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ソナス・ファベール Minima

オーディオを始めた頃 会社帰りに寄ったインターナショナルオーディオショーで初めてそのスピーカーの音色を聴いた。
イタリアのスピーカーメーカーでソナス・ファベールの名前は知っていたが価格が高い物が多く 余り食指は動かなかった。
ただし「音の工房」を意味する社名だけありスピーカーを工芸品として捉え その奏でる音色だけではなく作品自体とても美しいものばかりである。

庶民には手が届かない高額品のイメージと比較的大型?(トールボーイ型)と思っていたが会場で見たスピーカーは小さなスピーカーであった。
ソナス・ファベール「Minima Vintage」当時はJBLのガサツな(笑)スピーカーを所有していたので その高級家具のような美しい容姿に見入ってしまった事を覚えている。
肝心の音の方だがそれほど狭くない会場の部屋の中 浪々と鳴り 噂通りバイオリン等の弦楽器を心地よく鳴らしていた。その時使用していたアンプやCDプレーヤーは確かヨーロッパ製の物だったと思うがとても品があるように思えた。

あれから8年 CDからレコード再生にかじを切り替え スピーカーもアメリカ、ドイツ、日本 そしてイギリスと変わり ようやくイギリスのモニターオーディオPL-100で落ち着いている。PL-100は5年目だが 今絶好調で鳴っている(笑) 以前に比べガツーッンという音、前に出てくる音が出てきてジャズらしい音に満足している。
しかしながら不思議なもので反面 ジャズらしくない音も聴きたくなる(^_^;)

それに拍車をかけ たまたま今年に入りアンプを英国の物にしてから自分自身 少し変化してきたように感じる。
ジャズらしくない音、ジャズらしくない音を出すスピーカーってなんだろう? 

そうであるソナス・ファベールの「Minima」を思い出した。(かなりこじつけ…)
8年前に聞いたのは「Minima Vintage」だが今回オリジナル「Minima 」の極上品を安く手に入れる事ができた。
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現物を手にして改めてその造りの美しさに見とれてしまった。小柄ながら結構な重量である、エンクロージャーは無垢材を使用 職人の手で丸みを帯びた形状に削り何度も研磨されている、バッフル面は革張りで のちのVintageよりオリジナルの方が質感が高い。
取り急ぎスピーカースタンドは以前Classic1で使用していた物を使っているが特注品の木製スタンドを頼んでいる最中である。納期は3週間ほどなので暫くかかりそうだ。

弦楽器やボーカルに真価を発揮するようだが ボーカルの生々しさには驚いた!英国のアンプが真空管アンプに近い鳴り方をするのも影響があるのだろうか?
艶があり フワーッと空中を漂うような感じ、以前アッコルドのスピーカーを聴かせていただいた事があるが正にその感じである。(価格はだいぶ違うが(笑))
スピーカースタンドにポン置きで鳴らし Dualのプレーヤーのカートリッジも安物を使っているなどまだまだ改良出来る点は多々あるので調整はこれからである。

ただゴリゴリのジャズはからっきしダメだなぁ(笑) これの復刻版 先に挙げた「Vintage」は同じく能率こそ低いが(84dB) バスレフなど改良して中低域が結構でるので
ジャンルを問わずいけるようだが このオリジナルMinimaは曲。演奏を選ぶわがままなスピーカーである。

えっ! モニターオーディオPL-100はどうしたかって? しっかり隣の布団部屋に移動して その存在感を発揮している(^_^;)
ブックシェルフながら大型スピーカー並みの低音を出せるのは現行機種では数えるほどしかない貴重なスピーカーである。まだまだジャズ再生において活躍してもらわねば。


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by kurama66644 | 2016-01-31 08:19 | オーディオ | Comments(8)

面白いプレーヤー

オーディオ歴が短い割にはアナログプレーヤーを色々使ってきた。 いつもながらの古い機械だが(笑)…最近面白いプレーヤーに出会えた。

ドイツ製のDualというプレーヤーがある。オートマチックで小柄な筐体 使用中のトーレンスTD124も小型だが更に小さい。 ちょっと見た目は頼りない感じがするがよーく造りを見るとかなり堅牢に作られている 現行のアナログプレーヤーとは趣が違っているようだ。

