある…) 控えめにするのは住宅事情にもよると思う。いずれもキタサン部屋より広い所が多かったので もし同じ機器構成で自室で再現したら もっと大きく聴こえたかもしれない(^_^;)

部屋の関係上余り大きいスピーカーを使った事がないが(1本50kg位のものが一番大きかった)そこで大型のスピーカーで大きなパワーのアンプを使うとゲインが大きくとってある事が多く更には大型SPは能率が比較的高いのでゲインが余り 相当ボリュームを絞って聴くはめになりやすい。そうすると信号の半分位がノイズ領域に入り雑音も多くなる。逆に小型スピーカーほど駆動が難しく こちらの方でしっかりとした(大)音量で鳴らすには大出力アンプが必要との事。私が所有するアンプ、オーディオデザインの社長さんがこのような話をされていた。

それならば小出力の高性能なアンプをだせばよいのではないかと思われるが ずばり売れないのだそうだ… 100wのパワーアンプであればそれが良ければ50万、いや100万でも売れるのだそうだが10wのパワーアンプでは品質が良くても20万円でも売れないとの事…  大出力=高性能=高価という思い込み それだけ見た目スペックで判断されがちなのかもしれない。

キタサン部屋ではボリュームの位置は12時前後にすることが多い。以前CDを中心に聞いていた時は10時位が多かった、所謂 高音質録音のCDなどは9時ぐらいでも大きく聴こえた。今のQUADのプリアンプだとダイヤル数字1~22ぐらいまであるが その半分の10ぐらいの位置が一番多い、録音レベルの低い物は13ぐらいに上げて聴く事もある。いずれにしろ心地よく聴ける音量はアルバムによってマチマチであり それはアナログ、そしてオリジナルを聴くようになって更にそのレベルの差は大きくなり録音の質も均一化していないので 現在のものより昔(80年以前)の方が楽しめる。ただそれだけ調整も面倒なのだが… でもそれでこそ趣味なのでは? 音量調整はオーディオをやる上での胆の部分だと思う、更には音質調整もである。調整するとしないとでは せっかくのソフトの美味しい部分が半減するような気もする。
自分がよく聴くジャズは比較的単調な音の進行で調整幅が少ないと思うがクラッシック(オーケストラ)だともっと複雑で大変だと思う。  

普段は75dB前後の音量。モノラル盤だと80~90dBぐらいの音量がちょうど良い。100dBも出せるがキタサン部屋では圧を感じるので滅多に出さない。
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by kurama66644 | 2016-04-03 10:24 | オーディオ | Comments(6)

唄うアンプ

メンテナンスに出していたQUAD44プリアンプが戻ってきた。電解コンデンサーや寿命が来ていた部品等取り替えてもらったのだがメンテナンス先に渡った段階で左チャンネルの歪が高いとの指摘を受けオーバーホールもしてもらった。このプリアンプは80年頃の物だからもう30年はゆうに経っている、部品の劣化は当然のことである。

ここで いったん返り咲いた「最後のプリアンプ」ことCRWONのIC150はお休みいただいてQUAD44の再登場。パワーの405との接続、スピーカーはPL-100と英国で統一した。

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却ってきたプリアンプQUAD44は何やらハイ上がりの様相で焦ってしまった(^_^;)。部品もかなり新しいものにしたので ある程度の慣れ(エージング)が必要との事、要は新品を購入した時のエージングに似ている。実際1週間して本来の?音に戻ってきて ホッとしている。

蘇ったQUADのプリとパワーの組み合わせは 相変わらずコクのある味(音)がする これは日本のアンプでは中々出難いと思う。
TD124やDual1019らのトルクのあるアイドラープレーヤーから伝送された音楽を唄わせてくれるQUADアンプはとても良い感じで満足している。

唄うと歌うは字づらが違うが基本的にはほぼ同じ意味で使われている。しいて違いを言うならば擬似的な表現の場合「唄う」が使われる場合があるようだ。

オーディオは生音とは違うので ある種擬似的とも言える、我が家で唄うアンプ QUADは当面はメインの存在になると思うが トローッとした甘さと精緻な爽やかさが同居したラックスマンC-06αも捨てがたい。不具合が現れてきたがメンテナンスに出すには 懐具合と相談してからでないと…とホホホッッ(^_^;)

ところでソナスのMinimaとこのQUADのアンプはそれほど相性は悪くは無いようだ。先日来ていただいた私のオーディオの師匠は一時期QUADのアンプを使っていた時期がありQUADの音を熟知している。MinimaとQUADの組み合わせの音を聴いて ボーカルが一番印象的と話されていた。PL-100のように全体域フルに鳴るわけではないがよく唄っているとの事で感心していた。 ところがそのあと聴いてもらったアート・ペッパーのアンサンブル「プラス イレブン」での管楽器群が全然 覇気がなく前に出ていないとの酷評(笑) (キタサン自身もそう思っていた) オリジナル盤をもってしても機器との相性 使い勝手次第でどうにでも変わる。中々オーディオは難しいものである。
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by kurama66644 | 2016-04-02 09:48 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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