英国のアンプ

オーディオ機器に関して音への影響力が強いのがプリアンプだと思っている。そしてアナログ再生に限って言うならばプレーヤーが一番影響力があるように思う。

音での変化はスピーカーが一番ハッキリ分かるかもしれないがあくまでも外面だけで内面はアンプ、特にプリアンプの質による変化が大きいような気がする(個人的に)

最近のスピーカーは能率が低い物が多いせいもありパワーアンプの出力の大きさで強引に鳴らそうとする傾向が大きい。
以前 オフ会を頻繁に行っていた頃 とある外国製のパワーアンプを何台も繋げていた人がいて「パワーよりトルクが重要な気がする」と余計な事を口走ったら気を悪くされた(^_^;)
その頃はまだまだオーディオ初心者だった事もあり素直な感想(笑)を言ってしまったのである。部屋がさほど広くない防音もない部屋なのに鳴らし切れないだろうと思ったからだ。

オフ会が終ってからもメールが来て「パワーだけで購入したわけではなくトルクも重要な事は分かっている」とお叱りを受けた。要は音量を最大限に上げれなくてもパワーに余裕があると小音量でも余裕のある?音が出るということらしい。大きなスピーカーだからと言って無理やり大容量のアンプをこれ見よがしに揃えて使っても それは単なる機器自慢のような気がすると思うのは 今も変わらない。

それ以来 オフ会では人様のシステムの音質や機器評価するのはタブーである事が分かってきた。元々個人的な趣味であるオーディオなのだから音が良い悪いの感覚も人それぞれで他人が評価するものではないのかもしれない。2年ぐらい前にキタサン宅に来られた人も今のキタサンの音を聴いて「何これ?ノイズも多いし感覚変わった?」と言われるかもしれない。個人的には今の方が好みと思っているのでそれでいいと思っている。基準の無いオーディオという趣味なのだから…。

話はアンプに戻るがプリアンプIC-150を購入した時、実はパワーアンプも購入していた。英国 QUADの405というアンプである
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現在オーディオデザインという国内のガレージメーカーの物を使用しているが価格の割には高性能でどちらかと言うと業務用に近いのかと思う。IC-150のクラウンもアメリカの業務用音響機器メーカーでもあるので時代は違っていても このプリとパワーの組み合わせで意外とマッチしておりQUAD405のアンプは未だ使っていない。

パワーアンプは個人的にはそれほど重要視しておらず現所有のオーディオデザイン製で十分であったが上流から徐々にビンテージ化しており下流機器であるパワーアンプもその時代に合わせてみようと思い購入に至った。デザインもアールデコ調のシンプルで小型なのもよい感じである。スピーカーも同じ英国製のモニターオーディオのものである。

ジャズを聴くのに英国製のアンプ?かと思われるかもしれないが影響力のあるプリがアメリカ製 結構大ざっぱな明るい音の傾向がする。ジャズは哀愁を伴った憂いが必要とも思っているので明るいだけではダメである。それを抑えているのが永世中立国であるスイス製のプレーヤーと戦争放棄国?の日本のフォノイコライザーである(笑) ジャズ喫茶歴が長いキタサンではあるが何もジャズは爆音でガンガン鳴らすだけの音楽ではない、ある程度の音量は必要であるが品位も必要である(本当か?(笑)) およそマッチしないであろう?アメリカとイギリスの組み合わせ どうならことやら???

そこでようやく試してみる事にした。

「アレアレ…?音がしないぞ!」いきなり故障?不良品? よーく調べてみるとこちらパワーアンプにも出力レベルのダイヤルが左右に付いており そちらが0になっていた(^_^;) どうりで音が出ないはずである… 気を取り直して左右のレベルを徐々に上げていくと 「オーッ音が出た」(笑) 一安心である。

しばし視聴中…

何かものすごく元気である(^_^;) 今まで孤高の英国スピーカーが同胞(同じ英国製)を得て元気が出たのか?よく分からないが元気でなのである…
和文の説明書が付いていたので読むと何やら「カレントダンピング出力回路」なるものを搭載しているらしい。小出力アンプ部分とハイパワー部分の両方の特性を結合しクォリティの高い音を出す機能のようである。昔の機械ながら流石 音楽の国 英国である。

要は音楽に対する味付けで 日本が塩で繊細な調整をするのに対し 米国は砂糖やケチャップ?でどばーっと大味な調整、そして英国はペッパーでサラーッと刺激を与える。こんな感じであろうか ※キタサンの独断と偏見です(笑)

スピーカーと違い 音の変化を感じにくいアンプ、しかもパワーアンプであるので これはじっくり聴いてみないと分からない。
しばらくしたら 又 インプレなどしてみようと思う。
しかし これだけは言える。QUAD405から出る音で部屋の空気感が変わった。中々楽しみである。


