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麦と芋

何年か振りで麦焼酎を飲んでみた。いや何年かというよりは何十年振りだろうか?

昨今 焼酎ブームやら日本酒ブームなどお酒に対しての寛容さが世の中を蔓延しているが それはもう一つの嗜好品「煙草」に対する反動とも思える。

煙草はキタサンも10年以上前に卒業したが 愛煙家の現在の肩身の狭さには同情してしまう。そうは言っても食事をする処での喫煙は確かにキツイと今は感じてしまう(^_^;) 飲み屋内ならまだしも食事をしている時はあの煙とにおいは耐えられなくなってしまった。

オーディオ愛好家の中でも喫煙される方はそれなりにいると思うが煙の中に含まれるヤニが機器内に入り込んで故障の原因になる時も多々あり注意が必要だと思う。
もちろんそんな事承知で色々対策をされているであろうから 大きなお世話かもしれない…。

話は焼酎に戻して 久しぶりに飲んだ麦焼酎は何とも言えない無味無臭のアルコールくささを感じてしまい こんな味してたっけ?という感想であった。
元々ビール党で日本酒や焼酎はそれほど飲んでいなかったが ここの所飲んでいた芋焼酎に比べての話でそれだけ芋の方が香りが良いのかもしれない。
焼酎好きの方に聞くと昔は芋はかなり癖のある味、香りで飲めたもんじゃないと話されており 昨今の芋焼酎は改良?されすごく美味しくなったとの事 なるほどなぁと思う。
ちなみに飲んだ麦焼酎はそれほど高価な物ではなくロックで飲んでいた。せっかく瓶で買ったのに捨てるのももったいなく何か良い飲み方がないか思案し それなら香りの高いミントやバジルなど加え更にはソーダ水でわり カクテル風にすれば飲みやすくなるかもと思い試してみた。
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うん これなら口当たりが良い、更にソーダ―水をレモン入りなどにすれば又 違うティストになるだろう。夏場はビールが美味いが腹にたまるのでここ何年か飲む量も減ってきた。ソーダ―水割りとなるとウィスキーでのハイボールも試したくなる。ウィスキーなんて学生時代 高価な物だったが今は舶来物が驚くほど安くなった。社会人になりたての頃お金も無いのに無理してショットバーに行きワイルド・ターキーやらフォア・ローゼズなんて恰好つけて頼んだのはいいが本当に美味いとは思わなかった まだまだ当時は子供の舌だったのだろう。 かかっていたジャズも大人のBGMとして雰囲気で聴いていたのを思い出す。

焼酎のソーダ割りはよくスーパーで売っている缶酎ハイとは違う 厳密に言うとそれほど違いは無いのかもしれないが甲類焼酎を使うか乙類焼酎を使うかの違いで乙類焼酎の方が素材の味、風味をよく生かした焼酎であるがキタサンの飲んだ麦焼酎は安かったせいかそれほど特徴的な麦の香りがしなかったのかな?

その辺は焼酎自体頻繁に飲んでいたわけではないからよく分からなかったのだろう。ジャズを知らない人がレッド・ガーランドとケニー・ドリューのピアノの音の細かな違いなど分からない(気にしない)ように…。どちらもカクテルピアノと揶揄された時期もあった(笑)

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オリジナルに目覚めた頃 欲しくて欲しくてたまらなかったアルバム。ジャケットも傷んでおり盤の状態もさほど良くない。
確か9800円位で購入したと思った。それを境にオリジナル盤の価格に翻弄される日々が続いた 音源は同じでも相場によって左右されるのは株に似たところがある。
価値がある人には貴重だが興味の無い人からするとガラクタに近い感覚なのかもしれない。自分にとって価値があるかどうかは何年後かに「やはり買って良かった」と思えるかどうかだと思う はたしてこのアルバム 既に3年経過しているが…

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by kurama66644 | 2017-05-28 09:07 | Comments(0)

サイボーグ009

アニメソングが好きである。と言っても遥か昔のアニメで現代のものは殆ど知らない。時代的には60年代から70年代のものでその辺りは好きなジャズと時代が似ている。

おそらく昭和歌謡が好きなのと同じ感覚なのだろう。テレビで見て聴いていたものをそのまま記憶しているだけなのかもしれないのだが歌詞が分かるほど覚えている。
30~40年はゆうに過ぎているのに不思議である…今はちょっと前の事でも忘れがちなのに(^_^;)
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※石森プロから参照しました。