TD124と同じくアイドラータイプである ボタン一つで自動運転、演奏する。まるでオモチャのロボットの動きを見るようで面白い。
安っぽく かなりキッチュな所がオーディオマニアには受けないのであろう 日本では殆ど人気が無い(笑) そうこのプレーヤーはオートチェンジャー機なのである。
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Dual 1019 60年代後半アメリカでは大変人気があったようだ。理由の一つとして扱いやすい割には精度が高い事があると思う。
普通針を盤面に落とす時 落とす衝撃で「ボッ…」などと音がするのでボリュームを絞るが このプレーヤーは針が盤面に触れるまでリレーを切っているので針が盤面にあたる衝撃音が殆ど聴こえない。 オートチェンジャーにありがちな自動で針を落とす位置の曖昧さなど無くかなり正確に設定できる。(これは演奏の終わりのカット時も同様である)
家庭で気軽に音楽を楽しめ しかも扱いやすく壊れにくいなど生産者目線ではなく使用者目線で作られた優秀な製品であると感じる。

文化の違いかと思うが日本のオーディオマニアのように専用室で一人?孤独に難しい表情をして音楽を検証するなどという行為を向こうの方はやらない。(やる人もいるとは思うが少数か それを仕事にする人)
今はどうだかわからないが当時は(半世紀前の西洋、アメリカでは?)大勢で部屋のあちらこちらで気楽に聴いて談笑するなど音楽を聴く行為を楽しんだりしたのではないか。
そのような生活様式の中 ドイツなどのヨーロッパだけではなくアメリカで67年から3年間 ベストバイに輝いた実績が物語っているように音楽を聴くアイテムとして存在感を得ていたと想像する。

いつもながらの事だが古い製品だからと言って程度の悪い物は購入しないようにしている。メンテナンスもしっかり行った製品であるがなにぶん使い勝手がよく分からない?英文のマニュアルを読んだが今一つ使い方が不明瞭な所があり 適当に調整して(^_^;) 一応音は普通に出た。
オマケで付けてくれたカートリッジがエクセルのカートリッジ(パソコンソフトではない)超マイナーなカートリッジでシュアより安いのではないだろうか?
聴いてみると安い割にはまぁまぁなので そのまま使っている(笑) ユニバーサルアームではないので簡単にはカートリッジを取り替えられないので しばらくはこのままで聴いている状態である。

現在はケンウッドのプレーヤーを押しのけて トーレンスと共にメインの部屋に鎮座している。
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何となくだがこのプレーヤーには高級なカートリッジは似合わないような気がする(^_^;) アイドラープレーヤー独特の押し出し感が強い音ではあるがトーレンスTD124ほど心を揺さぶる音は今の所出てこない。ハイエンドとは対極な位置にあるが面白いんだよな! このプレーヤー(笑)
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by kurama66644 | 2016-01-30 20:14 | オーディオ | Comments(0)

英国のアンプ 2

正月からパワーアンプをQUAD405にして聴いている。第一印象としてこんな小さな筐体なのにものすごく元気に鳴るのには驚いた。

いままで国産のパワーアンプをいくつか使ってきたがそれと比較すると形も違うが繰り出される音の雰囲気も違っている。ありきたりの言葉だが生真面目さでシッカリ鳴る国産アンプに対して音を楽しむような?鳴り方をする そのままだが音楽を奏でると言った感じだろうか。
最後のプリアンプ?として定位置を確保したアメリカ CROWNのプリアンプだが 俄然 英国アンプに興味が湧いてきた(^_^;) (この浮気者め…)

こちらのQUAD405の対になるプリアンプは44という番号のプリアンプで筐体もパワーアンプと大体同じ大きさである。70年終わり頃から生産されて初期、中期、後期と3代にわたり世に出ている。キタサンが今回手にしたのは(おいおい 早速買ったのかよ!)中期でちょうどCDが世に出て来たあたり80年初頭に近いものである。
基本的な構造は変わらないが接続端子が現在主流のRCAではなくDIN端子という特殊なもので機器類のつなぎは勝手が違うようだ。ただし中期以降はRCAと併用のものがでてきており後期になると完全にRCA端子になったようである。使い勝手からいくと後期なのだが本体とボタン(スィッチ)の色でどうしようか迷った。
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ごらんのように黄色いボタンが整列している(笑) なにかオモチャのような安っぽい感じだが これが初期のものはさらに赤いボタンが2つ付いてキッチュ感満載である。
後期はボディもグレーの渋い色になりボタンも同じグレーで統一されるようになった。このボタンの配色の好みが人により結構別れるところであるがキタサンは遊び心があった方が面白いと言う理由で中期のものを選択。本当は初期の赤ボタンも良かったのだがDIN端子では使いにくいと思い その中間をとった次第である。

