カテゴリ:オーディオ( 226 )

理想の音

オーディオを始めた当初 皆 基準にしている音はどんな音なんだろう?と疑問に思っていた。
今から10年前にこの趣味をスタートさせたがまだSNSが今のように当たり前になっていない頃 (利用していた人ももちろんいたと思うが)オフ会なるものもせず 黙々と自室でオーディオ機器を弄っていた。

ここ何年かはオフ会なるものにも参加し 他の人のオーディオにふれる機会も増え色々な事を勉強させてもらった。ただ面と向かって「あなたの基準にしている音はなんですか?」と尋ねた事は無かったが 各人の「理想としている音、目標にしている音」など会話の中で理解できるケースもあった。実際に生で聴いた誰それのピアノの音に近い感じでスピーカーから奏でるようにとか ホールでの臨場感ある響きをわが部屋でとか 目の前で演奏しているかのごとくリアルな音の再現とか 生音ではないが楽器のベースがズンズン響いてくる音とか 人それぞれ様々な理想とする音、目指す音があるようだ。

今更ながら自分は長年聴いていたミニコンポの延長線でしかオーディオを捉えていないようで理想の音と言われても今一つピンとこない。
テレビが家にはないので音楽をかけているが人の音がリアルに聴こえるのはむしろラジオの音声の方がリアルである。録画を抜かして正に今しゃべっている音なのでリアルなのは当然である。ラジオはBGM的にしか聴いていないがたまに引き寄せられるように聴き入ってしまう事はある それは自分に直接関係のある話とか興味のある話で音ではなく内容が重視だ。でも素敵な声の人も世の中には沢山いるのでそういう人の会話も聴き入ってしまう それはやはりBGMとして聞くだけである。

そうなるとオーディオは人の声、会話というより音楽を聴く手段であるから単純に音だけ聞くのもありかもしれないがやはり音楽の内容が重要かと思ってしまう。
ところで音楽の内容といっても専門家でもないので音楽理論や奏者のテクニックなどそれほど詳しく分からない。そうすると「音」の高低、響、強弱などの変化を聴いて心に来るものがあるのか判断する事になるのか? ボーカルの場合は歌詞があるのでそれを理解して判断も可能だがボーカルだけが音楽でもないし…などなどヘンテコリンな事を考えながら 今日もこのレコードを聴いてしまった。
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カーペンターズの4枚目のアルバム「a song for you」 このタイトル曲はレオン・ラッセルの書いた曲でカーペンターズのオリジナルではない。
キタサンはカーペンターズの中ではこのアルバムが一番好きだ 心の琴線に触れるようでお気に入りなのである。
昔から音楽自体は好きでも嫌いでもなかったし どちらかと言うと美術の方に関心があった。おそらくオーディオで音楽を聴く感覚は美術を観る感覚で捉えていると自分では思っている。だから音そのものよりこの音(音楽)を色彩に例えるとどのような色や構図になるのかとか そのものズバリでアナログジャケットの出来栄えなどに注意がいってしまう。

理想の音というより今の気分にある理想の色、形を音楽で表現している作品を求めている。そういう作品が自分の元にあり自分の好みの表現がなされていれば それこそ理想なのである。

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by kurama66644 | 2017-06-24 10:14 | オーディオ | Comments(0)

機器の年代と寿命

一般の家電製品なら新品を購入するケースが多いと思うがことオーディオに関しては金額の高さもあり中古での購入も多々あると思う。

オーディオを始めた10年前は何も知識が無かったので新製品、新品が当然性能が良いし音も良い筈と疑いも無く新品を購入していた。もちろんヴィンテージの世界もある事は知っていたが一部のマニア向けとしか考えていなかったし逆の意味で金額的にもより高価なものが多いと選択肢にも入れていなかった。

しばらくしてオーディオにも慣れた頃 色々な機器を試してみたくなり買い換え等も行ったが消耗品を取り替えるような訳にもいかなく 中古品をも物色するようになった 機器は少しでも使用していたら中古品となってしまうが実際はエージングの問題もあり多少使用された方が機器も馴染んで良い按配になる事もありえるのでオーディオ機器に関しては中古品も市場でよく売買されている。金額的にもかなり安くなるケースがあるので見逃せないのだと思う。

