ステージの端で聴く

昨年11月に対向法なる変わったセッティングをして半年近く経った。春先 暖かくなってから元のように縦配置で通常の?セッティングに戻してみるかと当初考えていたが これはこれで中々居心地が良いので変えずじまいでいる。

この配置をしたのは縦配置だと左側の壁面収納を開け閉めするのにスピーカーが邪魔になる事も変えた原因である。それならば単に部屋の横配置にすればよいだけなのだがそうすると視聴位置が近すぎ 更には視聴する場所の後ろが壁面収納棚でこれまた邪魔になる…とまぁ専用部屋ではないので色々制約がある中の奇想天外な方法なのである。
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世の中色々なオーディオマニアが存在するがおそらくこのような配置 視聴位置で聴くマニアは殆ど存在しないであろう。
ある意味オーディオ的な概念を捨てない限り実践する人も少ないと思う。これは従来の仮想ステレオ再生を諦めれば気にならなくなる。演奏会場に行けば正面の一番近い席が特等席で値段も高いかもしれないが その会場の中に入っていれさえすれば会場の熱気、奏者の意気込みはどこでも感じられるとは思っている。現に偏屈なキタサンは いつも端っこの変な席で聴く事が多かった、ジャズ喫茶なんかは(演奏会場ではないが…)トイレの中の方が心地よいとさえ思った。
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有名なライブアルバム ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」※アナログプロダクツ180g重量盤   CDに負けず劣らず綺麗な音がする…が…
ジャズアルバムでも5本の指に入るぐらいの名盤と称され人気がある 既にマスターテープが擦り切れるほど再発されている。
当時の(今でもそうだが)ジャズクラブで熱心にジャズを聴く聴衆はそれほどいないと思う。熱心なのは日本人位?あとはお酒を飲みながら談笑する ジャズはそのBGM的な雰囲気の味付けに過ぎない。そこではジャズは「聴く」のではなく「聞く」程度なのである。余りにも不真面目な聴衆に嫌気がさしピアノだけを見つめて一心不乱に演奏していたビル・エバンス、夭折の天才ベーシスト スコット・ラファロは薬を買うためのお金欲しさに 控室で出演料(ギャラ)が少ないと不満タラタラ やけくそ気味にベースをブンブン鳴らしていた。その間に入っていたドラマーのポール・モチアンも 演奏前にギャラの事でゴチャゴチャ言うなよと呆れ顔…早く終わってくれないかなと仕方なくリズムを合わす… 実情はそんなもの 時として後世に残る名演、名盤の裏側には様々な事情、人間模様がある。 特にジャズはそんないい加減さが漂っているものなのである。 そんなジャズを「聞く」のに定位だ、音場だ、音質云々は無粋である 音だけを激しく、熱くするのも所詮観賞用のジャズだと思っている。

なぁーんて事考えながら「ステージの端の席」で白霧島を呑みながらへらへらして「聞いている」キタサンであった。オフ会では「聴く」ように努力している(^_^;)
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by kurama66644 | 2017-04-08 08:44 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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