早速CROWNのアンプからQUAD44に替え視聴してみる。
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とりあえずフォノイコライザーはラックスマンのままであるが音だし開始。いきなり元気のある音が出てくるのは同じくパワーアンプ405の時と変わらないがCROWNのプリと明らかに低音の質が違っている。CROWNは かなり引き締まった低音に対しQUAD44は膨らむような大らかな低音を発する。
使用しているスピーカーも関係しているかもしれない、再生音を忠実に奏でる現代型のスピーカーモニターオーディオPL-100には業務用の傾向が高いCROWNのアンプの方が相性が良さそうな印象を受けた、それに対しQUAD44のプリは箱鳴りで響かせる 同じ英国のロジャースやハーベスあたりのスピーカーがマッチしているような気もする。

そうそうこちらのアンプは色々な調整箇所がある。
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上部にスィッチバンクなるものがあり入力感度や負荷インピーダンスの組み合わせが出来る。更に最初の写真の正面にはトーンコントロールが付いているがこれが又厄介で単純な高低音の調整ではなく このプリアンプ独自の調整機能があり予備知識等必要とする。このようにコントロールアンプとしての機能は多岐にわたり意外と?音に対するこだわりをみせている。

先に低音の膨らむような音と書いたがこれらの機能は殆どいじっておらず まだ英文マニュアルも熟読していないので今後音は変わっていくかもしれない。
尚 トーンコントロールの説明箇所で「コントロール機能を実感するには良い録音を良い機器(第一級の?)で再生すればわかる」というような事が書かれていたりする。 機器を使いこなすのはあなた次第だよ!と挑発しているのか それともユーモアで書いたのか分からないが英国人の音へのこだわりのアンプであるのは間違いないようだ。

それにしても面倒くさい機械だなぁ(笑)

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by kurama66644 | 2016-01-23 21:06 | オーディオ | Comments(10)

若き血潮

タイトルをどうするか迷ったが直訳するとこんな感じであろうか?

「THE YOUNG BLOODS」プレステッジ LP7080 オリジナルモノラル盤
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56年作品 アルトのフィル・ウッズとトランペットのドナルド・バードの共作である。
何の変哲もないアルバムだがキタサンにとって非常に思い出深いアルバムなのである。
ジャズのCDを本格的に集め始めた頃 当時はミニコンポで聴いていた(笑) そしてちょうどテナーサックスを趣味で吹き始めた頃でもある。
テナーサックスはロリンズやコルトレーン、コールマン・ホーキンスなど図太い音色とサブトーンのズズズッーという引きずるような音(笑)がミニコンポといえども分かりいい音だな~と感激していたが ことアルトサックスに関しては当初余り聴いておらずアート・ペッパーあたりの音を聴き 白人の吹くサックスはこんな感じなのか~やはりテナーの方が味があるなぁ等と少し手応えのない音色に不満であった。(アート・ペッパーに対して何たる失礼な事を…)

そこで偶然手にしたこのアルバム(CD)、そこから放たれるアルトサックスの音色、なんという爽快感そして力強さ、そして黒い音。これが本物のアルトの音か!と感心してしまった。(何度も言うがミニコンポで聴いた音である) 奏者を調べてみるとフィル・ウッズ 黒人ではなく白人であり チャーリー・パーカーの未亡人を嫁にしたという 男気なのかパーカー信奉者の行き過ぎた想いなのか分からないが凄い人もいるもんだと思ってしまった。
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このアルバムはウッズやバードが未だ若い頃でところどころ演奏も粗い面が出ているが そこを抑えているのがベテランのアル・へイグである。
バップからハード・バップへと移行していた時期ジャズが本当にジャズらしい?この演奏で本物のジャズ(アルト)サックスの音色を確認する事ができた貴重なアルバム(CD)であった。それから25年経ち こうしてオリジナル盤を持ち聴く事が出来るのは感慨深い。

