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結局は意味がない事かも…(雑感)

オーディオ業界、音楽業界が高音質の次世代フォーマットとして俗に言うハイレゾを前面に出し商売を進めている。

そこで比較論が世間を飛び交う。アナログからCDに移行する時も同じ感じだった、どちらが優れているか、高音質か、利便性があるかなど様々。

CDより優れている、それではアナログ(LPなど)と比べてどちらが音質が良いのかという質問をネットで見かける事が多い。

しかし何をもって高音質というのか疑問が出てくる。単体のメディアとしての特性だけ数値を並べても音楽、音 再生ではそこに装置がないと再生は出来ない。
その装置も多様にある。何千円レベルから何千万レベルまで… 単体メディアそのものより装置での違いが大きい場合もある。

結局は形態も使い勝手も違うメディアを比較しても余り意味がない様な気がする。これは昔から比較対象とされていたデジタルとアナログにおいても同じに思う。

更に面倒くさくしているのは「音楽性」という言葉なのかもしれない。感性や経験により人それぞれ感じ方が違うと片付られれば楽なのだがそれでは済まない事も多々ある。

ラジカセでも立派な音楽性のある音が出る。決して金をかければいいというものでもない。…と長くオーディオをやられている方から当初はよく聞いた。
私はかなり歳をとってからオーディオに興味を持ったのでラジカセやミニコンポ歴の方が長い。俗にいうこれらのシステムコンポから桁が違う一般的な?オーディオ装置を揃えて聴いたら世界が変わった。やはり高い物は高いなりに立派な音(どんな音じゃ?)が出て感心した。何百万という装置は買えないが価格の違いで音の違いもある事はわかった。オーディオはお金をかけても上手くいくとは限らない そしてお金をかけた方が上手くいく場合もある。この二つの間を行き来しているのがオーディオの趣味なのかもしれない。それは良い音、音楽を聴きたいという欲望からきている事ですごく素直な気持ちからだと思っている。

私には音楽性なるものはよく分からない、好みで聴いている。結局は個人で聴く感性は他人には分からない。分かったふりをしても分かってはいないのだろう。

こうすれば音が良くなる!と言っても本人と他人とはシステムも環境も違う、ましてや感性も違う。オフ会はどうしても主観が入ってしまう。気を使っているつもりでもつい本音が見え隠れする、時としてお互いの自慢話になってしまう。非常に疲れてしまう事も多かったので今は なるべく行わないようにしている。

簡単便利でいじり幅が少なくなってきているオーディオ。現代のオーディオは自分にとって面白くなくなってきている。
それでは昔方式のアナログがいいのか!と言うと先般行って来たアナログオーディオフェア―では目の玉が飛び出るほどの高価なアナログ機器ばかり…

一応最後の方のアナログ世代?だが当時のスタートはカセットテープであったりCDだった。順番からいくと次はハイレゾ?PCオーディオであろうが最初に飛ばしたアナログを今は やりだしている。CDで飽きるほど聴いて来た名盤,珍盤、B級盤…のジャズの数々…それを当時のメディアのアナログで聴きかえしている。ミニコンポやラジカセではなく発売された当時のアナログ盤をその時期のプレーヤーで再生し楽しんでいる。ひょっとするとその再生する行為を楽しんでいるのかもしれない。


相変わらずドアを開けっ放しで隣の布団部屋へ移りドア越しに聴いたり つながっている台所で わざわざ聴いたり定位置?で聴かない事の方が多い、こういう聴き方だと定位だ音像だ、部屋の広さがどうのこうのなどとオーディオマニアの好きな確認は無意味である。ふざけた聴き方と怒るなかれ、より音色に集中できるし雰囲気も不思議に分かってくる。それならばラジオやミニコンポでもいいじゃないかと思われるだろう。その通りである!元々はそれらで音楽を聴いてきた時間の方が圧倒的に長い。
カッティングや録音エンジニアが決めた定位や楽器の位置を確認できたとしても何の意味があるのだろうか?
自分は音や音楽の事なんて結局は何も分かっていない。レコードとレコードをかける儀式?が好きなんだろうなぁ~多分。

