2017年 12月 16日 ( 1 )

箱庭オーディオ

とかくスケールの大きいオーディオを望む方は多い お金と時間があればそれも可能である あとは価値観の問題もある 小さいより大きい方がいい場合もあるしその逆もある。 音楽家であった山本直純氏はCMで「大きいことはいい事だ」と叫んだ 時代を反映して大きいことに価値はありそれを皆望んで経済も拡大していった それから何十年経ったのだろう 物がコンパクトになり経済も縮小してきた オーディオ機器も技術開発が進み小さくなる一方だ もちろん住環境の問題もあり そうせざるおえなかった節もある。

小さな環境でスケールの大きい音(音楽)を目指す人も多い オーディオマニアはたいていそうであると思う。これも一種のコストパフォーマンス、効率化といえるのか?
シンフォニーを実物大で再現したく演奏会場並みの部屋(会場?)を作り上げた剛の者もいる 昔の音楽を聴きたく当時の機材を揃えたつわものもいる。 それを実行する為には強い意志がいる ほとばしる情熱がいる お金の問題もあるがそれ以上に「思い」が必要である。

前置きはこれぐらいで…今月キタサンのオーディオの師匠が来られたときMinimaとQUADそしてDualのプレーヤーから鳴る音を聴いて「スピーカーの間の空間で音が鳴って完結されている」と ひと言… 部屋中に鳴り響くとか 壁が存在しないかのごとく音が広がるとか いわゆるオーディオマニアが喜ぶような言葉ではなく 狭くこじんまりとした「箱庭的オーディオ」と言う意味であると思う。

師匠の言葉を聞いてキタサンは内心「やった!」と思った。これこそキタサンの求めるオーディオ スケールを求めるなら先に書いた演奏会場並みの実物大にしないとスケールが大きいといえない。スピーカーの間にある世界、それぞれの現実の空間に存在する音楽の世界 そういう再生こそが理想であると思っていた。

昔からひっそり聴くのが好きであった 今でもラジカセやミニコンポで十分であると思っている QUADやMinimaは質素だが品格がある 大きさはミニコンポとたいして変わらないが味わいはそれとは一線を画く そういう意味でオーディオを知った事により出会えた製品なのでオーディオに関わって良かったと思っている。
しかしながら価格だけが高くなった製品が幅をきかせている現在のオーディオ業界にはちょっとうんざりしている。ビンテージに熱を上げた時期もあるがこちらも価格だけが先走って 当時普及帯価格であったトーレンスTD-124など今では名機とされているものの一般庶民が手軽に扱えないものになってしまっている。

炭鉱の街に生まれ育った子供の頃 炭鉱の長屋のような家に住んでいた 映画 幸せの黄色いハンカチに出てくる家を想像してもらえばよいと思う 長屋の家には庭がありそこに花が沢山植えられていた スペース的には5m四方ぐらいだったであろうか?小さな箱庭の中に季節ごと色々な花があり見ていて楽しかった記憶がある。
箱庭の中をよく観察すると花だけではなく昆虫なども含めた自然界の生態系がみられる 土の中にも色々な生き物がいる ちょっとした小世界である。

今の自分のシステムには子供の頃 家の前にあった箱庭の楽しさがある。過度な干渉ではなく自然に任せたほどよい手入れ それが箱庭から見える自然な美しさにつながっていると思う。

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東西のスターが集まったリバティの名盤 モーガンもケリーもいつもに比べ抑え気味?なのか…リーダーはチャーリー・パーシップ。俺のドラムの中では暴走を許さない!なんて感じで録音されたのかな~

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by kurama66644 | 2017-12-16 12:14 | オーディオ | Comments(4)

ジャズは好きです!


by キタサン
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