フィル・ウッズはそれから数年後 実物に会う事ができ演奏を聴く事ができたが当然ながらミニコンポの音とは違っていた(当たり前…)
流れるようにウネリ パッションを感じさせる音、そして上手いのである。マクリーンやキャノンボールと比べると癖は無いかもしれないが情熱が感じられる。
サックスを通して訴えかける力が強いのだろなぁと思った。白人ながら黒人並みに?黒い音が出せるのだというジャズと言う音楽に対する逆コンプレックスをもっていたのではないだろうか?

60年代後半ヨーロッパに渡り 現地のミュージシャンと組んだヨーロピアン・リズムマシーンでの活躍やジャズ以外の音楽もこなしスタジオミュージシャンとしても活動、有名な所ではビリー・ジョエルの素顔のままでのアルトサックスソロなど…サックス奏者としての知名度はジャンルを問わず他多岐にわたりその才能から引く手あまただったようである。
ただキタサンはパーカーの後継者とされ ひたすらバップを吹いていたこの55年半ば頃のウッズが好きである。プレステッジ初期の名演ウッドロアーやガーランドと演ったスガンなどバップの好演もあるが若い血潮溢れんばかり吹いていた この「THE YOUNG BLOODS」が一番好きで思い出深いアルバムである。

そのフィル・ウッズも昨年の9月に亡くなられた。これで又一人ジャズジャイアンツがいなくなってしまった…。


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by kurama66644 | 2016-01-15 09:12 | ジャズ | Comments(2)

美女ジャケ

ジャズ批評という本で「美女ジャケコレクション ボーカル編」なる物がユニオンの店頭に並んで置いてあった。
これは前回も同じく美女ジャケを特集してその第二弾にあたる。

前回 手に取って見て買うか買わないか迷い結局は買わなかった。今回もパラパラと立ち読みして購入はしなかった。

ちなみに前回の時の本の表紙がこちらのアルバム
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ディブ・ブルーベックの「ANGEL EYES」コロンビア2つ目 モノラル盤


そして今回第二弾の表紙がこちら
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プリシラ・パリスの「PRISCILLA LOVERS BILLY」ステレオ盤 センターレーベルが虎模様 おそらく初期盤かと思われる

どちらも顔がドアップで写しだされインパクトがある。アルバム自体もまぁまぁ有名かと思う。


昔からジャケ買いはしていたが美女ジャケには拘っていなかった。と言うのはキタサン ボーカル物は殆ど聴かなかったので(女性の顔がアップのジャケットは女性ボーカル物が多い)蒐集の対象にはなっていなかった。アナログに回帰してからはボーカル物も結構聴くようにはなったが…
そこで比較的最近購入した盤で気になる美女ジャケ?を幾つか紹介してみる。

前回のブログにも挙げたが バーバラ・ストライザンドの「My Name Is Barbra」の第一弾目である。(前回掲載はⅡ)
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60年半ばのテレビ番組からみの作品で結構人気があった作品である。(コロンビア65年 ステレオ オリジナル)
学生の頃はハッキリ言って余り好みではなかったが大人になって(笑) その才能と美貌を改めて意識するようになった。
裏ジャケットは彼女の子供の頃のポートレート。1作目と2作目では2作目の方が完成度が高い様な気がする。
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マリアッチ・ブラスと言ってもご存知の方は少ないと思うが65年頃のメキシコを代表とするポップサウンドの企画ものである。
64年から65年にかけて4部作発表された。何故かチット・ベーカーが参加?それで商品の価値を高めているのであろうか。
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その4部作の中の「DOUBLE・SHOT」という作品である。このメキシコを代表とする当時のポップサウンドとはどういうものなのか
想像もつかないかもしれないが しいて言えば昔の青春テレビドラマ(俺は男だ、飛び出せ青春など…うーん歳が分かるなぁ(笑))の中で時折出てくる挿入歌?のような雰囲気である。 却って分からないか(^_^;)