先日 1万円のレコードプレーヤーを店頭で見かけた。アンプが内蔵されターンテーブルの前面に2個のスピーカーユニット口が付いていた。
そうレコードをかけると このプレーヤーから音が出る。アームやカートリッジが付属している本当のオールインタイプである。
ミニコンポやラジカセの代わりになるかなぁ? これを買って今あるオーディオ製品を売却すれば部屋が広くなるなぁと本気で考えてしまった。


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くちなしの花が続々が花を咲かせてきた。観ていると音楽を聴くよりホッとする。



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by kurama66644 | 2015-06-30 10:46 | オーディオ | Comments(0)

SMEトーンアームの徹底的研究

先般Hさん宅にお邪魔した時にSMEトーンアームの徹底的研究と題した小雑誌を頂いた。

STEREO誌50周年を記念して故瀬川冬樹さんが寄稿したものをまとめたものである。
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今から2年前に特別編集されたものだが瀬川氏が寄稿した時期は60年代終わり頃である。今使っているSMEのアームが3009S2でちょうど発売されていた時期のものであり面白そうなので熟読している。そもそも既存の説明書は英文で書かれていることもあり図だけで何となく設置していたのでこの小雑誌は結構役に立つ。

形状からしてメカニカルであり機能美が絶賛されているが各パーツの一つでも変化があればそれが音にも影響が出るのは素人の私でも何となく分かる気がする。
実際 以前使用していた3010Rを最初に取り付けた時 針圧やらインサイドフォースキャンセラーなど変な具合に調整して(自分では正しいと思っていた…)CDで聴いていた時よりおかしな音が出て困惑していた事もあった。反面調整する箇所は色々あるが場所によっては神経質になりすぎるのも考え物だと瀬川氏は言っている。
要はアーム以外の要因で変化が起きる場合があるので その原因を特定するのはケースバイケースで難しいとも書いている。

TD124を購入した時にアームの調整に来ていただいたA代表もインサイドフォースキャンセラーの錘等は使わない旨を言っていた。私もそれにならってインサイドフォースキャンセラーの錘はつけないで暫く使っていたが特に問題は無かった。最近レコードを聴いている時にアームが横流れがする時があるのではないか?と思い精神衛生上今は装着しているが…(神経質(笑))

現在、市販のアナログプレーヤーもスタテックバランスのアームはこのSMEを踏襲している事が多いが それほど複雑な構造にはなっていなく解説書もそこそこで済んでしまう。
アームの調整なんて面倒くさいが結果として現れるのでマニアにはたまらないのだろうと思いながらいじっているキタサンも既にマニアの仲間に入っているのであった。
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by kurama66644 | 2015-06-29 19:36 | オーディオ | Comments(0)

白い音

飲み友達でオーディオ仲間であるHさんのお宅にお伺いした。昨年12月に忘年会を行い、年明けにはキタサンの家で新年会をやる予定であったがキタサンの体調不良で中止になり半年が経ってしまった。

Hさんのお宅に伺うのは2年振りぐらいだろうか?このところお会いするのは秋葉原の飲み屋が多く そこで酒の肴にオーディオの話などしていた。
実はこのブログのタイトルの「部屋の音とレコードの音」というのはHさんのお宅に訪問し そこでインスパイアーされ名づけたものである。
Hさんはいわゆるリビングオーディオをしており15~16畳ぐらいあるスペースの一角を使い音楽を聴いている。アナログが多いがもちろんCDもある、機器はビンテージに近いもので構成されスピーカーなど自作が多いが今回はJBLの年代物のスピーカーが主役で鎮座してあった。部屋の広さからいうともう少し大きなスピーカーもおけるが部屋の調和を考えてかトールボーイとブックシェルフの中間ぐらいの大きさのものであった。

雑談をしながらレコードを色々かけてもらった。一応オーディオマニアだと思うHさんだがスピーカーの配置やアクセサリー(ケーブル類等)など結構無頓着な所があり  (失礼)余り気にしなく大らかである。出てくる音はその通り大らかな音でスピーカーの能率も高い事もあり前に出てくる気持ちの良い音である。特にジャズは良かった。白い大型のウーファーから出てくる低音はこれぞジャズと感じてしまった。キタサンの所では出ない音でうらやましくも思ってしまった。
ご本人は低域が緩く締りが足りないような事をいっておられた。オーディオ的に言うとスピードが遅いのかもしれないがジャズ喫茶の音に少し似ていた。散々ジャズ喫茶の音を聴いていたキタサンは自分でオーディオをやるようになってこのジャズ喫茶の音の真逆の音を目指していた。ハイファイ調でスピードが早い締りのある低域等出すように調整し音源の素の音を出したいと思っていたが段々つまらない音に感じてきていた。なのでHさん宅で奏でるこの音は今のキタサンが望む音でもある。
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オリジナル盤とその時代のプレーヤー、アーム、イコライザー、プリアンプなどは揃えたが最後の音の出る肝心のスピーカーが高性能だが現代のもので課題でもあった中 Hさんのオーディオの音は参考になった。