石ノ森章太郎さんの代表作「サイボーグ009」は何度もテレビ放送そして映画でも上映されているので若い人でも知っている人は多いと思う。
アニメとして最初にテレビ放映されたのは60年代でモノクロであった。それから10年後 再びテレビで放映され当然ながらカラー放送であったがこの時の印象が記憶に残っている人が多いのではないかと思う。さらに2000年代に入って三度目の放映。原作自体は石ノ森さんだがアニメ化されるたびに監督、そして作画担当者、キャラクターデザイン等 かなり変わってきている。時代に合わせてだと思うが60年代の初期の作品をリアルタイムで見てきた自分としては全く別の作品のような気がしてならない。
これはその時々のテーマソングも変わってきてアレンジ等が時代に合った?ものに変わっているようだ。
初代のモノクロの時の主題歌は東京マイスタージンガ―が歌っている。東京マイスタージンガ―といってもピンとこない方が殆どだろうが この009の他 ウルトラセブン、キャプテンウルトラ、ジャイアントロボなど数々のテレビ作品の主題歌を歌っているコーラスグループなのである。

2回目のアニメ放送の主題歌は「誰がために」で成田賢さんが歌っている。懐かしのアニメソングで009の主題歌といえば この成田賢さんの歌っているのが009の元祖と思われている方も少なく無いほど有名である。

3回目のアニメは知らない(^_^;) 小室哲也さんが音楽担当していたらしい アニメ自体も初期の頃と作風もすっかり変わり同様に音楽も様変わりしたようだ。

たまたまユーチューブで初代主題歌を歌っていた東京マイスタージンガ―が2008年頃再結成され009の主題歌を歌っているのを見る事が出来た。
オジサンというよりお爺さんになっていたマイスタージンガーの面々だがこの歳でこれだけの声量で唄えるのは若い頃よほどしっかりしたトレーニングをしていないと出来ないだろうと感じた。もちろんリアルタイムで聴いたあのバランスのとれたコーラスはところどころヨレヨレで音程もぶれてはいたが 圧倒的な歌の迫力はそんじゃそこらの役者だか歌手なのかよく分からない若いアンちゃん達が束になってもかなわないだろう。

アニメといえば子供が対象になる娯楽であったが子供向けのアニメに対して大人が真剣に取り組んでいたのだからとても熱い時代だった。
今はアニメと言っても対象が大人も含めてであるので どことなく商業的に受け狙いの気がしないでもない、そして現実を加味したアニメが多いのでリアルではあるが却って夢や空想が乏しいと感じる。そう全てにおいてクール、冷めている感じさえする。

キタサンにとってサイボーグ009といえばモノクロ時代のアニメで主題歌は東京マイスタージンガ―が歌っているものしか連想しない。
アニメ自体 現在の超リアルなものに比べると全然比べものにならないが当時のアニメ製作にかかわってきたすべての人達の夢と希望が感じられる作りは何年経っても色あせていない。

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by kurama66644 | 2017-04-17 20:29 | Comments(0)

ピアノの音

初めてジャズを聴く方にとってジャズは難解であるイメージはある。別に理解しようと思わないで素直に聴くだけで良いのかと思うがジャズの歴史、演奏形態、インプロビゼーションetc…と何やら難しそうな単語があると敬遠されてしまうかもしれない。

そういう中 楽器で見るとピアノやギターが親しみやすく皆どこかで聞いた事がある楽器であるように思う。
初めてのかたでもジャズのピアノトリオはより親しみやすいフォーマットではあるようだ(実際は奥が深いと思うが…)

今の家に引っ越してきて4年が過ぎたがピアノの音を頻繁に聴くようになった。隣人がピアノの先生で自宅でピアノのレッスンをやっている、もちろんその先生も毎日練習を行っているのでピアノの音はよく聴こえてくる。分譲マンションで壁が賃貸に比べて厚く出来ておりマンションの窓ガラスも2重サッシにされているようだが それでもピアノの音はハッキリ聴こえる。某日本の有名音楽、音響メーカーに在籍されているプロの演奏なので 毎日その音色が聴こえるのは得した気分にもなる(笑)
※演奏時間は節度のある時間帯でされている、通常はキタサン自体も仕事で部屋にはいないので休みの時に聴こえる。

