ふくよかに鳴らすプレーヤー

QUADアンプ+Dualプレーヤー+ソナスMinimaというシンプルシステムですっかり落ち着いてしまったキタサンだが そうなると他の機器は使わずじまい=必要のないものは処分という自ら課した方式を実践してしまう… それでもいいかなぁ~と思いつつラックスマンやトーレンスはどうするの?と後ろ髪引かれる気持ちもある。

そういう事で久しぶりにトーレンスTD124MK2を稼動してみることにした。実はDualプレーヤーにシュアーM44-7でステレオ盤ばかり聴いていたのでトーレンスでのモノラル盤を聴いてみたくなったのが本音である。
トーレンスはアウタープラッターを損傷し外してからイマイチ稼働率が低くなっている。本当は新しいものを買えば良いのだが6~8万もするしオークションで2万ぐらいで出ていたが実物を見れないのが欠点である。もっともアウタープラッターが無い方が回転時の歪みが少ないので見た目もいいし却ってこちらの状態の方が良いような気もする。
それとモノラルのオリジナルを殆ど買わなくなったのでモノラルの再生が激減したのも使わなくなった原因でもある。

確か前回使ったのは珍しく自宅オフ会を開いたとき以来だから2ヶ月ぶりである(汗) TD-124を買ってこれだけ使わなかったのは初めてである。
久しぶりに聴いたTD-124の感想は「ふくよかさ」である。音と音楽が豊かに鳴っている印象。Dualのプレーヤーは前回のブログでも書いたが かけた音楽が楽しく聴こえるのに対しこのTD-124は溌剌とした中にも豊かさ、余裕を感じさせる鳴り方をする。モノラル音源を鳴らしているのにステレオ再生しているかの如く音の広がりを見せるのはMK2の特徴 自分のは70000番台終わりのものなのでMK1のモノラル再生に特化したプレーヤーよりステレオ再生重視なのであろう プリアンプやカートリッジの違いがあるので純然たるプレーヤー同士の比較にはならないかもしれないが後段のパワーアンプとスピーカーが同じものを使っているのであながち間違えているとも思えない。

再生したのは50~60年代のオリジナルモノラル盤なので音源そのものが中域重視で現代の高域、低域を広げて再生する方向(録音)とは違うのでその辺りも影響しているのかもしれない。
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TD-124もオルトフォンのモノラルカートリッジをステレオ針に変えて聴いてみようかな こういう機械仕掛けのプレーヤーは日々使わないとご機嫌斜めになってしまう(汗)


話は違うが某オーディオコミュはジャズの話が殆ど無くなってしまった…PCやら部屋自慢やらそしてアクセサリー関連、映像関係(これはOKかな)やらで音楽の話題はたまに出てもクラッシックの話ばかり 考えてみるとオーディオ関係のコミュなのでこれが普通なのかも?でもキタサンには余り食指が動かない事ばかり そろそろ引き際かもしれない…。
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マイナー奏者 ジミー・ウッズのアルトは艶があって好きである。同じウッズでもフィル・ウッズの華やかさはないがこちらの方がジャズ本来のうねり、情念が感じられる。

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Commented at 2017-10-29 11:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by バジィー at 2017-10-29 14:55 x
TD124MK2と旧SME3009でしょうか?キャビもオリジナルデザイン?
売って仕舞ったら、良品をなかなか入手するのが困難なプレーヤーです。今はこの組み合わせだと、ショップ整備品で50〜60万ぐらいする。タンノイと相性が良いのでクラシックファンは欲しいでしょうね。まぁ、人気商品ですからプラッター無しでも安価で売らないことです。

当方はガラード301+SME3012/S2ですが、これの「押し」の強い音が良くも悪くもです(笑
Commented by kurama66644 at 2017-10-29 19:07
> もぐもぐさん こんばんは。

私も最近はいい加減でステレオ針でモノラル盤を普通にかけたりします。
聴こえ方は違いますが良い録音、盤はどちらでかけても良いですね。

あれ? LP12を買われたのですか?おめでとうございます。
自分はLP12を持っていた時はお飾りで真剣に対峙していなかったので駄目ですね。
今ならそれなりにきちんとかわいがってあげれると思っていますが もう買う財力がないなぁ~(汗)
Commented by kurama66644 at 2017-10-29 19:19
> バジィーさん こんばんは。

そうですねアームも含めると(SME3009S2)それぐらいするかもしれませんね。
聞くところによると ここ10年から15年ぐらいの間で高騰したとか…。

価値のあるものだと思いますがアナログオリジナルと同様 オーディオ機器も価値の捉えかたを間違えてきていると思います(個人的な意見ですが)

それじゃぁ安ければ言いのかと言う話でもありません。 便乗して本物でもないものに価値をあるように操作する一部の人達のおかげで変な事になる。これはオーディオ機器だけではなく全ての事にあてはまりますが… すいません何か関係ない方向にいってしまいました。