参考になったのはこれだけではなく音源もそうだった。聴かせていただいた音源の中で「白い音」がいくつかある事に気付いた。白い音というのは漂白された音、ノイズ等取り払い聴きやすくした音と言う意味で書いた。ノイズを取り払うのは結構だが音楽成分も含んでいるノイズまで除去したのではウネリが無くなる、淡白で平面的な音楽のように思えてならない。そういう印象を受けてしまった。これは録音やカッティングのエンジニアの影響も大きいと思う。商売的にそういう音源が望まれて市場に流通しているのなら そうでない音源を探すしかない、難しい問題である。


帰宅すると つぼみだった くちなしの花は一つだけ咲いていた。喜びを運ぶ 花言葉のくちなしの花、Hさんのお宅の音はキタサンに喜びを運んでくれたのだろう。
Hさん ジャズ好きなキタサンに配慮してジャズ中心の選曲になってしまい申し訳ございませんでした。 又 Kさんも交えて飲みにいきましょう。
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by kurama66644 | 2015-06-28 08:00 | Comments(2)

音が悪いアルバム?

レコードを主に聴くようになってから毛嫌いしていたボーカル物(ジャズ)も聴く機会が多くなってきた。しかし50~60年代のものが殆どで時代に取り残されている感は否めない。例外的にカーリー・サイモンやリンダロンシュタットなどの80~90年代のものを聴くぐらいだが2002年発売、世界的に売れグラミー賞も受賞したこのアルバムは繰り返し聴く頻度が高い。

「come away with me」 ノラ・ジョーンズのファーストアルバムである。
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私が持っているのはオリジナルではなく、重量盤(200g)でクラッシックレコードから出されたもの。重量盤自体音質に対して影響がない事がわかってきたので重さはどうでもよい事なのだがオーディオマニアの間でこのアルバムは(重量盤以外でも)音質は余り良くないと聞いた事があった。

LINNのLP12を使っていた時に来客からCDと余り変わりないですね~と言われたことがある。いわゆる歪がなく音場感もステレオ特有の広がりがあったので褒め言葉でその方は言われたのだと思う。その当時はアナログ自体殆ど聴いていなかったのでさほど気にもとめなかったのだが現在プレーヤーの機種を変えTD124MK2で聴いても意外とLP12で聴いた時に比べ変化がないように感じている。

細かな声色のニュアンス、質感等よく出ているアルバムでなるほどCDとさほど変わらないと言われた意味も分かる、現代の優秀録音のたぐいはこのアルバムと似たり寄ったりの感がしないでもない、ステレオ的なワイド感や音の強弱など細かい描写はしているが50~60年製作のオリジナルないしはそれに近い物に比べると圧倒的に躍動感がないように感じる。平面的に広がり聴こえなかった音まで聴こえる(解像度が高い)事が優秀録音の定義のようになっている現代のアルバムは皆が求める結果そうなったのであろうか。

そうであるならやはり積極的に現代のものは買う気にはなれない。プレーヤーの問題より録音時そしてその後のメディアの加工の仕方、技術の問題が大きいのかな?
オーディオマニアの音質が余り良くないと言っていたのは何をもってそう言っているのか分からないがただBGM的に聴くの分には当たり障りなく良い気もする。

文章で小難しい事を書いたが聴く頻度が高いということは自分にとっては良いアルバムで お気に入りなのだろう。
それ以降の彼女のアルバムはCDで何枚か聴いたが同時並行でアナログでも出ているのかな?捉え方は人それぞれこんな偏屈な感想をもっている者もいる。
ノラ・ジョーンズは悪くない!美人さんだし…とりあえず最初のこのアルバムは聴きやすかったので又 聴きます。
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by kurama66644 | 2015-06-27 09:08 | ジャズ | Comments(0)