このピアノの音というのは色々なアルバムでもその演奏者の独自の音がする。もちろんピアノの種類にもよって音の違いがありクラッシックの大家の方に聞いたのだがヤマハとスタインウェイ、ベーゼンドルファーなどそれぞれ違いが分かると話しておられた。キタサンはそこまで分からないが弾く人の運指で音色に違いが起きるのは当然なんだろうなぁという事ぐらいは理解できる。
それと生演奏で聴く場合とアルバム(レコードやCDなど)で聴く場合では又 聴こえ方が違ってくる。
たまたま50~60年代のジャズアルバム(アナログ盤)を聴く事が多いのだがピアニストの音色が特徴があり分かりやすいが これが80年代以降のデジタル録音に変わるとその音色がどれも似たような印象を持ってしまう。フレーズ等の癖で奏者の違いなどはかろうじて判別出来たりもするが音色は均一になっている傾向にあるようにも思う。
長年オーディオアンプを作っている方で録音も手掛けている方が似たような感想を述べていたので偶然ではないような気がする。実際演奏されている方の生の音を聴くとそれぞれ音色には特徴があるが… デジタルの便利さ、優位性は至る所で我々は恩恵を受けているが このようなちょっとしたところでマイナスの影響も与えている事は頭の片隅にでも置いておいた方がいいかもしれない。

セロニアス・モンクやデューク・エリントン、ヴァイヴ奏者でもあるエディ・コスタなどピアノが弦楽器である事を忘れるほどパーカッション的な打撃奏法で楽しませてくれる人もいる。 もう亡くなっているので生の音は聴けないがアルバムで聴く限りは他のピアニストと違うのは歴然としている。
ジャズオーディオマニアの部屋で彼らのアルバムを聴くとこれでもかというぐらい強烈に聴こえる(聴こえるように調整している) そのいくつかのオリジナルは聴いた事があるが更に物凄い音が入っている。それを再生して「ものすごい音が入っているから凄いアルバム」というのはオーディオマニアの音へのこだわりなんだろうと思う。そういう音へのこだわりはオーディオマニアに任せておくことにして肝心の音色が余り感じられない事の方が自分にとっては残念である。

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訃報続きで悲しいが今年2月にホレス・パーランが亡くなった。
ホレスは小児麻痺の影響で右手が曲がっている その為か変則的な奏法で演奏している。 来日した彼の演奏は1度だけ聴いた事がある、場所はピット・インだと思ったが今思えば全く不謹慎で鍵盤が見えるすぐそばで演奏していたので その指使い等 そちらの方ばかり見ていた…
人気のアルバム ブルーノートのアス・スリーのようなグイグイ前へ推し進める演奏かと思ったがアルバムで聴く印象とは又違っていた。
どうしてもためを作る奏法によりちょっと遅れ気味なピアノにベースやドラムが合わせてプッシュしているので通常のピアニストと違う運びになるようだ。
アス・スリー自体 ものすごく高額な値で取引されているようだがホレスの作品ではなくバンゲルダーの作品であると思っている。
実際のホレスの音色はキタサンの印象ではグレーの音色で個人的には余り好みではなかった。(好みでは無かったがしっかり握手してもらった(笑))
オリジナル盤信仰もある程度認めているが真実の演奏は又違う所にあるような気がする。

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by kurama66644 | 2017-03-27 19:40 | Comments(0)

タイトル変更

オーディオを始めて約10年が経過した。歳の割には遅咲きのスタートで未だに素人の域を脱していない…。
そしてこのブログも3年を過ぎ 知らない内にアクセス数も10万を超した…拙い文章でオーディオやレコード、ジャズの事を中心に書いてきたがこれ以上オーディオ、レコード(蒐集?)の世界に身を委ねていると財政的にもきつくなってきた(お恥ずかしい話である)。元々音楽は好きでも嫌いでもないがジャズは好きで30年以上聴いてきた。又 以前のスタイルに戻ってジャズに接していきたいと思い、このブログもタイトルを変えることにした。書く内容は大して変わらないかもしれないがオーディオやレコード(蒐集)の世界は傍観する立場でジャズやその他の音楽(歌謡曲など)そして自分が好きなアーティスト、接してきたアーティストなどについて思った事、感じた事を書いていこうと思っている。

新しいタイトルは「サウンド・オブ・ジャズ(音楽の風景)」である。どこかで聞いた事のあるようなタイトルだがジャズ以外の事柄(過去のオフ会その他)も書いていこうと思うがどうなる事やら…。
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ジミー・スミスは最晩年でもステーキを何人前も食らっていた…オクトパスと称されたあのフットペダルを踏む足さばきは物凄かった。計3回ぐらい生演奏は聴いたが その度に握手してもらった(年寄りの力ではない…)その力強さは今も感触に残っている。

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by kurama66644 | 2017-03-22 19:53 | Comments(2)