そしてこちら「MidNight SESSion」 メアリー・マリガンとサックスのバド・フリーマンの作品である。
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こちらは最近購入したものではないが キタサンがよく見させてもらうジャズブログで紹介されていた。
その方はデザイナーさんなので この手のジャケット選択はとてもセンスの良い物が多く 参考にさせていただいている。
見て たまらず欲しくなり オークションで検索したらなんとオリジナル盤があるではないか(笑)
しかも皆 知らないような盤なので買い手はつかず即落札してしまった(価格は安くもなく 高くもない)
※Dot.レーベル オリジナルモノ盤 彼女の髪の周辺を漂っている煙草の煙がが何とも言えない雰囲気を出している。


オマケで今朝聴いたアルバム。
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クリスタル・ゲイル「Miss the Mississiooi」79年CBS ステレオ盤

ジャズではないが それにしても美しい~(笑) 近年の美女ジャケットはこのようにモデルさんの如く 綺麗に写してる構図が多い。
無理に凝る必要はないが構図と色合い、文字の配列等 「これは!」というジャケットが欲しい。そう女性ファッション誌の表紙じゃないんだから…。



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by kurama66644 | 2016-01-11 10:14 | ジャズ | Comments(2)

音の視覚化

今やオーディオ再生は音の視覚化である。色々な評論を読んでもボーカルが目の前に浮かび上がるようだとか定位が違うとか楽器の位置がベースが左でサックスが右など…音をビジュアル化している。これはもちろんテレビや映画の影響もあるし ライブ盤の録音などで実際そこに居合わせた人がメディア化されたアナログなり、CDを聴いて確認するなど 見えない像(音)が具現化されるのは快感なのかもしれない。

キタサンもこのブログで音像を具現化した表現を何度か書いたりしているので、それ自体なんでもない事だがオーディオマニアの中には音像に対して異様に拘る人もいる。
過去のオフ会でも音像の位置が違っている、不自然だと指摘を受けた事があるし ボーカルが若干右にずれている、声が下から出ている(笑)など注意される事もあった。
自分はオーディオに関して素人なので「ウンウン なるほど」とその時はすぐ納得?もしたが 今考えると指摘する人は実際の録音現場に居たわけではないし ましてやマスターリング作業をしているプロでもないのに その録音の音像の位置など本当に分かっていたのかなぁと疑問に思う。(※中には その道のプロの方もおられました)

問題はそれを指摘することにより自分の耳の不確定さや機器の批判に発展し いやな思いをする事が起きる場合もある。指摘された方はキタサンのように素直に(笑)受け入れて あれやこれやとSPの位置を変えたり 極端な話 機器を入れ替えたり 違う方向に進んでしまいかねないのではないかと思う。(実際それで機械を買い換えた事はありませんが…)

音像の具現化に徐々に拘らなくなったのは やはりモノラル再生を行うようになってきてからである。ジャズという音楽ジャンルによるのかもしれないが音像より音の勢い、生きた音?がぐわーっと自分に襲い掛かってくると 音のビジュアル化はどうでもよくなってしまう。(非常に単細胞である(^_^;)) 爆音で聴いているわけではないが音だけに浸たると結構不安定な情景で疲れる時がある、やはり人は視覚を伴わないと不安に陥るのかもしれない。

そこでクラッシックをよく聴く人とジャズをよく聴く人ではこの視覚化のとらえ方が少し違うような感じではないだろうか。
偏見かもしれないがクラッシックを聴く人は自室をステージやホールでの演奏の中にいるかのような味わいをしたいが為 この視覚化を強調するきらいがあるのではないか? それに対しジャズでは演奏場所の狭さも関係してか音自体のウネリ、グルーヴ感を求め視覚的な事は二の次になるような気もする。

いずれにしてもエンジニアのマスターリング作業で いかようにも音の位置操作?は出来るし 近年はiPodなどの携帯プレーヤーで聴く事を前提としてマスターリング作業を(メディア作成)をしていたりする場合も多いようだ。音像やら定位に拘りすぎて 肝心の音楽がおろそかになっては本末転倒である。

そう言っておきながら「バーバラ・ストライザンドの声が左に寄っている」と必死にQUAD
パワーアンプの左右出力レベルを調整しているキタサンであった(笑)
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「マイネーム・イズ・バーバラⅡ」 コロンビア 65年 オリジナルステレオ盤