くちなしの花

渡哲也の「くちなしの花」がヒットしたのはもう40年も前の事だ。中学生だった自分は硬派な渡哲也がこんな甘い歌を歌うのかとテレビの画面を眺めていたのを思い出す。
甘い歌といっても歌詞の意味もよく知らずムーディに歌う姿を見てそう思ったのかもしれない。くちなしの花に別れた女性の姿を想う悲哀の歌なのだが当時はメロディだけ聴いて単に物悲しいと思っていた。

ところで くちなしの花ってどんな花?と思われる方もいるかもしれない。
実は私も くちなしの花はよく知らないでこれまできた(^_^;) たまたまよく行くスーパーでこの「くちなしの花」の植木が売っていた。まだ花は咲いていない状態ではあったが余りにも葉の緑が鮮やかで他に飾ってあった花や植木を圧倒していた。一通り買い物をして出口付近に置かれていたので引き返しておもわず買って帰ってしまった。

この くちなしの語源は果実が熟しても割れない事から「口無し」という説がある。季節的には梅雨から初夏にかけて白い花が咲くようだ。ネットで画像を調べてみたが
そういえば道を歩いていても この花は色々な家庭の庭先などで見かけていたような気がする。とてもきれいな白い花を咲かせるのに艶やかさがないのか周りと同化して目立たないのか控えめな花なのかもしれない。そういう意味で昭和の時代の女性のイメージとして作詞家の水木かおるさんも使ったのかもしれない。

ところでこの歌がヒットした74年頃のヒット曲ベスト10が下記の通りである。リアルタイムで聴いていたキタサンは全て口づさむ事が出来る(笑)
いや!待てよ 4位の天地真理 恋人たちの港は余り記憶にないなぁ~ 恋する夏の日だろう 天地真理は…

1 あなた/小坂明子
2 恋のダイヤル6700/フィンガー5
3 なみだの操/殿さまキングス
4 恋人たちの港/天地真理
5 くちなしの花/渡哲也
6 恋の風車/チェリッシュ
7 赤ちょうちん/かぐや姫
8 ときめき/麻丘めぐみ
9 夜空/五木ひろし
10 襟裳岬/森進一
※注目母に捧げるバラード/海援隊

話は脱線したが買ってきた くちなしの花はまだ花が咲いていない(笑) 喜びを運ぶ 花言葉のくちなしの花。 早く白い花を見たいものである。
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by kurama66644 | 2015-06-26 08:32 | 歌謡曲 | Comments(0)

解禁

今年に入り体調を崩していたので禁酒していた。禁酒と言っても医者から止められていたわけではなく何となく止めてしまった。

毎日それほど多くはないが飲み続けていて急に止められるのかと思っていたが苦痛ではなかった。9年前煙草を止めた時もあるきっかけで止めたが最初の一週間ぐらいはつい煙草を口にくわえる時があったがそれ以降は吸っていない。特段意志が強いわけではなくヘビースモーカーでもなかったので すんなり止められたのかもしれない。

禁酒と言ってもそれほど厳密ではなく1か月に1度ぐらいは流行の? 1%アルコールなるものを飲んだりしている。(禁酒ではない?)普段はノンアルコールビールを飲んでいるがビールとは名ばかりで別物と考えていいだろう。それでも一番ビールに近いと感じるのがアサヒのドライフリーのような気がする。他社のノンアルコールビールは甘さが強くてとてもビールという感じではない。いずれも共通するのが泡立ちが一時的ですぐ泡がなくなってしまうところであろうか、その成分と製造上仕方がないのかもしれない。

お酒を飲むと つい食べ過ぎてしまうので食生活の改善にも役立った。塩分や辛い物を控えるようにとは中高年になってからよく言われていたが要は食べる量を半分にすれば摂取成分も半分になると考えすべての食事を半分にするよう心掛けた。おかげで10kg近く痩せて心も体も軽くなった、困ったのはズボンのウェスト部分のサイズが合わなくなりブカブカ状態、ベルトでなんとか合わせている。そのベルトも穴を増やさないとダラーンしてと恰好悪い状態である。