私もガラードのまっすぐな音は好きです。
Commented by akahanamizuki at 2017-10-29 23:57 x
キタサン こんばんは。

Peggy Lee のBlack Coffee(10吋盤)2曲目。I’ve Got Under My Skinのご機嫌な演奏に、あゝシナトラとベイシーの演奏もすっごいごきげんだなぁとLive At Suns(モノ・オリジナル盤)のA面を楽しみました。オリジナル盤は当時にタイムスリップさせてくれます。
(でもオリジナル盤でなくたって)
その後
ちょっとピアノも聴きたいなぁと、Bud PowelのRoost録音(1947年録音)の複刻盤を聴けばIndianaにブッとび、I should careに涙します。
(でもジャズじゃなくたって)
Budの後に、なお、格を落とさずテクニックも音楽も完璧、ミケランジェリのバッハ・シャコンヌ(1948年録音)。ピアノのまわりに音がおんがくが湧き上がり、こうべを垂れて聴くのみです。
(でも例えLPが原盤でなくとも)
高ぶった気持ちを鎮めるように、前者2人の巨匠を聞いた上でなお、更に品格を見せつけてくれるとすれば
George Enescu1929年録音のヘンデル・ヴァイオリンソナタ4番。SPからの複刻盤ですが、言葉もありません。素晴らしい演奏に心打たれます。
今日はこれで一区切りつきました。

良い音楽にオリジナル盤かどうか、録音年代が古いかどうか、ジャンルがどうかは全く関係ないと実感しています。(古くたって現代ソフトより上記のソフトはHiFiです)

PCかまい、アクセサリー、ルームチューニングをいくらしたって音楽になんの変化もないのに、夢中になっているということは音しか聴いていないということで、つまりは大した音はしていない・・・ということがバレていると思います
Commented by kurama66644 at 2017-10-30 20:35
> akahanamizukiさん こんばんは。

相変わらず文面に躍動感がありますね~(笑) とても楽しそう。音楽を聴いてそう感じているのですね。

私はオーディオを通して演奏を聴くとき演奏者よりそれを加工した人(エンジニアその他製作に関わりを持った人)のセンス、解釈などを見てしまいます。
そうなるとどうしてもオリジナル(最初に作った)に熱いものを感じセレクトする傾向にあります。もちろん再発盤でもオリジナルとは違う独自の解釈で上手く作られているものもありそれらは大事にしています。

オーディオの音楽は生演奏とは違います(当たり前ですが…) 反論はあると思いますがジャズは生演奏で聴かないと分からないような気がします。オーディオを始める前まではジャズ喫茶は除いて基本的に生演奏しか聴いてきませんでした。

生演奏しか認めない原理主義ではありません。オーディオを通した音楽も素晴らしいと思います しかしそこにはどうしても加工が入ります それならば加工の出来具合を見て色々評価してしまいます。

純粋に音楽の楽しさを味わうのに録音年代やオリジナル、ジャンルは関係ないのかもしれませんね。 キタサンはまだまだ邪心だらけです(汗)
Commented by akahanamizuki at 2017-10-30 23:08 x
キタサン こんばんは。再レス失礼します
全くおっしゃる通りで、ジャズもクラシックも生演奏の良さは格別です。奏者同士、奏者と聴衆に音楽を通じて気持ちのやりとりがある
ずっと音楽は作用しあい調和して奏でるものでした。音楽に接するためには人が集まる必要があった。しかし、今は演奏・録音時はPCを使い個人で作り、ヘッドフォンを使って1人で聴く。人と関わらなくても良くなった。オーディオ機器が音楽の在り方を変えたということでしょう。
私も出来うる限り発売されたフォーマットで、オリジナル盤で聴きます。違いは明らかです。装置が1950〜60年代のものなので、特にその時代のモノラル、ステレオは香り(笑)がでやすい。モノラルは当時の25μのモノラル針、ステレオは15μのステレオ針と分けて使います。発売されたときの決まりですから。70年代以降は楕円針を使いますしね。そうしないと香りも時代も空間も失いがちです(笑)。
SPは盤を削ってしまうから…と言う人もいますが、やっぱり蓄音器・サウンドボックス・鉄針で奏でてしまいます。針圧何重gかかってんだろうって感じですが音イインダモノ。
ただ、モノラルやSPのオリジナル盤は手に入れるのが大変。SPで長い曲を聴くのは盤を裏返すのが大変。交響曲では音楽に没入できません。
複刻LPはそういった場合に重宝しています。CDやハイレゾデータは何かが決定的に抜けてしまう(笑)ので却下しています。
ジャズでも、クラシックでも人が集まってギミックなくせーのでやる音楽の全盛期は過ぎていると思うのです。音楽業界は人を集めないでも良いようにコストを下げるように進化?してしまいました。
全盛期の偉人達・自分より遥かに高みにいる奏者や録音製作者・の美意識に少しでも自分が近づく機会を得られる。自分の内面がブラッシュアップされる。そんな事が出来るのはオーディオしかありません。
オーディオで聴いて直ぐ演奏を批評したり、音質をこねくり回している人は、奏者や製作者より自分が上だと思っている。
思い上がりです。その人より良い演奏も、良い録音もできないのに…。寂しい聴き方です。低レベルな自分に相手を引きずりおろしてどうする!。自分がより多くを感じる事が出来るようになって上がるべきなんです。
キタサンの素敵なレスに反応して再レスしてしまいました。申し訳ありません。
by kurama66644 | 2017-10-29 09:27 | オーディオ | Comments(7)

ジャズは好きです!


by キタサン
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