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by kurama66644 | 2016-01-08 10:19 | Comments(6)

闘い?終った その後のユニオン

年末御茶ノ水ユニオン JAZZ TOKYOに朝から並び 初めての整理券入場、いやはや色々勉強させていただいた(笑)

廃盤セールは正に命がけ!やはり情熱を持っている人は違うと感じた年末最後の日、楽しく過ごせたと思っている。

大変ではあったが欲しい盤も少し手に入り こういうセールは お宝が少なからずある事も認識した。そしてキタサン次の目標?とする「綺麗な盤」獲得への場である事も分かった。
何でもネットで購入する昨今、今更店舗での対面販売は時間も取られるが現物を確認できるのは良い事である。もちろん近くに店舗がない場合などはネット販売はとても便利で画期的な仕組みだと思う。
キタサンのオリジナルを探す旅は あくまでも元の音の比較の為であるが 欲が出てきて それならばよりきれいな盤を求める事にする。
経年劣化で きれいな盤など ドンドン減っていくのは分かるし お金を出せば手に入るのも分かっている。それでも足を使って?探していくのも楽しいものである(負け惜しみかな?)

そうして3日後の本日 再び戦場であったユニオンに行って来た。そうあれから どのような盤が残っているのか興味があったからでる。(随分 暇人である(^_^;))

年末廃盤分としてエサ箱に残っている分を見て回った。日曜日ではあったが人は比較的少な目 明日から会社の人も多いので わざわざ最終日にこんなトコまで(失礼)来る人は少ないのかもしれない。おかげでゆっくり見る事が出来た。いつぞやの殺気も無く非常にのんびりした雰囲気である。

何気にエサ箱の中を見ていくと「おーっこれは!」あの闘いの中いったん小脇に抱えたが予算の都合で戻した盤が残っているではないか!
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ルネ・トーマの「ギター・グルーブ」JAZZ LAND モノラル オリジナル。
ジャケットが少し汚れているが盤は A/B+である。 こちらは昔からOJC盤で持っていて欲しかったアルバムである。何と言ってもサックスのJ.Rモンテローズが参加しているのがミソである。 OJC盤では今一つであったが本物はどうなのだろう?(まだ聴いていない) ラッキーである。


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次に見つけたのが 我がブログでも過去3回も取り上げているモリス・ナントン 67年作品「ソウル・フィンガー」プロモーション盤である。
ジャケットはリングがついて薄汚れているが盤自体はAであり とても綺麗である。 おそらくセールの最中でも見向きもされなかったのではないか。
この作品ではコンガ入りという事もあり人気が無いのかもしれない。


最後にルビー・ブラフのこちらの作品。
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買ったのは帯付き キングからの再発盤、720円である(笑) 右に写っているのは元からあったオリジナル(もっともこのオリジナルは10インチ盤?)厳密な意味でのオリジナルではないと思うが比較視聴の為と ジャケットがかわいいので購入してしまった。

売れ残りにはそれなりの理由があるのだろうが それでもジックリ探すと自分にとっては良い盤に巡り会える事もある。
自分の場合 絶対数が少ないので簡単に巡り会えるだけかもしれない。

単純にジャズという音楽は良いのだが ジャケットもいいのが多いなぁジャズ アナログは。

次のセールは並ぶかどうか思案中である(笑)


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by kurama66644 | 2016-01-03 16:30 | ジャズ | Comments(4)

英国のアンプ

オーディオ機器に関して音への影響力が強いのがプリアンプだと思っている。そしてアナログ再生に限って言うならばプレーヤーが一番影響力があるように思う。

音での変化はスピーカーが一番ハッキリ分かるかもしれないがあくまでも外面だけで内面はアンプ、特にプリアンプの質による変化が大きいような気がする(個人的に)

最近のスピーカーは能率が低い物が多いせいもありパワーアンプの出力の大きさで強引に鳴らそうとする傾向が大きい。
以前 オフ会を頻繁に行っていた頃 とある外国製のパワーアンプを何台も繋げていた人がいて「パワーよりトルクが重要な気がする」と余計な事を口走ったら気を悪くされた(^_^;)
その頃はまだまだオーディオ初心者だった事もあり素直な感想(笑)を言ってしまったのである。部屋がさほど広くない防音もない部屋なのに鳴らし切れないだろうと思ったからだ。