このところ食欲が増し半分摂取は徐々に崩れていっているが禁酒は続けている。そういう中 先日久しぶりにビールを飲んでみた。
グラスに注ぐ泡立ちと麦の香りが漂う様は偽物ではなく本物のビールで少しワクワクした。いざ飲んでみると余り美味しいとは思わなかった…
日曜日ということもあり、仕事の後でもなく運動もしていなかったせいもあるのか不味くは無いが美味くもないというところか。
それでも500mlと350mlの缶を空にすると睡魔が襲い 気が付くと夜の10時を過ぎていた…やはりアルコールが入っている本物の酒だったのかと変な事を考え改めて布団を敷き眠りに陥った。
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解禁といっても体が慣れていないので受け付けないのかもしれない おそらく又 禁酒に戻ると思うが煩悩が一つ減りこれはこれで良い事なのかもしれない。

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by kurama66644 | 2015-06-23 19:50 | Comments(0)

確信の単純な問題

私の好きなアルバムでビル・エバンスの「A Simple Matter of Conviction」がある。
好きな理由は幾つかあるが まずジャケットが好き、オリジナルが比較的安価に手に入る、しかもモノラル、ステレオ両方とも手に入りやすい、そしてドラムがシェリー・マンである等々の理由からである。
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このアルバムの製作が66年でベースも当時新人のエディ・ゴメスが参加、ドラムがベテラン シェリー・マンという今までにない組み合わせである。
個人的な感想だがこの頃を境にエバンスの音楽はある一定の方向に向かって進んで行ったように思われる。
エバンスファンの人達には怒られるかもしれないが どの曲も何となく同じに聴こえるよう感じるようになった…エバンスの作品は多数あり私もコンプリートとまではいかないがCDで大方集めていた。独特のエバンス節?があり時としてBGMにも、そして真面目に対峙して聴いてもよい、親しみやすさと取っ付き難さの両方を持ちジャズの聴衆者の枠組みを広げた功労者でもあったと思う。

このアルバムのタイトルはさほど意識していなかったが直訳すると「確信の単純な問題」というところであろうか?
何故このようなタイトルをつけたのかよく分からないがラファロが亡くなってベースがこのエディ・ゴメスに変わり(途中で何人かいたが)ドラムにマーティ・モレルが定着するまでの間は色々悩んでいたようにも感じられる。

Convictionの意味は確信の他に信頼という意味でも訳される。苦悩の中 トリオとしての演奏で信頼されるのに何がいるのか?と問いかけ続け 今回参加したシェリー・マンがある意味答えというかヒントを与えてくれた。そんなアルバムのように感じる。

有名盤ではなく佳作と位置づけられるアルバムで 楽しい雰囲気は無いが悩みながら演奏している ちょっと変わった作品であると思う。

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by kurama66644 | 2015-06-22 11:23 | ジャズ | Comments(7)

絵画と音

子供の頃から音楽より絵が好きで漫画の主人公の模写や図形をよく描いていた。中学生の時は美術部に入り水彩画を描いていたが高校から運動部に入りそれから絵は余り描かなくなった。

急に思いついたように30代になり油絵を始めた。姉が油絵を描いていてそばでよく見ていたので油絵の描き方などだいたい分かっていた。
描くのに集中しているとアッというまに時間が過ぎ去ってしまう。水彩画も好きだが見た目も より立体的に描ける油絵は楽しいと思っている。

話はガラッと変わるが2年前 盛んにオーディオのオフ会を行っていた時 あるベテランのオーディオファイルのお宅を訪問、そこで聴いた音の印象を油絵の様だと表現し某コミュニティに記事を書いた。比較として現代の大半のオーディオが写真を目指しているように感じると書いた、写真も絵画もどちらも否定はしないという一言を添えたのだが書き方が悪かったのか この意見に反発をくらい最後は自分のオーディオスタイルを否定されるような言葉をもらった。

とかく比較する癖がある自分は知らず知らずの内に余計な事を言ってしまうのかもしれない。そう言っておきながら又 比べたくなってしまった(笑)
あくまでも個人的な意見、感じ方なので人によっては違うと思われるかもしれないが これは自分のブログなので勝手に書く事にする。