今考えると初めて中古品を買ったのはモニターオーディオのPL-100スピーカーであった。その前のパイオニアS-3EXが震災で転倒し その買い換えとして買ったものである。中古と言っても前のオーナーが半年ぐらいしか使用していなかったので殆ど新品に近くピカピカの状態で納品された。発売から3~4年後ぐらいのものでモデルチェンジも相当後に行われ(一昨年位かな)新製品に近いと言っていいのかもしれない。

そして昔?の製品を購入するきっかけになったのは本格的にアナログを行うようになってからである。
アナログはLINNのLP-12も新品で購入していたが殆ど使わずLP-12を売却したお金で モノラル再生を行う為トーレンスTD-521を中古で買った。このTD-521は80年代後半のもので25年ぐらい経過していた 多少のメンテナンスを販売店では行った?という事で再生には問題が無かったが本当に当時の性能を発揮出来ていたか今から思うとちょっと疑問である。もっともこの頃のプレーヤーは電子制御されているので機械仕掛けの昔のプレーヤーから比べると回転がしっかりしており使い方を間違えなければ普通に鳴る。 そう普通には鳴るのである…アンプやスピーカーが現代のものだったしレコードも再販のものを使用していたのでその時は気にしなかったがアナログの初期盤、オリジナル盤 時代的には50~60年代のものを鳴らすようになってから色々と考え始めた。その時代の機器でないとその当時のアナログ(メディア)はその雰囲気をだせないのではないかと…

そうしてアンプとフォノイコを90年前後のラックスマンに変え 更には80年代前後のQUADのアンプも購入、極めつけはプレーヤーを65年前後のトーレンスそして Dualにした事だろう。最終的にスピーカーはソナスの90年のもので落ち着いた。プレーヤー類はヴィンテージでその他機器はメディアがアナログからCDに変わった端境期のもの それでも25年から30年経った古いものである。本格的に時代に合わせたビンテージ品を使用されている方も中にはいるが機器のコンディションそしてメンテナンス 極めつけはお金がかかり過ぎて一般向けではない(^_^;) せいぜい25~30年前ぐらいが落としどころかな?と思いデザインその他嗜好を考えてこれらの機器になった。

性能面で言うと現代の機器に比べ劣っているものも多いが再生するメディア(LP)の時代に合わせたものであるからそれほど違和感は無い。
むしろ現代の機器で昔のアナログ 特にオリジナル等を鳴らすとハッキリ、クックリしすぎて自分的には違和感を感じる。音が良い、悪いではなく音楽の風景が違う違和感なので人によっては現代機器で鳴らした方が当時の景色が逆に鮮明に分かって良いという人もいると思う。

かなりの年数が経っている物ばかりなのでスピーカーを抜かして全てメンテナンスをしてもらったがアンプ類は電解コンデンサーが劣化しているものが多く その取り換えもしてもらった。ラックスマンの修理の方と話したがICなどの専用部品の故障だと修理不可であると言われたが幸いにもその箇所は大丈夫のようなので事なきを得た。

お気に入りのヴィンテージ品も部品の供給が断たれるとアウトである。代替え部品を使っても音は変わってしまう事もある、さらに機器の一つでも使えなくなり新しい機器を使用すると他の機器とのバランスも崩れ せっかく上手くいっていたのが台無しになってしまう事もあるのでヴィンテージ使いの方は結構神経を使っているはず。モノには必ず寿命があり永遠ではないので大事に使い それでも壊れてしまったらそれはそのモノの寿命と清く諦める事も必要かもしれない。


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ショーターのデビューアルバム。残念ながらオリジナルではない…(セカンドぐらいかな?)1959年の作品だがこのアルバムは別にヴィンテージ装置で聴かなくてもよいかも(笑) ショーターの音楽世界はむしろ現代的である。



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by kurama66644 | 2017-06-18 15:56 | オーディオ | Comments(2)

