プリアンプ選びの難しさ
こちらのお店は当ブログによくコメントをいただくSさんからも紹介されていて行くのが楽しみであった。
店内はボーカル、ピアノ、サックス等の楽器別、それとレーベル別、ヨーロッパ盤などと別れており順に眺めていった。
オリジナルは「original」のスタンパーが押され初心者にも分かりやすいようになっており盤質、ジャケットの品質等も当然ながら明記されていた。
ユニオンもそうだが実物が手に取って分かるのは実店舗の最大のメリットだろう。都内にある近場という有利さもあり感謝しなければいけない。
ところで店内から流れてくるジャズは何と あのMinimaスピーカーからかかっている。そうキタサンも所有のソナスのMinimaである(笑)
マッキンのプリとパワーアンプから奏でるジャズはMinimaの音とは思えないぐらい よく歌う。 しかもポン置きの様な感じ?でマニアがセッティングがどうのこうのと言う神経質な事はお構いなし、それでもよく鳴っている。
ジャズでMinimaなんて まずそんな人はいないと思っていたら このようなジャズレコード専門店で使っているとは何かうれしくなってしまった(^_^;)
30分ぐらい色々レコードを散策し3枚ほど購入した。
レジでMinimaの事を店主に話すと知り合いから購入したらしい 最初は鳴らなかったがパワーの大きいマッキンを使い鳴りはじめたと話してくれた。
こういう能率の低いスピーカーこそ大容量のアンプで鳴らし切らないといけないとの事、なるほど自分もQUADの形は小さいが力のあるパワーアンプにして押し出し感が違ってきたので納得である。
プリアンプ選びは中々難しいとも話されてジャズに人気のマッキンは万人向けの音作りになって ある種 扱いは厄介であると意味深の言葉を言っておられた。
キタサンが「最後のプリアンプ」と称したCROWNのプリを使っている事を言うと 驚かれていた。このアンプは安いがジャズにはものすごく良いと褒めてくれた。一般的に音、音質の良さは価格に比例する?がCROWNは別格のようである。(CROWNのアンプは安いのである) 更にはターンテーブルで西ドイツのDualを使っている事を話すと こちらも一般の人は見向きもしないがよいプレーヤーであると言ってくれた。通常は60Hzのものがいいが関東方面では50Hzに変えるので若干 音が悪くなるそうである、オートチェンジャー機能を外した方がもっと音が良くなるそうだ。なるほど なるほど でも自動の方がキタサン的には便利なんだけど…。
おそらく お世辞も入っていたとは思うが それでも自分の使っている機械を褒められるとうれしくなる単純なキタサンである。
機器は高ければいいわけではないと話されたが こちらは本音であろう。いまやオーディオは高額製品のオンパレードでオーディオ店もターゲットをお金持ち相手に絞っている、高価格=高性能=良い物 という図式がオーディオマニアの中では浸透しているので店主のように長年ジャズ、オーディオに精通されている方の言葉は重い。
こういう事を言ってくれた方は 他には時々おじゃまする(最近は行っていないが…)Yさんぐらいであった。
高額製品を全面否定はしない。高くても良い物は当然あるし そうでなければいけないと思う。しかし現実は玉石混合で 良い物を見抜く目 (ここでは音か?)が必要である事は確かだ。 でも高い物は良く見えてしまうんだよなぁ~(笑)
購入の3枚 いづれもステレオ盤
ダイレクトカッティング盤だが音がいいんだか悪いのかよく分からない…とても綺麗な音なんだけど何となく線が細い感じがする。
行って来ました(笑) 私にはちょうどよいスペースと居心地でした 雰囲気ありますねぇ~。
価格も良心的だと思いますし、盤質などの状態も中々良いと思いました。
流石にジャズやオーディオには詳しいですね、為になります。
なるほど買付の前日辺りがねらい目なんですね、了解しました。