先週アナログオーディオフェアで聴いてきた音を思い返している。絵に例えると水彩画でもなく油絵でもない、アクリル絵の具で描いた絵の様だと感じた。
アクリル絵の具は水彩だが速乾性で重ね塗りも可能であり油絵と同じように立体的に盛り付けも出来る。発色の関係か色彩がハッキリしている物が多く、水彩でありながら ぼかしのようなニュアンスを出すのは少し難しいところがある。簡単に言うと水彩と油絵の両方の手法が使えるので良い所どりをしていると言ってもいい、そして愛好者も少なくない。

私は単純にCDの音は水彩画、アナログの音は油絵のようだと感じていた。もちろん断定ではない、水彩画に近い油絵もあるしその逆もある。
要はお互いの良い所取りをしていくと見た目は似ているが全く違うものが出来てしまう、このアクリル絵の具のように。
CDの良い所を目指していくアナログ、アナログの良さを残そうとしたCD。そうしているうちに第三のメディア ハイレゾ?が出現。両方の良い所取りをしている。  何が良いのか悪いのか あとは選択する人の感じ方であり意識の問題、好きな方を自由に選べばよい。

アナログオーディオフェア―で聴いた現代のアナログの音、立派な音だが美味しくない音だと感じた。(食べ物じゃないけど…)

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by kurama66644 | 2015-06-21 08:12 | オーディオ | Comments(2)

Time Out

BBC放送製作でディブ・ブルーベックのドキュメント映画?のようなものをやっていたので見ていた。ジャズの偉大なミュージシャン、マイルスやエリントン、コルトーレーンなどは色々な機会に特集されているがディブ・ブルーベックとは?ちょっと珍しいなと思った。もちろんテイク・ファイブなどのヒット曲があり自身も100枚以上のリーダー作があるジャズミュージシャンではあるが日本では余り評価されていないのか、それほど話題にならない。

ブルーベックは2年半前に91歳で亡くなったが日本では某製薬会社のCMに起用されたテイク・ファイブがジャズ曲としては有名かもしれない。
そのテイク・ファイブは様々なミュージシャンが演奏しアルバムに収録されているが元はこちらのアルバムのテイク・ファイブがオリジナルである。
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コロンビア 1959年録音 CL1397 モノラル盤

実はこのアルバム キタサンがアナログ回帰した時に最初に買ったオリジナル盤である。 オリジナルと言ってもよくよく見るとセカンドだったり,表記と違ったりで後々悔しい思いをした事があるが こちらはどうやら本物のようである。いつかマイルスのアルバムでオリジナルモノ盤を手にした時もCBSの表記が付いていて実は後期プレスであると指摘を受けた事もあるが 今はそれほど気にしていない。

こちらのアルバムは変拍子の曲で構成されジャズとしては当時異色の物であったと思う。 有名曲のテイク・ファイブはブルーベックではなくアルトのポール・デスモンドの作った曲で ブルーベックのピアノは一定のリズムをキープしている、そしてこの曲だけではなくアルバム全体の印象を強めているのはドラムのジョー・モレロとアルトのポール・デスモンドだと思う。特にジョー・モレロのブラシやシンバルの音の輝きはきらびやかで反射鏡の如きである。更には録音の妙でドラムの音の奥行き感が増し立体感が良く出ている、コロンビアのこの当時の録音は既にステレオ再生に焦点を絞っていたのかもしれない モノラルでもステレオ感いっぱいの印象を受ける。

国内盤のこのアルバムを持っていたが盤質が悪く ちょっと聴くに堪えなかったので売却してしまったが録音自体は優秀であったように感じる。こちらのステレオオリジナルは(CBS表記なし)今では結構な値がついているようだ そして店頭でもあまり見かけない、たまに見かけても盤質が悪かったりしている。マニアが手放さないのだろうか?ぜひとも手に入れたい1枚である。

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by kurama66644 | 2015-06-19 09:31 | ジャズ | Comments(0)

アナログオーディオフェア―

アナログブーム?に便乗してか単なるオーディオフェア―ではなくアナログオーディオフェア―なるものが6月13日、14日に開催された。

有楽町の交通会館で春秋開催されるオーディオフェア―が縮小の一途をたどり とうとう年1回の開催になったようだが 今もやっているのか?暫く行っていないのでわからない。前に勤めていた会社のすぐそばで開催されていたので営業の途中に寄り道したのはよい思い出である。