音は関係性により再現される

カテゴリーをオーディオにしようか少し迷った。

仕事を終え帰宅し椅子に座ると目の前にスピーカーが鎮座しており左横にはアナログプレーヤー、アンプなどが置いてある。
しばらく音楽はかけないで機器を眺めている 電源スイッチも入れないしLPもターンテーブルに乗せない状態だから当然 音はしない。
スピーカーを眺めていると幾重にも重なった天然木のエンクロージャーが明かりで反射して輝いているように見える。左側にある機器類のSMEのアームは造形が美しい 間接照明の光を受けこちらも冴えた光でまぶしい感じだ。一つ一つがオーディオ機器ではあるが このままでは単なるインテリアである アンプもただのモノ、スピーカーやプレーヤもしかりなのである。
その単なるモノ同士がつながり電気を通して初めてオーディオ機器として成り立つ。更には空気と言う存在がなければ音もしない(聴こえない)

演奏する側もその意思が聴く側に伝わる事が重要である 逆に聴く側もその意思を受け止められるかお互いの関係(態度)も大事である事は言うまでもない。

関係性が悪いのは各モノ(人)が無理している、あるいは適正な働き、役目をしていない事が原因である。
オーディオ機器が良く鳴らないのはその関係性が上手くいっていないからだと考えるようになった。

値段の高い物、安い物、大きい物、小さい物、大ざっぱな作りの物、繊細な出来栄えの物、様々なモノが自分の環境下で上手い関係で繋がっているか?

そういう見方でオーディオ機器を部屋に合わせ好きな音楽を鳴らせてみようと思う。

様々な関係性によって世界は意味する。そしてそれが物事の本質であると思う。

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by kurama66644 | 2017-06-11 09:38 | オーディオ | Comments(0)

コンパクトな名機

部屋も小さいが機器も小さいとはキタサンのオーディオである(^_^;)

オーディオは単体機器ではなく部屋環境も含めた総合的な繋がりで音は決まるが各自これはと言った決め手のものがあるかと思っている。
それがプレーヤーであったりスピーカーだったりアンプ はたまた部屋そのものだったり色々だと思う。
4年前に越してきて部屋内は変わっていないが機器類は様変わりした スピーカーもモニター系のものから箱鳴りの小さなものへ アンプも高精細な現代のアンプから一昔のアンプへ(ヴィンテージ?) プレーヤーも古い型のものへと時代を逆行するように変えていった。

オーディオを始めた当初で一番の変化を感じたのはアンプをセパレートにした時とスピーカーを大型のものにした時である。それは未だに印象に残っている。

アナログに回帰しLP-12からTD-521そしてTD124に変えた時も変化はあり感心した。ただアナログの場合 同時に音源そのものを見直していた時期でもあるので(オリジナル探し)そちらの方が変化が顕著で興味深かった。 それと未だにそうだがアナログ機器の使いこなしは中々難儀であり 扱い自体はかなり慣れたが本来の機器の能力を発揮出来ているかは疑問なままである。オーディオマニアではないのでそこまでこだわらないと自分の中で決着がついているのでそれは構わないと思っている。

そうオーディオに余りこだわらない オーディオの世界から少し離れて見つめて行く中で 単純な音の変化ではなく内面的な変化 自分の部屋で聴く空気感の変化と言ったらいいのだろうか? それを感じるようになったのは昨年の年始に QUADのアンプ(パワーアンプ405)を導入した事が転機になったような気がする。
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スピーカーは海外の物も使っていたがアンプに関しては国産のものばかり使っていた。性能的には申し分なく不満もなかった それがこんなコンパクトな全面にフィンがついた独特のデザイン パワーアンプにしては物足りない大きさの筐体 さらには中古で市場に沢山出回り価格も安い 何故このようなアンプを買おうと思ったのか未だに分からないのである。ジャズを鳴らすのに「最後のアンプ」とまで言わしめたアメリカのCROWNのものを(※業務用アンプである)購入したばかりなのに(笑)  それに引きずられるようにイタリアの歌姫 Minimaまで購入 ジャズを本格的に?聴くファンでこのような組み合わせは殆ど見た事が無いと思っている。

