固い音そしてTD124MK2でのモノラル再生
このオーディオの師匠と言うのはこのブログでも時々登場するがキタサンが以前勤めていた会社で知り合ったベテランオーディオファイル Iさんである。
ただし現在はオーディオを趣味としておらず自ら演奏者として音楽と接している。若い時分は自作も含め色々な国内外の機器を試し弄っていたようでキタサンがオーディオを始めた当時はこのIさんに疑問な点など色々質問しその度に的確な答えが返ってき お世話になった。
キタサンが通常の?オーディオファイルとは違うトンチンカンな行動をするのが面白いらしく未だにかまってくれる(笑) 音楽ジャンルはそれほど拘らないが今は演奏する立場でキタサンのオーディオを見てくれている。ただしオーディオの話は時々するぐらいで どちらかというと世間話的な事が多く いわゆるオーディオオフ会とは別物である。
キタサンもオーディオとは少し離れた位置に立つようにしているが師匠が来られるとついオーディオ脳が復活し いい恰好をしたくなる。
おもむろに先日QUADプリに繋げ直したCDをかけてみるが反応は芳しくない…明らかに元気が良くなったが余り好みではないようだ(^_^;)
ビールから焼酎に飲みが進み(^_^;) さりげなくモノラル音源をかけてみる システムはケンウッドのプレーヤーに音のエジソンのモノラル針をMCミドルで受けてのものMCながら高出力2.5mvである。(本来MM受けでもOKなのだがちょっと貧弱なのでMC受けで接続していた)自分ではかなりガッーンとくる音が出ていると感じていたが 音が出るやいなや「カチカチの音、まるでCDの音」と一蹴されてしまった(^_^;) ジャズモノラルは直線的な音でドカーンときてこそモノラルだと思っているが余りにも固いガチガチの音のようである。 これはカートリッジのせい?と訝しがっていた。モノラルは止め トーレンスTD124にシュアーの針でステレオ録音を再生 心地よいサウンドが流れてくる。アナログ再生の面目躍如である。
モノラル再生についてはその後 話は出ず 雑談して夕方になり帰宅されたが 帰られた後モノラル再生をしてみたが確かにキツイ音であった(笑)
オーディオにはもうそれほど凝らないと考えているが今ある装置の中で組み合わせを変えて再構築してみようと思い、まずTD124をモノラル専用に、ケンウッドをステレオ再生専用に変えて見る事にした。
ケンウッドは復活した愛用のオーテクAT33EVの赤いカートリッジ、そしてTD124はオルトフォンCG25Di、ラックスマンフォノイコの内部トランスを介さずこちらは昇圧トランスをファインメットの物にし調整が難しいオルトフォンとの昇圧比を上手くマッチィングさせた。TD124はマーク2なので時期的にステレオ再生を意識して作られた物 モノラルには極力使いたくなかったがステレオ再生の旨味を残しつつ鳴る音はアタック感は減少したがまんざらでもない。このあたりは昇圧トランスの出来具合で色々変えられそうだが昇圧トランスもピンからキリまであり悩ましい所。