ブログ3周年と昨年一番聴いたアルバム

このブログを始めてちょうど3年が経つ

このブログタイトルの「部屋の音とレコードの音」とはアナログに回帰し出した頃に始めたので「レコードの音」にしたと思う、そして「部屋の音」はオーディオ装置は部屋で音が決まると言われ続け それならばキタサン部屋の様な狭い日常生活の場である部屋はオーディオ再生には不向きなのか?と疑問に思い皮肉を込めてつけてみた。

越してきて4年が過ぎると部屋にも愛着が湧く、以前オフ会で色々なオーディオの音、部屋の音を聴いた後 自宅に帰ってガッカリする事が多かったが 今は自宅の音を聴くとホッとする。オーディオ愛好家?がまず しないような対向法と変則的な視聴位置だがこの部屋ではベストだと思っている。専用部屋やある程度の広いリビングなら多少の自由はきくだろうが世の中 自由がきかない事の方が多い 制約のある中ベストを探すだけである。

アナログに回帰した時はCDは殆ど無かったが 今度はCDに復帰したので「部屋の音とレコードの音とCDの音」にした方がいいのか?しかしちょっとくどすぎる。今は半々ぐらいかなぁ聴くのは そしてレコードはどんどん減っている…レコードを減らして心の中がすっきりしている。選択するものが頭の中で把握できると意外と軽快でよい事に気づいた。冗談抜きで100枚位のレコードと同じく100枚位のCDがあれば十分と本気で考えている、3日に1回は聴くCDがある それを半年ぐらい聴き続けているが全く飽きはしない…そういうCDやレコードは各人探せば見つかると思う。そんな省エネスタイルは音楽業界、特にソフト関連の販売業者から嫌われるだろうなぁ~

来月はこちら(東京)にオーディオ大好きな熱血漢が遊びに来られる。タイトなスケジュールなのでキタサン宅には来れないが仲間と飲み会をやる予定。
自分自身オーディオの事は疎いが彼の話を聞くとその情熱は伝わる、なんでもそうだが情熱をかけている時が一番楽しく充実しているのかもしれない。

思い出すとオーディオを始めた時はセッティングなど気になりだすと真夜中でもやっていた、視聴会なども頻繁に参加、毎週のように秋葉原に行っていたっけ。
アナログに回帰した時も夢中になり音源(オリジナル)の事を調べていた。いずれもが情熱を持って行っていたので楽しかったのだろう。
ここのところオーディオもアナログも その情熱はだいぶ失せて来たのは確かだ。皮肉な事にこの部屋でベストと思われる配置、セッティングをした結果の「部屋の音」を聴いてから情熱は下降気味である。自分の愛着が湧いてきたその部屋の音は これまで蓄積した自分自身理想としたオーディオの音と真逆な音である事が分かったからだと思う。ガッカリしたわけではない自分の情熱を向けるものが何となく分かってきて安心したのである 。


もう2月も下旬になろうとしているのに昨年一番聴いたレコードを紹介するのもなんだが…
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マイルスの有名なアルバム「いつか王子さまが」タイトルはキッズ・レコードと間違えられそうだがマイルスのオリジナルも3曲ほど入っている。そのどれもがいわくつきの曲である。ステレオもモノラルも音色はさほど違いは無いが再発盤になると周りの情景がスッキリしすぎて面白みが無くなる。とかくモブレーとコルトレーンの対比に焦点が当たるが演奏スタイルの違いもあるので優劣を言ってもしょうがない気もする。

何の変哲もない普通の「部屋の音とレコードの音」だが長年聴き続けたジャズの本質が聴こえるような気がした。


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by kurama66644 | 2017-02-19 09:37 | Comments(2)

心地良い玉ねぎ

パソコンを立ち上げ このブログを開くと何故かデザイン(レイアウト)が変わっていた(^_^;)

何もいじっていないのに…運営側でそうしたのか? もう面倒くさいからこのままでいいや。

何となくスッキリしたが文字が少し小さい?老眼のキタサンには辛い(笑) 暫くはこのまま 様子見、又変えるかもしれないけど。


部屋のSPを横配置にし 対向法なる妙なセッティングをした結果 音も変わり何だか不思議な感覚でいる。
前にブログで書いた事と重複するかもしれないが音の流れが変わったのだと思う。あくまでも感覚的な話であるが直線的に部屋の中を反射していたのが まるで音が対流するかのように部屋の中を行き渡る、まさにそのような感じなのである。 しいて言うならば無指向性のスピーカーで聴いているかのような雰囲気。
ちょうど所有している波動スピーカーで聴く感じ。ただし波動スピーカーは浮遊感が大きく音の実在感が余り無い、それでも気持ち良い雰囲気が味わえる。