QUAD405に関しては有名なカレントダンピング回路が搭載された事でもマニアの中では特筆すべきなのだろうがオーディオに疎いキタサンには最初何の事かも分からなかった…入力と出力の誤差を補正し合い出力時の歪を実質0にする 大出力のアンプ部分と小出力のアンプ部分を併用し適性を保っているらしい…それと低能率のスピーカーを使う設定で作られたアンプでもあるので今使っているminimaが84dbと低能率のスピーカーでこれも上手くマッチィングしているようだ。
※現在CD再生はこちらの44+405の組み合わせで聴いている Minimaとは思えない元気で闊達な音が出る

ジャズは勢いのある前に飛び出すようなゴリゴリした音で再現してこそのジャズオーディオという方が殆どだと思うしキタサンもそう思っていた。
それ自体間違いではないと今も思っているし好きな音でもある。今のキタサン部屋ではそれを可能にする環境ではないので行えないがQUAD405を手にして音ではなく音楽の楽しさを手に入れる事が出来た。音楽を聴かせるためにスピーカーを鳴らしているかのように味わい深い音質を作り出すQUAD405 自分にとってコンパクトな名機なのである。


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by kurama66644 | 2017-06-04 08:05 | オーディオ | Comments(0)

針圧計

針圧計が壊れてしまった…。

本格的にアナログに回帰する前 一応LP-12を時々?使っていた関係でデジタル針圧計は持っていた。それからであるから8年位は使っていた事になる。

ボタン電池は意外と消耗して何度か取り替えたのだが今回 取り替えても表示されるがすぐ消えてしまう。おそらく接触不良だと思うが保証書も とうの昔に切れてしまっている 針圧計自体無くても何とかなるがプレーヤーのアーム調整での錘とのバランスは見かけの表示と誤差がある事が殆どで勘で行うには経験が浅い。

針圧計は当時 確か15,000円位で買った記憶がある。今は幾ら位のものがあるのかオーディオ店で調べるとオルトフォン製など10,000円前後のものがお買い得のようでねらいを付けていた。ただし針圧計なんてそんな始終使うわけでもなし もう少し安くても構わないと思っていた矢先 ネットで針圧計を調べると何と1,000円台のものが売っていた… しかもよく見ると自分が今まで使っていた物と酷似している(^_^;)

「メイド・イン・チャイナ」 針圧計の100円ショップか(-_-;) しかしながらネットの評判はそれほど悪くないようだ。頻繁に使うものでもないし消耗品扱いということだろうか? ものは試しとキタサンも早速購入 こちらである。
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見れば見るほどそっくりである…重さが5gまでしか測れない事とグリーン表示がブルーのバックライト表示に変わった事ぐらいの違いであろうか。
(左が壊れた物 右が購入した新規の物)
ケース自体それほど必要ないのだが1000円で購入したものはフニャフニャの合皮でいかにもと言う感じである。
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付属で付いていた5gの分銅を乗せるとピタリ5gで表示した当たり前の事かもしれないのだが…何せメイド・イン・チャイナであるから不安であった。
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実際 カートリッジの針圧を測ってみたがシッカリ測れて何も問題は無い。あとは耐久性の問題ぐらいであろうか
メイド・イン・チャイナと言ったが今まで使っていた針圧計も裏の表示を見ると何とメイド・イン・チャイナではないか(^_^;) 多少機能差はあるのかもしれないが価格が1/10以下というのはどういう事なんだろう? 大量生産されるほど需要は無いと思うし部品コストが極端に下がったわけでもないはず そうすると今までの製品は粗利をものすごく高く設定していたのであろうか?

