2017年 03月 06日 ( 1 )

安心・安定の日本製品

周りの評判やブランドで判断し購入しがちなオーディオ製品、アナログブームは一時的に?訪れている感もあるがオーディオブームの再熱はもうないような気もする。高級オーディオは需要がそれなりにあるようだが一部の熱心なマニアだけの需要であると思う。音楽の先進国である英国を含めたヨーロッパ製品 いわゆる舶来物は国内製品より種類の多さもあり人気が高い。長い歴史からくる信頼感とブランドの威光、音楽そのものを楽しく伝える術は国産のものと比べると一日の長がある。

オーディオ製品は工業製品でもあるので ある程度の耐久性も必要でメンテナンス体制もしっかりしていた方が買う側も安心する。
最近は国内外問わず自国で全て製品化するのは稀なので日本製あるいはヨーロッパ製であっても生産はベトナムや中国というのも多い。価格を考えると仕方がない面もあるのだが こういう趣味の製品は何処製のものと言えば首尾一貫してその国で作ってもらった方が好ましいと考えるのは私だけであろうか…

現在のキタサンのオーディオ機器を改めて見ると意外と?国産のものが増えたようだ…プリアンプはラックスマン、フォノイコライザーも同様、プレーヤーはケンウッド、CDプレーヤーはDENON、と入口付近のものは国産で固まっている。スピーカーはソナス(イタリア)、パワーアンプはイギリスだが もしパワーアンプも愛用していたオーディオデザイン(国産)のものに変えるとスピーカー以外日本製のものになる。プレーヤーはトーレンスも使っているが実は安定感からするとケンウッドのプレーヤーに一番の信頼感を持っている。
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このケンウッドのKP-990は新宿で中古として購入したもので特段買うつもりはなかったのだがオーディオ仲間で飲み友達のHさんがこのプレーヤーは安くて良い製品だと話してくれた事を思いだし衝動買いした製品である。今でこそベルトドライブが主流になっているターンテーブルだが国内ではダイレクトドライブが台頭し確か1985か86年ぐらいに発売された製品であると思う。入門機にもかかわらず時のオーディオ評論家の長岡さんもアナログ再生を真面目に追及するには最低限このプレーヤーの性能がないと始まらないと推奨していた記事を思い出す。それだけ入門機とはいえオーディオを長くやっている方にも満足いく造りであったようにも思ってしまう。 実際キタサンもアナログに回帰した4年前にヤマハやパイオニアのプレーヤーを浮気心で購入したが結局はこのKP-990だけが残った。結構粗い使い方をしてカートリッジを色々変えるのに試す実験機のような位置づけだったが どんな場面でもシッカリと鳴ってくれ今やなくてはならない存在となってしまった。

構造的には古いトーレンスやDualのプレーヤーと真逆の作りで音の性格も違っているが その辺は最後の出口 ソナスのMinimaで上手く音色を調整してくれているような気もする。トーレンスをステレオ、ケンウッドをモノラル、場合によっては逆にして再生しても どちらも楽しんで聴ける。

響きの科学の著者ジョン・パウエルさんは ホームオーデイオの価格に関していくつかコメントしている$1000あたりまでは価格に比例して音質も上がるが$1000から$3000までは音響の質の差の判断は分かり難く、それを超えると値段と音質の関連性は全く無くなると述べている。この方はミュージシャンでありながら物理学の博士であり作曲と音響学の大家でもある方だ。まぁ大家であるからといっても個人個人の感性の違いもあり全て鵜呑みにするわけにはいかないが価格の高い物もそうでない物も制作者の真摯な思いが反映されていれば それを使う人も何となく分かるし意気に感じる所もあるのだと思う。

そういう意味ではオーディオ熱、競争が盛んだった かの時代 日本製のオーディオ機器は音質はともかく意気込みが感じられた良いオーディオ製品が多かったのだろうと想像する。その中のひとつでもあるケンウッドのKP-990は当時価格で69,800円ながら安心安定の日本製アナログプレーヤーだったといえる。
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by kurama66644 | 2017-03-06 09:18 | オーディオ | Comments(2)

ジャズは好きです!


by キタサン
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