今回のセッティングで変わったのはまさに心地よい雰囲気と低域が強化され弾むような低音も加味されたので気持ちが良い。
ずーっと聴いていたくなる心地よさ。音量を上げても音が留まらず逃げて上手く拡散するのでうるさくならない。

年頭にQUADそしてMinimaと機器を変え そうして年末は仕上げ?のセッティングを変えた。

結果的に音に立ち向かわないで聴くスタイルになった。気持ちがリフレッシュされるようである。
リフレッシュついでに冬場で乾燥した部屋に「玉ねぎ」登場!
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色々なアロマをたらし部屋の香りも芳しい。

ジャズを聴くのに何気取ってんだ!と思われるジャズファンもおられると思うが 却ってこの方が音楽の機微、怒り、悲しみ、悲哀、楽しさ、うれしさ…色々な感情を包み込みしっかり聴く事ができると感じている今日この頃である。


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by kurama66644 | 2016-12-07 09:15 | Comments(0)

レコードの日

先日11月3日は「レコードの日」だったそうだ。もちろん文化の日で祭日でもある、昨今は商魂たくましく?何でも記念日にして商売につなげるようだ。

文化の日にちなんで他にも記念日として掲げられているのが文具の日でありマンガの日というのもあるようだ(笑) 更にはごろ合わせでミカンの日、(いい(11)み(3)かん…)、サンドウィチの日なんてのもある(いい11)サン3)ド) もう何がなんだか分からない。

話はレコードの日に戻してCDショップやレコードショップでは記念日に合わせて様々なイベント、セールを行っていた。ユニオン、タワーレコード、HMVなどアナログレコードが値引き、代官山では国内唯一のアナログプレスメーカーが主催するイベントなど行われていた。

代官山の方に行こうと思っていたが晴天の折 なじみのお茶の水、神保町、水道橋の界隈をブラブラ散策する予定に切り替えた。
ユニオンは珍しくアナログコーナーは人は少な目で祝日は結構込み合っているのにゆっくり見る事が出来た。
もっとも手持ちのお金が少ないので(-_-;) 壁にかかっている盤は眺めるだけ(笑) 壁にかかっている割には手ごろな金額表示のものもあり食指が動いたが それでも今の自分にとっては高価であきらめる…。 エサ箱を眺めているとふと見た事が無いジャケットを発見。
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グラント・グリーンの「グリーン・ブルース」?
70年代のレーベル ミューズは音が良いので何枚か持っている。決め手はメンバーである デイブ・ベイリーにビル・ガードナー、フランク・ヘイズ、ベン・タッカー これで悪いはずはない。盤質もAでジャケットもシュリンク付き おーっ 中々良さそう(笑)、他にも2枚ほど調子にのって買ってしまったが合わせても壁にかかっている1枚には全く及ばない金額…それでも本人が満足しているのだからいいのである。(他の2枚は機会があれば紹介するつもり)

頻繁にレコードを買わなくなったからたまにこうして買うとやはり気分が良いものだ。御茶ノ水から神保町そして白山通りを歩き水道橋に向かったが あの有名なトニーレコードが閉まっている。シャッターに何やら張り紙が…どうやら移転したらしい 近くといえば近くなのだがビルの2階に移転という事でやはり地代(家賃)の高騰で移転せざる負えなかったのか?アナログブームと言えども愛好家の絶対数が少ないので商売としては難しいのかもしれない。
大手販売店だとこのレコードの日にかこつけて色々な販売戦略を考え催し事をしたりするが地道に商売を行う トニーさんのような所はそんなかったるい事できるか!と考えているかもしれない。ただ単に聴くリスナーはアナログやCD、配信と選択肢が増えて喜んでいるが商売として関わる方々は大変な思いをしているのだろうなぁと考えてしまった。

帰宅して例のグラント・グリーンのレコードをターンテーブルに乗せ視聴。
「う~んっ?」「どこかで聴いた事があるな?」裏ジャケットを良く見るとレコーディングが1961年、ミューズレコードは72年に出来たはず…
更にA面、B面の曲名をよく見ると 確かに聞き覚えのある曲名が… そう これはディブ・ベイリーの「リーチング・アウト」ではないか!!
曲順がシャッフルされており しかもジャケットが全然違うし レーベルも… メンバーのビル・ガードナーやフランク・ヘイズが入っている辺りで気づくはずだがウカツであった。