オーディオ製品とその関連用品でオカルトっぽいものもたくさんある。「音が良くなる」という魔法の言葉に騙されないように冷静に見る目も必要だと今回の買い物で再認識したキタサンであった…

追記:やはり1000円は安すぎ 人件費もあるのだからもう少し高く設定してもよいと思った



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by kurama66644 | 2017-06-03 07:50 | オーディオ | Comments(0)

LPレコード新発見

山口克巳さん著作の「LPレコード新発見」はアナログに回帰した時 かなりお世話になった本で勉強させていただいた。
他にも「LPレコードに潜む謎」や「LPレコード再発見」などの著書がある。
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山口さんはデザイン会社を設立されておりアルバムのジャケットに関しても精通されている。もちろんアナログ盤自体もクラッシック、ジャズを中心にバランスよく具体的な作品を挙げレコードの深部に関して詳しく解説されている。
これらの著作は単にレコードを中心とした音源のみならずオーディオシステムに関する確かな知識や聴く側の「この曲はこう聴きたいんだ」というアクティヴな姿勢が求められるそのハード、ソフトをバランスよく両立させる指南書として上手に書かれていると思った。

「LPレコードは同じテープからもカッティングされるたびに生まれ変わる。1枚のレコードに込められた演奏者や製作者の意図を推測しながら そのレコードが「レコードの世界」のどの位置にあるのか 手元にあるレコードの位置がわかると興味や愛着がより深まりそうな気がするからだ 」※LPレコード新発見 前書きより抜粋

そうこの「レコードの世界」は中々興味深い。自分は「オーディオの世界」は10年間やってきて余り縁が無かった(相性がよくなかった)気もするが この「レコードの世界」はまだまだ興味が湧く。確かにジャズオリジナルは価格が高く 経済的な問題でもう手が出ない状態だが それでも手元にある少ないオリジナル盤やジャズアナログはまだまだ楽しさに満ちている。コレクターではないので正直 頻繁に買う事は多くないが 先日ケンウッドKP-990のプレーヤーを調整し トーレンスTD-124にCG-25Diのモノラルカートリッジを付けモノラル専用とし再生しているがアナログに回帰した時より何故か楽しい。枚数が余り多くないので同じ盤を繰り返し聞く事も多いがスーッと心に染みてくる感じである。 オーディオの調整はまだまだ素人で適当だが部屋にオーディオが馴染んできたのだろうか? 部屋に合わせた適度な音量調整もしつつ行っているのが良いのかも…
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QUADのアンプと改造CDプレーヤーのおかげでCD再生は昔に比べ楽しめるようになったが「CDの世界」より「レコードの世界」の方が自分的には合っている。
これは音質的な問題だけではなくパッケージメディアとして総合的に趣味として楽しめるという事である。

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by kurama66644 | 2017-05-29 08:43 | オーディオ | Comments(0)

ケンウッドKP-990を弄る

ケンウッドのKP-990を手に入れたのは4年前 新宿のオーディオユニオンでの事。オーディオ仲間のHさんから中古だけど性能が良いとお墨付きで当時はトーレンスのTD521を使用していたが国産の雄ケンウッドのダイレクトドライブの実力も見たいと思っていた。そういう中 中古でユニオンに展示しており見た目もまぁまぁ劣化はしていなく購入意欲が湧いた。価格は1988年当時の定価で69,800円 いわゆる入門機であるがーディオ熱が冷めやらない時期の作品で凝った作りになっている。ただし保証はなくターンテーブルが動かなかったら返品可能だがそれ以外は引き取り不可との事… 実験機として購入だからまぁいいか という軽いノリで購入した。

トーレンスのアームはSMEを付けており調整はかなりシビアで面倒だったが このKP-990は専用のアームでセミオートのプレーヤー カートリッジ替えも比較的手軽に出来 幾つか買ったカートリッジの付け替えなど正に実験機としてフルに活躍してくれた。多少手荒に?扱ってもシッカリ作動してくれ音楽を奏でてくれる
針圧は3gまでしか目盛はないがバリレラの馬鹿重い針圧(5g以上)にするため1円玉を何枚かシェルに乗せ 強引にアームを酷使したり特注の錘を作って取り付けSPUのカートリッジを付けたり…色々試させてもらったが黙々と仕事をしている。 メインのプレーヤーがLP-12であったりTD-521あるいは今現在TD-124など不動の4番バッターとして定着している その控え 代打要員としてのKP-990であったが それほどの酷使に耐えながら黙々働いている姿を見るにつけひょっとすると凄い実力を秘めているのではないかとフッと思い 色々調整してみようと思った次第である。(今更ながら遅すぎ)

