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RIVERSIDEレーベルの最高傑作

ジャズの3大レーベルのうちのひとつ「RIVERSIDE」。エバンスやキャノンボール、モンク、ウェス等々名匠による名盤が目白押しである。
ブルーノートと同じく これでもかというほど毎年?再発を繰り返す、アナログはある程度落ち着いたと思うがCDによる再発は依然と多いように感じる。
昨今ではデーター配信のハイレゾなんかもオリジナルマスターとやらから高音質と銘打って作られているかもしれない。

最近のキタサンはレコード1枚プラスCD4枚位という組み合わせで購入する事が多い。レコードは万単位のものは もう諦めてしまった(笑)
そういう中 先日ユニオンへ寄った時 ふと手に取ったCDがあった。
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モンクス・ミュージック。57年リバーサイド録音、モンクのピアノにホーキンス、ブレイキーなど大御所を迎えコープランド、ジジ・グライスといぶし銀のアーティストを揃えた意欲作である。

このCDは昔所有していたがモンク自体余り好きではなかったので殆ど聴かずに売却した記憶がある。もっともその頃はミニコンポでしか聴いていなかったので音的にどうこう評論できる環境でもなかった。
ちょうど1年半前にリバーサイドレーベルコレクターの第一人者、古庄さんと写真家の中平穂積さんのトークイベントに参加したのだが その時 古庄さんも中平さんもリバーサイドで これはと思う1枚はどれですか?と司会者に聞かれ 両者とも このモンクス・ミュージックを挙げていたのが印象的だった。
もちろん個人の好みも多かったかと思うが打ち合わせなして 両者同時に質問し せーので挙げたのがこのアルバムだったのにはこの会場にいた皆がへーっと驚いたようだ。司会者がエバンスやバリー・ハリス辺りではなく なぜモンクなのか更に聞いていたが 二人ともニコニコ笑いながら「やはり良いんですよ~」としか答えてくれなかった。

まぁその時の記憶が蘇り 改めてこちらを聴いてみようと思った次第である。
帰宅し改めて聴いてみたが 昔聴いた時の印象とはだいぶ変わり 第一印象としては聴きごたえがある!という感じであった。
しいていうならばジャズ版交響曲といったところか? ジャズのノリも残しつつ小人数ながら重厚なアンサンブルで音的にも結構いける感じである。
まさにモンクの音楽 モンクス・ミュージックで オンリーワンの存在である事がよくわかる。
それでもキタサンは やはりモンクは馴染めないのでアナログではなく そしてオリジナルでもない この中古CD 600円…で充分である(笑)

今回購入したのは他にCD3枚とヨーロッパ特集をやっていたので2千円相当のアナログ盤enjaの1枚をゲットした。
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ウェスのフル・ハウスはオリジナルで聴きたかったが今のキタサン改造CDプレーヤーでも十分楽しめたので もうオリジナル探しは止めようと思う。

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こちらのアナログは先の古庄さんと中平さんが これはの1枚!に選出するのでは?と期待していたが予想が外れてしまった(^_^;)
それでも各人 そのベスト10に入っていたようで納得の1枚である。キタサンも このアルバムは再発盤だが これはオリジナルで欲しいと思っている。
相場的にはモノ、ステレオ 4~5万位するのかなぁ? 以前であれば頑張ったかもしれないが今は もう無理してでも買わないような気がする。

by kurama66644 | 2016-12-18 10:25 | CD | Comments(0)