やられてしまいました(笑) リーチング・アウトはCDでは所有していたがアナログでは持っていなかったのでまぁいいのだが…
ジャケットはリーチング・アウトの方が断然良い(笑) ちょっと トホホな気分(^_^;)

ミューズは5001番から5500番台半ばまで製作されていたようだが飛び番があったり再発もあったりで実際は四百数十タイトル程度しか作られていなかったとの事
再発盤と新規録音の区別はレコード番号では分からないようなので注意が必要!と大阪のジャズ喫茶マスターが話していた。

レコードの日の制定日は1957年と結構古くからある。文具の日は1987年から「文化を生み出す役割を持っている」ところから作ったようだ。
マンガの日は2002年 漫画協会と出版社数社で制定 「漫画を文化として認知してもらう」という普及活動から作ったようである。ちなみに手塚治虫さんの誕生日でもあるそうだ。

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by kurama66644 | 2016-11-06 08:52 | Comments(2)

エボニー・アンド・アイボリー

「エボニー・アンド・アイボリー」は80年代初頭 スティービー…ワンダーとポール・マッカートニーが歌った曲だがピアノの黒鍵と白鍵を黒人と白人に例え人種融和を訴えるメッセージソングととしてヒットした。 当時キタサンも小林克也のベストヒットUSAのビデオクリップを見て(聴いて)よく覚えている。

80年代でさえこのような人種問題に対する啓発的な事をしていたとなるとそれより以前の50年代、60年代なんて当時のアメリカはどうなっていたのかは想像に難くない。
実際有名なジャズメンが沢山60年代に渡欧したのはジャズの音楽シーンがハードバップからフリーに移行するのを嫌がった事も原因であるが露骨な人種差別に嫌気がさし まだ肌の色での差別が緩い?欧州の方が住みやすくジャズを受け入れてくれる場でもあったからだと思う。

ここに1枚のアルバムがある。
CAPITOLのジョージ・シアリング クインテットにナンシー・ウィルソンのボーカルが参加したアルバムである。
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作品は60年代初頭ナンシー・ウイルソンの確かデビュー3作目あたりであろう。イギリス出身の盲目のピアニスト ジョージ・シアリングの端正なバックの中 若いウィルソンが溌剌として歌っている。今やジャズ界のみならずポップスも含めた歌謡界の大御所でもあるウィルソンだが この頃は見た目も含めてまだまだ初々しい。
洒落たシアリングのピアノにウィルソンの弾ける様なキレのある歌声 中々のものである。amazonのCD批評でもジャケットもおしゃれで内容もgood!なんてコメントもされているようである。 

ところで皆さんはこのジャケットを見て何か感ずるところがあるだろうか?

確かにナンシー・ウィルソンは可愛い(笑) 椅子に座りお互いに相手のアルバムを持っている。

ナンシー・ウィルソンはジョージ・シアリングのアルバムをひざ上に掲げている、それに対してジョージ・シアリングはナンシー・ウィルソンのアルバムを床に置いている。 アルバムの上下の位置  どちらが上か下か 単なる構図の関係でそうなっただけなのか 奏者側には関係ないことかもしれないが製作する側で意図的に施した感じがしないでもない 何となく嫌な感じがしてしまう。

60年代以降公民権運動をバックに人種問題を提起するアルバムは多数だされた。ナット・ヘントフを責任者とする「Candid」は主に黒人側からの意思表示を明確に出したレーベルでもありベースのチャーリー・ミンガスなどの幾つかのアルバムは もろに白人を批判している。

製作する側は圧倒的に白人が多い、主張する黒人側の意見をメッセージとして音楽に表現する事を善しとしない白人たちの気持ちが先のCAPITOLのアルバムジャケットのように密かに反映されたのではないかと暗に思う。

楽しみや喜びを得、安らぐために音楽は有ると思うが その根底にはそれと相反した怒り、悲しみ、悔しさなどの様々な感情も同時にある。
その両方の機微を受け入れたものが音楽であると思う。
単純に高音がどうこう低音がどうだという音の振幅だけで捉えるのもありかもしれないが  個人的には その機微が分かるようなオーディオにしたいと思っている。

口で言うのは簡単だが現実としてその目標?は抽象すぎて自分でもよく分からない(笑)

※単なる独り言です


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by kurama66644 | 2016-10-29 18:44 | Comments(2)