調整と言っても大したことは出来ないが まずプレーヤーのアクリルカバーを外してみた。このアクリルカバーは本来着脱式で簡単に取れるのだが前のオーナーがねじ止めで固定し着脱出来ない状態で売られていたのでそのままにして使っていた。アクリルカバーは下手に開けっ放しでいると音がアクリルカバーに反射し悪さを起こすとかってベテランオーディオファイルに言われたことがあるが無視して使っていた(^_^;) ねじを取り除けば簡単に取れる。うーん外観の表情が違う(笑) 別のプレーヤーのようだ。
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次に行ったのはアームの高さ調整… 何アナログアナログと騒いでいたこの4年で高さ調整をしていないとは何ともはやいい加減な奴(-_-;)
実は取説が無かったので高さ調整がどの部分で行うのかよく分かっていなかった(笑) ネットで取説を調べるとアームの横と後ろの小さな穴に六角レンチを指して調整するらしい。 アクリルのカバーが固定だったのでどちらにしろ高さ調整は出来なかったが今回アクリルケースを外したので改めて出来る。
厳密に言うと高さ調整はテーブルマットの厚さで調整したりしていたのでさほど問題にしていなかった。それとカートリッジによりトラッキングの角度が必ずしも水平ではないのでその辺りを考慮していたのでちゃんと鳴っていたと思う(言い訳にしかならない…)

仕上げは外装の汚れ落としとフォノケーブルの先端端子のお掃除。 (磨きが足りなくまだ汚れが多い(-_-;))
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早速 聴いてみると アラッ不思議!! 良い音で鳴っている…ような気がする? いや前より良くなったと思う。

ホームランを打つ派手さは無いが状況によりバントで犠打を放つ でもヒットを打てる力も持っている。バッターに例えるとそんな感じのプレーヤー。

キタサン宅ではもう代打要員ではなくれっきとしたレギュラーなのである。

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by kurama66644 | 2017-05-24 20:16 | オーディオ | Comments(0)

オーディオ ディフューザー

ディフューザーとは指向性を広げる為の拡散器の事である。オーディオにおけるディフューザーは主に反射板を指す事が多いようだ。

特別にあつらえた専用オーディオ部屋を持たない方は殆どの場合 オーディオボードなる物を利用していると思う。
キタサンも以前の部屋は10畳位あったが現在は6~7畳位の部屋でオーディオを再生しておりオーディオボードは何枚か使用している。
これで大きく音が変わったかどうか実はよく分からない…昔オーディオを始めた時によく知らないで購入したパネル(オーディオボード)を立てかけているだけ。

ボード1枚で激変するかどうかは使い方次第なのだろうが音を整えるのには利用できるようだ。

以前 機器より高い丸棒の集合体を購入したが こちらはオーディオファンに好評のようで愛用者は多い。買った当時はアナログをまだ熱心に行っていない時でCD再生時のボリュームを上げた時のキンキンする音はだいぶ緩和された様な気がした。広い部屋で響きを上手くコントロールするのが本来のこの丸棒?の特徴で狭い部屋でも結構効果はある旨のセールストークを頂いたが あくまでもセールストークで狭い部屋では所詮限度がある事は実感した(笑)。 その後アナログを本格的に復活してから部屋のルームチューニングには頼らなくなり こちらの丸棒の集合体も売却したが丸棒があった時よりは今の方が聴きやすいと感じている。
それは 今ある部屋に適した音量をアルバム毎に色々試し うるさすぎない、かといって静かすぎない 自分がちょうど良いと思える按配を経験で分かったからだと思う。
それと部屋に合わせた機器類のセレクトも大いに影響があったはず。背伸びしないでゆっくり音楽を聴こうと心境が変わった事もあるのかもしれない。
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こちらはオーディオを始めた時に買ったディフューザー 現在は確か生産されていない製品だと思う。丸棒の集合体の1/10ぐらいの価格だと思うが効き目の程は?と言うと何となく音に広がりが出たような出ないような…所詮狭い部屋だと直接音が多いので余り関係ないのかも。インテリアにもなっていると思うのでしばらくこのままにしておこうと思う。

