自分の目指すサウンド?

「自分の目指すサウンド」…とオーディオや音楽の記事、コメントによく書かれている。今まで何気にしか見ていなかったがそういえば自分の目指すサウンドなんてものがあるのかなぁとフッと考えてみた。 そうすると特に思いつくこともない…まぁいい加減で実に不真面目なのかもしれないがどうなのだろう?

一般的には生演奏の雰囲気とかホール感を出すとかスタジオ録音が再現されるとか具体的に自身が聴いた?感覚を再現してみたいという事や あるいは感動したい、心が揺さぶられる音が聴きたい、人の声がリアルに聴こえるようなというどちらかというと刺激を求めるものが表現できればという事なのだと思う。

当たり前かもしれないが1時間前の私と1時間後の私では違う人間である。どこかの細胞が死んで違う細胞が生まれる からだひとつとっても 変化して同じではない。
体のひとつである脳も同じく変化している 寝ている時と起きてからでは別人になっている事に不思議さはない。いつまでも同じであるというのは勝手に想像しているだけで1秒1秒変化している。これは人間だけではなく他の動物も外の自然も同じ事がいえる。

人自体が自然のひとつで刻変化しているのに音が変わったと機械や部屋のせいにしてあれやこれや弄くり自分の理想にしようと考える方が(コントロールするほうが)無理があるようにも思えてしまう。
そう思うと良い音、悪い音、理想の音という枠組みも余り意味が無い気がしないでもない。それでもその意味の無い事にあれこれ悩んでしまうのが人間の性(さが)のようである。

コントロールできるのは人工物だけで自然は出来ない。いくら機器を調整しても部屋を作って「自分の理想のサウンド」とやらを構築したとしても肝心の人(自然)が日々変化しているのだから理想のサウンドも変化してしまう。それならばそれを素直に受け止めるしかないと思う あとは好き嫌いぐらいしかない。


機械にこだわるのもアクセサリーにこだわるのも部屋にこだわるのも人としての性(さが)が成しえる事で仕方がないこと それは別名 個性という名で呼ばれている。

自分は各人の個性に立ち入る事はしないし出来ない。他人のお宅に訪問しても弄る事はしない 弄るのは自分の個性になってしまう それは相手に対して失礼だと思う。
仮に相手からお願いされて弄る場合 これは自分の個性であると注釈してからのほうが良い そうでないと相手の個性を消してしまう。

結局オーディオとは自然(人)と加工物(機器等)の組み合わせ 目指すサウンドは人と言う自然が絡むので日々変化してそこから逃げていく。機器や部屋その他でコントロールできたとしても自然がそうさせない。あるがままのものを素直に聴くだけである。

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キタサンの好きなジョー・ニューマンのアルバム。これは再発盤だが柔和でありながら時に激しさもある演奏をしてくれる好アルバムである。




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Commented by hidyh3 at 2017-11-08 06:56
こんにちは。

機器や周囲の環境、さらにはみずからの身体・精神状態までもが刻々と変化している、というのはとても深い洞察ですね。

逆にいうと、そうしたさまざまな変化のなかで、今もなお私たちに刺激を与えつづけてくれる曲や演奏というのはもの凄いものなのですね。

Commented by kurama66644 at 2017-11-08 21:16
> hidyh3さん こんばんは。

変化しているのは自分ということに中々気づきにくいと思います。
そう人は変わらないと思っている人が殆どだと思います。

音楽自体は変わっていない 自分自身の捉えかた、気持ちが変わっているだけであとは素直に受け止めるしかないですね。

変ねコメント返しですいません…。
Commented by バジィー at 2017-11-09 19:54 x
ほとんど持っていないenjaレーベルを聴いてみた。トミフラのジャイアント・ステップス。何だかドラムスがドタドタドスドスとうるさい、ジャズ喫茶で聴き気に入って買った一枚だったはず、自分の好みも大分変わった。
元々、マイルスやコルトレーンはほとんど聴かない、王道嫌いで一応持って於こう買っただけである。ヴァーブのゲッツも聴かなかったが、久しぶりに聴くと好かった。
ジャズ喫茶のポータルサイトみたいなのが有るが、仲良し倶楽部みたいな雰囲気。昔は店同士お互いライバル意識に近いモノがあったような、耳で聴く研ぎ澄まされた真剣勝負の場?カレーや飯を喰いながらジャズを聴く・・・それ、違うだろう。(まぁ、コーヒーだけじゃ儲からないわ)
Commented by kurama66644 at 2017-11-10 20:34
> バジィーさん こんばんは。

enjaレーベルは購入するもすぐ売ってしまうという私にとっては不思議なレーベルです(汗)
その原因を考えると 粘り気が少ないので飽きてしまうのではと思っています。これはあくまでも好みなので他の人はこのレーベルを好んで聴かれる方もいるかもしれませんが…

何でもお気楽にライトにという風潮ですが「熱」を感じるものがないと何でも駄目なような気がします。私もマイルスやコルトレーンはそれほど聴きませんが それでも彼らには熱いものを感じる演奏をしている作品は多々あり それらは結構好きだったりします。
by kurama66644 | 2017-11-05 10:33 | オーディオ | Comments(4)

ジャズは好きです!


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