アナログに回帰して2年近く経ったキタサンとしては現代アナログがどういう状況なのか   リサーチも含めて会場に足を運んだ。
最終日の日曜の午後とあってそれなりに混んでおり部屋によっては満員でぎゅうぎゅう詰めの所もあり 盛況であったと思う。
アナログ熱は本物か!と言いたいところだが想像通り年配の方が大半(笑) かなりご高齢の方もそれなりに多かった…。

私が以前 某オーディオコミュでジャズを聴くのに近未来的なプレーヤーは似合わないと頂いたコメントの中で冗談まじりで書いたら怒られ それからそのコミュとは疎遠になっているが現代アナログプレーヤーは その近未来的な筐体の物が殆どで今回展示されていたのも大半はベルトドライブ方式の形だけは立派な?それらのものばかりだった。

誤解が無いように言っておきたいのだが その価格だけは高価なプレーヤーの数々で演奏された音楽を今回 色々なブース、部屋で聴いたが とても自分の所では出せないような立派な音がしていて感心した。プレーヤーだけではなくカートリッジ等も何十万という高価なものを装着していたようだ。いわゆるS/N比が良く 静寂の中から音が湧きあがり高域の響が素晴らしく、地響きのような低音が部屋全体を揺れ動かす。そういうものを目指しているのかもしれない、それならばCDでも変わらないじゃないかと考えていたり ホームオーディオの範囲で十分と考えている世代、人達には余りにも高価な贅沢品でどこから手をつけていいのか分からない特別な世界になっているのではないかと危惧したり複雑な思いでいた。

たまたまジャズの名盤をかけていたブースがあるので聴いていたら平面的な音でガッカリした。演奏が終わり今度はアナログをかけてみますと説明員が話してアナログに替えて演奏が始まるとさっきのCDよりはましだが高域や低域を強調して音のメリハリは出ているが何となく平面的であるのは変わらない。高音質のリマスター盤らしいが一応マスターテープからダイレクトカッティングしたものという事の様だが半世紀前のマスターテープ自体もう劣化して そちらの方にも原因があるのかと思い、早々とそのブースは後にした。

文句ばかり言っているようだが(笑) 熱心に聴き入ってしまったブースもある。ヨシノトレーディングのブースだと思うがその近未来的な(笑)クリアオーディオのプレーヤーで リニアトラッキング方式を使っているのか?オーケーストラのセパレーションが物凄く良く、弦の響もそこに吸いこまれるような雰囲気を持ち、立体感も出ていた。これでジャズだったらどんな感じになるのかと思ったが高級車が軽く買えるような価格を聞いて 妄想を止めてしまった。

もうひとつ気になったのはAIR&TIGHTのブースであるが部屋も狭く折りたたみ椅子が10席ほど、片側に展示物もある関係上 間口が狭く まるでキタサンの部屋のようで親近感を覚えた。この部屋でジャズがかかっており しかもキタサンが知らないようなマイナーなアルバムがかかっていた。何やらドイツのプレーヤーらしいが こちらも高そうな感じである。ただ出てくる音はドッカン,ガッシンと物凄い音が出ており(部屋が狭いから余計に反響音でそう感じたかもしれないのだが…)いい感じで鳴っているなぁとスピーカーを見ると ものすごい小さなスピーカー…最初は後ろにあるウィーンアコーステックのトールボーイのスピーカーが鳴っているのかと思ったらどうやら違うようである。

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モニタースピーカーAL-3 別名「BONSAI」わずか10cmのフルレンジ、振動板の素材を吟味し磁気回路をアルコニマグネットにしているようだ。
エンジニアの大村さんが「何処まで音楽の感動を再現できるのか?」と考え試行錯誤を繰り返しながら開発したとパンフレットに書いてあった。
50畳、100畳もあるような大きな部屋はともかく一般家庭では過不足なく鳴るスピーカーだと思う。

技術の発展と良い音楽、音を鳴らしたいと言う追及がどんどん素晴らしい作品を生むのだと思っている。単なる懐古主義でこのブームを終わってほしくない、良い物は昔も現在も変わらない その普遍の原理原則はいつも忘れないでいたいものである。

アナログの事ではなく最後はスピーカーの批評になってしまった(^_^;)


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by kurama66644 | 2015-06-15 20:44 | オーディオ | Comments(4)

ジャズは好きです!


by キタサン
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