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by kurama66644 | 2017-05-21 09:01 | オーディオ | Comments(0)

アナログ再生とCD再生

オーディオネタがこのところ続いている… オーディオとは少し離れた位置にいると言いながらも多少は気になるようだ(-_-;)
家にオーディオ機器があると音の影響から逃れられない定めなのか(^_^;)

実は私のオーディオの師匠からは不評?のQUAD44プリから鳴るCD再生なのだが自分は結構好きなのである。
まず元気である事、情緒は減退したかもしれないがハッキリ、クッキリ現代風に鳴る。余り細かくオーディオ環境(電源、ルームチューニング等)を整備していないので大ざっぱでS/Nなど良くないかもしれないがCDらしくハキハキとした表現なのである 小型のスピーカーMinimaとは思えないほど闊達に鳴る。

片やアナログのシステムを(モノラル、ステレオ)プレーヤーごと入れ替えカートリッジも変えて再生しているが こちらの方は正にアナログっぽい鳴り方をする。
アナログなのだから当たり前といえば当たり前なのだが 昨今アナログもデジタルも同じような鳴り方(鳴らし方)をするケースに遭遇する。

考えてみるとオーディオシステム全般はまだまだアナログの仕組みで成り立ち 上段部分の機器(プレーヤーなど)とメディアがデジタルなだけで基本はそれほど変わらないのかもしれない。それでもアナログとデジタルの区別を余り感じさせない風に鳴らせる人はかなり調整しているのだろうと思う。オーディオマニアと呼ばれているのはダテではないようだ。

家での再生は定位や音像はそれほど気にしなく楽しく鳴ればよいぐらい いい加減な調整なのでオーディオの師匠も呆れていたのだろう。
QUADは音ではなく音楽を楽しむ為に作られたアンプだと思う。それを受けて素直に聴いている自分は極自然と思っているが思い上がりなのだろうか?
今 使っているアンプ(QUAD、ラックスマン)はちょうどCDが普及し出した時代の製品、当時のメーカーがアナログの音とデジタルの音をどれぐらい意識していたかは分からないがアナログらしさ?を残しつつよりデジタルのように鮮明な音を出そうと それぞれ良い所取りを狙っていたのではないだろか。

よく双方win winの関係で云々…と耳にする。双方はwinwinかもしれないが双方の知らないところで必ず負を担っている人がいる、そうwinではない人が必ず発生している。世の中そんなものである 見えないところに真実、現実が存在するのである なんでも欲張り過ぎてはいけない。
アナログ時にはデジタルの便利さを求め デジタル時にはアナログの人肌を求めて進んで行った。

アナログ再生とデジタル(CD)再生 違っていてもいいじゃないか! 同じにする必要はない…と思っている。
「音」の究極を求めるオーディオマニアは今日もアナログとデジタルの音を同じにしようと一生懸命(…である人もいる)。

花は紅、柳は緑。

※中央線沿線の知り合い2人のNさんは例外(笑) いい音そして いい味が出ている! 

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メイドイン アメリカ と言うタイトルだが盤はメイドイン イングランドである…
カーペンターズのアルバム評でアナログとCDで印象が違うとよく聞く。ベテランオーディオファイルの方にアナログのオリジナルを聴いていただいたが録音が古い(古めかしい)と言われたことがある。使用していた機材もヴィンテージに近いものだったのでそう感じたのか?
カーペンターズに関してはキタサンはCDでもアナログでもどちらでもいいと感じる。アナログの方が艶があるという意見も多いがCDでは輝きがある。

このアルバムの本物のメイドイン アメリカ(盤)は一度聴いてみたい。



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by kurama66644 | 2017-05-20 19:42 | オーディオ | Comments(0)

生音に拘る人、拘らない人

先日来られた私のオーディオの師匠との会話の中で上記のタイトルについて話題が上がった。

オーディオコミュでは集計を取ったわけではないが余りコンサートやライブに行く人は多い様には感じられない。
昔からオーディオマニアはそれほど生演奏には行かないとその師匠も話されていた。自宅のシステムに没頭し音楽演奏をわざわざ聴きに行く暇も無いらしい。