オフ会が終ってからもメールが来て「パワーだけで購入したわけではなくトルクも重要な事は分かっている」とお叱りを受けた。要は音量を最大限に上げれなくてもパワーに余裕があると小音量でも余裕のある?音が出るということらしい。大きなスピーカーだからと言って無理やり大容量のアンプをこれ見よがしに揃えて使っても それは単なる機器自慢のような気がすると思うのは 今も変わらない。

それ以来 オフ会では人様のシステムの音質や機器評価するのはタブーである事が分かってきた。元々個人的な趣味であるオーディオなのだから音が良い悪いの感覚も人それぞれで他人が評価するものではないのかもしれない。2年ぐらい前にキタサン宅に来られた人も今のキタサンの音を聴いて「何これ?ノイズも多いし感覚変わった?」と言われるかもしれない。個人的には今の方が好みと思っているのでそれでいいと思っている。基準の無いオーディオという趣味なのだから…。

話はアンプに戻るがプリアンプIC-150を購入した時、実はパワーアンプも購入していた。英国 QUADの405というアンプである
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現在オーディオデザインという国内のガレージメーカーの物を使用しているが価格の割には高性能でどちらかと言うと業務用に近いのかと思う。IC-150のクラウンもアメリカの業務用音響機器メーカーでもあるので時代は違っていても このプリとパワーの組み合わせで意外とマッチしておりQUAD405のアンプは未だ使っていない。

パワーアンプは個人的にはそれほど重要視しておらず現所有のオーディオデザイン製で十分であったが上流から徐々にビンテージ化しており下流機器であるパワーアンプもその時代に合わせてみようと思い購入に至った。デザインもアールデコ調のシンプルで小型なのもよい感じである。スピーカーも同じ英国製のモニターオーディオのものである。

ジャズを聴くのに英国製のアンプ?かと思われるかもしれないが影響力のあるプリがアメリカ製 結構大ざっぱな明るい音の傾向がする。ジャズは哀愁を伴った憂いが必要とも思っているので明るいだけではダメである。それを抑えているのが永世中立国であるスイス製のプレーヤーと戦争放棄国?の日本のフォノイコライザーである(笑) ジャズ喫茶歴が長いキタサンではあるが何もジャズは爆音でガンガン鳴らすだけの音楽ではない、ある程度の音量は必要であるが品位も必要である(本当か?(笑)) およそマッチしないであろう?アメリカとイギリスの組み合わせ どうならことやら???

そこでようやく試してみる事にした。

「アレアレ…?音がしないぞ!」いきなり故障?不良品? よーく調べてみるとこちらパワーアンプにも出力レベルのダイヤルが左右に付いており そちらが0になっていた(^_^;) どうりで音が出ないはずである… 気を取り直して左右のレベルを徐々に上げていくと 「オーッ音が出た」(笑) 一安心である。

しばし視聴中…

何かものすごく元気である(^_^;) 今まで孤高の英国スピーカーが同胞(同じ英国製)を得て元気が出たのか?よく分からないが元気でなのである…
和文の説明書が付いていたので読むと何やら「カレントダンピング出力回路」なるものを搭載しているらしい。小出力アンプ部分とハイパワー部分の両方の特性を結合しクォリティの高い音を出す機能のようである。昔の機械ながら流石 音楽の国 英国である。

要は音楽に対する味付けで 日本が塩で繊細な調整をするのに対し 米国は砂糖やケチャップ?でどばーっと大味な調整、そして英国はペッパーでサラーッと刺激を与える。こんな感じであろうか ※キタサンの独断と偏見です(笑)

スピーカーと違い 音の変化を感じにくいアンプ、しかもパワーアンプであるので これはじっくり聴いてみないと分からない。
しばらくしたら 又 インプレなどしてみようと思う。
しかし これだけは言える。QUAD405から出る音で部屋の空気感が変わった。中々楽しみである。


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by kurama66644 | 2016-01-02 13:34 | オーディオ | Comments(10)

ジャズは好きです!


by キタサン
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