人気ブログランキング | 話題のタグを見る

所有する音楽

BLOGOSというブログコンテンツの中で「誰もが音楽好きという時代の終焉」という記事が載っていた。
内容的には元ソニーエンターテイメント社長のインタビューで音楽の時代が終わっているという話からその内容を検証する記事であったのだが CDやLPから出てくる音だけで楽しめる世代は結構限定しつつある事や映像がそれにとって代わるなど色々書いていた。

記事主さんは ~離れという現象は「コンテンツの私有」で説明できると言っている。
自分だけの物が欲しいという欲求で比較的手軽だったのが音楽でありかってはLPやカセット、CDだった。そしてそれを再生する装置が必要だがどうしても家具調の大きい物でしかない。その装置ですらだんだん小型になって高性能になってきた。
ラジオからテレビへと音から映像へと流れは変わったきたが その映像というコンテンツもスマートフォンの普及とクラウド化で個人の手軽な私有化が加速してきた。

私有化出来るコンテンツで音楽以前は書物があったがこれも電子化がなされてきている。いずれにしても簡単に私有化できると それが達成された段階で安心してもう見ない、聴かないという事が起きるのではないかと思っている。昔ビデオデッキが出た時片っ端からテレビ映画をダビングしたのはいいが殆ど見る事が無く貯めとくだけだったように…。

以前CDの枚数が4~5000枚ぐらいあった時 買ったのはいいが聴かないCDが殆どだったような気がする。書籍にしても可動式の本棚を3つぐらい置いてあり作者順に並べて整理はしていたが繰り返し読む本は これまた殆どなかったようなような…。

書籍も読まなくなったものは処分し、CDも殆ど売却してしまった。LPだけは微増であるがTD124のプレーヤーを買ってからLP自体慎重に買うようにしている。安いからといって安易に買わなくなった、もちろんオリジナルだから即買うという事もなくなった。テレビは無いので映像も見れない、パソコン上でユーチューブなど動画は見れるが時々眺める程度。 現在 家でBGM的に音楽を流さないでいる状況である、しかし無音では無い!生活音が聞こえてくる、さらに耳を傾ければ自然の音も聞こえる それをBGMにしている。まるで隠遁生活をしているようなキタサンではあるがジャズでは音を 珈琲で香りと味を 絵画とLPジャケットで映像美を楽しんでいるのであった。
所有する音楽_b0323858_10555157.jpg
所有する音楽_b0323858_10560683.jpg
所有する音楽_b0323858_10561510.jpg



by kurama66644 | 2015-07-12 11:04 | Comments(0)