アナログブームは一過性?

「近年リバイバル・ブームの兆しを見せているアナログレコードは、音だけではない、ファッション性・インテリア性の高いアートワークや、まるで書籍を手に取った時のような質感も魅力の一つであり、注目を集めている」 
このような記事がネットにあった。この手の記事は私のブログでも何度か取り上げてきたと思う。その度に否定的な意見を述べた。

72年頃からのデジタル録音、82年のCD発売とアナログ→デジタルと移行して現在に至る。
デジタルは利便性や保管性など優れた所が沢山あり その事に対しては否定はしない。ファッション性やインテリア性で買うにしても場所取らないのか?ただでさえ特に都心は部屋が狭いし(金持ちは除く(笑))邪魔でしょうがないのじゃないか?


又 こういう記事も載っていた。「同じ録音のアルバムをCDと、レコードを聴き比べた時に違いにビックリした。(プレイヤー以外は同じ機材)レコードで聴くほうが、目の前で演奏しているかのように思えた。CDはまとまりすぎていて面白みにかけるように感じた」

どの程度の聴き比べをしたのか…?有名盤のCD化は毎年のように行われ もはや原型がないほど元の音源とは変わっているものもある。下手なアナログの再発盤よりCDのほうがむしろ良い物も多いと思うのだが…。アナログは製作された年代や個体差が大きいので単純には比較できない、個人の感覚の問題もあるし…アナログの方が温かみのある音がすると言われているが…本当なのか?少なくてもそんな感覚で聴いた事はない。何でもかんでもアナログの方が柔かく温かみがある音がするなんて違うような気もするのだが…

料理の素材と同じである。同じ年代、時期に取れたものでも味や風味に違いはある、必ずしも同じではない。天然素材ではなく加工品の方が良かったりする場合もある。
調理する器具にも関係するが素材の質は重要だと思っている。あとは個人の味覚、こればかりは慣れと嗜好性、百人百様。

アナログ再生は長い年月を経て工夫しながら歩んできた、デジタル技術も日々進化してアナログに追いつこうとしている。しかしながらアナログも少しづつながら進化しているようにも思う。お互いの足りない部分を補うようにアナログはデジタルの良い所を、デジタルはアナログの良い所を取り入れて進化している。

そのような進化は当然の成り行きだと思うが個人的には平均化してつまらなくなるような気もする。

音楽が娯楽として大衆に支えられてきた時代は終わり個人の物となってきた、現代はその嗜好性も人それぞれで各自好き勝手な事をやっているのでブームそのものが一過性のもので長くは続かないのだろうなと思う今日この頃である。


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サボイでのモーガン初リーダー作。オリジナルの赤ラベルではないが多分セカンドぐらい?甲高いほどのトランペットの響が聴こえてくる、モブレーのテナーもゆったりだが太い。かってJBLの大型スピーカーでリッピングしてのDSだったかCD再生だったか忘れたがその時 聴いた音とは違っている。再生する機器の大小、優劣ではなく元の音の差によるもの。盤質にもよるが結構ザラザラした感触に聴こえる…CD再生している人が聴くと違和感を覚えるかもしれない。ただこちらの方がジャズっぽい(笑)


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Commented by ばけぺん at 2015-11-09 20:34 x
キタサン、こんばんは。
アナログブームといっても数年前と比較してのことで、絶対多数はこれからもどんどんダウンロードメディアに進むでしょうね。
私自身は最近、アナログを始めてオーディオ的には実に楽しいと思いましたが、レコードを買おうと思うと新譜が圧倒的に少ないし高価すぎます。かといって、中古ソフトだけでは本格的なブームにはならないでしょう。
文中のレコードとCDの比較については、実はCD登場時にも同じことがあったのではないでしょうか。その当時は支持されるメディアが逆だっただけで。貧乏学生だった私はCDを聴いてそのクオリティにたまげました。今、ポータブルプレーヤーでCDを聴いている人がレコードを聴いたら驚くと思います。
個人的には、それぞれの嗜好に合った聴き方が楽しめる現代は恵まれていると思ってます。
Commented by kurama66644 at 2015-11-10 20:11
> ばけぺんさん こんばんは。

おっしゃるように ここ数年の事との比較なんでしょうね~。

私もアナログは見て触って聴いて楽しいと思い 続けています。

音楽、オーディオ業界が縮小の一途をたどっているの中 盛り上げようとしているのに それに水を差すような事を言っちゃいけないですね、反省です。
by kurama66644 | 2015-11-09 10:08 | オーディオ | Comments(2)

ジャズは好きです!


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