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Commented by モア at 2016-01-02 16:04 x
キタサンこんにちわ
偶然ですね。僕も今日からクォードで音楽を聴いてます
20年以上前に聞いていたのがクォードとロジャースで
品があってもジャズを上手く鳴らしてくれる英国の
組み合わせが大好きです
USスピーカーのようにガンガン鳴らすのも魅力的ですが
年とともに上品な音に戻っていくような気がします
本当に良かったのはrogers5/9とPM510を20年以上
保管しておいたこと。レコードと同じで美品は欲しい時に
出てきませんから
では今年も楽しく読ませていただきますので
よろしくお願いいたします
Commented by O at 2016-01-02 16:48 x
プリの存在も重要だと思います
されどシステム全体的「アクセサリーも含めて」の組み合わせが一つの方向性「自身の好みに向っての方向性」じゃないとダメな気もします

単純に音が良いからと組み合わせて入り口から出口までの方向性が合ってないと、何か変だなぁ~「良い音楽再生に感じない」と思います

まぁ私の感性範囲の判断ですけれど(^^;;

人それぞれですから本人が良いと思ってれば、構わない事でもあります、笑
Commented by ばけぺん at 2016-01-02 17:43 x
キタサン、こんばんは。「パワーよりもトルク」間違いありません!記事を拝見するとたびたび舌禍事件を起こされている(笑)ようですが、正しいご指摘と思います。増幅率がどのくらいかは機器の兼ね合いで重要でしょうが、コンサートホール並みのお部屋の方以外、僕には何百ワット級のパワーアンプの必要性が皆目わかりません。フェラーリで渋滞に突っ込んでいくみたいですね。そりゃ確かに目立ちますが。
ところで以前、プリアンプに比べてパワーアンプの違いがよくわからないと書いたのですが、最近、真空管アンプを自宅試聴したところ、やっぱり結構違いを感じました。クォードのアンプは音を聞いたことはありませんが、シンプルな佇まいが素敵ですね。
Commented by kurama66644 at 2016-01-02 18:14
> モアさん 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

英国のアンプは初めてです。中々奥が深そうですね。がぜん興味が湧いてきました。

ロック好きの友人が結構多いのですがジャズとは違う激しさがこのアンプにはあるような印象を持ちました。ブリティッシュロックが似合う感じです。

私はジャズ喫茶歴が結構長いので その反動か あからさまなジャズにはちょっと辟易している部分もあります。 ジャンルを問わず音楽と言う視点からすると英国は音楽先進国という感じでしょうか。
Commented by kurama66644 at 2016-01-02 18:19
> Oさん こんばんは。

入り口から出口まで一貫しているOさんは凄いと思っています。

ただキタサンはまだまだオーディオ初心者です(笑) 色々試してみたいのです。

暖かい目で見守って下さい。
Commented by kurama66644 at 2016-01-02 18:30
> ばけぺんさん こんばんは。

ついついオフ会では その後も素直な?感想を述べて相手の気持ちを害した事がありました(^_^;) 以降は口数も減ってきましたけど…

影響力のあるのはプリアンプなのは今でもそう思いますが 今回の英国パワーアンプ、たたずまいと音の出る雰囲気で部屋の響と言うか感じが変わったような気がしました(本当に)

直接的な音の変化というより先ほども書いた たたずまいでしょうか。

又 その後のレポート書こうと思います。
Commented by モア at 2016-01-02 19:10 x
>>英国は音楽先進国
いつの間にか高性能なオーディオ機器が主流となってしまいましたが、僕自身7、80年以前の機器が好きです
英国の機械はデコラとロジャースとガラードしか持っていませんが以前は色々と聞きました
メインで使っているUSスピーカーも良いのですが音楽を楽しむという意味では80年以前の英国オーディオの方が安心できますね
Commented by kurama66644 at 2016-01-02 20:34
> モアさん こんばんは。

まだ聴いてそれほど時間は経っていませんが 何かが違うようです。

パワーアンプに関してはオーディオを始めた時から日本製しか使った事が無かったのですが
今回の英国の物は心の琴線に触れる音を出してくれます。

全ての英国製がそうとは限らないと思いますが 世の中にはまだまだ自分の知らない世界?があるのだと痛感してしまいました。
Commented by 明太れこすけ at 2016-01-02 22:06 x
キタサン、こんばんは。
昨年末からサブシステムのアンプの調子が悪くなったので(真空管のプリメインですがバチッという音とともに煙が出ました、電源を入れ直すと普通に聴けますが、時々こうなります)、いろいろ物色している最中でして、ちょっと値段の張るマッキンのアンプを家族会議で申請したら却下されてしまったので別の候補を探している最中でした、ちょっと興味があるので次回レポート楽しみにしています。
Commented by kurama66644 at 2016-01-02 23:24
> 明太れこすけさん こんばんは。

英国のスピーカーは日本でも人気があるのにアンプは今一つのようですね。

おそらくですが米国や日本のものとは設計思想がまるっきり違っているから受け入れないのかと思います。

パワーアンプと言いながらものすごく小さいです。現代のデジタルアンプは別として余計なものを付け加えない、そして一見不要に思えるものが付いている。これはSMEの昔のアームのケーブルなんかもそうですよね。(左右太さが違っているなど)ただこれには意味があったりします。

中々興味深いです。
by kurama66644 | 2016-01-02 13:34 | オーディオ | Comments(10)

ジャズは好きです!


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