ピアノの音

初めてジャズを聴く方にとってジャズは難解であるイメージはある。別に理解しようと思わないで素直に聴くだけで良いのかと思うがジャズの歴史、演奏形態、インプロビゼーションetc…と何やら難しそうな単語があると敬遠されてしまうかもしれない。

そういう中 楽器で見るとピアノやギターが親しみやすく皆どこかで聞いた事がある楽器であるように思う。
初めてのかたでもジャズのピアノトリオはより親しみやすいフォーマットではあるようだ(実際は奥が深いと思うが…)

今の家に引っ越してきて4年が過ぎたがピアノの音を頻繁に聴くようになった。隣人がピアノの先生で自宅でピアノのレッスンをやっている、もちろんその先生も毎日練習を行っているのでピアノの音はよく聴こえてくる。分譲マンションで壁が賃貸に比べて厚く出来ておりマンションの窓ガラスも2重サッシにされているようだが それでもピアノの音はハッキリ聴こえる。某日本の有名音楽、音響メーカーに在籍されているプロの演奏なので 毎日その音色が聴こえるのは得した気分にもなる(笑)
※演奏時間は節度のある時間帯でされている、通常はキタサン自体も仕事で部屋にはいないので休みの時に聴こえる。

このピアノの音というのは色々なアルバムでもその演奏者の独自の音がする。もちろんピアノの種類にもよって音の違いがありクラッシックの大家の方に聞いたのだがヤマハとスタインウェイ、ベーゼンドルファーなどそれぞれ違いが分かると話しておられた。キタサンはそこまで分からないが弾く人の運指で音色に違いが起きるのは当然なんだろうなぁという事ぐらいは理解できる。
それと生演奏で聴く場合とアルバム(レコードやCDなど)で聴く場合では又 聴こえ方が違ってくる。
たまたま50~60年代のジャズアルバム(アナログ盤)を聴く事が多いのだがピアニストの音色が特徴があり分かりやすいが これが80年代以降のデジタル録音に変わるとその音色がどれも似たような印象を持ってしまう。フレーズ等の癖で奏者の違いなどはかろうじて判別出来たりもするが音色は均一になっている傾向にあるようにも思う。
長年オーディオアンプを作っている方で録音も手掛けている方が似たような感想を述べていたので偶然ではないような気がする。実際演奏されている方の生の音を聴くとそれぞれ音色には特徴があるが… デジタルの便利さ、優位性は至る所で我々は恩恵を受けているが このようなちょっとしたところでマイナスの影響も与えている事は頭の片隅にでも置いておいた方がいいかもしれない。

セロニアス・モンクやデューク・エリントン、ヴァイヴ奏者でもあるエディ・コスタなどピアノが弦楽器である事を忘れるほどパーカッション的な打撃奏法で楽しませてくれる人もいる。 もう亡くなっているので生の音は聴けないがアルバムで聴く限りは他のピアニストと違うのは歴然としている。
ジャズオーディオマニアの部屋で彼らのアルバムを聴くとこれでもかというぐらい強烈に聴こえる(聴こえるように調整している) そのいくつかのオリジナルは聴いた事があるが更に物凄い音が入っている。それを再生して「ものすごい音が入っているから凄いアルバム」というのはオーディオマニアの音へのこだわりなんだろうと思う。そういう音へのこだわりはオーディオマニアに任せておくことにして肝心の音色が余り感じられない事の方が自分にとっては残念である。

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訃報続きで悲しいが今年2月にホレス・パーランが亡くなった。
ホレスは小児麻痺の影響で右手が曲がっている その為か変則的な奏法で演奏している。 来日した彼の演奏は1度だけ聴いた事がある、場所はピット・インだと思ったが今思えば全く不謹慎で鍵盤が見えるすぐそばで演奏していたので その指使い等 そちらの方ばかり見ていた…
人気のアルバム ブルーノートのアス・スリーのようなグイグイ前へ推し進める演奏かと思ったがアルバムで聴く印象とは又違っていた。
どうしてもためを作る奏法によりちょっと遅れ気味なピアノにベースやドラムが合わせてプッシュしているので通常のピアニストと違う運びになるようだ。
アス・スリー自体 ものすごく高額な値で取引されているようだがホレスの作品ではなくバンゲルダーの作品であると思っている。
実際のホレスの音色はキタサンの印象ではグレーの音色で個人的には余り好みではなかった。(好みでは無かったがしっかり握手してもらった(笑))
オリジナル盤信仰もある程度認めているが真実の演奏は又違う所にあるような気がする。

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by kurama66644 | 2017-03-27 19:40 | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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