ステレオなのにモノラルの音がする

先週からトーレンスTD124Mk2にシュア―M44-7のカートリッジを付けて聴いている。

このTD124Mk2はステレオ録音専用機として使っているが どちらかと言うともう1台のモノラル専用機TD124Mk1でモノラル盤を聴く方が多かった。
50,60年代のオリジナルを集めているキタサンとしては 時代的にどうしてもモノラル盤に片寄ってしまう。
もちろん50年代終わりからステレオ録音に時代は移っていくのでステレオ録音の物も良い盤はいくらでもあるが どうしてもモノラルが中心になる。音の重層感と勢いがこの時代のモノラルには多分に含まれていると感じているからである。これは私の視聴環境も関係するかもしれない 部屋が7畳ぐらいで台所とつながっているとはいえ間口が狭いので(ウナギの寝床(笑))音の逃げ道、抜けが少ないのである。そうして視聴位置に音が押し寄せてくる これがモノラル音源だとシックリくるのである。

その反面 音場の展開を重視するステレオ録音だと空間の狭さがスケール感を損なってしまう。それでもTD124Mk2を購入してから絶妙なステレオ感が狭いなりに展開でき更には重心が低い音を出すのでビックバンドやオーケストラ等大人数の編成物を避けていたが聴くようになってきた。


話はシュア―M44-7に戻るがこれが実に楽しくなる音がする。聴いていると頬が緩みニヤニヤしてくる、おそらく他人が私のこの顔を見ると変質者ではないかと思うかもしれない(笑) 実際 レコードを聴く時間が長くなった。

実は今 ステレオ盤を再発も含め 全て聴き直しているところである。これまで再発とオリジナルの違い等 比較視聴しこのブログでも記事にしたが基本的にはオリジナルの方が良いか好みであるケースが殆どであった。ところが再発盤であっても何故か楽しくなってくる。もちろんオリジナルと再発盤の音の違い等はシュア―のカートリッジに変えたからと言って分からない事はない、違いはあるのである。何故か?それはステレオ盤なのにモノラルの凄みが加わった音になったからだと勝手に解釈している。カートリッジ解説によるとM44-7はモノラル兼用と書いてある。針の太さはオルトフォンのように1ミルの太さは無く0.7ミルだが縦の動きをある程度キャンセルする擬似モノラルカートリッジに近いのだろうか。

モノラル音源を専用のモノラル針で聴いた衝撃は忘れられない。それ故アナログに回帰したと言ってもよいぐらいだ。更にそのモノラル音源の元の音はどんなものだろうと?オリジナルと再発の聴き比べ、音源重視の道を進んできたのだが今回M44-7を付けてから これほど音楽に没頭できるのはオーディオを始めてからまだ8年ぐらいだが初めての事かもしれない。

シュア―のカートリッジ一つで全てが変わったわけではないが試行錯誤しながら組みたて中のジグソーパズルが ある一つのピースをはめた事により分からなかった他のピースも次々に分かり組みあがってくる、その一つのピースがシュア―のM44-7カートリッジのような気がする。

ここまでベタ褒めしてきたが あくまで自分がよく聴く50~60年代のジャズで盤も比較的丈夫なその時代のものには合っていると感じたが はたして現代の録音や他のジャンルの音楽では「????」という感想を持つ方もいるかもしれない。

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喜びを運ぶ くちなしの花に続いて 今度は幸福の木として有名な「ガジュマル」です。シュア―のカートリッジとは関係ありませんが…

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by kurama66644 | 2015-07-08 20:10 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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