2017年 07月 14日 ( 1 )

ベースの音

ベースをリーダーするアルバムは全体数から見ると少ないがそれなりにある。リズム楽器として定着していたのでジャズの場合 リーダーが一応ベース奏者であるがホーンセクションをフューチャーしながらも比較的普通のアルバムよりベースの出番が多いという感じで控えめな構成になっていると思う。

ジャズオーディオ愛好家はベースやドラムの音に惹かれる人が多い 録音もそういう音を強調してマスターリング、編集等行っている場合が多い。
その為 スピーカーなどもベースの音がよりハッキリ出る方が快感でそのような調整をしているオーディオマニアも沢山いる。
ただし実際のステージなどではベースの音はPAを通さないと聞こえにくい、狭いこじんまりとした会場ならばまだしも広いホールなどでは生のベース音は観客席には聞こえずらい ステージ上でもベースの生のパッキングは近くにいる人でないと分かり難いと思う。

そういう事で生のベースに近い音で聴く事はあたかも自分が演奏者(共演者)になった気分にもなれる(笑)
ただし自分が演る方ではなく第三者として音楽を聴く上ではベースの過度の音は邪魔になってしまうと感じている。ジャズ喫茶は好きで昔よく行っていたが大口径からの鈍い大きなベースの音は個人的には馴染めなかった。それはその時代並行してライブ等にも通っていた影響もあると思う 生演奏が良い悪い、好き嫌いは別としてオーディオと決定的に違うのは「人」を感じられるかどうかだと思っている。オーディオは別の意味でレコードやCDなどの制作者やオーディオ機器を開発した人の意気込みや情念を感じる事ができるが生演奏にある目の前の演奏者から発せられる熱のようなもの そしてその演奏の瞬間は感じる事は出来ない。(収録されたその時からレコードやCDなどは過去の記録になってしまう)

感じられないと書いたがあくまでもキタサン個人の感覚であるから中には感じられる人もいるかもしれないので ご勘弁を。

最近 気に入ってよく聴くアルバムがある。
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こちらはベース奏者兼録音技師でもあるピーター・インドのアルバム。WAVE盤で再発ものである。
レニー・トリスターノの門下生でもあり滋味深い味わいのするベース奏者である。シーラ―・ジョーダンの歌が入るがところどころでボンボン鳴るベースがご愛嬌。
正直言うと中身は期待しておらずジャケ買いだったがいつの間のかお気に入りの1枚になっていた。


ベースの巨人 チャールス・ミンガスのアルバムは何枚も出されているが意外とこのユナイテッドアーティストの「ジャズポートレイト」は話題にもならない。
お決まりのリチャード・ワイアンズのピアノにミンガスグループの大番頭 ダニー・リッチモンドのドラム 客人はブッカー・アービンにジョン・ハンディという見た目はヤ〇ザ顔負けの面々で知性は感じられないが不思議と品格は感じられる好アルバムだと思っている。
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最後に真正ジャズ愛好家からは余り見向きもされない いまやクラッシックの巨匠とされるアンドレ・プレビンのこちらのアルバム
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フレッド・アステアをトリュビュートしたトリオアルバム。ベースは白人ベーシストの巨匠 レッド・ミッチェル。控えめどころか相変わらずブンブンベースが冴えている それでいて邪魔にならないのが不思議 心地よいベースの見本のような人。

本来 生ベースの音はそんなにハッキリ聴こえはしないのに何故かオーディオではベースの音の強弱でシステムの善し悪しを判断する人が多い。
音ありきのオーディオシステムも面白いがここ1~2年は別の角度からオーディオに興味を持ちだしている。



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by kurama66644 | 2017-07-14 12:46 | ジャズ | Comments(2)

ジャズは好きです!


by キタサン
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