ただ少数ではあるが熱心にコンサートなど行き自身のシステムの調整?に役立てている方も存在する。

師匠もオーディオ機器に凝っていたが生演奏は時々しか行かなかったようだ ある時を境に生の圧倒的な訴求力は家庭用オーディオ装置、場所では再現不可能と判断しオーディオ熱が冷めてしまったようである。若い時から楽器演奏も細々?ながら並行して行っていたので自分が演じる方にベクトル、興味が行き今に至るという事らしい。

生演奏を聴いてもそれはオーディオ再生とは別のものと割り切って考えている人も多数いる。むしろそういう人の方が多いのかもしれない。
あくまでも自宅で聴くのは自分が楽しければそれで良し、ソフトの音源がイマイチでも装置や環境を変える事により聴きやすく自分の好みの音にしていく それがオーディオの趣味だよ という考えなのだろう。

自分がオーディオを始めた時 皆 何を基準に音出ししているのだろうと?と疑問であった。最近はSNSの発達でオフ会など行いやすくなってきている そのオフ会などで聴いた音を自分の好みの音と比べて咀嚼しながら自身の好きな音を構築していくのか 生演奏で聴いた音で感動した余韻も含めてそれに似た感じに再現できるよう構築していくのか その基準になるものがかなり違っていると そもそもオーディオの音の批評・評論などし難いのでは とも思ってしまう。

オーディオの師匠がキタサンに興味をもったのは昔 生演奏(ジャズ)を色々聴いていながら その音を再現させようと思わないオーディオスタイルを取っている事と自身とキタサンの音に対する好みが似ている事だと話されていた。
考えてみると生演奏の音など自宅で再現しようとも思った事はないしマクリーンのアルトやフラナガンのピアノの音など直に聴いた音は一期一会でオーディオの音と比べて どうだこうだと考えた事も無い。オーディオの音と生の音は別物と考えること自体オーディオマニアの発想で自分には正直関係ないと思っている。

自分はジャズが好きで家のオーディオで聴いているのはジャズと言う「音楽」であり本物のジャズではない。言い方は悪いが偽物のジャズを再現するのに御大層な装置はそれほど必要はないし ましてや専用部屋などもってのほか! でもジャズと言う「音楽」を聴くには専用部屋はあった方がいいかな~(^_^;)…とそこまで突っ込んだ意見は師匠には話さなかった あくまでも持論で間違えているかもしれないし 戯言なのかもしれない…。

ガラス越しに見えない骨董品を眺めるのと それを直に触ってみるのとどちらが良いのか? それが自分にとって好きな物、欲しい物なら大半の方は直に触ってみたいと思うはず。
しかし それが偽物とわかれば あえて触ってまで見ないような気もする。世の中偽物かどうか分からないものだらけ…無理して真実を知らない方がよい場合もあるかもしれない。

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このアルバムは有名なマイファニー・バレンタインと対になるアルバム。マイファニー・バレンタインが静ならこちらのフォァ&モアは動という感じであろうか。
上記写真はモノラルのオリジナルだがステレオオリジナルも存在する、各国で再発もあるしアナログではなくCDでも何度も再発されている。
他人宅でもこのオリジナルの他 ステレオオリジナル、再発、CD等持参し 大型システムで聴かせてもらった事があるが音の迫力等はCDが一番あったような気がした。
自分の所は小さなスピーカーを使ってそもそも迫力といわれても何ともおぼつかない状態だが(^_^;) そう言う中でもCDがやはり力強く当時の5人のほとばしる熱気のようなものを感じ取られた。ただし誇張されない自然さはモノラルのオリジナルが一番シックリくるように思える。

音を弄って自分好みにするのも良いが出来れば元の音を知った上で好きに作り替えても遅くないと思っている…余りにも安易に音作りをし作品を作り上げた演奏者並びに関係する人達を軽視しているように思えて他ならない。(※音を弄っているオーディオマニアでも作品自体をリスペクトして聴いている人も もちろんいますのであしからず)


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by kurama66644 | 2017-05-17 09:40 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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