音楽を奏でる

「音楽を奏でる装置がオーディオである」

出来るだけ元の音を聴いてみたかった。奏者が奏でる音楽を録音した時 その奏者の興奮、勢い、活力、思い etc…それは色々な加工が入る前の方がより伝わると思ったから。それには演奏が忠実に再現できる装置が必要と思った。出口であるスピーカーはモニター系を使用、アンプは高解像度、高精細なもの もちろん自分の財力の範囲内での事なので高価な物は買えない。CDなりアナログのプレーヤーも同様に正確さを重視してセレクトしたつもりである。

機器だけではダメである 肝心の音源も重要だと思った。必然的にオリジナル探索の道を進んで行った。

録音の素のままを再現 良い録音は良く 悪い録音は悪く 包み隠さず素直な表現。 変な音も心地よい音も聴こえる 臨場感溢れる再生音…と理想はこんな感じであった

「オーディオは部屋だよね」…という声も多く聞こえてきた。それでは狭い 普通の住居ではオーディオ再生はダメなの?

「色々な部屋のオーディオを見て、聞いて オーディオの腕を構築していかねば」…という声も聞いた。参考になる事もあるのだろうが しょせんは他人の部屋、他人のオーディオ機器、他人の感性… 自分とは全て違っている。 分かる事はその人の生き方ぐらいか? オーディオとはちょっと違うような気がする。

「ジャズは勢い、熱さ、迫力」…これも聞いてきた。ジャズ喫茶の音、メディアが喧噪するジャズのイメージ、ジャズオーディオマニアの声…大型のスピーカーを善しとする風潮。 これは言わんとすることは分かる、ただし物理的条件をすべてのジャズファンが満たせるわけではない。ジャズファンでも馬鹿でかい音が嫌いな人もいるかもしれない?(いないかなぁ(-_-;))


先日 久しぶりにこのアルバムを聴いた。
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古い録音、中間派のトランぺッター、モノラル録音、 今のシステム Minima+QUADになってから聴くのは初めてである。

何とも言えない心地よさを感じる。以前はプチパチ音も相まってバップ以前の中間派の音 モダン以前の音ということで多少古めかしさを感じていたが今はそんな感じは微塵もない。ただただその音色に聴き入るだけ。 Minimaから放出される音は帯域も狭い、更にモノラルなだけにこじんまりとしているが音では無く音楽に浸る感じである。 10年間オーディオを行ってきて初めて感じるこの感触。必要以上の機材もアルバムも特別な部屋もそれほどいらないとさえ思った。

能率の低い ミニコンポと大して変わらない大きさのMinima. オモチャの様な外観で中身はスカスカのシンプル構造QUADのアンプ、手を加えていないごく普通の部屋空間、10年目にして音から解放され音楽を聴けるようになった瞬間である。同時にオーディオという趣味からも解放された…。

レコード集めはまだ少し続けようかなぁ… オーディオいじりは引っ越しなどで環境が変われば いじるかもしれないがこの先どうなるか…
そうそう真空管アンプだ! これはオーディオ歴10年なので節目として試してみたい気がする ただしお金があればの話(笑)

それよりフォノイコやラックスマンのプリアンプの修理が先か? 修理した後は必要な人の元に旅立たせよう。アクセサリー関係ももう必要無くなって来た。



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Commented by tempo at 2016-09-18 10:59 x
こんにちは、私も殆どオーディオは完成していてこの先機材を大きく変更するつもりは無いので今からは単純に音楽そのものを楽しむ感じです、古い機器もあるので維持するのは大変そうですが、もともとオーディオは何でも良く、単なるレコード好きに過ぎなかったので原点回帰ですね。

Commented by kurama66644 at 2016-09-18 12:03
> tempoさん こんにちは。

オフ会で参考になったのは音やオーディオ機器そのものより 生き方、情熱のかけ方などのシンパシーを得られる事がある事でしょうか。でも殆ど 自分とは違う世界の人ばかりだなぁと落胆する事が多かったです(笑)

当初考えてもいなかった機器との出会いはめぐり合わせなんでしょうね。
音源も大事ですが 機器も大事だと最近考えるようになりました。性能が良い、高価な方が価値があると以前は多少なりとも考えていましたが 今は半分は合っていて半分は違っているという感想です。

人は結局 本当に好きなものに原点回帰するのかもしれませんね。
Commented by senriyan at 2016-09-19 08:35
キタサン、こんにちは。
私はこの夏から、真空管のダイナコのプリメインアンプを使っています。憧れのビンテージのアンプに比べると値段が非常に安かったのです。
が、弁当箱みたいでみてくれも相当悪いです。家を訪れた人にカッコ悪いとも思いました。ただ、古い盤をかけていると、しっくりくるようです。
今は、アンプのスイッチを入れ、頑張ってるねという思いで聴いています。
Commented by kurama66644 at 2016-09-19 11:49
> senriyanさん こんにちは。

ダイナコの真空管アンプなんて 流石渋めのチョイスをされる。

まぁ価格なんて色々な要素で決まるので安い高いはそれほど気にしなくもよいかと思います。
ヴィンテージはメンテナンスが大変で 構造自体はシンプルなものが多いですが部品等手に入り難くなっていますから それさえクリアできれば昔の盤なんてとてもよく鳴ってくれると思います。 私も頑張って鳴ってくれるなぁと機器に感謝しながら音楽を聴いています。
by kurama66644 | 2016-09-18 09:15 | オーディオ | Comments(4)

ジャズは好きです!


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