買い取り

レコードの枚数が増えないよう定期的にアルバムの見直しをしている。

自分の所有の目安は500枚。それでも本当によく聴くのはその1/10ぐらいだ。その中でもオリジナルは全体の2/3位になった。最初の内は盤質など余り気にしないでオリジナルと言う言葉にときめき(笑) 安ければ買っていたがジャケットも含めて傷んでいるものは実際音楽を聴くのに残念な気分になる時がある、そういう意味でも整理し良いものは残し、愛着が無くなったものは手放すようにしている。 もちろんスペース的な事も関係している 広い倉庫?のような場所があれば ひょっとするとその範囲内で集め続けていたかもしれないが…。
前にも書いたと思うがレコードを集める前はCDを数千枚所有していた。天井まで続く2重書棚を作り そこに保管していたが大半は買って1回聴いただけでその後は棚の肥やしに成り下がり 当時は棚に飾られているCDを見て 単に悦に浸っていただけのような気がする。

アルバムを手放す時はオークションの方が高く買い取ってくれる場合があると オークション常連のKさんは話してくれたが高くてもその後クレームが来る場合もあり 色々面倒な事に関わりたくないので専門店に買い取りをお願いするようにしている。

レコードは枚数が20枚を超える場合 宅配便で送りつけでお願いするが それ以下だと直接 店頭に持込み査定をしてもらう。

自分はユニオンに持ち込む場合が多い、曜日や時間帯にもよるが10枚以下だと30分ぐらいで査定してくれる場合が殆どであった(買い取り依頼が重なったりする場合は2~3時間ぐらいの時もあった)

先日新宿のHMVにレコードショップがオープンして行ったのだが レジに買い取りカウンターがあり持ち込んでいる人を見かけた。
その後 どれぐらいの査定額になるか試しに7枚ほどオリジナルで聴かなくなった盤を持ち込み査定をお願いした。日曜日のちょうどお昼の時間である 受付の店員さんが「今日中に査定を希望しますか?」と聞いてきた。7枚程度だから直ぐできるのかと思っていたが どうやら査定が込み合っているということだ。
ユニオンの30分~2時間程度の感覚でいたのでどうしようか考えていたら 夜の7時ぐらいまで待っていただければ大丈夫かと思いますと話してきた。

いくら都内とはいえ散歩がてらに再び来れる距離でもないし たまたまお金も大して持ってこなかったので とりあえず査定はお願いして「後日又伺います」と控えの紙を貰ってそのまま帰宅した。

ところでこの買取の価格ってどうやって決めるのだろうか? 古本屋をやっている先輩がいるが結構な知識と経験が必要なようだ。今はインターネットで色々な情報が手に入るが買い取ったモノの情勢が今後どうなるかなんて誰にも分からない。希少盤でCD化されていなかったものがCD化されて価格が暴落するとか無名だったアーティストが突然有名になって初期作品がプレミアムが付くとか様々なケースで価格が変わってしまう。 もちろん個人なり会社単位での買い取りも商売の一つだから 儲けも考えなくてはいけない。安すぎても店の評判を落とすだろうし 高すぎては損をしかねない、その按配は難しいように思う。
一般的には需要と供給の関係で決まるような気がするが そうなると市場の様子をよく観察する必要がある。うーんやはり大変なんだろうなぁと思いつつ その後日 査定金額を確認しに再び訪れた。

査定の明細を見たが それなりの値段になるなと思っていた盤が予想より遥かに低く、大した金額は付かないと思っていたものが予想より高かったりで イマイチ査定の基準?がよく分からない… 確か買い取りアップのキャンペーンを行っていた時期だと思うがそれも適用されていない、あくまでも私感だが買い取りに関してはユニオンの方が良心的な感じがした。

帰りにジャズコーナーをブラブラ見て3枚ほど記念に?買ってきた。一応検盤もしたが全体的に盤質は良くないようだ。有名盤のオリジナルも色々飾って それなりの価格提示がされていたが殆ど盤質はBクラス。それでいて価格は?という感じである。これならばHal,sさんやユニオンのほうが納得がいくような気もする。

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購入した3枚の内の1枚。新生ブルーノート、76年録音のバーバラ・キャロルのアルバム。
一度聴いてみたかったが中々見つからず たまたま新入荷のエサ箱の中に入っていたので購入。ジャケットも少し汚れている、盤質もBであるがバーバラの余りジャズを感じさせないジャズ?が結構好きなので良かったと思っている。(昔のブルーノートとは全く音質、質感など違っているが…)ただジャケットの外ビニールもつけないでそのまま渡されたのにはびっくりした。


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by kurama66644 | 2016-10-26 15:04 | Comments(3)

ジャズを読む

よく拝見させていただくTさんのブログで「ジャズ本」について記載されていた。

ジャズに関する書籍は沢山出ているが昔はよく購入し読んでいた。雑誌もスイング・ジャーナルを毎月買っていたがインターネットの影響で雑誌の売り上げが低迷してきた事もあり いつの間にか無くなってしまった。(休刊?)

吉祥寺の某喫茶店のマスターの書籍なども面白く(偏向記事が多いが(笑))買っていたが徐々に買う事が少なくなっていった。ある程度頭の中にジャズの知識的な事が入って それらの雑誌も含めた書籍は殆ど捨ててしまった。先ほどインターネットの影響と書いたがいまや知識的な事はネットで検索できる世の中になってしまった。

研究者でもない限り本当はジャズの知識なんてそれほど必要なく 実際聴いて楽しく感じればそれでいいのだと思う。
名盤と称されるジャズを何度も聴いて それが分からない、面白いと感じなかったら それはあなたにとっての名盤ではないのかもしれない。
でもそれでいいと思う。評論家が言っている名盤はその評論家にとっての名盤で、あなたにとっての名盤を探せばよいだけなのである。

先ほどジャズの書籍は殆ど捨ててしまったと書いたが 一冊だけ本棚の片隅に大事にとってある本がある。
「ベスト・レコードコレクション ジャズ 」 86年に発売された文庫本である。ジャズ評論家である油井正一さんが書いたものだ。

この本を買ってもう30年も経つがジャズを聴き初めの頃 何を聴いていいのか分からなかった中 こちらの本にはお世話になった。
内容は油井さんが独断と偏見で?選んだアルバムのジャケット写真入り 曲目紹介と聴きどころ、感想等が書かれている。
600枚弱のアルバムがスイング時代から70年代にかけて年代順に紹介されている。初めて知ったアーティスト、アルバムも沢山あり それを購入して鉛筆で印を付けていた。オーディオ機器が無かったのでレコードではなくカセットやCDであったので 当然オリジナルではない。その当時はオリジナルかそうでないかなんて事は全く興味がなかった。


有名盤 ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」 ベースがダグ・ワトキンス、 他の作品でダグ・ワトキンスは参加していないのか? 又探す おーっ フュエゴや4.5&6、カフェボヘミアでも演奏しているぞ! ジャッキー・マクリーンってひしゃげた音色をしているなぁ~ ドナルド・バードって 同じバードでもチャーリー・パーカーと違うのか?(←当たり前だろう(笑))ひとりの奏者、ないしはアルバムから次から次と興味が起こり 色々なアルバムを視聴するようになった。もはや自宅のミニコンポでの鑑賞には限界がある(音質とか迫力とかそういう事ではなくCD化されていないなど…でもオーディオには興味がなかった) もっと聴きたい! ジャズ喫茶やライブ(まだ外国の有名アーティストがよく来日していた 当然存命中だったので)に行って実際の演奏を聴いた。 そうして知らず知らずの内にジャズが体に馴染んできた? そして好きにもなった。この油井さんの本からスタートしたわけである。

油井さん自体はオーディオマニアという感じではなく オリジナルやオーディオの音質についてそれほどのこだわりはないように感じた。

レコードやCDは好きな時に好きなだけ楽しめる事ができる。コンサートで聴く音はPAを通した音が意外と多く音もよくない そういう欠点を補ってくれると言っている。
ジャズは個性の音楽でもあるから好き嫌いがハッキリしている。人が奨めても自分にとっては嫌いなレコードがあると思う。それはいくら名盤だからといっても買う必要はない。

評論内容は比較的中庸だが本質をついた言論が多い。この本(文庫版)はジャズに対して理解してくれる人よりも これからジャズやポピュラー音楽に関心を持とうとしている若い層を対象として書かれたようである。当時自分も若い世代(笑)だったが この文庫サイズに紹介されている600近くのアルバムのそれぞれ小さなジャケット写真と油井さんのワンポイント解説。食い入るように眺めていた。そうして今 徐々にではあるがそれらの実物のレコードが手元にある。30cm四方の実物のジャケット、針を落とすと音楽が聴こえてくるレコード それを奏でる装置も小さく余り高価な物ではないが部屋にはある。 

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ラジカセやミニコンポで聴いていたので音質なんて眼中になく その紹介されたアーティストの作品を聴く事に全精力を使っていたような気がする。
ボロボロになりいたるところページも抜け落ちてきたがキタサンのジャズの道標になった本である。



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by kurama66644 | 2016-10-15 08:36 | Comments(4)

ジャズは好きです!


by キタサン
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